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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2018年、収集データ大幅更新!

今年は無事に年内に、しかもかなり早く更新できました。
昨年度は年を超えてしまいましたからできて良かったです。

前記事でも少し触れましたが今回は新規の選手がいない上にベテラン勢も振るわなかったということがあり、
主に3強のデータを眺めていくというものになった気がします。

3強はやっぱ凄いです。
特にナダルが勝率90%を達成していたのには驚きました。自身の年間最高勝率です。
ただ、ナダルは怪我がち、フェデラーも出場大会を絞っているということで
ジョコビッチが現状で1位なのは異論のないところでしょう。
今回の集計では年の前半でのパフォーマンスがそれほどではなかったということもあり
データ上はナダルやフェデラーと僅差という感じですが、
この調子が来年も維持できれば2011年、2015年に次ぐ第3全盛期となるかもしれません。

【年間グランドスラム未遂】
では、今年のだけでなくの昨年の情報も載せています。
昨年の更新早々リクエストはいただいていたのですが、どう書けばいいかなと思っているうちに更新をさぼってしまっていました。
結局2人の合わせ技という強引な方法となりましたがまあそういうのもありかなと思います。

今年はネタ枠も寂しく、マレーの話題がほとんどありませんでした。
コールシュライバーやカルロビッチなどもそうです。
ここは期待のズベレフに頑張ってもらうしかないですね。
素晴らしい逸材ですからネタ枠でも本物枠でも良いので来年は話題をさらってべくせっせと種をまいております。


長く作成中になっている【対決!フェデラーvsヒューイット】をはじめ、追加記事計画中の【ビッグサーバーの歴史】
そして今回【コート種別検証】にも追加記事を書きたいという思いがあり新たに工事中として設定しています。
ノッているときに一気に書ければいいかなと思うのですが中々進まなくてすいません。

実際、【対決!フェデラーvsヒューイット】をアップするとなったら、もうそれだけじゃすまないですよね。
フェデラーのライバルをヒューイットだけで終わらすわけにはいかない。



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  1. 2018/12/20(木) 14:38:00|
  2. 2018年10~12月
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2018年、ATPファイナル優勝は予想通りグループ・グーガ・クエルテンから

優勝はジョ・・・

え!
ズベレフですか?

彼は最高のコーチを持ち、素晴らしい才能を持ち、そして大舞台に弱い選手だったのでは。

ジョコビッチを阻止する可能性として、グループ・レイトン・ヒューイットの選手達による合わせ技しか考えていませんでした。
ズベレフというのは全くの伏兵だったと言えます。
夏場のマスターズであれば可能性も考えられなくはなかったですが、今回とは思いませんでした。
この辺は印象にも引っ張られてしまいました。

しかし、RRで完敗してからの王者への雪辱とはなかなか良いストーリーを作ったではないですか。

ズベレフの力は最早誰もが認めているところです。
新コーチの元、結果を出してくるのは間違いないだろうと感じていましたが、時間はもう少し必要だと思ってました。
この優勝が来年に向けての良い弾みになればいいです。苦手のグランドスラムでもう少し奮闘できるようになるのでしょうか。
ズベレフは、決勝そのものはストレートでの勝利でしたが、
トーナメント全体を見れば圧勝だったわけではないのでまだまだ課題も多いといえるでしょう。

敗れたジョコビッチですが、圧倒的な存在感はたっぷり示したと思います。
ただ、パリに続いての決勝での敗退。
間違いなく当代最強ではあるのですが、完璧超人にも電池切れがあるといったところでしょうか。
昨年のフェデラー、ナダルの復活の際には、両者からはコンディションの妙を感じされられました。
常に出続けて最強というのではなく、効果的にトーナメントを周って確実に欲しいタイトルを取るという戦い方です。
一方でジョコビッチには、出続けてそして強いという凄みがありました。
この点で昨年のフェデラー、ナダルよりも復活のインパクトが強かったのですが
同じようにスタミナ切れを起こすということで、人間的な部分を感じることができました。

こうなると、ジョコビッチもフェデラーやナダルと同様、
より一層重要な大会に絞って戦ってくるスタイルを取ってくるかもしれません。
ズベレフはじめ、グランドスラムを狙いたい他の選手達にとってはさらにやり難い展開が続きそうです。

テニスの神様は、シーズンが終わったばかりなのに
次の全豪が楽しみになってしまっているこの私の気持ちを一体どうしてくれるんですか。


今回、RRではグループ・レイトン・ヒューイットの話題が中心でした。
トップレベルでの戦いというのは僅かな日にちの違いでも結果に大きく影響を及ぼすということなんですね。
RRでは盛り上がった同グループですが、フェデラーもアンダーソンも準決勝で敗退してしまいました。
4試合を戦ったアンダーソンですが、最初の2戦と最後の2戦では全然違いました。
最後はフェデラー、ジョコビッチとの連戦ですから力の差が明確になった印象を受けてしまいます。
一方でズベレフはそのフェデラー、ジョコビッチから連勝したわけで、
ここはアンダーソンとズベレフの違いというよりもコンディションや日程の関係という部分もあるかもしれません。

フェデラーは、何だかんだでこの頂上の大会で準決勝にまで進出するのですから凄いです。
キャリア全般でそうですが、ナダルとジョコビッチのみがその独走を食い止めてきたわけです。
このような大ベテランになってまでもその状況は変わってないというのも恐るべしと言えましょう。

ジョコビッチの圧倒的な存在感、そして勝つと思われてない時には何故か勝つという
ズベレフの変な癖が垣間見えたそんな今大会だったといえます。



  1. 2018/11/19(月) 13:56:22|
  2. 2018年10~12月
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2018年、ATPファイナル3戦目

グループ・レイトン・ヒューイットのRR最終戦が行われました。

あれれ~、覚醒錦織はどこいったの?
普通にティエムが一矢報いちゃいましたねホント。
ティエムも良い選手ですからインドアでも勝てることを証明してくれて嬉しいですけど、
まあ今回は1戦目の結果で正直錦織に期待を持っちゃいました。
これは錦織に悪いことしました。期待持っちゃったもんで、私。

一方で、その錦織に敗退し、出だしは最下位だったフェデラーですが
実に見事なカムバックを果たして1位通過を決めました。
コンディション調整も含めてここまで見事なまとめ方をするとはいやはや。
おっと、だからと言ってこれ以降期待はできませんがね。

フェデラーとアンダーソンは2勝で並びましたので直接対決の結果で1位通過が決まりました。
ここでもしも錦織がティエムに勝っていたとしたら、2勝が3人になったので
セット取得率やゲームの取得率での勝負となるところでした。
そうなるとフェデラーの1位通過は難しかったのです。
ゲーム取得率では最終的にアンダーソンの方が上でした。
アンダーソンの数字は2戦目終了時点ではジョコビッチをも上回ってました。
これというのもあの錦織戦の大勝が原因です。
そう、色んな意味で錦織がこのグループを面白くしたんです。そうなんです。

今夜準決勝の顔ぶれが決まります。



  1. 2018/11/16(金) 09:40:56|
  2. 2018年10~12月
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2018年、ATPファイナルRR2戦目

ATPファイナルのRRは2戦目までが行われています。
どちらのグループも2勝が1人、2敗が1人、1勝1敗が2人という形になっています。
星取表の上では両グループ同じ並びなんですが、試合内容とか諸々の力関係などを鑑みた場合
やはりジョコビッチは抜け出ているように思えます。
アンダーソンも2勝していて、特に錦織戦は圧巻のスコアだったのですが、あれは錦織がひどすぎました。
それに比べると調子の悪くないトップ選手を相手に要所をきっちり締めるジョコビッチの貫禄といったら。

どちらのグループが混戦かというより、ジョコビッチ1人が格上で残り7人の実力が拮抗しているという感じです。
強いて言えばコート適正の面も含めてティエムに少し元気がないでしょうか。
最後に一矢報いてほしいと言いたいところですが、おっと、最後の相手は錦織でしたね。
一矢報いられちゃうとこれは少々具合が悪いですね。

スコア表を見てみますと、チリッチがジョコビッチの得失セット数を上回ることができないため
ジョコビッチの準決勝進出は決定したのではないかと思います。
その他で進出、敗退が決定している選手はいません。

次はいよいよRR最終戦となります。
まずはグループ・レイトン・ヒューイットです。こちらの方がジョコビッチがいない分熱いです。
もちろん錦織vsティエムにも括目しなくてはいけないのですが、
一般にはアンダーソンvsフェデラーが注目の一戦となるでしょう。

今年ウィンブルドンのあの激戦以来の対戦となります。
アンダーソンがフェデラーに勝ったのはこの時が初めてで、実はその前にはフェデラーから1セットも取れていませんでした。
しかし、それ以前の最後の対戦は2015年でしたので、この辺りは参考にはなりにくい部分でしょう。

今年ウィンブルドンの最後のスコアは実に「13-11」というものでした。
アンダーソンは、その次のイズナー戦でも「26-24」を戦いました。
そして遂にウィンブルドンではファイナルセットにタイブレークが導入されることになるわけですが、
これもひとえにイズナーとアンダーソンが変えたルールと言って良いと思います。

ウィンブルドンでフェデラーとイズナーを相手に激戦を戦ったアンダーソンは、
決勝では何もできずにジョコビッチに完敗となりました。
ん?なんだか今大会でも似たような空気が出せる可能性がありそうではないですか。

まあイズナーが準決勝に勝ち上がるには最後の試合で結構頑張らないといけないというのはありますが
グループが分かれた時点で対戦実現の可能性は薄いと見られていただけにもしも実現したら面白いことになると思います。
教えていただいた情報からですと、大学時代からのライバルでしたね、この両名は。


今大会、ジョコビッチの圧巻の戦いぶりを見るという観点でいると、随分と楽に試合を追って行けると思います。
一方でジョコビッチを止めることを考えると、あれこれと策をめぐらす必要が出てきます。

考えました。やはり、準決勝でうんと疲れさせて、最後にフェデラーしかないと思うんですよね。
疲れさせる役としては錦織とティエムではダメで、まだアンダーソンなんですよ。
こう考えると、1位通過フェデラー、2位通過アンダーソンがいいということになります。
逆に、フェデラーが疲れさせてアンダーソンが決めるというパターンもあるんでしょうか。
いやちょっと難しいですかね。何せジョコビッチはズベレフ、チリッチと、
アンダーソンと同タイプの選手と戦って勝ち上がってくるわけですから。
アンダーソンの確変ぶりに一遍の期待を寄せることは出来ましょうが、疲れさせる役すら結構大変です。

じゃあやっぱ錦織なのかな。ただの錦織でなく覚醒錦織。
絶好調アンダーソンの確変具合ですら微妙と考えているのに
覚醒錦織とは何とも現実味が薄いですが、もう机上の空論だからよろしいのです。

パリ・マスターズのパターンでいきましょう。
フェデラーが準決勝でジョコビッチを疲れさせて最後に覚醒錦織がビシリと決める。
どうでしょう。

ん~、どうシミュレーションしても結局ジョコビッチが勝ちそうですね。
むしろ今大会でジョコビッチからセットすら取れる選手がいるんでしょうか。



  1. 2018/11/15(木) 09:48:11|
  2. 2018年10~12月
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2018年、ATPファイナル開幕

さて、1年で一番最後の、そして一年で一番面白い大会が行われています。
2グループとも第1戦目が行われています。

グループ:グーガ・クエルテン
・ジョコビッチ〇
・ズベレフ〇
・チリッチ●
・イズナー●

グループ:レイトン・ヒューイット
・フェデラー●
・アンダーソン〇
・ティエム●
・錦織〇


インドアハードということで比較的どの選手にも公平なコートではあるのですがそれでも得手不得手があります。
一般的にクレーが得意な選手は苦手、グラスが得意な選手は得意、という印象でしょうか。
しかし、この印象は実は結構違う部分もあります。

フェデラーがインドア得意なのはまあ問題なしでしょう。現役でも最高勝率を誇っています(.809)。

一方で、ジョコビッチはインドア勝率が低いです。(.785)
といっても他の選手に比べれば十分に高いのですが、8割5分を超える
アウトドアハードのあのけたたましい高さに比べるとやや控えめになっています。

ズベレフは印象通りで、インドアが自身一番勝率の低いコートとなっています(.560)。
ただし、この選手は未知数の部分が多いのでこの辺はあまり参考にならないかもしれません。

アンダーソン(.579)とチリッチ(.667)はどのコートでも平均的に結果を出している選手です。
インドアにしても得意でも苦手でもないという感じです。
両者の数字に開きはありますが、これはこれまでのキャリアの差と言えます。
生涯勝率とそれぞれ近い数字です。アンダーソン(.593)、チリッチ(.656)。

ティエムはクレー勝率が抜きんでて高い選手ですが(.748)、その他のコートはこのクラスとしては平凡です。
インドア勝率も中くらいといった感じになります(.554)。

イズナーは得意そうな印象がありましたが、意外にも他のコートに比べると低いです(.552)。
クレー勝率(.543)に近い数字です。得意のグラスはもっと高いです。(.657)

最後に錦織ですが、こちらも印象からすると意外なデータの持ち主となります。
当サイトでは錦織のデータを追っているので皆さんも認識はできているかもしれませんが
一般にクレーに強いのでインドアは低いと思われ勝ちではないかと思います。
しかし、実際にはインドアがどのコートよりも勝率が高いのです(.720)。
今回出場選手の中ではフェデラー、ジョコビッチに次ぐ第3位の数字となっています。

因みにここで提示した数字はATPサイトのインドア項目をそのまま持ってきていますので
厳密には「インドアハード」ではなくインドア全てになります。
インドアカーペット、インドアクレーも含まれます。
ただ、インドアはほとんどがハードですので概ね傾向は掴めていると見て問題ないでしょう。


さて、ラウンドロビンですが、
4試合のうち3試合までは上位ランカーの勝利となり、1つだけ番狂わせがありました。
錦織vsフェデラーです。錦織の調子も良かったですが、それよりもフェデラーが悪かったです。
2003年から出場しているこのATPファイナルで、初めてのストレート負けということです。
しかしこれは驚くことではありません。フェデラーも好調時はいまだに最強選手の一人ですが
ずっと安定して勝つことはできない部分があります。
むしろノックダウン性でない今回のような大会では後から調子を上げることも可能です。
調整を繰り返して戦うフェデラーにとって大きな痛手にはならないと思います。
そしてこれにより、グループ・レイトン・ヒューイットは混戦の様相を呈してきました。
このグループは元々力が拮抗していた印象がありましたから、これは本当に最後まで目が離せないです。
混戦状態だと、1勝で通過できるパターンもあれば、2勝で通過できないパターンもあります。
ただ、2位通過だとジョコビッチと当たる可能性が高いですから、
通過するのならばなるべく1位で通過したいところでしょう。



  1. 2018/11/13(火) 10:24:05|
  2. 2018年10~12月
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2018年、パリマスターズはカチャノフが制す

ジョコビッチの連勝をストップさせたのはカチャノフでした。
期待される若手選手のうちの一人です。

良い選手ですが、まさか今のジョコビッチを下すとは予想外でした。
しかし、今大会のカチャノフはイズナー、ズベレフ、ティエムと格上を連続撃破してきていました。
力でいえば勝ってもおかしく無い選手ではあるのです。
その前のジョコビッチの無敵感が異常だっただけということでもあります。

ジョコビッチはフェデラーとの死闘を制しての決勝進出でした。
カチャノフの素晴らしい結果を称える気持ちももちろんありますが
やはりジョコビッチとフェデラーの3時間にも及ぶ試合があったればこそという面も否定はできないでしょう。

結局は絶頂のジョコビッチをやれるのはフェデラーくらいなのだということでもあります。
疲労を蓄積させればようやく他の選手も王者の足を掬うことができるのです。
この点は何となくクレーのナダルに似ています。

優勝したカチャノフはこの勢いのまま休暇に入ってしまうのが残念です。
ランクはトップ10目前の11位にまで上げてきました。

上位10名は相変わらずの実力勢ですが、今回は11位以下が新鮮です。

11位 カチャノフ(22歳) 昨年順位:45位
12位 チョリッチ(21歳) 昨年順位:48位
13位 フォニーニ(31歳) 昨年順位:46位
14位 エドムンド(23歳) 昨年順位:50位
15位 チチパス(20歳) 昨年順位:91位
16位 メドベジェフ(22歳) 昨年順位:65位

若い選手がずらりと顔を揃えています。
昨年順位が同じくらいの分布だったというのも特徴的です。良い感じで順調に順位を上げてきたという所でしょうか。
唐突に入ってきているフォニーニがまたいい感じですがトップ10の中でズベレフ一人だけ抜きんでて若いのに似て
面白いアクセントになっています。

昨年のATPファイナル覇者であるディミトロフは19位、パリ覇者のソックは105位でのフィニッシュとなりました。
150位にまで落ちる可能性も考えられたソックは、大会で準々決勝にまで進出して何とか一矢を報いましたが、
残念ながらトップ100からの転落は免れませんでした。

ATPファイナルは、4位のデル・ポトロが欠場するため、9位の錦織が出場権を得ましたが
まだNo.1のナダルも出場が決定しているわけではありません。
仮に事態ということになると10位のイズナーが繰り上がりで出場します。
近年は大会途中で棄権する選手もいるため、1試合か2試合だけイズナーがプレーするということもあるかもしれません。
もっと言えば11位のカチャノフにも可能性はあると考えられます。
基本的にリザーブは1人だと思うのですが、大会中に2人が棄権した場合はどうなるんでしょう?
さすがに今までそのようなケースはなかったと思いますが、選手の怪我が当たり前になってきている昨今
充分にあり得ることだと思います。


  1. 2018/11/05(月) 16:04:34|
  2. 2018年10~12月
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2018年、パリマスターズのジャック・ソックは

コメント欄でふぁぶ様から情報頂きました、ジャック・ソックについて取り上げてみたいと思います。

今大会に第16シードでエントリーしているソックは、昨年の王者です。
久々にアメリカ選手がマスターズを獲得したということで話題になりました。
その後今年のマイアミでイズナーもマスターズを取り、アメリカ復権なるかという勢いでした。
しかし、ファイナルを争っているイズナーはともかく、ソックはまったく振るいません。

昨年のチャンピオンということで今週の失効ポイントは1000あります。
また昨年出場した最終戦にも出場しませんのでそれを合わせると実に1400ものポイントを失うのです。

現在ソックのポイントは1760ですから、単純に失うだけとした場合、僅か360ポイントしか残りません。
ランキングに置き換えると158位の位置になります。これはもの凄い下げ幅と言えます。

ソックは怪我などで長期離脱をしたわけではありません。ここ1年で22大会に出ています。
トップ10でこれより出ているのはティエム(25大会)だけです。

何より、ダブルスではグランドスラム2つ、マスターズ1つを含む5タイトルも取っているのです。
私はテニスはほぼ男子シングルスしか追っていないので教えていただくまで知りませんでした。
グランドスラム2つはマイク・ブライアンと組んで全米、ウィンブルドンを取っていて
マスターズはイズナーと組んだインディアンウェルズを制しています。
ダブルスランクは何と6位に位置していますから本人の調子自体は決して悪くないのだと言えます。

ダブルスで結果が出ているだけにシングルスへの意識が少し薄くなってしまっているのでしょうか。
因みにシングルスの今年の戦績を見てみると、早期敗退だらけなのですが
フルセットでの敗退が多いのに気付きます。

これを見ても僅かな部分で勝ち癖のようなものを失ってしまっているだけのように思えます。
決して調子は悪くないんだろうなとうかがい知れるのです。
もちろん実力伯仲の選手間の戦いなので接戦は当たり前で、
仮にもマスターズ覇者なのだからそういう試合でも勝たなくてはいけないという意見もあるのかもしれません。

いずれにしろ、今大会が今年最後の出場ですから、前年王者らしく戦ってくれるのか注目してみましょう。
最初の相手は1回戦でシャポバロフを下して勝ち上がってきたガスケです。
ガスケは今年1タイトルを取っているものの、調子がいい状態とは言えません。
しかし、いつも結果に結びつかないものの高いパフォーマンスを見せているシャポバロフを退けての勝ち上がりですし
何より空気を読まないことにかけては今年のガスケは力を発揮しています。
モンテカルロで初のズベレフ兄弟対決が行われるかと思われたその直前でミーシャを下して
多くの人が見たがった兄弟対決の実現を阻止しました。(結局その後3か月後のワシントンで兄弟対決は実現しました)
そんなガスケですから無慈悲にソックを100位外に追放する手立てを企てているかもしれません。


  1. 2018/10/31(水) 16:00:47|
  2. 2018年10~12月
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2018年、ATPツアー大詰め、パリマスターズ開幕

最後のマスターズ、パリが開幕します。
ファイナル出場権及びランキング争いも激化しています。

まずNo.1争いですが、ナダルとジョコビッチに絞られたと言っていいです。
後半に入り怪我でし失速してしまったナダルに代わり、好調ジョコビッチがあと僅かのところに迫っています。
ジョコビッチは、今大会で一つでもナダルより上の順位で終わればNo.1は入れ替わります。
更にファイナルも控えていますのでジョコビッチのNo.1就任はかなり現実的です。
もちろんナダルも出場しますのでどの程度まで戦えるかによるわけですが
インドアはナダルが最も苦手とするコートですし、怪我明けというコンディションを考えても
2大会でジョコビッチよりも上の位置で終わるというのは少々考えにくいように感じてしまいます。

ファイナルへの出場権は上位6名が獲得しています。
ナダル、ジョコビッチ、フェデラー、デル・ポトロ、ズベレフ、アンダーソンです。
残り2枠をチリッチ、ティエム、錦織、イズナーで争っています。
ただし、デル・ポトロは怪我をしてしまい、ほぼ出場は無理だと思われるので
3枠を4名で争っていると言い換えていいでしょう。
しかし、デル・ポトロの怪我は膝の骨折ということですが大丈夫でしょうか、実に心配です。
彼は本当に怪我に泣かされてきた選手です。怪我さえなければNo.1になっていたと思わせます。
あの強烈な3強とまともに戦っていながらNo.1就任を思わせる選手なのですから
実力は本当に図抜けたものがあったのだと確信できます。
大きな怪我なので来年以降の選手生命に影響がなければいいですが。

パリは大きな大会なのでポイントの加算が結構あります。
出場枠を争う選手は一つでもラウンドを進める必要があるわけですが、そこはマスターズ、
早いラウンドでシード同士の対戦が組まれており、勝ち進むのは一苦労という状況が見えます。
シード勢は初戦が免除されているので2回戦からの出場となります。
そのため、一つだけ勝つと早くもシード同士の対戦が組まれるわけです。
順当にいくとチリッチはディミトロフ、ティエムはチョリッチ、そして錦織はアンダーソンと当たります。
どれも手強いですが、特に錦織は嫌なドローを引いてしまいました。
もちろん、先週のリベンジを果たす絶好の機会が来るのだとも言い換えることができます。
イズナーは第12シード予定だったゴファンが欠場したことで同ラウンドでのシード対決を回避しています。
少し有利と言えるかもしれません。このドロー運が吉と出るかどうか。



  1. 2018/10/30(火) 10:52:45|
  2. 2018年10~12月
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