さて、決勝が一日ずれて人生設計が狂いましたよホント。
まあ結果として大会を楽しんだのでよしとしましょう。

優勝はマレーでした。準優勝はジョコビッチです。
今回はどちらが勝っても印象強いものとなることが約束されていました。
ジョコビッチが勝てばハードコートキングの名を不動のものにしていたところでしょうし
実際にはマレーの優勝でしたが、これにより今年はトップ4でグランドスラムを分け合う形となりました。
ますます4強の印象が強くなった、といったあたりが一般的な見解でしょう。
ただ個人的には「なんちゃって4強」が「普通の4強になりそうかも」といった辺りかと思います。
しかし、このような4強時代もそう長くはないかもしれません。不安な材料は色々あります。
フェデラーの年齢、ナダルの怪我、ジョコビッチの不安定さ、そしてマレーのコーチ(ん?)。
中ではジョコビッチのものが一番軽い不安材料でしょうか。
去年があまりに凄かったので、その反動でイメージが悪くなっていますが、
やはり今年グランドスラムで一番勝っている選手です。
そしてマレーもコーチ力を得てここで遂に覚醒が完了したわけですから
もしかしたらこのまま2強時代に移行していくことになるのかもしれません。
いやいや、フェデラーもナダルもまだまだありますよね。
もうしばらくこの4強時代を楽しみたいというのが本音です。
ジョコビッチとマレー、今回の決勝ですが、
どちらかといえば前評判はジョコビッチだったように感じます。
しかし、話題に登るのはマレーの方でした。
もう、なんというか、わかったから少し違う言い方してくれと何度思わされたことか。
決勝前のマレー評は大体どこもこうです。
「4度決勝に進出して優勝できなかった愚か者はマレーの他にはレンドルがいるのみである。
レンドルは愚かなりにも5度目で優勝できたが、マレーはそれ以上の愚か者になるか否か。」
もうね、いや、もちろんそうは言ってないですよ、どこもそうは言ってないですし、
そういうつもりもないだろうということはわかっているのですが、そう聞こえてならないですよ。
「先人たるレンドルは4度の敗戦を経験して最も偉大な選手の一人となることができた。
マレーもそれに続くことができるだろうか。」
とか、せめて書けないんですかねえ。
まあいいです、勝ってくれたんだから。
さて、ランキングです。マレーは3位に上がります。
優勝したので上がるのは当然というか、これはこれでいいのですが正直ナダルの欠場も大きいです。
ポイントを見れば、まだまだ上位2名とは差があります。
真の4強を形成するにはここの差を詰めなければなりません。
マレーも覚醒なったわけですから、ここから勝っていくことになるでしょう。
え、次の上海でさらりと負ける?そんなのは昨日までのマレーさ。
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- 2012/09/11(火) 17:30:54|
- 2012年7月~9月
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準決勝は1試合が行われ、マレーがベルディフを下しました。
面白い試合だったとは思いますがベルディフに少々波があったのが残念です。
もう少し安定していればもっと競った試合になった気がします。
マレーはベルディフを力で圧倒できていたわけではありませんが
プレーそのものには安心感がありました。
ただ、もっと決めるべきポイントもあって、そうした点で展開が違えば
もっと簡単に試合を運ぶことも不可能ではなかったと思います。
No.1を目指すのならばこういった部分は修正していきたいでしょう。

第2試合はフェレールがジョコビッチを5-2とリードしたところで中断となっています。
ジョコビッチが今大会最初のセットを落とすことになるでしょうか。
いずれにしろ序盤なのでこの中断が大きく試合を左右するというところまでは行きませんが
フェレールの動きは良いので試合の続きが気になるところです。
ベルディフが敗れているためにタイトルは3人に絞られているわけですが
マレーかフェレールということになればもちろん初めてのタイトルとなります。
3強以外のタイトルといえば、2004年位フェデラー時代が訪れて以来
ここ35大会のうち3大会しか生まれていないですから(ガウディオ、サフィン、デル・ポトロ)
少し違った風が吹く事になります。フェレールであれば尚その印象が強いです。
クレー巧者系の選手が全米を勝つことは極めて珍しいです。
遡って行くとナダル、ビランデル、ビラスと出てきますが
これらの選手はいずれもグラスコートのグランドスラムタイトルがありますし
ビラスに至ってはクレー時代の優勝です。
フェレール優勝となればかなり新しい印象となることは間違いなさそうです。

マレーが優勝した場合は、よく言われていますが
今年のグランドスラムタイトルを上位4人で分け合う事になります。
4人が違った顔ぶれというのは2003年以来になりますが、
その年はフェデラーが最初にグランドスラムを取った年であり、
年度末No.1はロディックでした。一昔前という感じです。
マレー自身もいい加減グランドスラムタイトルがほしいところでしょう。
最初の優勝はウィンブルドンで、などとはもうそろそろ言ってられません。
もし来年ウィンブルドンで勝つのだとしてもこの全米で勝っておいて損することはありませんから。
オリンピック金メダルでお祭り騒ぎ的なことはもうやってますので何はともあれタイトルです。
むしろあれですよ、ウィンブルドンでお祭り騒ぎを起こしたいなら来年初優勝すると言うよりも
ここで全米優勝しておいて、来年全豪、全仏でも優勝して、ウィンブルドンで
生涯グランドスラムを仕上げるという方がいいんじゃないでしょうか。

ジョコビッチの優勝だと、実はやっぱり今年もジョコビッチだったという印象が強まります。
ポイント上はフェデラーが上であってもハードのグランドスラム2つを制するのは大きいです。
しかも他の大会でも全仏準優勝、ウィンブルドンベスト4ですから充分に見事な結果を残すことになるのです。
最近の3強の活躍がすごすぎて忘れられているかもしれませんが
1969年のレーバーと2005年のフェデラーの間に実に35年の間
4大会全てでベスト4を記録しているのは1987年のレンドルだけなのです。
その時のレンドルの記録が優勝2つ、準優勝1つ、ベスト4が1つですから
ジョコビッチが優勝すればそれと同じになるのです。
他の小さな大会での勝ちについてはフェデラーに譲っているので
その点で当持のレンドルとは違いますが(さりげなくレンドル凄かったアピール)
過去のほとんどのチャンピオンがなし得なったことをやってしまうことに変わりはないのです。
少し前のグランドスラムで強かったが故にNo.1を維持していた3強時代初期のフェデラーの状態が
そのまま今年のジョコビッチには当てはまることになります。
ただ、かりにここでジョコビッチがゆう処してもなおフェデラーが年度末No.1だったらそれはそれで
非常に興味深い歴史的にも意味のある1年ということになるかもしれません。
過去にグランドスラム実績では勝っていても年度末No.1が取れなかったという例はありますが
それを成し遂げるのが今年のフェデラーであればまた少し違った深い意味が加わると思います。
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- 2012/09/09(日) 11:42:33|
- 2012年7月~9月
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いやいやいや、盛り上がっています。
第一週はあまり記事の更新ができなかったので
少しでも隙を見つけて書かないといけませんね。
アメリカの大会はいつもそうですが、
日本との時間のズレの関係でベスト4が揃うのを待ってたりすると
タイミングを逃しがちです。
現在ベスト4のうち3人まで決定した状態ですが
ここで記事アップといきます。
既に行われた3試合は以下のとおりです・
・マレーvsチリッチ
・ベルディフvsフェデラー
・フェレールvsティプサレビッチ
そしてまだ行われていないのが
・ジョコビッチvsデル・ポトロ
です。
4回戦はどれも簡単な試合でしたが
準々決勝はどれも非常に見応えのあるものになっています。
マレーは序盤追い詰められましたし、フェデラーは激戦の末敗れましたし
フェレールはファイナルセットタイブレークという物凄い試合でした。
ベルディフのあの夏場の不調からの急浮上は想像できませんでした。
またもフェデラーをグランドスラム準々決勝での敗退せしめています。
フェデラーをグランドスラム準々決勝で敗退させる力でいえばNo.1の選手といえましょう。
フェデラーのこの1年の好調さは年齢を考えても、またその数年前の不調時と比べても
予想外に見事なものでしたし、グランドスラムベスト8は考え方として充分な結果と言えます。
ただし、第1シードがベスト4に到達しなかったのは同大会では
2001年のクエルテン以来のことということで、基本的に強い選手が勝つ大会であるこの全米において、
これまで非常に長く続いてきたトップの絶対的な君臨というものが薄れてきているということが
明確に証明されたと言い換えることもできます。
ナダルやジョコビッチが台頭してきた頃のフェデラーは、
それまでのようにどんな大会でも勝てる選手ではなくなっていきましたが、
それでもグランドスラムで強いがゆえにNo.1の地位は揺らがないという状態にありました。
今は逆ですね。グランドスラム以外の方が強いという状態です。
ウィンブルドンで優勝している選手に対してなんという言い草かという意見もあるでしょうが、
以前のフェデラーを考えれば今のフェデラーは紛れもなくグランドスラム以外のほうが強い選手です。
つい先程行われたフェレールvsティプサレビッチも凄い試合でした。
今回はあまり多くの試合を観ていないですが今のところベストマッチです。
デル・ポトロなどのパワーで圧倒するテニスもいいですが、
こういったフットワークや技術を活かした内容というのもまた格別です。
もちろん両者はショットパワーもあります。
が、イメージとしては力づくというよりも鋭さといった感じでしょうか。
ファイナルセットはティプサレビッチがリードしていましたが
フェレールは元々5セットキングですから土壇場で跳ね返す粘りがまた見事でした。
フェレールはロディックと同じ年齢です。
準決勝はジョコビッチvsデル・ポトロの勝者との対戦になりますが
過去の対戦でいうと、デル・ポトロならば与し易い、
ジョコビッチならばやりにくい、ということになるでしょう。
ジョコビッチvsデル・ポトロは順当に行けばジョコビッチなのでしょうが
このところのデル・ポトロの好調やベルディフの例を考えるとどうなるかはわかりません。
※追記
ジョコビッチがストレートで勝ちましたね。
取り急ぎの更新です。
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- 2012/09/07(金) 09:44:43|
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展開が早いですね。
少々多忙してて4回戦の記事を書きかていたら
準々決勝になってしまっていました。
改めまして、ベスト8が出揃いました。
ツォンガが早期敗退しておりますが
それ以外は上位シードが勝ち上がったことになります。
ツォンガの分は第12シードのチリッチということになります。
因みに現時点では準々決勝マレーvsチリッチのみ結果が出ていまして
マレーが勝利しましたので、実質上位シードだけが残っていることになります。
今大会は実に5セットマッチが多いことで話題になりましたが
3回戦以降は状況が一変しまして、5セットマッチは1試合しかありません。
4回戦などは殆どの試合がストレートでの決着でした。
唯一4セットになったのがデル・ポトロvsロディックで、
今の力関係であればストレートでもおかしくはなかったと思いますが
ロディックが最後の一花を見せてくれました。
思わぬ善戦で、名選手の最後を飾るに相応しいとても良い試合でした。
その他では、フェデラーがフィシュの棄権による不戦勝、
ジョコビッチが第3セットの途中でこちらもバブリンカによる棄権での勝利ということで
荒れた雰囲気のない4回戦だったと言えます。
気になっていたマレーvsラオニッチも簡単にマレーが調理してしまいました。
さて、準々決勝の組み合わせです。
・フェデラーvsベルディフ
・マレーvsチリッチ
・フェレールvsティプサレビッチ
・ジョコビッチvsデル・ポトロ
ほとんどが上位シードですからどれも注目の試合です。
このうち先述のようにマレーvsチリッチのみ結果が出ています。
序盤チリッチは頑張りました。第1セットをチリッチが取り、
第2セットも先にブレークしてもう一つサービスゲームをキープすれば
セットを取れるというところまで追い詰めました。しかしその後がダメでした。
追いつかれてタイブレークを取られると、最後の2セットは「6-2 6-0」という
序盤の健闘が吹き飛ぶようなスコアでズルズルと行ってしまいました。
チリッチは、まだギリギリ中堅ではなく若手という分類でいいかと思うのですが
この試合などは今の若い選手達を象徴していると思います。
力はあるんです。あるんですがそれを出し切ることが出来ずに
どうしても成績が安定してこないということになるかと思うのです。
これからナイトセッションでフェデラーvsベルディフが始まります。
グラスシーズンではパッとしなかったベルディフですが
全米直前の滑りこみで復調してきたきらいがあります。
フェデラーは1試合少なくて体力的に余裕がありますが
こういう時に足元を救われることもあるので気をつけたいところです。
実力で言えばベルディフはフェデラーにも勝てるものがありますから。
まあ今のフェデラーですと不覚ということは考えにくいでしょう。
むしろベテランとしては体力が温存できたのはありがたいかもしれません。
もしも仮に負けるのならばベルディフがよっぽど良い時だと思います。
※追加
えーっと。ベルディフ調子良かったんですかねえ。
まあその、どんなにテニスが好きでも、かくも勝敗予想というのは難しいのだよ
ということを皆さんにお伝えしたかったんです。
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- 2012/09/06(木) 10:14:25|
- 2012年7月~9月
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復活しました。
大会の方は現在2回戦の途中まで進んでいます。
大きなところでは第5シードのツォンガの敗退があります。
意外な敗退ではありますが、このまま行けば錦織と対戦する可能性があったので
錦織視点で言えばラッキーということになるかもしれません。
錦織は過去にツォンガに多く勝っているとはいえ、そうなるとそろそろ負ける頃か、
などという気分も頭をよぎったりしますからね。
その他ではトップハーフに大きな動きはありません。
次は3回戦ですから早くもシード同士の対戦が組まれます。
注目の対戦は多いですが、やはりここは錦織vsチリッチでしょうか。
ツォンガが去ったとはいえまだまだ難敵が待ち構えます。
フィッシュvシモン、ブレークvsラオニッチ、クエリーvsベルディフなど
今大会元気のあるアメリカ勢を中心とした顔合わせも気になるところです。
ボトムハーフのほうはまだ一部試合が終わっていませんが
今のところ大きな敗退はありません。
こちらでの大きなニュースといえば何と言ってもロディックの引退でしょう。
今大会第20シードでエントリーしていて、現在この記事を書いている時点では
まだ2回戦を戦っている最中です。敗退した時点でキャリア終了となりますので
観ている方としても1試合とて目を離すことができません。
かつてはロディックもアメリカ期待の若手として颯爽と登場したものですが
もうテニス界を去るという時代になったんですね。感慨深いものがあります
そうした寂しさと引き替えに、今大会は地元アメリカ勢の活躍が目立ちます。
1回戦を2桁人数が勝ち抜いたのはここ10年無かったことだそうです。
もっとも、優勝候補の選手が出てきているわけではないので
王国復権まではまだ時間を必要とするでしょうが良い材料も出てきていることになります。
このところしばしばアメリカ勢を取り上げてその低迷を指摘していましたが
今後はその必要もなくなってくるでしょうか。
アメリカに比べればそりゃ規模は断然小さいですが日本勢も頑張っています。
錦織以外の3人は初戦敗退してしまいましたが
4人がエントリーできる時代になったわけですから、今後の躍進が期待されます。
ロディック引退は、年齢的にある程度仕方ないにしても世代の明暗を分けている感があります。
同世代の筆頭であるフェデラーは今No.1です。もはや驚きの超人ぶりでこれは例外と言えるでしょう。
また、かつてのライバルであるヒューイットはワイルドカードで出場していて勝ち上がっています。
願わくば最後にロディックとの対戦が観たいところですが、準決勝まで行かないと実現しません。
また、同世代としてアメリカを引っ張ってきたフィシュとブレークも勝ち上がっています。
ロディックを称えるかのようにライバルたちが頑張っています。
この2人はトップハーフですからロディックとの対戦は決勝まで行かないと実現しません。
ロディックにはまずは準々決勝まで勝ち上がってジョコビッチとの対戦を実現させて欲しいところです。
そしてその後、準決勝でヒューイット、決勝でフェデラーを下して優勝というのが考えうる最上理想系でしょう。
これでサンプラス以来史上2人目の全米優勝でキャリアを締めくくるという偉業を達成させることになります。
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- 2012/09/01(土) 10:02:23|
- 2012年7月~9月
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いよいよ最後のグランドスラムが開幕となります。
やはりまずは第3シードのマレーを中心とした上位シードの位置が気になるところです。
早速そのマレーのポジションですが、フェデラーとベスト4で当たることになりました。
ジョコビッチ側の第4シードにはフェレールが入っています。
このところのフェデラーの調子とドロー運を考えて
マレーがジョコビッチ側に入ルのかなあという気もしてました。
そうなればかなりのフェデラー優勢ドローという形になったのですが
そう簡単な話でもなかったようです。
フェデラーはアメリカの若手ドナルド・ヤングといきなり対戦します。
準々決勝で当たる位置にはベルディフさんが入ってます。
このところ低調でしたが先週の直前大会ではまずまずの活躍を見せました。
良い所で復調という形になればいいのですが、今のところは
フェデラーはそれほどきついドローでは無さそうだという言い方をしておきます。
第3シードのマレーは4回戦でラオニッチ、準々決勝で第5シードのツォンガと当たります。
フェデラーと比べれば手強い相手が揃いドローと言えます。
ただし、順当に行った場合、ツォンガはマレーと当たる前に錦織と対戦することになります。
日本人視点の都合のいい考え方を優先させれば錦織ツォンガを得意としていますから
マレーはベスト8で錦織と対戦することになります。
日本人視点の都合のいい考え方をやめますと、錦織はマレーが苦手ですから
マレーのドローはとたんに楽になります。
ボトムハーフに行きましょう。
第2シードのジョコビッチは最初の方は大きな壁はありませんが
ベスト8で当たる位置でデル・ポトロを迎えることになります。
今回、マレーのポジションももちろんそうですが、
ツォンガとデル・ポトロの場所も重要な鍵になっていると考えられます。
第4シードはフェレールです。
ナダルがいれば、このフェレールのポジションも重要になっていたと思います。
フェレールの反対側には第8、9シードのティプサレビッチとアイズナーがいます。
ここも比較的面白い組み合わせになっているといえるでしょう。
フェレールは今年ずっと調子が良かったですが、ここ数大会は少し勢いが落ちています。
持ち前の安定感で勝ち上がって欲しいこところですが、
まかり間違えばここは混戦ドローとなるかもしれません。
※せっかく全米が開始されるわけですが都合による数日間書き込みづらい状況になります。
可能であれば書いていきたいと思いますが、現状ではどうなるか未定です。
ただ、試合の方はもちろん追っていきたいと思います。
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- 2012/08/27(月) 21:36:51|
- 2012年7月~9月
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終わってみればワンツー対決で、No.1が勝利と、
順当ともいうべき終わり方とはなったのですが
色々と複雑な印象を残す大会となりました。
決勝のスコアも「6-0 7-6」という少々意外なものですし
それ以上に多くの選手の全米に向けてのコンディショの作りは大丈夫なのかな
という思いを抱いた一週間でした。
順調に仕上がっているぞ、と思える選手は少数です。
ほとんどは不安を抱えている気がします。
これが全米を睨んだ上での敢えての調整ならばいいのですが
余程の怪我をしているということがない限り、
一週間をあけての全米に向けて今調子を落としておく必要はないわけです。
ツォンガのようにシンシナティを欠場したために
今週の小さなが大会に出る選手もいますが、
多くの場合はしっかりと休養をとって全米に挑む
ということになるのではないかと思います。
準決勝を見た限りではワンツーは安泰です。
フェデラーはバブリンカを相手に
第1セットはタイブレークと少々手をかけましたが、まあ、ほぼ快勝、
ジョコビッチも、デル・ポトロというより強力な敵が相手でしたが
こちらは力の差を見せつけるように完勝でした。
現時点での両者の特徴が出ていた気がします。
今のジョコビッチは強敵を力で封じておく必要があるでしょう。
やはり去年に比べてジョコビッチが最強であるという印象は薄くなっています。
全豪のナダル戦以降、これぞジョコビッチという強さを見せた試合は多くはないです。
一方でフェデラーはバブリンカの攻めをあしらうように
要所で巧さを披露するプレーで勝利しました。
結果として第1セットはタイブレークでしたが
競っていてもピンチという印象はありませんでした。
決勝は実は私まだ観ていません。
第1セットの意外なスコアがどういうものなのか気になりますが
頂上決戦としては少々肩透かしを食らった気もします。
実はグランドスラムでは、頂上決戦で「6-0」や「6-1」という簡単なスコアがあって
しかしそのまま一方的な展開にはならなかった例というのは結構あったりします。
ぱっと思いつくところでは2006年ウィンブルドンのフェデラーvsナダルなんかがそうですね。
しかし3セットマッチでは仮に第2セットにジョコビッチが取っていたとしても
激戦感は薄らいでしまうのが事実です。
今、短期決戦に向いているのはジョコビッチのような気もしたのですが
結果としてはフェデラーの方だったということになります。
一方で、5セットマッチだったらどうなっただろうというのも想像するに面白い部分です。
試合が長くなれば長くなるほどジョコビッチが有利という見方も依然としてありますし
だからといってフェデラーもそのまま不利になってしまうだけということもないと思うので
もう一度頂上決戦が観たいという思いがあります。
マレーにはこの牙城を崩す存在となって欲しいですが、
今のところあくまでも3番手でしかありません。
むしろ、いっそのこと考えられる最高にきついドローになって必死に勝ちあがった結果、
ベスト4でジョコビッチかフェデラーと当たる時には
覚醒マレーという別の人格になっていることを望みます。
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- 2012/08/20(月) 09:51:56|
- 2012年7月~9月
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錦織、ベルディフ、そしてマレーが負けてしまいました。
前2者はともかく、マレーって。
またか、また前のマレーに戻ったか。
まあ、怪我からの回復具合がまだ万全ではなかったのでしょうか。
ギリギリそういう状態だから、ということで納得はできますが
ナダルも怪我している状態なので、ここでマレーまでもとなると残念です。
全米ではしっかりコンディションが整っていることを願います。
マレーに勝ったシャルディは今大会ロディックにも勝っていますので
アンディ戦は全勝ということになります。
惜しむらくはアンディがもう他にいないということでしょうか。
ベルディフもまだ調子が悪いですね。
ただ、ストレートの敗退でなかったことと、相手のラオニッチも、
もしかしたらそろそろ覚醒する選手かもしれないという期待値を考えれば
グラスシーズンで見せた悲観にまでは至らないかもしれません。
錦織も敗れてしまいました。
なんとなく相性的にはやりにくそうな相手かなと思っていたのですが
案の定、1セットも取れずに敗退してしまいました。
一方でフェデラーとジョコビッチは快勝です。
ジョコビッチは6-0で最初のセットを取った後にダビデンコが棄権しています。
マッチサマリーを見てもダビデンコのダブルフォルトが8もあったりして、
そもそも戦える状態じゃなかったのかもしれません。
マレー、フェレールと沈んでいく中でデル・ポトロが勝ち上がっています。
まだベスト8なので実力からすればここまで来るのは当たり前なのですが
残っている選手を考えるとトーナメントを左右する需要な存在になりそうです。
元々デル・ポトロのライバルとなりうる選手として期待していたチリッチも残っています。
最近はくすぶっている気がしますが、次はジョコビッチ戦なので楽しみです。
ベスト8の顔合わせは以下のようになっています。
・フェデラーvsフィッシュ
・バブリンカvsラオニッチ
・デル・ポトロvsシャルディ
・ジョコビッチvsチリッチ
フェデラーとジョコビッチは残っていますが、本来トップ選手が集結するはずの
マスターズ1000のベスト8としては少々顔ぶれが地味な気もします。
ここは試合内容の方で盛り上げて欲しいところです。
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- 2012/08/17(金) 10:00:13|
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上位シードの初戦に当たる2回戦が行われています。
3強はいずれも順調な滑り出しを見せました。
ナダルが先ごろ全米の欠場も発表しました。
とても残念ですが、この不在を他の3人で盛り上げてほしいと思います。
今回はその前哨戦であり、そして同時に、激しいランキング争いの場でもあります。
次のラウンドではフェデラーは若いトミックの挑戦を、
そしてジョコビッチはベテランダビデンコの挑戦を受けます。どちらも楽しみな一戦です。
マレーはシャルディと対戦します。シャルディは1回戦でロディックを倒しています。
先週のカナダで準優勝者であったガスケはラオニッチに敗れてしまいました。
勝ったラオニッチは続いてバグダティスも下し、次にベルディフと対戦します。
このところ不調のベルディフですが今大会復調していけるでしょうか。
本来の実力で言えばベスト4とかに余裕で出てきてよい選手なのですが。
ラオニッチの活躍も気になります。ここは注目の一戦です。
錦織はブレークに勝ち、次にバブリンカと対戦します。
バブリンカはフェレールに勝っています。
実力のある選手なので驚くことではないですが、
今のフェレールの状態を考えれば見事な結果といえるでしょう。
現在ライキングでは錦織の方が上なのですが大変手強い相手といえそうです。
過去には一度だけ対戦してバブリンカが勝っています。
※このところ、ひたすら長い記事ばかりでしたので
今回は少々短めにしてみました。
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- 2012/08/16(木) 10:36:18|
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カナダから間を開けずにシンシナティが開催しています。
カナダでは欠場者も多かったですが、今回は多くの選手が出てきています。
欠場者はナダル、ツォンガ、アイズナー、アルマグロなどです。
ドローは56なので上位8シードが初戦を免除される形になります。
ウィンブルドンからオリンピックにかけてお祭り騒ぎだっただけに
まだ小休止のような雰囲気もないではないですが
実のところ全米ももうすぐでして、そんな呑気な状況ではありません。
選手にとっては今年最後のグランドスラムに向けて仕上げの大一番になります。
特にフェデラーとジョコビッチにとってはNo.1をかけた直接対決ということになります。
前哨戦とはいえ全米のドローに直結するのでこの結果は極めて重要です。
カギを握るのは第3シードのマレーになるでしょう。
そのマレーはジョコビッチ側に入りました。両者は今年4度の対戦をしていて2勝2敗です。
少し前までは実現しそうでしなかったのですが、今や最も熱い対戦の一つといえるでしょう。
ナダルのいない大会を盛り上げるためにも5度目の対決を実現させて欲しいところです。
フェデラー側の第4シードにはフェレールが入っています。
フェデラーにとって、フェレールはマレーよりも遥かに与し易いので、
ナダルの欠場も含めて少々楽なドローになったといえるでしょう。
フェレールとベスト8で当たる位置にはこのところ元気の無いベルディフが第5シードで入りました。
ベルディフは去年はベスト4でしたから、今の不調を引きずると全米のシードが下がってしまう恐れがあります。
このところフェレールといえばセットで語られる選手が二人おります。
まず一人目はデル・ポトロです。今大会では第6シードとなっておりベスト8でマレーと当たる位置にいます。
マレーとデル・ポトロというのも非常に面白そうなのですが、このところあまり実現のない対戦でもあります。
最後にあたったのは2009年のATPファイナルでした。
デル・ポトロもトップフォームに戻ってきてますからマレーとの対戦は見てみたいです。
もう一人、フェレールとセットの選手といえば錦織ですね。今回は第14シードです。
シードとはいえトップ8には入っていませんから一回戦を戦わなくてはなりません。
初戦の相手はグラノジェルスです。仮に順調に二回戦に進出しますと、
そこでは既に一回戦を勝ち上がったジェームス・ブレークが待っています。
錦織がトップ選手の仲間入りをしたきっかけになったともいうべき
ツアー初優勝の大会で決勝の相手がブレークでした。因縁の相手と言えます。
今の力関係では錦織が上でしょうが、このところのベテランは突如確変しますので油断は禁物です。
もちろんその前のグラノジェルスも気をつけなければいけない相手です。
カナダで準優勝だったガスケは、一気にランキングを8位上昇させているのですが
ドロー決定時にはまだランキングが下だったのでノーシードでの出場となります。
初戦はラオニッチとの対戦です。その後、第シモンとバグダティスの勝者、
そして更にその後は、仮に順調に勝ち上がってきているならばベルディフと
結構濃いドローが組まれています。せっかくランキングを上昇させたのですから
今大会でも続けていきたいところでしょう。ここでの結果は全米のドローに直結します。
さて、ガスケと初戦で戦うラオニッチですが、
先週の地元大会ではもう少し活躍してほしかったところでした。
今大会で、その悔しさをバネに結果を出してくれるでしょうか。
ラオニッチのような90年代生まれの若い選手には注目していきたいところですが
今大会で早速若手同士の対戦というのが行われました。
トミックvsハリソン。1992年生まれ同士の対戦です。結果は「6-4 7-6」でトミックでした。
今後はこれが早いラウンドではなくベスト8やベスト4といった場面で実現させて欲しいと願います。
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- 2012/08/14(火) 10:20:40|
- 2012年7月~9月
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