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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2009年、マイアミ、マレー優勝

murray-1a.jpg
マレーがジョコビッチを下して優勝しました。
2人の対戦はジョコビッチ4連勝の後マレー3連勝ということになります。
2人は現在激しいランキング争いを展開していますが、
誕生日も僅か1週間違いで正に好敵手といえそうです。

ジョコビッチは年初の不調を取り戻した感があります。
しかしツォンガ戦でも感じたように同じ選手への連敗癖が少し気になります。
どのコートでも戦える選手なのであとは安定感が欲しいですね。

さて、勝ったマレーですがいよいよマレー時代か、という雰囲気が漂いだしました。
ジョコビッチとのランキング差は僅か170ptになっています。

ジョコビッチは連続3位の記録を持続していますが
マレーがこれを4位に落とすことで終結させるのでしょうか。

今年は文句なくマレーが一番良い成績を残しています。
最多の3大会優勝、勝敗も26-2(92.86%)とずば抜けています。
因みに2番はナダルです。2大会優勝、24-3(88.89%)

少しフライングになりますが、新しいコート種別で判断しますと、
実はこのマレーの活躍には少々の驚きもあるんです。
ここまでハードに強い印象を持たせていましたが、
正確には本当に高い数字を収めていたのはインドアハードであって
アウトドアハードはそこまで高くはありませんでした。
インドア、グラスに次ぐ3番目のコートにすぎなかったのです。
しかしそこで90%超えの勝率を達成しているわけですから
最早完全にクラスチェンジしたとみなしていいでしょう。

タイトルもこれで11になりました。
現役では元No.1のフェレーロや既にベテランと言っていい
ハース、F・ゴンザレスに並んだことになります。

次はいよいよクレーシーズンに入ります。
ここはマレーにとってチャンスであると共に正念場ともなります。

ATPのページによりますと、去年ジョコビッチはクレーシーズンを通して
2800ptを稼いでおり、マレーは520ptしか稼ぎませんでした。
簡単に言えばこれらは今年失うポイントになるわけですから
マレーはジョコビッチと同じ成績を収めさえすれば
あっという間にランキングで抜くことができるのです。
計算の上では大チャンスとなります。

しかし、同時にマレーのクレー勝率にも目を向けないわけにはいきません。
トップ3がどのコートでも戦える選手であるのは皆さんご承知のとおりです。

ジョコビッチは最も低いインドアでも66.67%であり、クレーでは70.67%を記録しています。
しかしマレーはクレーでは過去44%の勝率しか上げていません。
1回戦を勝ち抜くのも必死というレベルです。
当サイトで集計中の現役選手34人中31番目という低さです。
これを克服しなくては上を目指すことはできないでしょう。
同時にここでポイントを稼げるようになれば
ジョコビッチどころかフェデラーも、という勢いにもなりかねません。
今後のマレーの戦いぶりからは目が離せませんね。
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  1. 2009/04/06(月) 10:00:44|
  2. 2009年1~3月
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2009年、マイアミベスト4

このところ古い記録に熱中しきりですが
もちろん現在のテニスにも興味は向いています。

マイアミではベスト4が出揃いました。
組み合わせは
・フェデラーvsジョコビッチ
・マレーvsデル・ポトロ
となりました。

ナダルはデル・ポトロに敗れました。
現在4強時代と言っていい状態になっていますが、
4人が揃ってベスト4に残るという例がなかなかありません。
去年の全米が唯一だったのではないでしょうか。
インディアンウェルズに続き今回もまた一人が
直前のベスト8で欠けるということになってしまいました。

フェデラーはロディック、ジョコビッチはツォンガを倒して勝ち上がりました。

フェデラーにとってロディックはさほど難敵ではないのかもしれませんが
最近のロディックは時として素晴らしいパフォーマンスを見せるので
やはり嫌な相手には変わりないと思います。スコアも「6-3 4-6 6-4」のフルセットでした。
去年の今頃、フェデラーは不振に喘いでいました。
しかし今年はそんなことはなさそうです。ただ、マレーとナダルには勝てませんが。

ジョコビッチはツォンガに勝利しました。
去年の全豪で勝利して以来4連敗を喫していた相手だっただけに
この勝利は大きいかもしれません。
この2人は良いライバルになりそうだと思えた半面
このままツォンガが勝ち続ければ天敵にもなり得るのではないかとも思えていましたので。

フェデラーとジョビッチの、特にハードコートでの打ち合いは見ごたえがあります。
純粋に調子が良いほうが勝つという感じなので結果が読めないのも良いです。
もっとも、トータルの対戦成績はフェデラーの7-2と実は随分と差があるのですが。

さて、敗退したナダルですが
インディアンウェルズ優勝に続きベスト8ですから
2大会の合計という点で決して悪くはありません。
ただトップシードという点、そしてベスト8に残った8人のうち
もっともキャリアの少ないデル・ポトロが相手という点を考えれて
やはり金星を献上してしまったと判断していいのではないでしょうか。

一方のデル・ポトロは去年の後半から調子を上げていたものの
小さな大会での勝ち上がりが多く、
強敵を倒す実績に欠けると思われていただけに
今回の金星は良い弾みになるのではないかと思います。

マレーとの対戦は楽しみです。
過去はマレーの2勝0敗ですが、前回の対戦(去年の全米)では
タイブレーク2つを含むなかなかの激戦となりました。
記憶されている方も多いと思います。

そのマレーはベルダスコを倒して勝ち上がりました。
全豪で激戦の末敗退した相手ですが、今度は一方的なスコアでの勝利となりました。
やはり今一番乗っているのはマレーなのかもしれません。

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  1. 2009/04/03(金) 15:15:23|
  2. 2009年1~3月
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2009年、マイアミ3回戦ボトムハーフ

3回戦はボトムハーフの4試合が終わりました。

注目のモンフィスvsサフィンは「5-7 7-5 7-6」という
激しいスコアでの決着となり、モンフィスに軍配が上がりました。

4回戦の組み合わせは
・シモンvsツォンガ
・ジョコビッチvsベルディフ
・ロディックvsモンフィス
・フェデラーvsデント
となっています。どれもこれも楽しみな対戦です
この中では唯一デントがノーシードですが
アルマグロ、ロブレドと2人のシードを倒してきています。

またフランス4強のうち3人が元気に勝ち上がっています。
不参加のガスケが惜しいですが
国単位で言えばスペインに負けない勢いを見せていますね。

フランスといえば、いるだけで話題のサントーロはともかくとして
グロージャンはどこ行っちゃったんでしょうか。

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  1. 2009/03/31(火) 10:15:08|
  2. 2009年1~3月
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2009年、マイアミ2回戦

シード勢の初戦に当たる2回戦が行われました。
今回はガスケが直前に不参加を表明したためシード選手は31名となっております。

31名のうち敗退は僅かに6名、実に25名が勝ち上がりました。
「シード=強い選手、勝ちあがるのは当たり前」
という常識がなかなか通じないテニス界にあって
上位陣がこれでもかと勝ち上がるのはそこそこ珍しいことです。

負けた選手の中にはナルバンディアン、カルロビッチが含まれます。
ナルバンディアンはもう1つ勝ち上がればマレーと、
カルロビッチ次にナダルとの対戦が組まれることになっていただけに少々残念ではあります。

マレーはすぐ隣のマーディ・フィッシュも敗れましたし
ナルバンディアンの隣がガスケの場所だったので
ベスト8までシード選手と当たらないという恵まれたドローになりました。
ランキングポイントを上げる絶好のチャンスです。

さて、シード勢が敗退していないということは
次に多くのシード同士の対戦が組まれるということになります。

ブレークvsベルディフ、モンフィスvsサフィンなどは
特に注目の対戦と言えるでしょう。

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  1. 2009/03/30(月) 09:59:23|
  2. 2009年1~3月
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2009年インディアンウェルズ後のポイント変動について

インディアンウェルズ終了時点でのトップ選手のポイントの動きです。
去年の結果と今年の結果を並べてみます。

↑ 1.ナダル(ベスト4 → 優勝)ポイントアップ

- 2.フェデラー(ベスト4 → ベスト4)変わらず

↓ 3.ジョコビッチ(優勝 → ベスト4)ダウン
↑ 4.マレー(4回戦 → 準優勝)大幅アップ

↓ 5.ダビデンコ(3回戦 → 不出場)ダウン
↑ 6.ロディック(2回戦 → ベスト4)アップ

こんな感じになります。

現在、ナダルはフェデラーと4080pt差です。これは完全に安全圏といえます。
フェデラーとジョコビッチは2490pt差です。これもすぐに変動する数字ではありません。
年初には10pt差にまで追い上げたジョコビッチでしたがまた少し差を広げられています。

ジョコビッチとマレーの差が570pt。マスターズ1000の優勝ポイントが500なので、
これもすぐに引っくり返せる数字ではないですが
全豪終了時点で1600ptほどありましたからじわじわと迫っていることになります。

マレーとダビデンコは3000pt以上の差があるので
ランキング争いを展開しているとはいえないですが、
その下のダビデンコとロディックが125pt差で激しく競っています。

戦列を離れているダビデンコは去年のマイアミで優勝しているため
次も不出場となると大幅にポイントを失うことになります。
ここ数年6位から9位までを行き来していたロディックは久々に
5位に返り咲くことになるかもしれません。

去年の上位陣のマイアミでの成績は以下のとおりです。

1.ナダル(準優勝)
2.フェデラー(ベスト8)
3.ジョコビッチ(2回戦)
4.マレー(2回戦)
5.ダビデンコ(優勝)
6.ロディック(ベスト4)

ジョコビッチとマレーはポイントアップのチャンスというわけですね。

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  1. 2009/03/24(火) 10:08:54|
  2. 2009年1~3月
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2009年、インディアンウェルズまとめ

なかなか時間がとれずにブログの更新もままならなかったのですが
ここへ来て一気にまとめをしてしまいます。

正直、個人的にはラウンドの始めのほうからかなり盛り上がりました。
ブログ更新できなかったのが歯がゆいくらいでした。
特にベスト8あたりでの勝ちあがりの面々には興奮度MAXでした。

トップ4にロディック、絶好調のベルダスコとデル・ポトロ、
そしてなんとなんとリュビチッチ!!

大きな大会でリュビチッチの勝ち上がる姿を見るのはいつぶりでしょうか?
結局マレーに敗れましたがとても嬉しい出来事だったといえます。
今ダビデンコが戦列を離れているのでその分頑張ってくれたのでしょうか。

nadal-8a.jpg
さて、優勝はナダルでした。決勝ではマレーを「6-1 6-2」と瞬殺!
これまでのマレーの戦いからは、予想外といえる展開でした。

今大会、ナダルはベスト16でナルバンディアンと対戦しました。
最近は調子が出ていないとはいえ、ナルバンディアンは唯一の
ナダルが苦手とする選手という位置付けでだったといえます。

実際に試合のほうも常にナルバンディアンがリードして
ナダルが幾度もマッチポイントを凌ぐという手に汗握るものとなりました。
ただし最後は最終セットを6-0と一方的にナダルが取り、
過去のナダルではないことを見せ付けた格好となりました。

現在のナダルにとっての最大の難関はナルバンディアンではなくマレーだろう、
とその瞬間には多くの人が考えたでしょう。

そのマレーは準決勝でフェデラーを下して勝ち上がってきました。
最早番狂わせではなく見慣れた光景とすら言えます。
過去の対戦成績はこれでマレーの6勝2敗。
ナダル以外でフェデラーがここまで勝てない選手が現れる時代になるとは
数年前に誰が予想できたでしょうか。

このとろころマレーはナダルに連勝していたのでマレー有利の声は大きかったでしょう。
インディアンウェルズはハードコートの中でも比較的球足は遅く
その点でナダルに有効とは思えましたが、それでも苦戦は必至と考えられただけに
まさかこんな一方的な展開になるとは想像を超えていました。

ナダルは去年あたりから本当に攻撃的なプレーが目立つようになりました。
マレーも攻守の切り替えが巧く、バランスの取れたプレーをする選手ですが
現在最高の万能性をもってしても好調のナダルには通じなかったことになります。
マレーの調子もフェデラー戦ほどではありませんでした。
しかし、それでも要所のプレーには光るものがありました。
今後の両者の対戦も楽しみです。

murray-1a.jpg
ここ1年のマレーの勝ち方、特にハードコートでのパフォーマンスは
全選手中でも最高級のものです。
ちょうど去年のジョコビッチを観るような思いです。
ただし、ジョコビッチとの決定的な違いもあります。
まずは大きなタイトルがないこと。
ハードの3大大会である全豪、全米、マスターズは
それぞれ、ナダル、フェデラー、ジョコビッチに取られています。
また、これは2週間後に再度詳しく取り上げるべき内容ではありますが
クレーでの実績がないという点は大きいです。
これらはマレーにとっての今後の大きな課題と言えるでしょう。

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  1. 2009/03/23(月) 12:03:48|
  2. 2009年1~3月
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2009年全豪終了後のランキング

全豪はもちろん大きな大会ですからランキング変動の可能性もあったんですが
大きな番狂わせなどは起きなかったためそれほどの変更はありませんでした。

一応ベスト4に残ったロディックが6位に順位を上げ、
同じくベスト4のベルダスコが9位になりました。ベルダスコはもちろん自己最高位です。

トップ4に変更はないですが、少しポイント差が均等になっています。
年初にはフェデラーとジョコビッチが僅差でしたが現在は2000pt近く離れています。

ポイント表は以下のようになります。カッコ内は上との差です。

14260 ナダル
11000 フェデラー(3260)
9010 ジョコビッチ(1990)
7360 マレー(1650)
5030 ダビデンコ(2330)
4510 ロディック(520)

下に行くに連れて少しずつ差が少なくなっている点が実に均整を感じさせます。
欠場のダビデンコが頑張っているのが目を引きますが
仮に出場していればロディックとの差がやや開き、
マレーとの差が少し縮まっていたかもしれないので
もっと綺麗に均整のとれたポイント差ができあがっていたでしょう。

さて、今大会で一気に名を上げたベルダスコですが、
その記録が気になる方もいらっしゃるでしょう。少し調べてみました。

1983年生まれ、現在25歳(今年の26歳)なので
当サイトの25歳ピーク説に基づけば今が全盛期だといえます。

生涯成績:196勝150敗(56.6%)
GS成績 :39勝23敗(62.9%)
タイトル数:2個
ハードコート:53.1%
クレーコート:60.0%
グラスコート:61.8%
カーペット :52.9%
タイブレーク:50.3%

なんとなんと、グラスコートが一番勝率が良いですね。
スペイン選手としてこれは珍しいでしょう。
グランドスラムではこれまで全豪以外の4回戦が最高でした。
全豪でのみは2回戦が最高だったのですが今回一気に記録を塗り替えたことになります。

全体的にキャリア成績としては大選手の仲間入りを果たしているわけではありません。
あれだけの凄いプレーを見せる選手がそれでもまだこのくらいといったところに
現在の男子テニス界のレベルの高さを伺うことができます。

さて、サイト本体ではまた恒例のデータ更新が待っています。
今週中を目指しますが、ここのところいつも遅れてしまっていますね。
なるべく遅れないように頑張ります。

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  1. 2009/02/03(火) 10:46:10|
  2. 2009年1~3月
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2009年、全豪ナダル優勝

2009全豪決勝
ナダルがフルセットでフェデラーを下し初の全豪制覇を達成しました。
スコアは「7-5 3-6 7-6 3-6 6-2」でした。

ナダルは22歳にして早くも6つ目のグランドスラムタイトルで、
これはボルグに匹敵する早さとなっています。
歴史上でこの2人を超える早さを達成した選手はいないと思います。
因みにフェデラーは22歳の時に初めて最初のウィンブルドンを獲りました。

ナダルは元々凄いショットを持ってはいましたが、
今大会で多用したあの追い込まれてからの壮絶な切り替えしは、
今までのハードコートでの試合で果たして見せていたでしょうか。
ここへ来て身につけた新しい必殺技かもしれません。
本当にどのコートでも戦える選手になったのだと感じます。

対戦成績はこれでナダルの13勝6敗となりました。
王座を分け合う最強ライバル対決としては少し差があるように感じます。

両者のグランドスラム決勝での顔合わせは7回目であり、これは史上最多です。
一部ではタイ記録と紹介されているようですが、それは誤りです。

Tilden&Johnston
タイ記録としているのは、1919年-25年のチルデンvsジョンストンを7回と数えているからだと思います。
しかしここは混乱があるところで、実はこのうちの1921年は両者は決勝では顔を合わせておりません。
詳細は当サイト【ビル・チルデン最強説】の【1921年】の項に記していますが
この年はまだシード制度というものがなかったため、
この最強の2人が早いラウンドで顔を合わせてしまいました。
これが事実上の決勝戦であったこと、またジョンストンの変わりに決勝に出た選手、ジョンソンが
ジョンストンと名前が似ているということ(英語表記でも「William Johnston」と「Wallace Johnson」)
などからジョンストンを準優勝とする記録が誤って多く流布してしまったようです。
ネットで検索してもわかりますが未だに1921年の準優勝がジョンストンとなっている例が多くあります。

さて、話を現在に戻しまして、
フェデラーは去年のウィンブルドンに続き全豪でもナダルに敗れてしまいました。
ナダルのコートであるクレーで敗戦を重ねているうちはまだ大きな問題ではなかったでしょうが
ここまでくると深刻な状況だといっていいのかもしれません。

ただ、ナダルを相手に全く戦えてないというわけではありません。
場面場面ではナダルを圧倒するショットも打っていました。
例えば、ナダルは準決勝のベルダスコ戦で、欠点ともいうべきつなぎの浅い球が散見されましたが、
決勝ではそれほどでもありませんでした。にも関わらずフェデラーは4セットまで善戦したんですから、
むしろナダルを相手に最も戦える選手であるはずなんです。
しかし重要な勝負時に何故かガクンと調子が狂うんですね。本当に苦手意識があるんでしょう。

かつてのベッカーvsアガシを思わせます。
能力的にもショット1つ1つでもベッカーはアガシを圧倒しておきながら本当に勝てませんでした。

今年フェデラーが1位を取り戻すとした場合、ナダルが調子を落とすとか怪我をするとかで
戦わずに奪回する可能性もありますが、それでは価値が半減するでしょう。
やはり一度はナダルを倒さなくてはならないと思います。
かつてマッケンローがボルグ引退後に1位に就いたとき、
レンドル、ビランデルという苦手2人を抱えていたため、その価値を問われたことがありました。
結果として1984年の大ブレークでマッケンローは真のNo.1であることを証明したのですが
フェデラーにもう一度そのような活躍を期待するのは酷でしょうか。

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  1. 2009/02/02(月) 11:49:07|
  2. 2009年1~3月
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2009年全豪決勝はナダルvsフェデラー

今試合が終わりました。ナダルvsベルダスコ。
スコアは「6-7 6-4 7-6 6-7 6-4」
フルセット、タイブレーク3つという凄まじさでした。

やはりナダルの球が浅くなる癖は、
ガンガン打ってくる選手には付けこまれますね。
今回の試合も紙一重のところでした。
ベルダスコを見るのは初めてではありませんが、
改めてこんなにすごいプレーをする選手だったんですね。

試合は5時間14分で、全豪史上最長の試合時間だそうです。
あのファイナル「21-19」となった
伝説のロディックvsエルアノーイよりも長いんですね。
これには少し驚きました。

ナダルもフェデラーも今大会は1試合で極めて過酷なスコアとなりました。
それ以外では全てストレート勝ちとなっています。

両者が全豪で顔を合わせるのはもちろん初めてです。
グランドスラムでは8回目の対戦となります。
過去にはレンドルvsマッケンローが10回、
その他9回の組み合わせというのも4例ありますが、
うち決勝で7回というのは初めてです。

両者が顔を合わせないのはこれで全米だけとなります。
過去、4つのGS顔を合わせた例というのは結構あるのですが
全てが決勝ということになると一度もありません。

土曜日は女子の決勝が行われるため男子は一日空きますが、
もう今から待ちきれないくらいの楽しみで仕方のない決勝です。

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  1. 2009/01/30(金) 23:32:28|
  2. 2009年1~3月
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2009年、全豪フェデラー決勝進出

やはりというべきか、
ストレートでフェデラーがロディックを下し決勝進出を果たしました。
ロディックも頑張った時間帯はありましたが
やはり総合的には差があると感じさせる試合でした。

これでフェデラーはグランドスラム18回目の決勝進出です。
サンプラスと並んで2位タイとなりました。
上には19回のレンドルがいるだけで、今年中の更新も可能な位置にいます。

もちろん優勝すればサンプラスの記録14回に並ぶことになります。
サンプラスはこれまでのフェデラーと同じく4度の決勝負けがありますが
対戦相手がエドバーグ、アガシ、サフィン、ヒューイットと全て違う選手でした。
一方フェデラーは全てがナダルとなっています。明確な違いがあって面白いところです。

本日ナダルvsベルダスコが行われますが、
仮にフェデラーvsナダルが実現したとすれば
実に7度目のグランドスラム決勝対決となります。
これはもう凄いことで、もちろん史上初です。
過去には、チルデンvsジョンストンとラコステvsボロトラの6回というのがありました。
いずれも1920年代という大変古い記録です。

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  1. 2009/01/30(金) 10:10:08|
  2. 2009年1~3月
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