昨日トップハーフの熱戦度が薄いと書きましたが
なんのなんの、4回戦に関しては見事な試合が行われました。
ダビデンコvsベルダスコ、ツォンガvsアルマグロの
シード勢対決はいずれもフルセットとなりました。
特にツォンガvsアルマグロはファイナルセット9-7というスコアでした。
一方、トップシード勢であるフェデラーとジョコビッチは、
それぞれヒューイットとクボットをストレートで下して貫禄のベスト8進出となりました。
ストレート勝負だったとはいえフェデラーvsヒューイットは注目も大きかったでしょう。
現役で最も多く組まれている対戦であり、現在の数少ないグランドスラム優勝者経験者同士です。
しかも複数回優勝しているのはこの2人以外にナダルだけという状況です。
ヒューイットも調子は上向いてきており、地元ということで期待もあったと思いますが
ここ数年の相性のよさと、そしてサーブの良さを見せたフェデラーが勝利しました。
ヒューイットにはもう少しやってくれてもという思いも無いではなく、
その辺は少々残念でしたが、まあ結果は順当だったといえるでしょう。
ベスト8の顔ぶれは以下のようになりました(かっこ内は過去の対戦成績)どれもこれも注目です。
・フェデラーvsダビデンコ(12-2)
・ジョコビッチvsツォンガ(2-4)
・ロディックvsチリッチ(1-1)
・ナダルvsマレー(7-2)
フェデラーvsダビデンコはこの中でも最も対戦成績の開いた組み合わせですが
ここのところダビデンコが2連勝しているのは皆さんも良くご存知でしょう。
グランドスラムということでフェデラー有利には変わらないと思いますが
ダビデンコもそれまで12連敗していたとはいえ、
グランドスラムでは好勝負を演じてきてたので今回も面白い展開を期待していいと思います。
ジョコビッチvsツォンガは一昨年の決勝の組み合わせです。
その時はジョコビッチが勝ちましたが、その後ツォンガが4連勝し
ジョコビッチの天敵のような存在になりかけていました。
直近の対戦ではまたジョコビッチが勝ったため
一応、苦手意識は払拭したかには見えますがさて今回はどうなるでしょうか。
ロディックvsチリッチは今回のベスト8の中で唯一世代の違う選手同士の対決です。
過去は1勝1敗ですが、ハードコートで行われた一昨年の対戦ではチリッチが勝っています。
しかもチリッチは若い選手でこれから伸びるという状態ですので注目度も高いと思います。
もっとも、ロディックも復調著しく簡単に世代交代といった見方にはならないでしょう。
共に4回戦ではフルセットのタフな試合を戦っています。
全ての試合が注目ですが、やはり一つと言われたらナダルvsマレーなのではないでしょうか。
ドロー発表のときからの期待さrた対戦なのでそれも当然と言えます。
過去の対戦は印象からすると意外なほど差がありますが、
マレーが勢いを増してからのハードコートでの対戦では互角となっており、
それ以前の初対決となった2007年の全豪ではフルセットの激戦を演じています。
力は互角と見ていいでしょう。
コート適正的にはマレー有利かもしれませんが、ナダルもディフェンディングチャンピオンです。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ
- 2010/01/26(火) 10:00:48|
- 2010年1月~3月
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| コメント:4
昨日のマレー対ナダルの試合は凄かったですね!
去年はなんでマレーが優勝候補?なんて思ってましたが、今年は逆になんでマレーが優勝候補に挙がらなかったんだろう、というくらいのプレーでしたね。
ナダルは残念ながら膝の痛みでリタイアでしたが、トップクラスの選手との試合では膝がもたないのかなぁ~?とも思いで。
是非昨日の試合のAu-Sagaさんのコメントを聞かせて下さい。
- URL |
- 2010/01/27(水) 11:41:52 |
- フェデラーfan #-
- [ 編集]
>フェデラーfan様
まずなんといってもやはりナダルの怪我が残念でした。
ナダルは去年の全仏以降、一度もベストコンディションには到達していないようですね。
最近のナダルには以前の動きがないと思います。
たまに凄いフットワークを見せはしますが、
以前であればそれが試合中ずっと持続していたのが
最近ではせいぜいワンプレーかツープレーしかない程度なので
一つのスーパープレーを見せられても相手は以前のような怖さを感じないのだろうと思います。
本来5セットマッチに強い選手でしたが
今は、特に脚力に負担のかかるハードコートでの5セットマッチは厳しいのかもしれません。
かねてからの懸念でありましたが、
このまま怪我で力を落としていってしまうのならばとても残念なことです。
今後の回復を望みたいと思います。
一方マレーですが、ナダルの怪我とは別に昨日のプレーは良かったですね。
仕掛けが多彩で、その全てがツボにはまっていました。
元々このくらいのプレーができるポテンシャルはあったと思うのですが
その質の高さがずっと続けられるかどうかが課題でした。
特にトップ選手との対戦では、名勝負を演じた次の試合で
急に気の抜けたようなプレーをするところがあったので
今回は次のチリッチ戦でもナダル戦と同じだけの気合いで挑んで欲しいと思います。
- URL |
- 2010/01/27(水) 13:56:19 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
- [ 編集]
ありがとうございます。
やはりAu-Sagaさんの見解は奥が深くて、楽しいですね。おかげでチリッチ戦も違う角度から試合が楽しめそうです。
- URL |
- 2010/01/27(水) 18:50:37 |
- フェデラーfan #-
- [ 編集]
>フェデラーfan様
今回のベスト8はいずれも
グランドスラム優勝経験者と優勝未経験者の対戦となりましたが
フェデラー以外の経験者は全て敗退してしまいました。
やはりグランドスラムはフェデラーなのかという思いと
はたまた去年のデル・ポトロのように新しい優勝者が登場するのか
という思いが交錯して先の読めない展開に興奮を覚えます。
やはりどうしてもフェデラーvs他の3人のようなイメージになりますね。
第一の対抗馬はもちろんマレーだと思います。
仮にここでチリッチをねじ伏せるようなことがあると
脱皮したマレーが観られるかもしれません。
また逆に負けるようなことがあると
今後の期待も薄まってしまう気がします。
フェデラーvsツォンガも楽しみなのですが
ベスト4のキモはマレーvsチリッチではないでしょうか。
今後のテニス界の勢力図を占う意味でも注目したい一戦です。
もちろんチリッチがデル・ポトロに続くニュースターになるためにも
重要な試合となると思います。
- URL |
- 2010/01/28(木) 09:52:14 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
- [ 編集]