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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2012年、マイアミベスト4出揃う

ようやく、トップハーフとボトムハーフが
揃ったタイミングで記事のアップが出来ました。

ベスト4の顔合わせは以下のようになっています。
・ジョコビッチvsモナコ
・ナダルvsマレー

インディアンウェルズと同様、
今回もジョコビッチとナダルがベスト4に残りました。
インディアンウェルズでは両者とも準決勝で敗れていますが、
改めてテニス界を牽引しているのはこの2人だということが再確認できます。

前回はフェデラー、今回はマレーが残ってまして、
もちろん4強時代であることにも変りないのでしょうが、
その中でもやはりトップ2の力は大きいと思います。
今年、ジョコビッチは全豪だけ、ナダルに関してはタイトルなしなのですが
共に全ての大会でベスト4に残っているのはさすがです。

ランキングポイントで言えば同じ規模の大会であれば
2度の準優勝は1度の優勝と殆ど変わらないことになりますし
準優勝とベスト4であれば優勝1回には届きません。
あくまでも優勝することが大事だという考えもあるかと思います。

ただ、ランキングポイントは1年間で失効しますから
優勝と早期敗退を繰り返す選手はランキングの上下動が激しいことになり
安定した位置に居づらいということも言えます。
結果として、ある一定の結果を出し続ける選手というのは
安定感があり息の長い選手ということになってきます。

仮に今回マレーが前回のフェデラーのように優勝したとすれば
俄然4強の間での混沌とした状態がクローズアップされてくることになるでしょう。
もしかしたら一時的にランキングの変動だってあるかもしれません。
しかし、最終的にはやはり2人が上にいるんじゃないかという雰囲気があります。
こうした状態を打破するためにも
フェデラー、マレーには安定感も要求したいところです。

さて、勝ち上がった4人の選手の中で気になったのがナダルです。
ナダルは4回戦では錦織、準々決勝ではツォンガに勝ちました。
いずれも難敵ですので勝ってトップの力を顕示できたと言えますが
ゲームの決め方が遅かったのが気になりました。

錦織の試合ということになると、どうしても錦織視点で見てしまうので、
錦織がよく頑張った試合、という感想になりがちなのですが
ナダルからしてみればもっと簡単に決めてもいいというか、
決めるべき内容だったのではないでしょうか。

第2セット、ナダルは「5-3」とリードし自分のサーブを迎えました。
普通はここでサービスキープして終わりの場面です。
しかし打って出た錦織に逆襲され、ブレークを許してしまいました。
錦織も良いショットを打ちましたし、錦織を褒めてもいいですが
錦織レベルのショットを打つ選手はトップに多くいます。
相手のショットが良かったというだけで決めるべき場面で落としていては
トップとしては万全とは言えないのではないでしょうか。

元来ナダルはスロースターターですので相手が格下であっても
試合序盤に圧倒されるようなシーンはこれまでに幾度もありました。
ギアの入れ替えが上手く行かず、そのまま「6-1 6-2」のような
簡単なスコアで敗れるようなこともありました。まあレアケースかもしれませんが。
しかし、試合の中盤から終盤でこのようなトーンダウンというのは
あまり印象にありません。もちろんないわけではないですけど。

錦織戦ではその後すぐにブレークバックしなおして試合を決めたので大事には至りませんでしたが
この心配がもう少し具体的な形となったのが次のツォンガ戦でした。
同じように第2セット「5-4」という場面でナダルのサーブとなりました。
サービスキープすればストレートでの決着ということで簡単に試合が終わったわけですが、
ここでも錦織戦同様ブレークバックを許してしまいました。
そしてそのまま3ゲームを連取され、ツォンガにこのセットを取られてしまいます。
これまたツォンガ側を称える見方もあるかと思います。
現に思い切ったショットや躍動感のある動きはこれぞツォンガといった趣でした。
第3セットに入ってからは集中を切らしたツォンガと切らさなかったナダルという差が出て
ナダルが無事勝ちあがることになりました、この部分に関してはさすがはナダルと思いますが
結局随分と試合を長引かせてしまったことになります。

第3セットのツォンガはサーブがダメで、終盤にはショットも乱れていました。
それに比べて相手がどんなであれ常にナダルでいるというのがナダルのナダルたる所以でして
勝つべくして勝ったのかもしれませんが、ツォンガに助けられたという見方もあると思います。
こうした状況を念頭においてのマレー戦、楽しみですね。

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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2012/03/30(金) 14:32:27|
  2. 2012年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<2012年、マイアミはジョコビッチが優勝 | ホーム | 2012年、マイアミ3回戦など>>

コメント

今回はロッディックにしてやられましたが、去年の全米以降フェデラーの安定感もジョコビッチ、ナダルに引けをとっていないと思います。ただフェデラーの好調は、ナダル、ジョコビッチが疲労からの不調期と重なっていることから、この好調もあくまで相対的なものとも考えられます。やはり好調な二人に勝ち切れるかは現時点ではやはり疑問符が付きますでしょうか。特にジョコビッチとはしばらく公式戦で対戦が無いことから、今年のフェデラーを占う意味で、マイアミでの対戦を期待していたのですが・・

フェデラーが敗退した今、個人的にはマレーに期待です。ドバイではジョコビッチに勝っていますし、いまいち勝ちきれないナダルに是非勝ち切って欲しいです。
  1. URL |
  2. 2012/03/30(金) 19:33:11 |
  3. Black Prince #-
  4. [ 編集]

>Black Prince様

ありがとうございます。言われてみればたしかにそうですね。
ここ半年に限定すれば、フェデラーの場合、
今回の早期敗退がレアケースであって好調を維持し続けています。
となるとクレーシーズンがポイントをまくるのに良い機会ということになります。
去年とのポイント差を考えればフェデラーの優位性が際立ってきますからね。
  1. URL |
  2. 2012/03/31(土) 19:29:04 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

1大会2不戦勝

こんばんは

マイアミもいよいよ決勝のカードが決まりました。
ジョコビッチvsマレーです。

トップ4ではロディックに4敗目を喫したフェデラーを除く3人が準決勝に駒を進めました。
しかし順当に勝ち上がれば初めてトップ4同士が当たる準決勝は、多くのファンにとっては残念な結果になってしまいましたね。

ジョコビッチは、フェデラーを破ったロディックを倒して勝ち上がってきたモナコにストレートで快勝、もう一方ではナダルとマレーのトップ4同士の対戦が実現するはずでしたが、ナダルが試合前に棄権したため戦わずしてマレーの決勝進出が決まりました。

インディアンウェルズでは、フェデラーとナダルの宿命の対決が実現しフェデラーが会心の勝利、もう一方では地元アメリカの期待の星アイズナーが王者ジョコビッチを破る殊勲の星を挙げるなど見所満載でしたが、マイアミでは(モナコには悪いですが)言うなれば期待外れの結果になりました。

さて、ここで自分が注目するのがマレー!
……の勝ち上がりです。

1R Bye.
2R 6-2,6-3 vs ファリャ
3R W/O vs ラオニチ
4R 6-3,6-4 vs シモン
QF 4-6,6-3,6-4 vs ティプサレビッチ
SF W/O vs ナダル

何が言いたいかと言えば、不戦勝が二つあります。
1大会2不戦勝って結構珍しいんじゃないでしょうか?
  1. URL |
  2. 2012/03/31(土) 19:54:22 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

ロディックがフェデラーに久々に勝利して何より嬉しいですね。自信つけてウィンブルドンは良い所まで勝ち進んでほしいです。ナダルは棄権ですか、、、モンテカルロでは元気にプレーしてほしいです。
ランキング争いも激しいようですが、ジョコビッチがどこまで1位をキープできるか楽しみです。個人的には30歳ベテランのフェデラーが1位に復帰するなんてもう考えたくもないですが.....ナダル、マレー、ジョコビッチ、ツォンガ、ベルディッチこういった選手達が盛り上げていくべきです。グランドスラムが舞台ではないにしてもナダルに勝てたりと最近調子良いみたいでそれもありうるかもしれませんが...ナダル、ジョコビッチの壁があるからそんな簡単にはいかないでしょう。
  1. URL |
  2. 2012/03/31(土) 21:27:33 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

フェデラーの一位復帰を望むファンは多いと思います。いまだ衰えぬ試合における歓声がそれを証明しています。ただ実際そうなったら時計の針を逆回しにするようなもので、うんざりだと考える人も実は多いのかもしれませんね。2005~07年におけるナダル、ジョコビッチ、マレーのような存在はいまだ現れません。当時ベテラン、全盛期年代の選手が悉くフェデラーに駆逐されてしまったため、若手であった彼らが対抗しテニスを盛り上げていました。現在は全盛期であろう彼らにベテランとなったフェデラーが対抗しています。

テニス界のエネルギー総量自体は変わっていなくとも、未来の展望はやや暗いものとなっている気もします。管理人さんのお言葉をお借りするなら、暗黒時代が到来しかねないということです。フェデラーが一位復帰するよりも、フェデラーを駆逐する若手が登場するほうが長期的に見ればテニス界にとって良いのかも知れません。

まあ自分はどんな状況でもフェデラー贔屓で、最後まで応援してしまうでしょうが。
  1. URL |
  2. 2012/03/31(土) 23:11:01 |
  3. Black Prince #-
  4. [ 編集]

>2R様

決勝の結果を見る限り、
マレーの準決勝はスキップでないほうが調子が上向いたかもしれませんね。
きつい試合が続くと体力的には大変ですが、
準決勝で苦労したほうが決勝で簡単に勝ってしまうという例はよくありますので。
まあ普通に今のジョコビッチとマレーの差だったということかもしれませんが。


>F様

中堅選手は頑張っていますが、特に頑張っているのは
いずれも中堅の中でも少し年長気味の選手という気がします。
これらの選手は数年後にはベテランとなります。
ツォンガやベルディフやアイズナーなどは今年27歳なので3年後には30歳です。
まあ3年も頑張ってくれれば充分なのですが、
なにより25歳未満(1988年以降生まれ)の選手に本当に人材がいないという感じです。


>Black Prince様

フェデラーはナダルには迫れるかもしれませんがジョコビッチとなるとかなり大変です。
ジョコビッチにはグランドスラム3大会の優勝ポイントがあり
それだけで全保有ポイントの半分を占めています。
フェデラーが来年の全豪まで好調を維持できればまくれるかもしれませんが
なかなか厳しいものがあるかもしれません。ただそれを乗り越えての1位復帰
ということになったらそれこそ伝説的な偉業ということになるのでしょう。
  1. URL |
  2. 2012/04/02(月) 11:47:17 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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