約2ヶ月も更新できておらずすいませんでした。
中々時間がとれないというか更新に手がかけられない状態が続いているのですが
また少しずつでも復活していきたいと思います。
気分はナダルやティエムみたいなもんですね。
さて、インディアンウェルズはアルカラスが優勝しました。
ここまでの大会の経過とか2月の状況とか触れたいことは色々あるのですが
今はまずはこの決勝でしょう。
アルカラスvsメドベージェフ
まあジョコビッチが出ていない大会となればこの2人なんですね。
No.1経験者かつGS獲得者となればビッグ4以外ではこの2名だけですから当然と言えば当然か。
これ以前で該当する人物を探すとロディックやフェレーロになってしまいます。後者はアルカラスのコーチです。
しかしアルカラスは強かったです。失セットゼロで優勝し、No.1にも返り咲きました。
その素晴らしい粘りはビッグ4に劣らず、勢いのある強打はむしろ上回っているのではないかと思わせます。
ショットセレクションも多く、史上最年少No.1とは思えぬ老獪なプレーを見せますから
純粋にプレーを見るだけでも楽しいし、そして凄いなと思わせます。
ただ、昨年末に怪我をしたようにプレーにおける体への負担は大きいと思います。
ナダルが怪我&体の酷使と長年における活躍を両立させてしまったので、
意外といけるのでは、という錯覚に陥りがちですが、
歴史上稀な選手と他の選手を簡単に比較すべきではないでしょう。
いずれにしてもこれから長期政権を取ってもらいたい選手でもあるので
怪我になくということなくキャリアを積み上げていってほしいと思います。
準優勝のメドベージェフも、一時はランクを下げていましたが、
2月に入ってからの猛チャージにより完全に復活を見せたと言っていいと思います。
今大会の敗退で連勝は途切れてしまいましたが、改めてやはり強いです。
決勝のみ自分のプレーができていない感じがありましたが、勝ち上がりは見事で
やはり今間違いなく最強選手の一人といえるでしょう。
今年は、35歳のジョコビッチが全豪を取り、27歳のメドベージェフが連勝街道を走り
そして19歳のアルカラスがインディアンウェルズを取ってNo.1に返り咲くという
全く違う世代の3人の選手が大きな結果を出す4半期となりました。
ここまで違った世代の選手が覇権を争うのは珍しいです。
単純に考えればそりゃそうですね。35歳のNo.1と19歳のNo.1の
どちらかが存在していた時代ですら歴史上ほぼなかったわけですから。
こうなると次のマイアミもそうですし、クレーシーズンも目が離せなくなります。
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- 2023/03/20(月) 18:00:00|
- 2023年1月~3月
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遅ればせながらの更新です。
全豪はジョコビッチ優勝。もう最終的には一番強かったです。文句のつけようがありません。
2回戦で1セットを落としましたが、その後は仮に苦戦してもセットを落とさないという徹底ぶり。
チチパスが悪かったとは言わないです。しかしショット精度、守備力、ミスの少なさの
全てでジョコビッチに上回られては他の選手はもうどうしようもない。
これでジョコビッチはNo.1に返り咲き、グランドスラム獲得数も最多タイに並びました。
まあ恐らく10年後20年後の評価で史上最強選手は誰か、という問いがあったら
ジョコビッチの名が多くの人の支持を集めることになっているでしょう。
そしてもう一つジョコビッチの凄いのは35歳だということです。
30歳まで現役でトップをやっているというだけでテニス界では大物といえます。
フェデラー&ナダルで感覚が麻痺していますが、35歳でNo.1というのはやはり異常です。
それ以前にアガシやコナーズ、ローズウォールなどの異例のベテランはいましたが
それでも皆トップ10レベルであって、決してNo.1ではありませんでした。
35歳でグランドスラム獲得とNo.1就任の両方を達成したのは
フェデラー、ナダル、ジョコビッチの3人のみなのです。
(オープン化前を含めると辛うじてチルデンの名前のみをここに加えることができます)
更にジョコビッチがフェデラー、ナダルを圧倒しているのは、30歳以降のパフォーマンスの高さです。
30歳以降でのグランドスラム獲得数は10個となり、準優勝も2回あります。
その他参考情報(オープン化後)
・ナダル 優勝8、準優勝2
・フェデラー 優勝4、準優勝4
・ローズウォール 優勝4、準優勝4
・レーバー 優勝4、準優勝0
・アガシ 優勝2、準優勝2
・コナーズ 優勝2、準優勝1
・バブリンカ 優勝1、準優勝1
・サンプラス 優勝1、準優勝1
・ニューカム 優勝1、準優勝1
・コルダ(父) 優勝1、準優勝0
・ゴメス 優勝1、準優勝0
・アッシュ 優勝1、準優勝0
・ヒメノ 優勝1、準優勝0
・フェレール 優勝0、準優勝1
・レンドル 優勝0、準優勝1
・ピリッチ 優勝0、準優勝1
・M・アンダーソン 優勝0、準優勝1
以上がオープン化後で30歳以上の全てのグランドスラム決勝進出例です。
30歳以降でグランドスラム決勝に達するというだけでもヤバいというのに
ジョコビッチのこの充実ぶりはどうしたことでしょうか。
ナダルの急激な失速とアルカラスの不在はジョコビッチ復権の分かりやすい事由ですが、
他方で、ジョコビッチと互角に打ち合える可能性を秘めていた選手が怪我や不調で力を落としたのも大きいと感じます。
個人的な見解ではティエムとメドベージェフ、特に後者。
ハードコートで真っ向から打ち合える唯一の選手だと思っていただけに昨年からの低調は痛いところといえます。
もう幾度見せられたかわからないジョコビッチ1強時代ですが、もうそろそろね、若い選手出てこないんですかね。
これまでに存在した対ジョコビッチ候補の顔ぶれの年齢展開の広さと言ったら。
マレー、デル・ポトロ、チリッチ、錦織、ラオニッチ、ディミトロフ、ティエム、キリオス、ベレッティーニ、メドベージェフ、ズベレフ、ルブレフ、チチパス、ルード・・・
やっぱりもっと若い選手が必要なんですかね。
アルカラス、シナー、ルーネ、コルダ、オジェ・アリアシム、シャポバロフ、デミノー・・・
後2者はないか。ネタだ。後2者はネタだった。
- 2023/01/31(火) 18:00:00|
- 2023年1月~3月
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「地元最後の星、デミノー君がもう少しやってくれると思っていた者は素直に名乗り出ずべし!」
前記事の続きでボトムハーフの4試合を取り上げます。
ルブレフvsルーネは、流石、今大会初の一桁シード同士の対戦でした。
実に「6-3 3-6 6-3 4-6 7-6」とファイナルセットタイブレークの激熱の展開となってルブレフが勝ち上がっています。
やっぱり今大会は燃える接戦が多いですね。トップ同士のぶつかり合いだから自然そうなるんでしょう。
て、おーい!それに引き換え「6-2 6-1 6-2」!
ジョコビッチ、もうアイドリング状態で勝ち上がってんじゃんよー。
聞いてんのかデミノーさんよー。
まあジョコビッチはアイドリング状態でようやくめちゃめちゃ強い人間レベルですから仕方ないですが。
バウティスタ・アグーvsポールは、ノーシードのポールがまさかの番狂わせを演じて勝ち上がりました。
ベテラン実力者のバウティスタ・アグーもこれまでの勝ちあがりで大会を大いに盛り上げてくれましたが
さすがに長い試合も多かったですから、やはり体力が影響する今大会のような展開では、若い選手のほうが有利という面もあるのかもしれませんね。
て、おいー!デミノー!23歳、もう若くないとでも言うつもりなのか!え?どうなんだ!
相手は今年36歳だぞ、しかもジョコビッチ怪我してるんじゃないんかーい!
まあジョコビッチは怪我してようやく最強地球人レベルですから仕方ないですが。
ベスト8で唯一のノーシード対決となったのはウォルフvsシェルトンで、アメリカ人対決でもありました。
こちらもまた見事なファイナルセットの熱戦となり最後はシェルトンが勝利しました。
シェルトンは父親も元プロ選手で、90年のウィンブルドンでレンドルと戦っていましたから私もよく覚えています。
この選手がまさかその息子とは知りませんでした。
シェルトンは昨年末をサテライトとはいえ3つの大会の連続優勝で締めくくっていたようで、今乗りに乗っている選手なわけです。
しかしそれでもグランドスラムでベスト8進出とは本人も驚きでしょう。
何せ昨年の全米がグランドスラムデビューで、しかもその時は1回戦敗退だったのです。
また、負けたウォルフも今回が3回目のGS出場で、前の2回はいずれ3回戦まで進んでいました。
しかも負けた相手もメドベージェフとキリオスですから、中々見事なグランドスラム成績を収めていると言えます。
そして今回も初の4回戦進出ということで、グランドスラムの順調な旅は続いています。
実に1回戦負けがまだないというのは凄いことです。ベスト16に勝ち進んだ選手の中では
ウォルフが唯一のグランドスラムで1回戦負けを経験していない選手ということになります。
しかし、ポールもコルダもまだ残っているわけですし、アメリカ人選手の躍進は楽しみですね。
やっぱりグランドスラムが地元で開催されるっていうのは大きいです。
そんな国の選手はグランドスラムで活躍するに決まってます。
て、おいー!おいおいー!オーストラリアー!地元ー!おいー!
一体どういうこっちゃー。セルビアにグランドスラムはないんだぞー!
デミノーさんよー、もうちょっとやると思ったぞ。
まさか当ブログのシャポバロフの立場奪う気なのか!!
てまあ仕方ないですね、終わってしまったものは。怪我した年齢のいった地球外テニス選手が、
地元の平凡なテニス少年をアイドリング状態でフルボッコにしたと、ただそれだけの話です。
- 2023/01/23(月) 21:52:22|
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今年初の書き込みとなります。なかなか時間が取れなくてすいません。
しかし2023年の全豪、近年になく大きく乱れた大会になっています。
大会前にはNo.1アルカラスと地元の人気選手キリオスの欠場が発表され、
トップ2シードが早期敗退、その他のシードダウンも多く、
そしてファイナルセットにもつれる試合も非常に多いと感じます。
現在トップハーフはベスト8が出揃っていて、
ボトムハーフはこれからベスト16の試合が行われるという状態です。
ここまでのトップハーフを見てみましょう。
半年前くらいからずっと調子の上がらないナダルの敗退はやむを得ないと思えますが
メドベージェフも敗退してしまい、早くも昨年の優勝準優勝の2名がいなくなりました。
ナダルを破ったのはマクドナルドで、そのマクドナルドを西岡が下しました。
西岡にはこのまま勝ち上がってもらおうと思った矢先でしたが、
残念ながらカチャノフに簡単に敗れてしました。
両者は2019年の全豪でも当たっていますし、東京オリンピックでも当たりました。
どちらでもカチャノフが勝利しています。西岡は少しカチャノフを苦手にしていると言えます。
カチャノフはロシア3人衆のうちで近年最も伸び悩んでいるところがありますが
安定感に欠けているだけで元々地力はあるので、時にこうして勝ち上がっても驚きはありません。
ベスト8でカチャノフと対戦するのはコルダです。
コルダはメドベージェフを倒し、その後ホルカチとファイナルセットタイブレークの激戦を戦いました。
ホルカチはその前にもシャポバロフやソネゴとフルセットを戦っていて、3試合連続でのフルセットとなりました。
今大会の激しさを体現している選手の一人と言えます。
トップハーフベスト8のもう一組はチチパスvsレヘチカとなっています。
チチパスはトップハーフで唯一シードを守った選手となっています。
4回戦では強敵シナーとのフルセットマッチを行いました。
レヘチカはノリー、オジェ・アリアシムという2人のシードを連続撃破してきて勝ち上がりました、
ボトムハーフの方は4回戦で以下の4試合が組まれています。
・ルブレフvsルーネ
・ジョコビッチvsデミノー
・ウォルフvsシェルトン
・バウティスタ・アグーvsポール
ルブレフvsルーネはボトムハーフで唯一最上位シードが順当に勝ち上がった組み合わせとなっています。
珍しく安定した山で、更にルーネに関してはまだ1セットも失っていない唯一の選手となっています。
(因みに4回戦までということであれば西岡も失セット0でした。今大会ではルーネと2人だけです)
怪我を抱えることを公言しているジョコビッチは状態が心配です。
何せ、3回戦では怪我の状態でディミトロフという超難敵を相手にしたのでした。
(でも何故かストレート勝利。難敵ディミトロフ何やってんの??)
さて、試合を長引かせたくないジョコビッチに対して、
粘りのプレーが身上のデミノーが当たることになるわけですから、少しは面白い試合になるかもしれません。
デミノーは唯一の地元選手の生き残りでもあります。
地元と言えばコッキナキスが今大会を大いに盛り上げましたが、まああればピエロ側でした。
仕方ないとはいえ、マレー賛の演出に使われてしまった口惜しさもあるでしょう。
その無念さをデミノーが晴らすことができるのか。
因みにデミノーは年初でナダルを下しています。
短い期間でナダル&ジョコビッチに連続勝利する選手なんて
歴史上そういないんじゃないでしょうか。
超壮絶な勝ち上がりを見せたマレーを無慈悲にも退場に追いやったのはバウティスタ・アグーです。
まあバウティスタ・アグーらしいというか、この人こそ知る人ぞ知る名手ですからね。
で、バウティスタ・アグー以外にこの下の山には、ウォルフ、シェルトン、ポールという
アメリカノーシードトリオが名を連ねています。これはまた驚きです。
トップハーフではコルダも勝ち上がってますし、アメリカ勢復権もいよいよ現実味を帯びてきていると言えましょうか。
ん~でもまあ、本来であればフリッツやティアフォーのようなシード選手がしっかり勝ち上がる状態が理想なんでしょうけど。
- 2023/01/23(月) 11:55:12|
- 2023年1月~3月
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年の瀬ギリギリになっての更新申し訳ありません。
プライベートで凄くバタバタしてまして、一切ブログに手を付けることができませんでした。
本当は今年一年をデータで振り返ってとかサイト本体の方の見直しとかいろいろやりたいことがあったんですが、何とも上手くいかないものですね。
今年は本当に更新頻度は低くて自分としても納得いかない1年だったので来年はもう少し更新できるといいなと思っています。
年の瀬と言っても、2023年のツアーはもう始まってしまっているんですけどね。
まあここは日本のカレンダー方式でご容赦いただくということで、2023年度もどうぞよろしくお願いいたします。
- 2022/12/31(土) 19:33:54|
- 雑記
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終わってみればジョコビッチ。強さを見せつけた大会でした。
案の定、今大会でジョコビッチとまともに打ち合えたのはメドベージェフだけだったということになります。
3人が新しくベスト4に進出したということで、ある種の新鮮さもありましたが
最後に勝ったのがジョコビッチとなると、結局は「ビッグ3と仲間たち」
というここ10数年の歴史のただの繰り返しになってしまうのです。
最終的にはアルカラスが1位、ナダルは2位、ジョコビッチは5位となっていますが上位のポイント差は僅かです。
特にジョコビッチはウィンブルドンの優勝ポイントが入っていないわけで、
仮にこれ入っていたとするならば、一気に1位タイに躍り出ているのです。※追記
しかも全豪と全米も不出場でしたから、仮にそこに出て1試合でも行っていたら単独で1位だったということになります。
こういうのをたらればというのですが、しかし実現の可能性としては極めて高いたらればだと言えます。
実際に、年初をNo.1で迎えたのがメドベージェフ、そして年末のNo.1はアルカラスになっていますが、
テニスの内容としてはナダルに始まりジョコビッチに終わったという1年でした。
年初にはナダルの連勝がありましたが、それを妨げたのが「怪我」でしたし
ジョコビッチのランク低下もテニスの成績ではなくテニス以外の理由による不出場が原因でした。
フェデラーこそいませんが、勢力図が完全に塗り替わるまでにはまだ時間がかかりそうです。
※追記(2022/11/22)
コメント欄で、アルカラスもウィンブルドンに出てベスト16だったのだから
そのポイントも加算しないといけない、という至極当然なご指摘をいただきました。
(てにす様、ありがとうございます)
そりゃそうですよね。大変失礼しました。
ウィンブルドンが仮に加算されていたとしてもアルカラスがNo.1であることに変わりありません。
アルカラスのNo.1就任は伊達じゃない!
- 2022/11/21(月) 16:24:00|
- 2022年10月~12月
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準決勝の組み合わせが決まりました。
・ルードvsルブレフ
・ジョコビッチvsフリッツ
グループ分けの際にはレッドグループの方が厳しい組み合わせになったと思われていましたが
結果だけを見ればグリーングループの方が全体的に混戦になった印象です。
2勝1敗が2名、1勝2敗が2名と全勝もしくは全廃の選手が出ませんでした。
早くも2敗してしまったナダルも最後に首位通過のルードを下して
自身最多の5連敗を免れると共に、まだ来年もやれるというメッセージを残してシーズンを終えました。
ルードは、レッドグループで激戦を勝ち上がってきたルブレフと対戦します。
過去はルブレフの4勝1敗ですが、直近の対戦は1年前のこの大会であり
その時はファイナルセットタイブレークの熱戦でルードが勝っています。
さて、今大会の台風の目はフリッツです。
欠員により繰り上がりでの出場でありながら準決勝進出を決めました。
ただ、次の相手はジョコビッチ。過去5戦して1度も勝っていません。
今年、ナダルに対して見せた奇跡をジョコビッチ相手にも披露できるでしょうか。
レッドグループは厳しい組み合わせの中でもジョコビッチが全勝でRRを通過しました。
特に最初の2戦は圧勝で、やはり強いのだということを見せつけられた思いです。
今ジョコビッチと互角に打ち合える選手はメドベージェフくらいだろうと思われるのですが
それがそのままRR3戦目に結果として出ました。
これまで圧倒的であったジョコビッチから大会初でセットを奪うと
ファイナルセットもタイブレークにもつれる展開となりました。
RR3戦目であり、それぞれ準決勝進出のかかった試合でもないため
本当に絶頂同士の打ち合いであったかと問われればわからないですが
守備力も凄いこの2人が打ち合うとショットがなかなか決まりませんで
非常にレベルの高いラリーの応酬であったと思います。
途中ジョコビッチが疲れを見せるそぶりもありましたが、これは時々ジョコビッチには見かける光景です。
最後はメドベージェフも集中が切れた感はあったもののジョコビッチの高精度ショットが炸裂しRRを全勝で締めくくりました。
残った4人のなかではやはりジョコビッチがダントツの優勝候補ではないかと思います。
- 2022/11/19(土) 09:18:52|
- 2022年10月~12月
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グリーングループの2試合が行われました。
・ルードvsフリッツ
・オジェ・アリアシムvsナダル
前者が勝者です。
ルードは2連勝で、大会前の不調との評価を一掃しました。
他にグループ内で2勝できる選手があと1人しかいないため準決勝進出を確定させました。
フリッツ戦はファイナルセットタイブレークの熱戦でした。
フリッツはオジェ・アリアシムと準決勝進出をかけて3戦目を戦います。
こちらもアルカラスの棄権により急遽手にした出場権ですが存分に暴れまわっています。
さても心配なのはナダルです。
今大会はいいところなく2連敗となりました。しかも1セットも取れていません。
怪我明けというのと毎年年末はナダルのシーズンではないというのはありますが
全米から続けて4連敗となっています。
ナダルは過去に一度、2009年に、パリからATPファイナルズまでで4連敗というのを経験しており
それ以来の連敗記録ということになるのではないかと思います。
次のルード戦に負ければ自身初の5連敗になるのではないでしょうか。
年初の活躍とは全く逆の年末を迎えてしまうことになります。
年初は連勝街道をひた走り、最初に土がついたインディアンウェルズの決勝も
実はろっ骨を疲労骨折していたという、とんでもない状態でなお準優勝という凄みがありました。
一時はジョコビッチ、フェデラーにグランドスラム優勝数も2つの差をつけ、
ウィンブルドンまでは強さを見せていましたが、
それ以降は疲れと怪我からの完治ができないまま来てしまった印象です。
フェデラーの引退と共にナダルも失速したという論調の出てきそうですね。
流石にまだもう少し強いナダルを見せてほしいものですが果たして今後回復してくれるでしょうか。
- 2022/11/16(水) 12:00:00|
- 2022年10月~12月
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両グループともに初戦が行われました。
・ルードvsオジェ・アリアシム
・フリッツvsナダル
・ルブレフvsメドベージェフ
・ジョコビッチvsチチパス
前者が勝者です。
秋口から、ルードは不調、オジェ・アリアシムは好調という状態でしたが、今回はルードが快勝しました。
オジェ・アリアシムは怪我の影響もあるのではと噂されていますが本人は否定しています。
ナダルは、今年苦戦の連続であったフリッツにまたもやられました。
いかにも良くないときのナダルのプレーぶりで、いいところなく敗れた感じでした。
ナダルは残り全勝して優勝しないと年末No.1にはなれず、あと1つ負けた時点でアルカラスのNo.1が確定します。
ルブレフはメドベージェフ相手に最初の4戦で1セットも取れないという状態で
非常に苦手にしていたのですが、去年のシンシナティで初勝利を上げていました。
そして今大会、ファイナルセットタイブレークの大熱戦で勝利し、2連勝するに至っています。
もう苦手は克服したと言っていいかもしれません。
しかし、この試合は激戦でした。他の3試合が全てストレートでしたので特に印象が強いです。
ジョコビッチvsチチパスは最初の3戦でチチパスが2勝1敗とリードしていたものの、
その後ジョコビッチが実に9連勝しています。
ちょっと行けると思わせておきながらその後に地獄を強要するこの手法、
何か見たことあるなあと思ったら、対錦織ですね。
錦織も最初の3戦でジョコビッチ戦が2勝1敗だったのに、その後実に17連敗を喫しております。
これはひどい。ただ単に勝てないというよりもよほどたちの悪い嫌がらせです。
参考までに、キリオスが今ジョコビッチ戦2勝1敗なんですよね。今後の対戦が気になります。
さて、今夜は
・ナダルvsオジェ・アリアシム
・ルードvsフリッツ
が行われます。
- 2022/11/15(火) 13:40:40|
- 2022年10月~12月
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NextGenが終わったばかりですが、間髪を入れずにATPファイナルズが始まります。
グループ分けは以下の通り。
Green Group
ナダル、ルード、オジェ・アリアシム、フリッツ
Red Group
チチパス、メドベージェフ、ルブレフ、ジョコビッチ
フリッツには悪いですが、ジョコビッチを引いたレッドグループのメンバーは嫌でしょうね。
どちらも見応え満点の試合が観られると想像できますが、
やはりレッドグループの方が比べるとより混戦というイメージです。
何せ優勝経験者が4人中3人もいるわけですからね。
一方でグリーングループには優勝経験者がいません。
そして往々にしてこのようなRRの激戦を勝ち抜いた方が最終的に優勝したりするケースも多いです。
いつもながらこの大会の公式ページは分かりにくいですが、今年は日本語ページが付きました。
まずは日本時間の今夜、レッドグループの2試合
・ルードvsオジェ・アリアシム
・ナダルvsフリッツ
が行われます。
ルードとオジェ・アリアシムは最初の対戦でオジェ・アリアシムが勝利しましたがその後ルードが2連勝しています。
直近の試合としては今年のカナダで対戦しており、その時はルードがストレートで勝利しました。
但し、どちらも若い選手同士なので過去の成績はあまり参考になりません。
むしろ、元気な状態で大会を向かるオジェ・アリアシムの方が有利という見方もできるでしょう。
ナダルとフリッツは過去ナダルの2勝1敗ですが、今年だけで2度対戦しています。
インディアンウェルズでは決勝でフリッツが勝利し、ナダルに今年初の黒星を付けると同時に
初のマスターズタイトルを獲得したのは記憶に新しいところです。
その後ウィンブルドンの準々決勝でも対戦し、その時なナダルが勝利しましたが
ファイナルセット7-6という大変な激闘で、結果としてナダルは次のキリオス戦を棄権する運びとなりました。
ナダルにとって今年のフリッツは鬼門とでもいうべき存在となっていると言えるわけです。
しかもナダルは怪我明けで、直前のパリでも初戦敗退を喫するなどコンディションは万全でないですから、フリッツには十分にチャンスがあります。
初日からいきなりどちらも読めない試合が組まれました。早速の楽しみが生まれています。
正にこれこそがATPファイナルズの醍醐味といえます。
- 2022/11/13(日) 21:03:31|
- 2022年10月~12月
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