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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

フェデラー引退~時代の終焉~

federer14.jpg

もう皆様、報道等で聞き及んでいるでしょう。
テニス史上の至上の氏、ロジャー・フェデラーが引退しました。

つい最近、別の氏の引退記事をアップしましたが、こんなに早く本物の氏の引退も記事にすることになるとは。
いや、もちろんコールシュライバーが偽物ということではないですが。
当ブログで氏といえる選手はフェデラーとコールシュライバーですが、
(男子シングルス限定のブログなので対象外となってますが、敢えてもうひとり上げるならば国枝慎吾でしょう)
その二人が立て続けに引退を表明するとは何の因果でしょうか。

当ブログのタイトルはご承知の通り、正にフェデラーを冠していますので、私にとってもその感慨はひとしおです。
まずは2005年にデータサイトの方を始めまして、その時のタイトルは「レンドル最強説」でした。
その後、2006年に日々の雑記を書くためにこちらブログを開設しました。
その当初も「フェデラー最強説」という名前は付いてなかったと思います。

「フェデラー最強説(仮)」というのがデータサイトの方の1コンテンツとしてあり、
現役選手の情報のみを表にしてやがて来るフェデラーが最強になる時代を見届けようということでした。
そして想像以上の強さで、あれよあれよとフェデラーはテニス界の記録を塗り替えていき、
当サイト及びブログの正式タイトルも「レンドル最強説&フェデラー最強説」となりました。

このように、当サイト、当ブログはフェデラーと共に歩んできたことになります。
ナダル最強説、ジョコビッチ最強説をタイトルに付けるか否かで悩みもしましたが、
タイトルとは裏腹に、私は多くの最強選手を容認していますので、厳密にはレンドル達最強説&フェデラー達最強説になるわけです。
数字の上ではフェデラーを上回っている箇所もあるナダルとジョコビッチですが、この2人を作ったのもまたフェデラーだったといえます。
そしてもちろんフェデラーしか持っていない記録が多くあるのも事実で、結論としてフェデラーはいつまでも最強であり続けます。

フェデラーという選手には本当に多くの衝撃、感動を与えさせられました。
試合そのもののパフォーマンスがやっぱり一番ではありますが、コート外でも間違いなく最高の選手だったといえます。
ここについては、フェデラーを最強であるだけでなく最高の選手であると言わしめる大きな要因で、
他の最強選手を大きく凌いでいる部分であったといえます。

まだ若い頃のナダルが飛行機に乗り損ねて飛行場で立ち往生しているのを、
たまたま通りかかったフェデラーが見かけ、自家用機に乗せてあげたというエピソードは
当時の記者たちの衝撃だったようで、かつてのトッププレイヤーがこんなことをする姿は想像できないといわれたものでした。

トップアスリートで自分以外に興味のない例は多いでしょうが、フェデラーはテニス界の他の選手にも目を配っていました
例えば今を時めくルードですが、私が最初に彼の名前を知ったのは、フェデラーが注目している選手がノルウェーにいる、という記事を読んだ時でした。

錦織圭が出る以前に、日本のある記者がフェデラーに何故日本人でテニスの強い選手が生まれないのか、
という質問をした時に「ミスター斉田とミスター国枝がいるじゃないか」と答えたエピソードは実に印象的です。

コロナ禍でツアーが取りやめになった際に、テニス選手同士がオンラインで会話をするというような企画が多くありました。
ジョコビッチやマレーなどは手慣れたもので、多くの選手とつながって話の進行もビシバシ行い陽キャ感全開の見事さを見せていましたが
フェデラーとナダルは若干不慣れで、そんな中でこの2人が対談するとなったときに、最初は中々繋がらず、
2人してそれぞれであれ、おかしいな、って感じで苦労してて、最後にやっとつながった時の
もうニコニコと嬉しそうな2人のあの感じ!あの微笑ましい対談は忘れられません。


テニスプレイヤーとしてのフェデラーは、私の理想でした。
私はレンドルのプレーに衝撃を受け、今もずっと熱烈な支持者であり続けていますが、
同時期に存在していた、レンドルにはないプレーを披露するマッケンローやエドバーグのプレーにも魅かれるものがありました。
特に後者のフォームの美しさは見事で、レンドルとは対極の理想を形作っていました。
私の中で、「レンドル+エドバーグ」というのは、存在しえない2つの理想の融合であり、究極のテニスの形だったわけです。

そんなあるはずのないプレーをもっとも完璧に再現してみせたのがフェデラーでした。
他にもレンドルとエドバーグの中間というようなスタイルの選手はいました。ベッカーしかり、サンプラスしかり。
しかしスタイルはまた少し違っていて、2人の融合というわけではなかったといえます。
フェデラーは、テニス史上でも、アンリ・コシェ、フレッド・ペリーのような伝説として登場する選手や
パンチョ・ゴンザレス、マッケンロー、そしてエドバーグのようなテニスを芸術に高めた選手達の延長に存在し、
その美しさを完璧に表現しました。
そして、力強いストロークスタイル。
ある時からサーブ&ボレーをやめ、ベースラインプレーで頂点を取るようになりましたが
それがまた最強というにふさわしいパフォーマンスでした。

ナダルをのみ唯一の苦手としていましたが、晩年はむしろ対戦成績を逆転させたのは衝撃です。
それまでナダルに負けることも多かったものの、連続での敗退は5連敗までだったのですが、
最後のほうではフェデラーはナダルに6連勝していて、最晩年に至って苦手を克服してしまったのでした。

また、ジョコビッチ戦も、対戦成績は負け越していますが、23勝27敗とそれほど大きな差はなく
フェデラー全盛時代の全てでジョコビッチがプレーしていたわけではないのに対して
ジョコビッチの全盛時代は、そのほぼ全てをフェデラーがカバーしているという点は衝撃で、
最晩年にフェデラーが勝つケースがあったことも踏まえて、正に脅威の存在だったと言って良いでしょう。

フェデラーは昨年のウィンブルドンが最後のグランドスラムとなりましたが
昨年のグランドスラム勝率はなんと87.5%となっています。
もちろん出場大会数が少ないとはいえ、40歳の最後の年の記録としては驚異的です。
今年のGSでこれ以上の成績を残している選手はナダルしかいません。
アルカラスもルードもこれより僅かですが低いのです。
最後の最後まで最強の選手であり続けていた理想の選手。それがフェデラーだったといえます。

フェデラーの思い出話はもういくら時間がっても足りないですので一旦はここで切り上げます。
フェデラー本人の長文の引退声明文もよかったですし、多くの関係者が寄せている声も感動的です。
寂しいという気持ちはありますが、悲しいというのはなく、むしろ感謝が一番大きいです。


さて、当ブログですが、もちろんやめたりとかは全然しません。タイトルもこのままで続けます。
サイトの更新が滞ってたりブログの記事アップも全然できないタイミングがあったりと
その辺はフェデラーに関係なく私の至らなさですのでご容赦ください。
今後はアルカラスもシナーも楽しみですからね。
フェデラーも、今後もテニスには関わると言ってくれていますし
ここでテニスとのつながりを断つほどつまらないことはないでしょう。
フェデラーがつき、フェデラーがこねた21世紀テニス餅、
こんなにおいしいものは他にないですから、今後も皆でありがたく頂いていきましょう。


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  1. 2022/09/17(土) 12:35:00|
  2. フェデラー引退
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2022年、全米はアルカラスが優勝

波乱のそして新時代を感じさせる大会はアルカラスの優勝で幕を閉じました。
これまでもビッグ4以外の優勝者は全米で多く生まれていたわけですが、
今回ほど新時代という言い方がぴったりの大会はここ20年なかったでしょう。

決勝の対決はアルカラスvsルードで、
勝った方が初のGSタイトルと初のNo.1就任を手にするという形でした。
正に空位をかけた頂上決戦というわけです。

1973年にランク制度が発足されてから、GS決勝でこんな展開になったことはあったでしょうか。
私も全てのデータを洗い出せたわけではないですが、記憶の限りでは初めてだと思います。

もちろん頂上決戦はありましたが、No.1とNo.2の対決など、
頂上にいる選手や、頂上を経験したことのある選手を含めたものでしかないのではないでしょうか。
グランドスラムもNo.1も未経験の選手が、その双方をかけて頂上決戦を行った
というのはやはり今回が初めてだと言っていいと思います。
その意味でも歴史的な大会だったといえるでしょう。
そしてその歴史を作ったのは決勝を戦った二人であり、
同時に20年もの長きに渡って若手を苦しみ続けてきたビッグ4だったといえます。

アルカラスは史上最年少でのNo.1就任となりました。
それまでの最年少はヒューイットでしたので、ちょうど2人がビッグ4を挟んでいることになります。
その間実に20年。いや長い20年でした。

アルカラスのNo.1就任は立派です。
若さだけでなく、その堂々としたプレーぶりから、アルカラスの時代が一瞬で終わるようには思えません。
しかし、今年はジョコビッチが2つのGSでプレーできなかった上に優勝したウィンブルドンではポイントが付かず
メドベージェフも大会出場制限があるなどし、ナダルも怪我が多く、ズベレフも怪我、フェデラーは全く出場せずと
正直圧倒的実力で時代を完全に塗り替えたというわけではないのも事実です。
これからどのようにプレーしていってくれるのか、未知数な部分が多いだけに楽しみが更に増えたという印象です。

以前ふとビッグ4の時代が終焉してしまうとテニスが面白くなくなるのではないか
という不安を感じたこともありましたが、もうそんなことは全然なさそうです。

あとはやはりルードにも言及したいです。
前の記事でも同じようなことを述べていますが、こんなに急成長するとは本当に驚きでした。
今回も全仏に続きフロックではない素晴らしい決勝進出だったといえます。
今年はもうグランドスラムがないのが残念ですが残りのツアートーナメントを楽しみにしたいと思います。


  1. 2022/09/12(月) 17:28:56|
  2. 2022年7月~9月
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2022年、全米決勝はNo.1決定戦に

本当にすいません、今回はお祭り大会であることは間違いないのに更新できておりませんでした。
明日決勝という段になってようやくの書き込みです。

途中色々ありましたね。本当に色々あって、
それはそれはもう実に事細かに取り上げなくてはいけなかったのですが
既に決勝にまで来てしまっていますから。ここは現時点で言えることを優先させていただきます。

決勝はルードvsアルカラス。
どちらも戦前No.1の可能性があるということで名前の挙がっていた選手でありますが
この決勝の顔ぶれになることを予想した人は少なかったんじゃないかと思います。
私も両者数字の上ではNo.1の可能性があるけどはっきり言って可能性は低いと言い切ってました。

一応、アルカラスの方はまだ優勝候補として多く名前は出されていたと思います。
ただ、ルードの方が1年で2つのグランドスラム決勝に進出するような選手になるなんて
正直、去年の今の段階で想像できた人などいなかったのではないでしょうか。
安定感のあるクレー巧者、というイメージでしたから、
グランドスラムで大勝ちするタイプではないと感じていた方は多かったと思います。

オッズを見るとやはりアルカラスが有利です。
6:4~7:3くらいでアルカラス人気のが高い状況になっています。
ここ1、2年の衝撃的な活躍、ビッグネームとの見事な対戦、
派手さのあるプレースタイルなどを考えると、そうなるのも概ね納得といえます。
過去の対戦もアルカラスの2勝0敗です。

ただ、懸念事項もあります。アルカラスはここ3試合全てで5セットマッチを戦っていて
かなり体力を使っているであろうということです。
まあ若い選手だしそもそも体力に自信のあるプレースタイルであるというところと、
ファイナルセットはその試合も6-3で取っていることからも分かる通り、
引き締めるべき勝負所では抜群に強い、というビッグ3さながらのプラス面を見ることもでき、
逆にこの3戦で勝負勘が磨きつくされている可能性も指摘できます。
ルードの方も少し前の正攻法で衒いのない選手というイメージは捨てなければいけません。
本当に巧みにプレーしていますし勝負所での思い切りがまた見事で、
今大会だけでもぐんと成長している印象があります。
ここはもう試合が始まってみないとどうなるかわからないところです。

いずれにしても勝った方がNo.1ということで、
2003年以来のビッグ4以外のNo.1誕生は決定していますから
新たな時代の幕開けとなる一戦を大いに楽しみましょう。

※メドベージェフがいましたね。めっちゃすいませんでした。


  1. 2022/09/11(日) 10:31:00|
  2. 2022年7月~9月
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2022年、全米4回戦

さて、全米は第2週まで進んでいます。
優勝候補であるトップ2シードは順当に勝ち上がっています。
特にメドベージェフは1セットも落とさずに勝ち上がっていてここまで順調といえますが、
次はいよいよ最初の試練ともいうべきキリオスとの対戦となります。
これは4回戦の8試合の中でも特に注目の試合と言えるのではないでしょうか。
今年の全豪とウィンブルドンのファイナリスト同士の対戦です。
過去の対戦ではキリオスが3勝1敗とリードしています。
今年だけでも2回対戦していまして、全豪ではメドベージェフが勝ちましたが直近のカナダではキリオスが勝っています。注目しましょう。
そのカナダで優勝したのがカレーニョ・ブスタでしたが、
この選手もまた今大会、中々に見事な勝ち上がりを見せてきています。
初戦からティエム、バブリク、デミノーと強敵が続き、そして次にカチャノフと当たります。
全米では過去2度のベスト4があって相性の良い大会というのもありますが
強敵を次々と下していているのは見事です。

第2シードのナダルはいつもながらのスロースターターぶりで1、2回戦ともに第1セットを落としてからの逆転勝ちでした。
しかし、3回戦では勝手知ったるガスケに快勝して勢いをつけています。
こうした調整の妙は、もうさすがの名人芸というべきものでしょう。
今回の勝利でナダルはガスケ戦18勝0敗としました。
これは、ジョコビッチvsモンフィスと並んで同一選手から最多の無敗勝利記録となっています。
ナダルは次にティアフォーと対戦します。
ティアフォーは多くがエントリーしていたはずの地元アメリカの最後の生き残りです。
む。アメリカ勢、あんなにいたのにいなくなるの早いなあ。

大会の結果次第ではNo.1就任の可能性を持っているルードは、勝ち上がってはいるものの苦戦の連続といった感じです。
クレー巧者で体力には自信があるので、逆にここまでの苦戦が体を温めているのだと思いたいところです。

No.1の可能性を持っているもう一人の選手であるアルカラスはベテランのチリッチと対戦します。
チリッチは本当に見事なベテランです。いろんな大会で気付くと勝ち残っているということがよくあります。
若い選手がベテランの老獪なプレーに翻弄されることは往々にしてあるので、一見するとチリッチが若いアルカラスをどう料理するか、みたいに思えそうですが、
チリッチは元々策を弄するタイプではないですし、むしろアルカラスの方がしたたかなプレーをするのでここはどんな展開になるのか個人的に大いに気になる対戦でます。

ノリーvsルブレフも非常に注目のカードといえます。第7と第9シードであり、今大会で最も近いシード対戦となります。
その他、ベレッティーニ、シナーと2人残っているイタリア勢も注目です。


  1. 2022/09/04(日) 22:59:10|
  2. 2022年7月~9月
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2022年、全米開幕

しばらく記事の更新が滞ってしまっておりました。大変失礼しました。

さて、いよいよ2022年最後のグランドスラムが開幕します。
直前の2つのマスターズでは優勝がカレーニョ・ブスタとチョリッチという
本命でない選手だったというだけでなく、カナダでは上位3シードが初戦敗退したり、
シンシナティでも今年のグランドスラムで負け知らずのナダルがやはり初戦敗退したりと
勝ち上がりを予想するのがより一層困難な状況となって全米開幕を迎えることになります。

大会の注目点を見ていきましょう。

本来、中心であるべきジョコビッチは全米も欠場となりました。
全豪も欠場、優勝したウィンブルドンがランキング対象外ということで
今年はNo.1争いからも大きく後退してしまっているのは致し方のないところです。
ズベレフも全仏で負った怪我がまだ癒えておらず今回は欠場となりました。

現在No.1のメドベージェフが現時点での本命と言えます。
直前の2つのマスターズでは優勝を逃していますが
本人も語っているように出場できなかったウィンブルドン期間を全米準備に当ててきたというように
調子をじわじわと上げてきていますし、何よりグランドスラムに照準を合わせることのできる選手なので
大会の優勝候補筆頭であることは間違いないでしょう。
ただ、激化しているNo.1争いという点で言うと、気に抜けない状況です。
ディフェンディングチャンピオンであるため今大会で優勝しないとポイントが下がってしまうからです。

続いてナダル。
実績と実力で言えば大本命と言えるのですが
怪我からの回復状態がまだ万全とはいえないようでその点大いに心配があります。
シンシナティではチョリッチに初戦敗退でした。もっともそのままチョリッチが優勝したので
それが事実上の決勝だったという捉え方ができなくもないのが救いでしょうか。
シンシナティでチョリッチがセットを失ったのはナダル戦だけでしたから。
ナダルはメドベージェフ同様、というかそれ以上に
グランドスラムへのフォーカス度合いは折り紙付きであるため
大会の本命であることは間違いありません。一番の敵は怪我ともいえます。

チチパス、アルカラス、ルードの3人は今大会の結果次第でNo.1就任の可能性があります。
メドベージェフ、ナダルの早期敗退などの条件も絡む必要があるため可能性は高いとは言えませんが
新しいNo.1誕生の可能性があるというところにまでポイント争いは激化しているというわけです。

これ以外に注目の選手となると、オジェ・アリアシム、キリオス、ホルカチ、ルブレフ、シナー辺りとなるでしょうか。
ノリーや、マスターズ制覇したカレーニョ・ブスタ、チョリッチも海外のオッズでは上位につけています。

地元アメリカで最上位にいるのは第10シードをもらったテイラー・フリッツです。
オペルカは欠場となってしまいましたが、アメリカ勢は今大会国別では最多の18人を送り込んでいます。
イズナーやクエリーのようなベテランから、前哨戦で話題を呼んだシェルトンの他
コルダ、ティアフォー、ソック、クレッシー、などなど顔ぶれ揃ってきていますので
一時の暗黒時代を払拭すべくこの中から台風の目となる選手が送り出される可能性も十分に期待できるでしょう。

組み合わせを見ていくと、
上位シードの中では第3シードのアルカラスが、シンシナティ優勝のチョリッチと3回戦で当たります。
シード選手としてここは最も嫌な組み合わせを引いたかもしれません。

初戦の注目試合として、まずは何といっても、キリオスvsコッキナキスでしょう。
今年の地元全豪を制したダブルス盟友同士がいきなり初戦でぶつかります。
意外なことにこの2人は過去に公式に対戦したことがなく、今回が初対決となります。

続いてカレーニョ・ブスタvsティエムでしょうか。
もっともティエムは長期の戦線離脱からまだまだ回復に苦しんでいるので
あくまでも一般論的にはカレーニョ・ブスタの勝利、
但し厄介な相手を引いてしまったくらいの感覚といえるかもしれません。




  1. 2022/08/28(日) 10:51:03|
  2. 2022年7月~9月
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2022年、コールシュライバー氏の引退

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氏が引退しました。
当ブログではフェデラー以外に唯一「氏」を付けることを許された選手です。
一般にはもちろん地味な選手です。しかし当ブログにおいては非常に存在感のある選手でした。

【フィリップ・コールシュライバー】
ドイツ出身
1983年10月16日生まれ、38歳
身長は178cm、右利き、バックハンドは片手打ち
ランキング最高位16位
シングルス優勝8回、準優勝9回
グランドスラム最高成績:全豪4回戦、全仏4回戦、全英ベスト8、全米4回戦
生涯勝率:55.3% 478勝387敗
GS勝率:53.5% 77勝67敗
タイブレーク勝率:50.1% 195-194
5セットマッチ勝率:53.1% 17勝15敗
ハードコート勝率:53.8% 235勝202敗
クレーコード勝率:56.2% 178勝139敗
グラスコート勝率:60.0% 60勝40敗
インドアコート勝率:52.4% 89勝81敗

上背はなく、強烈な武器を持っていたわけではありませんが見ての通り非常に安定した選手だったことがわかります。
あらゆる数字が50~60%の中に納まっているのです。
グランドスラム最高成績もコート差が感じられない安定感があります。

ドイツというのはコート種別においては少し不思議な国です。
ちょうど現在行われているハンブルクの大会はクレーですが、ハレという有名なグラスコートの大会もあります。
そしてシュトゥットガルトやミュンヘンにはインドアのコートがあり、大きな大会が行われていた実績もありました。

古くは戦前のフォン・クラム、ニュスラインなどといった選手はクレーを得意としていた形跡があるます。
そしてオープン化後にトップ選手となったベッカーやシュティッヒはグラスを得意としました。
しかし、それぞれ逆のコートは苦手だったのかというとそうでもなく、どのコートでも一定の数字を残していたというのが特徴です。
この流れはその後に出てきた選手も変わりません。21世紀初頭のハース、キーファーもどのコートでも戦えるタイプの選手でした。

氏も、正にこの流れに乗った選手だったと言えます。
抜群の俊足というわけではありませんでしたが精力的に動き回る選手でした。
またベッカーのような強烈なショットがない代わりに、片手打ちの利点を生かした絶妙なタッチがありました。
粘り強いフットワークはクレーで生かされ、そして見事なタッチはグラスに生かされました。
当ブログでは若干ネタ気味に「氏」と呼称していた面もありましたが、
やはりそのプレーそのものが私は非常に好きだったのです。

以前に比べ、比較的選手寿命が伸びたと感じられるのがここ10年のテニス界ですが
その中にあっても39歳近くまで現役でいて、そして37歳までトップ100に入っていた
というのは見事というほかなく、非常に長きに渡りテニス界を盛り上げてくれた存在だといえます。
2001年プロ入りなので実に21年間現役生活をつづけたことになります。
現在、現役でこれ以上の選手としてフェデラー、カルロビッチは思い浮かびますが、
カルロビッチは今560位、フェデラーに至ってはランク外ですから、ある意味同等とは言えません。
引退時233位だったコールシュライバー氏に匹敵する選手となると
同じく2001年プロ入りした1歳年長のF・ロペス、
1歳年下ではあるものの同じく2001年プロ入りのベルダスコ、
1歳年下で2002年プロ入りのセッピ辺りが対象となるでしょうか。
いずれも縁の下でテニス界を盛り上げてくれた功労者たちです。
因みに氏との対戦成績は、対ロペス3勝4敗、対ベルダスコ7勝4敗、対セッピ7勝4敗です。
タイトル数で言えば、ロペス7、ベルダスコ7、セッピ3ですから8の氏が一番上です。
最高位はロペス12位、ベルダスコ7位、セッピ18位、氏が16位となっています。
こうしてみるとなかなか良いライバル関係を築いていたといえます。

さて、ドイツテニス界ですが今後はズベレフが引っ張っていくことになります。
彼は氏とはまたプレーイメージの随分違う選手ではありますが、氏が前任から引き継いだ、
あらゆる場面で安定した数字が残せるというような選手になってほしいと願います。

コールシュライバー氏の素晴らしいプレーは私の拙い思い出語りよりもこちらの動画を見ていただいたほうが良いでしょう。

ハイライト画像っていいですね。コールシュライバー氏がフェデラーレベルの名選手に見えます。
事実、魅力的な素晴らしい選手だったとわかっていただけると思います。


因みにコールシュライバーを当ブログでネタ的に扱い始めたことについて
一度質問を受けたことがあり、それについて回答しているというやり取りがありました。
参考までにどうぞ。
https://ausaga.blog.fc2.com/blog-entry-1094.html?sp&m2=res
当ブログに毒されな物好きなコールシュライバー氏ファンの方は是非覗いてあげてください。

改めて、コールシュライバー氏の多大なる功労に感謝したいと思います。
そしていつか、ドイツ新生選手のコーチとしてウィンブルドンの客席に座る姿を見ることを楽しみにしています。



  1. 2022/07/24(日) 18:12:00|
  2. 雑記
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2022年、ウィンブルドンはジョコビッチ優勝

すいません、バタバタしてて更新できませんでした。

少し遅くなりましたが改めまして。
やっぱりジョコビッチでした。
勝ち上がりは決して圧勝ではなくセットを失う試合も多かったのですが
最後にまとめ上げる部分は相変わらずさすがだったといえます。

今回は行ける伝説フェデラーはもちろんですが、
メドベージェフ、ベレッティーニといった優勝候補が不出場
ナダルも途中で棄権となるなど決して満足に選手が集まった大会ではなかったといえますが
その分新しい顔を確認することもできて、新鮮な雰囲気も感じられる大会でした。

コメント欄でいただいた情報でしたが、ベスト8が全て両手打ちバックハンドでした。
確か2010年が史上初めてベスト4全員が両手打ちという年で、
その後2013年にベスト8全員が両手打ちという状態となりました。
但し、その後フェデラーの復調及び他にも片手打ちの選手が出てきたのもあり
両手打ち変調という状態の頭打ちになるのかなとという印象でしたので
今年はまた両手打ちがベスト8wp制したということで少々意外な結果だったとも言えます。

さて、勝ったジョコビッチですが、ナダルに次ぐ歴代2位の21個目のグランドスラム獲得、
ウィンブルドン優勝7回、4連覇はいずれもフェデラーに次いで、サンプラスと並ぶ2位タイの記録、
30歳以上でのグランドスラム獲得数は9個目でタイで並んでいたナダルを交わして単独1位となっています。
フェデラーは30歳以上で4個ですからその数字の異常さも分かっていただけるかと思います。

まあフェデラーが30歳になった頃にはナダル、ジョコビッチが出てきていたのに比べ、
今のジョコビッチにはナダルしかライバルがいないというのも
後継の選手達へ注文を付けるべき部分だと言うこともできますが。

また、今回ウィンブルドンはATPポイント付与の対象外ということで、
優勝したのにジョコビッチのランクがなんと7位にまで下がるという事態になっています。


  1. 2022/07/13(水) 15:35:27|
  2. 2022年7月~9月
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2022年、ウィンブルドンはベスト4へ

準々決勝の4試合が行われ、ベスト4が出揃いました。

・ジョコビッチvsノリー
・ナダルvsキリオス

4人のうち、3人がフルセットで勝ち上がるという大熱戦でした。
ジョコビッチと対戦したシナーは実に2セットアップにまで追いつめるという驚きのパフォーマンスを見せました。
最後はやはりジョコビッチでしたが、5セットマッチとグラスコートの経験の差というような言われ方もされていまして
グラスコートへのフィット感は申し分ないかと思います。
クレーにもグラスにも順応できる選手は今後減っていくのかとも思っていたのですが
シナーは今のところどちらでも大丈夫な選手という印象です。
さすがにまだ若いので今後には大いに注目したいです。
来年はメドベージェフやベレッティーニも戻ってくれることでしょうし
優勝候補の選手層が厚くなってくれるのは嬉しいところです。

ノリーもごファンとの熱戦を制しました。
地元選手としてはロジャー・テイラー、ヘンマン、マレーに続く4人目のベスト4進出者となりました。
しかし、ここは正にウィンブルドン現象のメッカですから、ベスト4の壁は大きく厚いです。
失うもののないノリーは王者ジョコビッチに対してどのような試合を見せてくれるでしょうか。

ボトムハーフは少々不穏です。
ナダルはフリッツを相手にトップハーフの2試合と同じく5セットマッチを戦いましたが
最後はタイブレークにまでもつれたため、最も厳しい勝ち上がりをしたことになります。
試合中にチームから棄権を迫られたとも言われており、怪我の状態もよくはないようです。
次の準決勝に出るかどうかも現時点ではわかっていません。

キリオスは唯一ストレート勝利でベスト4に進出しました。
それでも試合前には怪我があるとされていましたし、ここまで警告や罰金が付いて回るなど
コート内外で順風満帆というわけではない勝ち上がりとなっています。
キリオス自身は初のグランドスラムベスト4進出を決めたことになります。
ムラのある選手ではあるものの、そのポテンシャルからしたらここまで鳴かず飛ばずだったのは意外といえるでしょう。
また、オーストラリア選手としても実にヒューイット以来のベスト4ということです。

準決勝に対してはまず何といってもナダルの怪我が気になります。

  1. 2022/07/07(木) 16:28:21|
  2. 2022年7月~9月
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2022年、ウィンブルドンはベスト8へ

早いものでもうベスト8です。

・ジョコビッチvsシナー
・ノリーvsゴファン
・キリオスvsガリン
・ナダルvsフリッツ

期待された選手の早期敗退や欠場などもあり、どうなることかと思われた今年のウィンブルドンですが
新鮮さもある顔ぶれでメンバーとしては決して悪くないと思います。
ジョコビッチ、ナダルはまあ鉄板すぎるきらいはありますが
それ以外にゴファンというベテランがおり、若いシナーも残っています。

しかし、キリオスにこそ爆発感があるものの、見れば見るほど2強とゆかいな仲間たちという印象です。
他の選手にも頑張ってほしい気がしますがどうでしょうか。

2強のうちでは、どちらかと言えばナダルの方が厳しいでしょうか。
本人の怪我の状態もありますし、次のフリッツは現在好調で、前哨戦優勝でノッテいる上に
今回勝ち上がっている中で唯一の失セット0での勝ち上がりを果たしている選手となっています。
そして、この後にキリオスと当たる可能性があります。
キリオスの相手であるガリンはキリオスと同世代で実力者といえますが、
グラスコートではこれまで勝率3割台という実績だったので今回は驚きのベスト8進出と言えます。

シナーはジョコビッチにどこまで対抗できるでしょうか。
期待の選手ではあるものの、本人が得意とするハードかクレーであればまだ、とは思ってしまいます。
これまでのシナーはガリン以上にグラスでの実績がなく、大会前までは0勝4敗と1勝もできていない状態でした。

ゴファンはウィンブルドンではベスト8の経験があり、さすがに実績では他の上を行っています。
対するノリーはグラスを得意としているわけではないですが地元選手としてここまで勝ち上がっているので
ここはベスト8の4つの対戦の中でに最も拮抗した読めない組み合わせと言えるかもしれません。

と、まあ、何があるのかわからないのがスポーツではありますが
こうしてみると、なんとなくジョコビッチが安定航路に乗っている気がしてきませんか。


  1. 2022/07/05(火) 15:36:15|
  2. 2022年7月~9月
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2022年、ウィンブルドン1回戦

さて、トップハーフの2回戦とボトムハーフの1回戦が終わった状態ですがいきなりちょっと荒れ始めています。

まずはベレッティーニの棄権。優勝候補の一角だっただけにこれはとても残念でした。
そしてホルカチの初戦敗退。勝ったダビドビッチ・フォキナも良い選手ですが
グラスでの実績はほとんどなかったので意外な結果でした。
昨年ベスト4の選手のうち2人が早くも姿を消したことになります。
残る2人のうち、ジョコビッチは初戦で1セット落としたもののいつもの感じでここはほぼ問題ないといえます。
シャポバロフは、勝ちはしたのの初戦でフルセットを戦っています。この後大丈夫でしょうか。

更に言うと、昨年ベスト8の選手たちを見てみても、オジェ・アリアシムとフチョビッチが敗退、
フェデラーとカチャノフは今回出場していないので、すなわち全滅となっています。

オジェ・アリアシムはクレッシーに、フチョビッチはバブリクに敗退しました。
勝利した2人はプレースタイルが面白く、昨年の実績組に代わって結果を出していってもらいたいと思います。

第3シードのルードも2回戦で敗退しました。
クレー巧者ですのである程度は仕方ないですが、こうも多くの上位の選手が敗れている中ですので
人間最上位シートとしての敗退はどうしても目立ってしまいます。

その他にも過去の実績組であるマレー、バブリンカ、ディミトロフ、クエリーなどが敗退しました。
上位2シードという大きな存在がいますが、かなりわからない大会になっていると思います。

  1. 2022/06/30(木) 14:04:22|
  2. 2022年7月~9月
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