ハレではフェデラーが、クイーンズではフェリシアーノ・ロペスが優勝しました。
ベテラン頑張ってます。
フェデラーの決勝はA・ズベレフが相手でした。
去年の同大会では敗れておりまして、世代交代の象徴のように言われた対戦でした。
しかし、今年は違いました。ズベレフも随分とグラスコートにフィットしていましたが
それ以上にフェデラーの調整が良かったということになるでしょうか。
ズベレフは2年連続で大会準優勝となりました。
フェデラーは2回戦でM・ズベレフを下しているので、1大会で兄弟両方から勝利したことになります。
また、準々決勝の相手は昨年優勝のマイヤーでしたので、決勝のズベレフと合わせて
去年の決勝の2人を両方下したことになります。
フェデラーはこれで大会9回目の優勝です。
今年は10回目の優勝を3つも達成した人がいるのであれですが、
それでも驚異の優勝回数と言えます。
クイーンズを制したロペスは、自身6タイトル目となりました。
スペイン選手にしては珍しくグラスコートに強く、全タイトルの半分がグラスコートとなっています。
逆にクレーコートのタイトルは1つしかありません。
今大会のロペスの勝ち上がりが劇的でした。
初戦からバブリンカ、シャルディ、ベルディフ、ディミトロフ、そしてチリッチと
強敵の連続でしかも準々決勝からの3戦は全てがフルセットマッチとなりました。
決勝に至ってはスコアが「4-6 7-6 7-6」という実に激しいものでした。
ロペスは今年のウィンブルドンで、フェデラーの持つグランドスラム連続出場記録を更新します。
※来年でした。大変失礼しました。
同じ時代にこうも見事な鉄人が連続で登場してくるとは感慨深いものがあります。
近年のフィットネスや体力調整の理論が優れているということなのか、
あるいは偉大なる鉄人が奇跡的に複数活躍する歴史上稀有な時代なのか。
後世の歴史家の判断に委ねるしかありますまい。
さて、今週はウィンブルドン前週に当たります。
ツアー250の大会が2つ行われまして、ほとんどのトップ選手は休みに入るのですが
今年はジョコビッチが大会に出場します。
ジョコビッチがウィンブルドン前哨戦に出るのは2010年以来のことです。
ジョコビッチといえば2011年に確変を起こしまして
その年にNo.1就任とウィンブルドン初制覇を成し遂げました。
それ以来、前哨戦には一切出ずに結果を残してきた実績があります。
今年の全豪で、休息を取ったからこそフェデラーやナダルのコンディションが戻ったというのに似て
下手に小さな大会に出ないほうが調整ができるという判断だったのかもしれません。
そして結果的にそれが好成績へとつながって行きました。
ウィンブルドンに限らず、ここ数年大会出場数を抑えて結果を出してきたのがジョコビッチです。
特にグラスシーズンではその傾向が顕著であったということでした。
そのジョコビッチが今週の小さな大会に出るというのはある意味衝撃です。
それもハレやクイーンズではなく直前の小さな大会です。
最後まで出るか出ないいか迷ったのか、敢えて小さな大会の方が調整しやすいと捉えたのかわかりませんが
以前の状態でないということは本人が一番わかっているということなのでしょう。
今年、クイーンズに出て大コケしたのがマレーです。
もちろん勝つならば大きな大会の方が良いですが
より勝ちやすい小さな大会に敢えてターゲットを変更し、
少しでも勝ち上がっていければ精神的には楽になります。
そしてドローが小さい大会であれば試合数も多くなくて済みます。
調整にはうってつけと言えなくもないです。
もちろんこれで尚負けてしまうと更なるダメージを喰らうことになってしまうのですが
果たして、ジョコビッチのこの判断は吉と出るか凶と出るか。
休憩期間であるはずのウィンブルドン前週ですら見る方を楽しませてくるとは、
今年のテニス界、やってくれますね。
スポンサーサイト
- 2017/06/26(月) 10:28:00|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8
今週はツアー500の大会が2つ行われています。
ウィンブルドンの前哨戦といえば、この2つを指すと言っていいでしょう。
クイーンズの方は、何か変ですね。
マレー、バブリンカ、ラオニッチの第1、第2、第3シードが初戦敗退しています。
バブリンカはもともかくマレーとラオニッチは芝は強いんじゃなかったかしら。
マレー以外にもクイーンズではワイルドカードやラッキールーザーを含めて
5人の地元イギリス選手が出ていました。全員初戦敗退です。
ハレの方でも第2シードのティエムが敗退しています。
昔から全仏でよかった選手は芝で手こずる傾向にありますが今回はその辺りが出ていますね。
ティエムはクレーに強い選手ですが芝も弱くはないはずですから。
逆に全仏で振るわなかったズベレフやディミトロフ、ベルディフなどは勝ち上がっています。
前哨戦はあくまでも前哨戦で、ウィンブルドンの結果に直結しないこともしばしばではあるのですが
選手たちの調子を見る良い指標にはなります。
負けた選手にしてもある程度は良いプレーができたのかというのは気になります。
マレーに話を戻しますが、大会ディフェンディングチャンピオンでした。
失効ポイントが大きいです。
今後、マレーは失効ポイントとの戦いになってきます。
ジョコビッチと不調を争っていますが、ランキング差が出ているのは
ジョコビッチの方に失効ポイントが多かっただけで、これからはマレーも同じ状況になってきます。
今後調子を取り戻さないと、あっという間にジョコビッチに追いつくことになります。
ジョコビッチの方は長くウィンブルドンの前哨戦に出ておらず
今年も出ないので前哨戦での失効ポイントは発生しません。
最後に前哨戦に出たのは2010年でした。
調子を崩している今年は出てもいいじゃないかなと思いもしましたが
ぶっつけ本番の方がウィンブルドンで結果が出てるということなので
そこは本人にしかわからない調整があるのでしょう。
No.1争いはマレーとジョコビッチだけのものではなくなってきていますが
大会結果だけでなく失効ポイントも興味の対象になってきます。
まあそうして見ると、どうしても前年チャンピオンが不利に感じてくるんですけどね。
今後の残りシーズンは押しなべてマレーが不利です。
- 2017/06/22(木) 18:35:23|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5
今週はツアー250の大会が2つ行われておりまして、それぞれベスト4まで進んでいます。
まずはシュトゥットガルト、フェデラーを下したハースですが
ミーシャ・ズべレフに敗れてしまいましてベスト8敗退となりました。
さすがに大ベテラン、大会通じて最良のプレーを維持することは難しかったでしょうか。
ズべレフは次にフェリシアーノ・ロペスと戦います。
両者は共に左利きで、かつ現在としては珍しいネットプレーも得意とする選手です。
あまり目にすることのない変わった対戦といえましょう。
さすがに今は中々そうはなりにくいと思いますが、
グラスコートですからサーブ&ボレーの応酬だったらワクワクしますね。
もう一方の山では、ペールとプイユ、フランス選手2人が勝ち上がっています。
地元全仏ではさしてパッとしなかったフランス選手ですが、むしろグラスコートのほうがいいんでしょうか。
いっそローランギャロスをグラス大会にしてしまったほうが、などというのはあまりに妄言ですが。
もう一つ、オランダのデンボスでも大会が行われています。
チリッチが勝ち上がっていて、カルロビッチと対戦します。これも面白い対決です。
因みにカルロビッチ、今大会ではまだ一度もタイブレークを戦っていません。
どうしちゃったんでしょう。こんなこともあるんですね!
もう一方の山ではA・ズベレフが勝ち上がり、ルクセンブルクのジル・ミュラーと対戦します。
今週は兄弟でベスト4に残っていることになります。
- 2017/06/17(土) 13:01:55|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5
グラスシーズンが1週間長くなってから全体的に少し余裕が出た気がします。
以前は全仏の翌週にすぐクイーンズが始まって
全仏チャンピオン大慌て、なんてこともありましたが
今のこの1週の空きは大きいです。
この空いた1週間ではツアー250の小さな大会が行われます。
通常であればニュースになりにくいささやかな週なのですが、
今年はフェデラーが出ています。フェデラーはクレーシーズン全休でしたので、
調整の意味でも最初から出てくるのは自然のことでしょう。
その他、全仏に出なかったとか、思わぬ早期敗退をしてしまったとか
そのような選手が出るのだろうと思っていましたが
意外や全仏に出場した上位選手もも結構エントリーしてるんですね。
短いグラスシーズン、少しでも早く感覚をつかもうということでしょうか。
早速の目玉はフェデラーとハースの対戦でした。
フェデラー久しぶりの実戦と、今季で引退を表明しているハースの大ベテラン対決です。
結果は熱戦となり「2-6 7-6 6-4」でハースの勝利となりました。
対戦成績はこれでハースの4勝13敗となりました。
全体ではフェデラーが大きくリードしてはいますが、
グラスコートでハースはフェデラーに2勝目を上げたことになります。
グラスでフェデラーから2勝を上げている選手というのは
他にジョコビッチとヒューイット位しかいないんじゃないでしょうか。
その意味でもハースは凄い選手です。
それでいて決してグラスに特化した選手ではなくクレーとグラスが同じくらいの勝率ですから
実に見事なオールラウンダーだといえます。
ただ、そのオールラウンドぶりがやや器用貧乏感を与えていたのも事実です。
ランキング最高位が2位というのも、グランドスラム決勝の経験がないというのも
その辺りの惜しい感じを更に押し上げている気がします。
フェデラーはこのシュトゥットガルト大会、去年に続いて2度目の出場となりました。
去年も全仏を休んでますので調整という意味では共通です。
去年はティエムに敗れました。その後ハレではズベレフに、
ウィンブルドンではラオニッチに敗れていて、若手の台頭を印象付けると共に、
その後長い休息に入ったフェデラーの終焉をも感じさせたものです。
年が明けて一転、フェデラーが再びトップに躍り出るとは誰もが予想しなかったことでしたが。
今年はハースという更なる大ベテランがフェデラーに勝利したということで
去年とはまた違ったベテランと若手の力関係を印象付けています。
もっとも、グラスシーズンはまだ始まったばかりですので
若手の活躍度もまだまだこれから推し量ることにはなりましょうが。
まあ、無いとは思いますが、
試合の方はフェデラーがマッチポイントを握るという、十分に調整に値する展開でして
相手は引退を決めている旧知のハース、そして場所はハースの地元ドイツ、
ということで少し華を持たせた感も、感じられなくは・・・どうでしょうね。
勝ったハースはミーシャ・ズベレフと対戦します。
これは面白い対戦です。兄ズベレフはクレーよりもグラスでしょうから。
他にも大会にはディミトロフやベルディフがエントリーしていますが、
私としてはフェリシアーノ・ロペスとコールシュライバーという
二人のベテランが出ていることを見過ごすわけにはいきません。
因みに今週はオランダでも大会が行われていて、
そちらではチリッチとA・ズベレフが上位2シードでエントリーしています。
杉田、伊藤という日本人選手2名も出ています。
- 2017/06/15(木) 11:47:04|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:7
いやー強かったですね。
もう完全に以前のナダルでした。
むしろ進化し続けるテニス界で改めて最高峰に立ったということは
以前よりも更に強いという捉え方すらできるかもしれません。
クレーシーズン開始当初は3大会で10タイトル目がかかっているという話があり
まさか今のナダルにそれを求めるのかと、数字だけでテニスを語るんじゃないよと
そんな風にさえ思っていたものですが、ごめんなさい。
ナダルは偉大過ぎました。まさか全部取ってしまうとは。
私の短くないテニス観戦史の中ではナダルに本当に一番裏切られ続けています。
もちろん圧倒的にいい意味で。
困難も読めないことをしてくる選手がいるとは。
もう一人の例を挙げるならば、そうフェデラーしかいません。
もう何なのこの二人。
バブリンカも頑張りましたが、さすがにお手上げでした。
ティエムよりはプレーの引き出しはありましたが
絶頂ナダルには所詮焼け石に水だったといえます。
もっとネットに出てもとか、ムーンボールを使ってみたらとか
観ている方からすればあれこれ言いたくなる単調な応対に思えましたが
結局、奇襲を仕掛けるのは無理だったんでしょう。
これでナダルは、2位ですかね、ランキング。
まだマレーとは差がありますが、今の調子の具合で行くとどうなるかわかりません。
ただ、ナダルはあくまでもクレーであったからこその強さというのも事実です。
今年はハードコートではタイトルを取っていませんでした。
今後のランキング争いは複数人による混戦という展開も大いにありえます。
気が早いですが、グラスシーズンも楽しみです。
今時点では力関係が全く読めません。
- 2017/06/12(月) 00:41:11|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:10
準決勝の2試合は対照的な展開になりました。
どちらもじっくり観て大いに楽しみました。
マレーは正直健闘したと思います。
こう言っては何ですがバブリンカにミスがあるうちは互角に打ち合えるという力関係でした。
ミスがなくなっていた時間帯では数段バブリンカのほうが上と感じさせました。
マレーは今大会復調の兆しを見せていましたが、絶好調時にまで戻っていたとは思えません。
それでも苦手はクレーでここまでの試合ができたのですから
グラスシーズンにはよい影響が出るかもしれないです。
言い換えると、バブリンカの力が凄かったと、その一言に尽きます。決定力の差が如実に現れました。
マレーには本来守備力があって、それをフルに発揮して喰らいついていければ
去年のような勝利もありえたのでしょうが、今回は完全に力負けでした。
ただ、バブリンカも今大会初めてセットを落としたのですからマレーも意地を見せたといえます。
決勝に向けてバブリンカの修正箇所はそのミスの多い時間帯を出さないようにしないといけないということでしょう。
ナダルとティエムの試合は完全に選手が打ち砕かれるシーンを見せつけれるものでした。
ティエムもこれまで失セット0で、しかもジョコビッチを圧倒して勝ち上がってきたのですから
不調だったとは思えません。時折見せる思い切りのいいショットは痛快の極みでした。
しかし、そんなギャンブル的なショットはずっと続きません。要所を完全にナダルに抑えられてしまいました。
最後はもう打つ手なしで、ただひたすら打っていくプレーが基本のティエムとしては
途中でスタイルを切り替えることも叶わず、そのまま敗退となってしまいました。
良い選手だと思いますが、このような展開になった時のために
プレーの幅広さを身に着けるのは今後の課題と言えるでしょう。
決勝はナダルvsバブリンカとなります。
バブリンカはティエムに近いタイプです。
ナダルにとって準決勝は良い仮想決勝になったと捉えることもできるかもしれません。
バブリンカはティエムよりも緩急の緩がありますから
まったく同じ展開になってしまうということはないと思いたいですがどうでしょうか。
・・・だめですよ皆さん。
なんだか片方が相当有利なんじゃないかとかいう思い込みの予想を立てては。
グランドスラム決勝とは特別な場ですから。
もうここまで来たらどちらとも言えないはずです。
どちらとも言えないんですけど、
えー、今回は、バブリンカの、優位性を見てみましょう。
まず、グランドスラム決勝勝率、100%!!
ナダルはもちろん、フェデラーでもジョコビッチでも、
レーバーでもボルグでも達成できていない見事な成績です。
次に過去の対戦成績。ナダルの15勝3敗です。
大きく勝ち越していることから油断を生み出す危険性をはらんでいるのはナダルのほうです。
これまでの勝ち上がり。
バブリンカはマレー戦こそフルセットでしたがそれ以外はすべてストレートです。
ナダルはカレノ・ブスタ戦で1セットしか取ってませんから
得セットに関してはバブリンカのほうが上なのです!
今は失セットの話はしてません。
準決勝の戦い。
ナダルは簡単にウォームアップ程度で終わってしまった、
しかしバブリンカは十分に体を温めました。
ティエムが仮想バブリンカということで何となくウォームアップ状態のまま
試合に臨んでしまいそうなナダルと違って
全くタイプの違う相手と戦うバブリンカは出だしからを引き締めて挑めます。
ベテランのナダルには体力的な不安があります。年齢もバブリンカより1つしか下ではありません。
ここまで簡単に勝ちあがってきているとはいえ、これは不安です。
バブリンカは、フェデラーと同じ国の人ですし、
そもそも遅咲きの選手なので年齢はあまり気にしなくてもいいのです。
バブリンカは全仏オープンで過去に優勝したことがあるという実績があります。
スポーツの祭典であるオリンピックでも、ダブルスではありますが、
バブリンカは金メダルを取ったことがあるという実績があります。
ついでに全豪とか全米とかの優勝の実績もあります。
長い歴史を誇る全仏でも、スイス人選手が
決勝でスペイン人選手に負けたというのは過去に4例しかありません。
最後に、バブリンカは私の好きな片手打ちバックハンドです!
・・・
・・・
・・・
普通にナダルかなあ。
ここまで来たらフラグとかあまり関係ないでしょう。
ただ、ナダル優位という前評判は変わらないでしょうが
バブリンカも緩急の使い分けや、ナダルのミスを誘うプレーなど
ティエムではできなかったプレーを駆使して有効に戦ってほしいです。
パワー自体はティエムに負けていないと思いますし
さすがに経験値では隔絶の差があります。
ナダルも復活なったとはいえ以前のミスのないプレーや驚異のフットワークはありません。
付け入る隙もゼロではないはずなのです。
片手打ちバックの選手はナダル対策に苦労させられてきた歴史があります。
しかし、ハードとクレーの決定的な差はあるものの、
全豪のフェデラーのプレーは一つのヒントになりえます。
まあ、あれはフェデラーだからこそ、しかもそのフェデラーが何年もかけて
ようやくたどり着くことができた境地だともいえるのかもしれませんが
ティエムと同じような戦い方ではダメなのはバブリンカも重々承知のはずです。
決勝、楽しみにしましょう。
- 2017/06/10(土) 13:59:00|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8
まあ正直、私の中では、錦織、バブリンカ、ナダル、ティエムでした。
予想とか期待とかそういうのはよくわからないですが、とにかくなんとなくこの4人でした。
でも実際には
・マレーvsバブリンカ
・ナダルvsティエム
となりました。
錦織のみ残念だったということになります。
スコアは「6-2 1-6 6-7 1-6」でした。
これまでの流れで行けば、錦織は第1セット取っちゃダメだったんでしょう。
錦織は大会通じて好調ではなかったと言えます。長く怪我も続いていました。
それでここまで来れるのだからさすがとも言えますし、良くやってくれたと労いたい気持ちもあります、
しかし、せっかく勝ち上がってきたならそれはそれでもう一つ上、という思いを抱いてしまったのも事実です。
ナダルに勝てる気はしませんがが、マレー位になら勝てるのではないかという淡い期待、
そんなものもありましたが残念ながら空気を読まない偽No.1に粉砕されてしまいました。
もっとも、マレーも全仏に入ってから本当に調整してきてます。
決定的な強敵とは当たってなかったジョコビッチと違い、デル・ポトロを引いていたわけです。
今の状態ならばいかなクレーコートと言えど錦織に勝っても不思議ではありません。
錦織を相手に第2セット以降のプレーならばNo.1として及第点と言えるのではないでしょうか。
せめて全仏以前の状態のマレーと当たっていればなあ、と思いたくもなりますが
錦織自身も全仏前は更にコンディションが悪かったですから、
その辺は言いっこなしで純粋に力負けしてしまったということになりましょう。
今後の錦織は、全米に完全に照準を合わせたコンディション調整をしてほしいです。
全米ならばチャンスはあります。そしてもう本当に最後のチャンスかもしれないですから。
バブリンカは強さを見せつけました。
チリッチも良い選手でパワー一辺倒でないショットで抵抗していたのですが、
相性の良さもあってか、昨日の試合ではパワーも緩急もバブリンカの方が1枚上でした。
クレーで、片手打ちバックの選手がトップ選手間のラリーを支配できる、というのも
両手打ちが出てきてからはレンドル、クエルテン、バブリンカの3人しかいないんじゃないでしょうか。
前2者は全仏3回優勝しています。まだ1回のバブリンカは果たしてどうでしょうか。
過去の対戦成績ではマレーの10勝7敗となかなか良い勝負になっています。
クレーではバブリンカの2勝1敗ですが、去年の全仏ではマレーが勝っています。
ナダルはカレノ・ブスタの途中棄権で労せずに駒を進めています。
今大会は棄権が多いので特別このナダルの勝ち上がりがどうということもないのですが
ことあるごとにナダルの体力が心配だと言ってきた私の立場は・・・
いや、ナダル、遂に31歳になりましたから、体力も限界に到達しているはずです。
次の相手は若いぴちぴちのティエムですから、これは注意が必要です。
しかも、ローマでは負けてますから。
ローマのティエムはナダルに勝った後ジョコビッチに負けましたが、今回はジョコビッチに勝っています。
日々めきめきと成長しているのです。
ティエムはジョコビッチに勝利してナダルとの対戦に駒を進めています。
スコアは「7-6 6-3 6-0」。
ティエムが勝つ予想をした人も多くいたとは思うのですが、ここまで簡単にとは意外でした
ジョコビッチは復調していなかったんですかねえ。
それともティムの力が上回っていたのか、判断の難しい試合でした。特に第1セット。
私はジョコビッチ側に余裕というか、相手の出方を伺いながらプレーしているような感じを受けました。
パワーで押すよりもプレースメントを重視したショットが多く、しかも深く入っていたので
タイブレークを取られた段階でもまだ全然いける感じを持っていました。
で、その後、え?となったわけです。
私、ジョコビッチのプレー評価高すぎるんでしょうか。
もっとパワー偏重のショットも打てるように思うのですが最近はほとんど打ちません。
私はこれを様子見のプレーと見ていたのですが、もしかして以前のパワーがないということなのか。
もちろんあの粘りは確実になくなっているので精神的な要因で低調というのは間違いないんですけど
精神的要因だけでなく体力的にも落ちているのだとすると今後の復活というのは大変です。
まあ、復活ということで言えばフェデラー、ナダルの恐るべき例がありますし、
これまで散々この2人にくらいついてきたジョコビッチですから
ここでもまた同じことができるか、というのは注目に値するポイントだと言えます。
勝ったティエムは今どれだけ強くなっているんでしょうか。
今シーズンはナダルに連敗した後にローマで勝ちました。その時のナダルに疲労があったのは事実ですが
今のティエムはローマよりも更に強くなっていると言われても頷けるものがあります。
しかも私にとってはバブリンカに匹敵するか、むしろそれ以上の期待をかけることも可能な
クレーコートを支配できる片手打ちバックの選手なわけですから、嫌でもプレーに期待が高まります。
ただ、相手はこういう有望な選手をコテンパンにしてきた悪魔のような選手ですので
もう失うものはないという気持ちでぶつかっていって欲しいです。
そのような気持ちでぶつかっていって欲しかったカレノ・ブスタがほぼ何もできなかった前例がありますが
ティエムは、そんなことないですよね?
- 2017/06/08(木) 08:30:00|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:12
私的なことで恐縮ですがなんで忙しくなりますかね、この大事な時に。
おかげでずっと記事の書き込みができませんでした。すいませんでした。
早くも準々決勝ということでざっと触れていきます。
・マレーvs錦織
まさかと言っていいのか、マレーが調整してくるとは意外でした。
最初の2試合は苦戦気味であったのに、山場のデル・ポトロ戦を凌いだ後は好調に転じた雰囲気です。
大会前までのマレーであれば錦織の勝機も充分と思えたところですが、
相性の悪さも相まって錦織には厳しい対戦となりそうです。
錦織自身はどうにも調子が上向いてきません。
そりゃ実力者ですから良い時は良いのですが、いかんせん波が激しすぎます。
「6-0」や「0-6」が多いというのは何とも言えません。
ここまで2つの「6-0」2つの「0-6」を経験しています。
決めるべき時に決めないことも多く、マレーのような選手だとそこは巧妙に突かれてしまいます。
マレーは偉大な選手、何せ世界No.1ですから。
過去の対戦はマレーの8勝2敗です。錦織、厳しいと見ます。
・バブリンカvsチリッチ
バブリンカも大会前の評価はいまいちでした。
しかしグランドスラムに入るとこうして調整してくるのですからさすがは優勝経験者です。
危険なドローを引いたわけではありませんでしたが、ドルゴポロフ、フォニーニ、モンフィスと
足元を掬われかねない実績のある選手との対戦を潜り抜けております。
特にモンフィスは地元選手であり、大会で最も魅せるプレーを披露してきた難敵だったといえます。
これらの試合を全てストレートで勝利してきていますから、バブリンカ、調子は良いとみていいでしょう。
チリッチも全てストレートで勝ち上がっています。
こちらもグランドスラム優勝者、ばっちり調子を合わせてきたということでしょうか。
4回戦は注目のK・アンダーソン戦でしたが、アンダーソンの途中棄権で簡単な勝ち上がりとなりました。
アンダーソンは無事にキリオスを倒してくれたのでまあいいでしょう。それだけで賞賛に値します。
好調同士の対戦ということで見応えもありますが、
過去の対戦はバブリンカが11勝2敗と大差をつけてチリッチを圧倒しています。
・ナダルvsカレノ・ブスタ
今回ベスト8に残った中で唯一上位8シードでないのがカレノ・ブスタです。
カレノ・ブスタはラオニッチとのフルセットの死闘を制して勝ち上がってきました。
スペイン期待の若手が台風の目として勝ち上がり、ナダルに立ち向かう、いいじゃないですか。
ただ、大会通じて好調だったスペイン勢を応援するファンにしてみれば
何も2人がここで潰し合わなくても、という思いはあるかもしれません。
そもそも同国スペイン選手がクレーでナダルに勝つ例ってありましたっけ。
ごく最近のナダル不調時であれば1例くらいあったのかな?
昔の引退選手であれば、モヤとかフェレーロが勝っていた例がありますが。
ただ、カレノ・ブスタも覚醒してきている時期です。
何せ25歳、当ブログで提唱している25歳ピーク説のど真ん中にいる選手なわけです。
もっとも、近年はピーク年齢が後ろにずれ気味であるのですが。
いずれにしろ心身ともに好調な状態ですからナダルにどれだけ全力でぶつかっていけるか注目しましょう。
過去の対戦はナダルの3勝0敗です。
・ジョコビッチvsティエム
ジョコビッチもまたしっかり調整してきました。
シュワルツマン戦はフルセットになりましたが、クレーシーズン初期の頃とは評価も随分違います。
この男が復調してきたら怖いです。他の、例えば偽No.1的選手とは一味違った貫禄があります。
ティエムも好調で全てストレートで勝ち上がってきています。
ジョコビッチもティエムもここまでそう強烈な選手とは当たっておらず、
両者の対戦も予定調和的なところがあったといえます。
唯一、ティエムはゴファンと対戦する可能性がありました。
これが実現していれば面白かったと思うのですが、ゴファンは不幸なアクシデントで大会を去ってしまいました。
今シーズンここまで好調で来ている若きティエムへの期待もありましょう。
しかし、これまでの対戦成績ではジョコビッチの5勝0敗です。
そしてジョコビッチは王者の風格を取り戻してきているというわけで、こうなるとティエムには難しい試合になります。
他に若手ではカレノ・ブスタも残っているわけですが、こうした若い選手が
よりによって最強クラスの選手と当てられてしまうというのもドローの悲劇と言えましょうか。
試合がまだ行われていないのに悲劇と断じてはいけないと思いますが、
私の予想では上位4シードがベスト4進出ということになります。
- 2017/06/06(火) 12:22:00|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:9
初戦が行われています。
今大会は混戦模様でのスタートと言えます。
いくらかの優勝候補はいますがどれも万全ではないという状況です。
クレーでは一般的にこういう時、コンディションが良くて体力がある選手が勝つ傾向にあります。
だから混戦模様の時には誰が勝つか本当にわからないのです。
しかし、近年ではこれに加えて勝ち方を知っている選手が更に勝つ、という要素が強くあります。
その意味で、パッと出の若手が思わぬ活躍をしてスターダムにのし上がるという状況が起こりにくくなっていて、
ベテラン化へのパワーバランスのシフトにつながっているわけです。
そんな中、シーズン通じて若手が頑張っている今年は果たしてどうなのか、
そんな期待もあっての開幕となったわけですが・・・
試合を眺めると、最初はストレートでの決着が多いなという印象でしたが、
その後フルセットの試合も出てきて結構様々に熱戦が繰り広げられているのだなということが伝わってきます。
一番の激戦はD・フェレールvsD・ヤングのファイナルセット「13-11」という試合でした。
この他にも初戦から興味深い顔合わせなどがあり開幕直後から楽しめる大会となっているのは嬉しいところです。
大きなシードダウンが一つありました。
若き優勝候補の一人であったA・ズベレフです。
直前のローマで優勝していますから勢いそのままにという期待は大きかったでしょう。
全仏優勝者やファイナリストが次のウィンブルドンで初戦負けをする、などということはしばしばありまして
それはまあしょうがないね、というような感じになるのですが
それをもっと規模の小さい、しかも同じクレーコートの中でやってしまうとは、
まだ安定して勝っていくには少し時間が必要のようです。
王座への道はそう簡単に通れるほどには拓けていませんでした。
ズベレフに勝ったのはベルダスコです。
多くのベテラン選手の例に漏れず、シーズンを通じた安定感は無いものの時折良い試合をします。
今年もいくつか見せ場を作ってはいましたが、その当たりがここで来た、ということになるでしょう。
ズベレフとしては不運ですが、まあ彼にかかる期待は次期王者なわけですから
当然こういったものも跳ね返せるようにならないといけません。
その他の期待の若手(ここでは90年代生まれを若手と言いましょう)では
ティエムとゴファンが優勝候補の一角に上げられていると思います。両者は危なげなく勝利しまいた。
やはりローマ優勝という一発の結果よりも、今クレーシーズン総合勝利数2位タイ同士、
という安定感の方が結果として好記録に結び付き易いということなんでしょうか。
他にはラオニッチ、キリオス、ディミトロフなどがいますがこの辺はどうなんでしょう。
もちろんグランドスラム実績は充分ですし実力も申し分ないですが
クレー適正や今の調子ということでは大会優勝候補とまでは目されていない気がします。
それでも、少し気にしながら今後の戦いぶりを追ってみたいと思います。
特にキリオスは初戦でコールシュライバーに勝ち、2回戦の相手がケヴィン・アンダーソンとなりました。
両者とも私が個人的に好きで注目している選手たちです。こうしたカワイイ選手が、
にっくき・キリオスに次々と粉砕されていく様を見せつけられないといけないんでしょうか。
・・・いや、アンダーソンなら取ってくれるんじゃないかな。コールシュライバーの仇。
中堅どころにも注目したいです。特に怪我に悩まされている2人、デル・ポトロと錦織圭。
デル・ポトロは勝ち上がると3回戦でマレーと対戦します。
これは実現してほしい対戦だと思いますが、デル・ポトロもマレーも正直わかりません。
ただ、仮にそこまで勝ち上がってくれれば、それでもう十分です。
マレーも第1シードですが、全仏3回戦は恥ずべき結果ではないです。
なにせ2004年のフェデラーと同じですから。
当時のフェデラーも今年のマレーも、それぞれNo.1になって最初の全仏です。
そのフェデラーとマレーが同じ結果なんて縁起がいいじゃないですか。
僅かな違いを挙げるとすれば、フェデラーは同年の全豪で優勝、マスターズも2大会制覇してたというくらいです。
因みに2004年のフェデラーは全仏が終わった後には、ハレからカナダまでウィンブルドン含めて怒涛の22連勝をし、
その後、全米や年末マスターズまで取っていました。・・・まあ昔の話です。
デル・ポトロの話はこの位にして、錦織ですね。
この選手もわかりません。好不調の波はあるし怪我もあるしで不安要素が目立ってしまうのですが
間違いなく実力はトップクラスだし、ことクレーでは相当上位の選手であるわけです。
今回はズベレフの近くのドローになって少し不安がありました。
初戦のコッキナキスはズベレフに近いタイプの選手なので良い練習になるのかなという思いでした。
ズベレフ対策は必要なくなったわけですが、初戦はまずまずの戦いだったでしょう。
最初のセットを取られまして、様子見の立ち上がりという感じでした。
決して万全ではないですが今の時点ではそれでも良いのではないかと思います。
でも、やっぱり不安の方が大きいのは、どうしても心配な目で見てしまうからでしょうかね。
地元フランス選手は多く登場していますが、初戦の結果は今のところ6勝12敗と大きく負け越しています。
ワイルドカードの選手などもいて勝率が高く無いのはいいのですが、
シモン、マウー、ベネトー、マチュー、マンナリノ、ペールといった実績組の選手の多くが負けています。
中にはプイユvsベネトーといったフランス対決があったり、ペールの相手がナダルであったりと
多少のドロー運もありましたが、やはり負けが込んでいる印象が強いです。
ガスケ、モンフィスは勝っていますが、ツォンガが2セット取られた後にタイブレークで1セット取り返した、
という危ない状態の中で順延になっています。
むしろ地元フランスよりもクレー王国スペインの選手の方が元気です。
ベテランが多いですが、先のベルダスコがズベレフに勝ちましたし、
大試合を勝ち上がったフェレールも次に同じくベテランのF・ロペスと対戦します。
ロペスはグランドスラム61大会連続出場となりフェデラーの歴代記録に並びました。
ウィンブルドンも出れば新記録です。元気です。
他にもアルマグロ、ガルシア・ロペス、ロブレド、バウティスタ・アグー、
カレノ・ブスタ、ラモス・ビノラス、そしてもちろんナダルと出場選手のほとんどが初戦を突破しました。
唯一の敗退はグラノジェルスでしたが、相手はジョコビッチでした。これはさすがに仕方ないです。
ジョコビッチは初戦の相手がグラノジェルスというのは
怖すぎもせず、しかし手ごろに強敵という感じで非常に良かったんじゃないでしょうか。
次は、もしもティプサレビッチが勝っていれば同国対決となったところでしたが
ポルトガルのジョアン・ソウザが勝ち上がりました。
最近ブラジルのジョアン・ソウザの方はあまり出てこないので、
とりあえずジョアン・ソウザといえばポルトガルの方でいいのかもしれません。
ジョコビッチはここも勝ち上がると、3回戦でアルゼンチンのシュワルツマンかイタリアのナポリターノと対戦します。
シュワルツマンは90年代生まれの若手で、まだまだこれからの選手ですが、既に注目選手の一人と言えます。
因みにナポリターノの方も若い選手ですが、まだキャリアがないため、ほとんど情報がありません。
どうもナポリ出身ではないようです。
最後に日本人選手ですが、錦織以外に2名出場しています。
杉田はスティーブ・ジョンソンにフルセットの末敗れました。
ジョンソンはクレー向けの選手ではないので、あわよくばということも有り得たと思いますが
まあ一応はシード選手ですからね、杉田もよく健闘したと言えるでしょう。
ダニエル太郎はヤノヴィッツをストレートで下して2回戦に進出しています。
2回戦の相手はカレノ・ブスタです。ん~これは厳しいですね。頑張ってほしいです。
- 2017/05/31(水) 07:00:00|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5
久々の若きマスターズ覇者が誕生しました。
ローマでは2006年ナダル以来、
マスターズ全体では2007年のジョコビッチ以来の若さだそうです。
実に10年振りというわけです。
つまり、10年もの長きに渡って、あの人とかあの人とかあの人は
夢見る多くの若者の希望を無残にも打ち砕いてきたのです。
その極悪さが心に染み入ります。
今大会はティエムがナダルにストレート、ジョコビッチがティエムにストレート、
そしてズベレフがジョコビッチにストレート勝利でした。
これは明確な力関係の差を示すものではなく、
調子やドローによって読めない展開がてんこ盛りであるということを示唆しています。
ティエムも、ナダルより先にジョコビッチと当たっていたらあの展開であったかはわかりません。
というよりも本人も語っていますがナダルを倒すということに全神経を費やしてしまった感はあります。
もちろんそれだけに、コンディションさえ整えれば楽しみな選手であることは間違いなく
全仏は若き選手にも見るべきか箇所が多いというのは嬉しいことといえましょう。
極悪勢の中でも今回あの人は出て来ませんからね。
また、ローマではクレーが得意でないイズナーとラオニッチの活躍がありましたし、
これまでパッとしてないバブリンカもグランドスラムで確変する選手ですから決して侮れません。
それから本来はビッグ4次点であるべき錦織も調子が整いさえすればと思わせます。
デル・ポトロもドローがどこになるか興味深いです。
第2週まで戦えるかはわかりませんが、早い段階で当たるシードは嫌でしょう。
チリッチもいますしゴファンもいます。
これら期待の入り交じった選手たちが様々に戦い、
潰し合って、そして最後に得をするのが第1シード、というわけでしょうかね。
さて、ズベレフですが、クレーシーズン開始直後にはその動きに疑問符が付いていたはずです。
それがマスターズ制覇にまで及んでしまうとは実にびっくりです。
残念ながら私は今大会のズベレフをしっかり見ていません。アンダーソン戦だけです。
あの時はむしろアンダーソンが良かったという印象を持ちましたが
そうなるとアンダーソンも全仏ダークホースの一人となるでしょうか。
多分、選手たちの実力が拮抗している今、ダークホースは30人くらいいるんでしょうけど。
- 2017/05/22(月) 06:30:00|
- 2017年4月~6月
-
| トラックバック:0
-
| コメント:13
次のページ