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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2021年、ATPファイナルズは2戦目まで終了

Redグループの2試合目が行われました。

○ジョコビッチ 「6-3 6-2」 ●ルブレフ
○ルード 「1-6 6-3 6-4」 ●ノリー

ジョコビッチは2戦目も快勝でベスト4一番乗りを決めています。
さすがにこのグループではジョコビッチを脅かす相手はいなかったでしょうか。
逆にベスト4でGreenグループを全力で勝ち上がってくる強敵が相手となるので
そこは楽しみにしたいところです。

本来であればジョコビッチの対抗馬であったのはチチパスですが
怪我により棄権となってしまいました。

今大会ではベレッティーニに次いで2番目の欠場者です。
通常トーナメントと違ってRRでの戦いになるので欠場者が出ると代理が必要となります。
昨日のシナーに続いてここではノリーが代役となりました。

さて、ランク順では実はオジェ・アリアシムがシナーやノリーよりも上なのですが
今回選ばれたのはシナーとノリーです。
これはオジェ・アリアシムが辞退したというわけではなく、
ATPファイナルズへのポイントレースではシナーとノリーが上だったからという理由です。

少し複雑ですが、今年はランキングポイントの有効範囲がまだ通常の52週ではないのが原因です。
ランキングポイントには一部2019年や2020年の大会も含まれているんです。
一方でATPファイナルズへの出場権に関してはあくまでも今年2021年の記録のみで計算されるため
このような逆転現象が発生しています。

細かいところだと、出場権を得ているホルカチとルードも、
大会ではホルカチが第7シード、ルードが第8シードとなっていますが
ランキングはルードが8位でホルカチが9位とここも逆転現象が起きています。

さて、ATPファイナルズで2人も途中交代となるのは少々珍しいです。
記憶にはあるので初めてではないはずで、過去の記録を当たってみました。

ラウンドロビンが採用されたのは1986年からなのでそれ以降の記録となりますが、
過去に2例ありました。1997年と1998年です。
・1997年 ルゼドゥスキー→ムスター、ブルゲラ→ヘンマン
・1998年 リオス→コスタ、アガシ→ルゼドゥスキー
ルゼドゥスキーは97年に途中欠場し、翌年は代理で出場するという変わったことをやっています。
2年連続で発生していたとは少々意外でした。
私の方で記憶にあったのは98年の方でした。
この時のリオスとアガシは2位と3位でしかも同じグループだったので
少々荒れた大会になったと感じたものでした。
因みに2005年の例もあります。大会途中での交代はアガシ→ゴンザレスのみなのですが
ドローが発表された直後にナダルが欠場を表明したため、
プエルタが初戦から代理となり、全3戦を戦いました。

サブ要因ですが2000年から出場メンバーにリストアップされるようになりました。
97~98年の連続2人途中交代が効いたからでしょうか。
当初は1人でしたが、2005年からは2人リストアップされるようになっています。

話を今年に戻しまして、この組は、第3戦でルブレフとルードが直接対決を行い、
勝った方がベスト4に進出するというシンプルな構造となりました。
代役のノリーは年間最後の試合でジョコビッチとやれるのでここはもう楽しんでほしいところです。

そして今度はいよいよ混戦のGreenグループです。
誰が1位で勝ち抜けるか、大いに気にしたいと思います。

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  1. 2021/11/18(木) 13:55:00|
  2. 2021年10月~12月
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2021年、ATPファイナル3日目

Greenグループの2試合目が行われました。
ここはよりハードなグループで、今回はメドベージェフvsズべレフという大一番が行われました。
ランキングは2位と3位、対戦成績もここまで5勝5敗と、ライバルというにふさわしい両者の一番です。

結果は「6-3 6-7 7-6」でメドベージェフが勝利しました。
さすがは死のグループの頂上決戦、事実上の決勝かと思わせる壮絶な試合となりました。

対戦成績はこれでメドベージェフの6勝5敗となり数字の上では接戦となっています。
ただ、このところメドベージェフが5連勝しており、最初の4戦も全てズべレフが勝っていたので、
二人は最初から切磋琢磨してきていたという感じではないのですが
今後はまさにライバルとしてぶつかり合っていってほしいものです。

今大会のコートはかなり球足が速いとのこと。
速いハードコート(古くはカーペットがこれに近いイメージですか)では
技術とパワーがある選手の試合は実に迫力が出ます。

かつてのレンドル、ベッカー、サンプラス、デル・ポトロ、ソダーリング等。
今回のメドベージェフとズべレフもこれに相当するかと思います。
爽快感があって観ていて何とも楽しい試合になります。


さて、ベレッティーニは残念ながら欠場となってしまいました。
代わりに出場したシナーがホルカチと対戦し「6-2 6-2」とまさかの完勝で初勝利を上げました。
シナーは直前でファイナル出場を逃していて悔しい思いをしたので巡ってきたチャンスに気合も十分だったでしょうか。
特に地元でベレッティーニの代役というわけですからそりゃ乗ります。
ホルカチとは今年のマイアミ決勝で敗退していたのでリベンジを果たすことにもなりました。

シナーは前回のNextGENファイナルの優勝者でもあります。(実際には昨年は未開催だったので2年前のチャンピオンですが)
その前年の覇者であるチチパスが、翌年にATPファイナルを制するという快挙を成し遂げていまして、
今回は2人のNextGEN優勝者がファイナルの方に出場していることになるわけです。

しかし、当時のNexGENトーナメント情報を見てみると結構すごいですね。
2018年 優勝:チチパス、出場:ルブレフ、ホルカチ
2019年 優勝:シナー、出場:ルード

因みに更に前年の2017年には第1回のNextGENが行われているわけですが、
ここにはルブレフとそしてメドベージェフが出ています。
因みにこの時ズべレフも出場資格はあったのですが、すでにファイナルの方にエントリーされていたので出場はしませんでした。
ルブレフもメドベージェフも、この時は優勝したチョン・ヒョンに敗退しています。
ということで、今大会はズべレフも資格があったと考えれば実に7人がNextGEN出場者なんですね。


  1. 2021/11/17(水) 12:09:15|
  2. 2021年10月~12月
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2021年、ATPファイナル開幕

遂に今年もファイナルになりました。
なんともあっという間だった気がします。
今年はイタリアのトリノで開催されています。

グループは2つに分けられています。

《Green》
・ジョコビッチ
・チチパス
・ルブレフ
・ルード

《Red》
・メドベージェフ
・ズベレフ
・ホルカチ
・ベレッティーニ

本命はもちろんフェデラーに並ぶ大会最多優勝を目指すジョコビッチなのですが、
実のところファイナルでは2015年以来5年間優勝から遠ざかっているという
少々意外な状況となっています。

大会は、このところ3年間、ズベレフ、チチパス、メドベージェフが優勝しており、
ビッグ4が揃ってないことから一見、真新しい顔合わせのように感じるのですが
実のところ出場選手の半数が大会優勝経験者という近年でも珍しい状態となっています。
そう考えると決してジョコビッチが安泰というわけではないと言えます。

とはいえ、ドローを見てみると、少なくともグループリーグに関しては
やはりジョコビッチ優位かなという組み合わせになりました。

何よりもズベレフがメドベージェフ側のRedグループに入りましたし
パリでジョコビッチを追い詰めた勢いのあるホルカチもまらRedになりました。
R今年3度戦って全て敗退しているものの、接戦を演じているベレッティーニもまたRedです。

一方でGreenグループの方は、
元々実力では遜色ないもののこのところ調子のよくないチチパス、
同じく調子が上がらず、かつ正攻法が過ぎてスタイル的にジョコビッチからは
与しやすいと思われるルブレフ、
良い選手であり大変頑張ってほしいものの頂上決戦向きではないルードと
随分わかりやすくグループの明暗が分かれた気がします。

両グループともに初戦が行われており、
○ジョコビッチ ●ルード
○ルブレフ ●チチパス
○メドベージェフ ●ホルカチ
○ズベレフ ●ベレッティーニ
となっています。

このうちフルセットになったのはメドベージェフvsホルカチのみでした。
メンバー的に今台風の目になり得る感じが一番強いのがホルカチですから
これもまた当然の結果と言えるでしょうか。

残念なのはベレッティーニで、怪我による途中棄権となりました。
地元開催ということで期待もあり、深刻でないといいのですが
2戦目以降に出るかどうかの結論は現時点ではまだ発表されていません。
もしも不出場となった場合には予備メンバーであるシナーが代わりを務めます。

しかしファイナルの面白いところは、グループの組み合わせや
そこでの戦い方が必ずしもベスト4以降に反映されるとは限らないということです。
苦戦したグループの勝者がベスト4で無双するというのもよくあることなので
大会そのものの行方はまだまだ分からないと言っていいでしょう。


  1. 2021/11/16(火) 13:44:15|
  2. 2021年10月~12月
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2021年、パリ・マスターズはジョコビッチ

終わってみればジョコビッチ。

ですよね~
いや~強いなあ。

ここでいう強さとは他を寄せ付けない2015年当時ようなの強さではなく
互角の相手でも重要なポイントをきちんと支配して結局最後には勝つという
精神支配的な強さで、むしろこちらの方がその恐ろしさが強調されます。

もちろん力自体は紙一重の差なのでこうした展開が長く続くとは考えにくいのが一般的です。
ところがどうでしょう。ジョコビッチはこの状態で何年テニス界を支配しているでしょうか。
2018年の復帰後ずっとこの状態なのでもうほぼ3年です。

2011年の圧倒的な勢いの時代
2015年の圧倒的な強さの時代
現在の精神的に支配する時代

ジョコビッチは3つの最強時代区分を持っていますが
この晩年の特殊であるはずの3つ目だけでも在位週は120週に上ります。
これはボルグやアガシの1位在位週を超えています。
ここにはしかも半年の中断期(カウントされない期間)が含まれますからね。

そして年度末No.1就任史上最多7年というのも決めました。
マスターズ優勝回数も37で単独最多に躍り出ましたし、もう無茶苦茶です。
うちのサイトとブログのタイトル変えろと言われそうですが、いやそれはちょっと待ってください。
タイトル自体は良いんですが、手続きとかタイトルの長さとか更新の影響範囲とか、
まあ気持ちとしてはナダルも入れてあげたいし、レンドル外したくないし。


さて、今大会ですが、チチパスの早期棄権はあったものの、
準決勝は4人中3人が上位シードで、ほぼ順当の勝ち上がりであったといえます。
一方でそれ以外のシードや調子の良い選手は勝ったり負けたりで
なんとも上位と中位以下の選手の差がついてしまっている印象を覚えました。
もしもチチパスが勝っていれば現在の4強といったところでしたが
全ての大きな大会で勝ち上がるほどまだこの新4強は安定していないです。

チチパスの代わりにベスト4に上がってきたのはホルカチでした。
今年は初のマスターズ制覇やウィンブルドンベスト4進出を果たすなど急上昇中の選手です。
年末ファイナル進出も決めています。

こうして年間通じて結果を出す選手が出てきてくれると盛り上がってきますが
実はよくみると、ホルカチも早期敗退のかなり多い選手なんです。
今年22もの大会に出ているのですが、うち初戦敗退が8、1勝のみの敗退が6大会もあります。
ここまでランクを上げたのは大きな大会での活躍がものを言ったといっていいでしょう。

これと全く逆の状態で年末ファイナルを逃してしまったのがシナーです。
今年はホルカチの3大会を上回る4大会で優勝し、出場大会も24大会と非常に多くの試合をこなしました。
ホルカチが年間36勝20敗であるのに比べ、シナーは45勝20敗と数字だけを見れば上回っています。
よく頑張ったのですが、マスターズではそのホルカチと決勝を戦ったマイアミでの準優勝が最高で
それ以外で結果を残せなかったのは大きいです。大きな大会での活躍が明暗を分けた結果です。
小さな大会では強い、という状態は今後シナーが克服していかなくてはいけない改善点となるでしょう。

もう一人注目したいのが最終8人目で年末ファイナル進出を決めたルードです。
彼の今年の戦い方はホルカチともシナーとも違います。
出場大会は21大会で年間の勝敗はなんと53勝15敗!
ホルカチ、シナーを寄せ付けないこの数字がどれほど優れたものなのかは
メドベージェフが54勝12敗、ズベレフが55勝14敗、チチパスが55勝18敗と並べてみればわかるでしょう。
年間のタイトル数は5で、これはメドベージェフの4を上回り、ジョコビッチ、ズベレフと並んで最多となっています。
これほどの結果を出した選手ですがしかし8位ギリギリでのファイナル進出でした。
というのも、5つのタイトルは全てツアー250の小さな大会だったのです。
その意味でシナーに近そうですがそうでもなく、グランドスラム、マスターズでは初戦敗退をほとんどしていないのです。
唯一苦手な芝のウィンブルドンでのみ初戦を落としましたがそれ以外の大きな大会で初戦敗退はありませんでした。
この大勝ちはしないが大負けもしないという、現代テニスには珍しい超ド安定プレーこそがルードの凄さだといえます。
もちろん、ファイナルのような頂上短期決戦向きかと言われればそれは微妙です。得意コートもクレーだし。
しかし今の選手たちに必要な要素をしっかり持ってくれているこうした選手もいるのだということでなんとも応援したくなります。


最後に、一旦当ブログで「ホルカチ」と定めた表記ですが、その後露出も増えてカタカナを見る機会も増えましたね。
ホルカシュ、フルカシュ、ホルカチュ、フルカチュ、ホルカッチ、フルカッチ等々
(当ブログのホルカチは不人気の極みでした。残念。読みは近いのに~)
どうもホルカシュが多そうですかね。ウィキペディアではテニスマガジン、WOWOW、Googleで用いられている表記となっているので
当ブログでもそちらに改めるかもしれません。


  1. 2021/11/09(火) 14:55:36|
  2. 2021年10月~12月
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2021年、パリマスターズ開幕

今年のツアーもいよいよ大詰めです。
パリ・マスターズが開幕しました。
シード勢の初戦である2回戦までが終わっています。

1もしくは2試合が経過したところですが
上位陣及び先週と先々週で調子のよかった選手のうち、以下の選手が早くも敗退しています。
ルブレフ、チチパス、ティアフォー、シュワルツマン、シナー、カラツェフ、チリッチ。
まあマスターズなので勝ち上がっている選手の中にはビッグネームも多いのですが
それだけ20~30名のビッグネーム間の差がなくなっているということであり
誰が勝つのか、特に大きな大会だと本当によくわからないというという印象が強くなっています。
誰でも勝ったり負けたりを繰り返すというのが当たり前の状態にまたなっていくのかもしれません。

そして、ジョコビッチはやっぱりしっかり勝つんですね。
メドベージェフとズべレフも勝っていますし、前回初のマスターズ覇者となったノリーも勝っています。
ノリーはもう一つ上がればジョコビッチと対戦の可能性があります。
その前に好調フリッツ・テイラーを下さねばなりませんが、ここは比較的熱い山です。

因みにジョコビッチの次の相手はモンフィス。
ここまでジョコビッチの17勝0敗という完全勝利記録を打ち立てている対戦です。
初対戦の前年のチャレンジャー時代にモンフィスが一回勝ってはいるんですけどね。
今から17年前という、ナダルですらグランドスラムの一つも取っていなかった時代の話です。


  1. 2021/11/04(木) 12:29:47|
  2. 2021年10月~12月
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2021年、冬のツアー。2つのマスターズの狭間で

インディアンウェルズの後に2週、計4大会が行われています。

3強を欠く新鮮な、ある意味新時代のマスターズは、
トップ4シードが準々決勝までに全員敗退するという波乱の展開でした。

そしてその翌週ですが、ツアー250の大会が2つ行われました。
モスクワではルブレフがトップシードとして早期敗退したものの第2シードのカラツェフが優勝しました。準優勝はチリッチでした。
アントワープでは上位2シードの決勝対決となってトップのシナーがシュワルツマンを下す王道展開での決着となりました。
インディアンウェルズとは打って変わって上位陣が安定を見せてくれた週となったのですが
上位の安定も小さな大会に限定されるとなるとなんとも先行きが不安な勢力図展開だと考えられます。

更に翌週では、ツアー500の比較的大きめの大会で第2シードのズべレフが優勝をして留飲を下げてくれたものの
トップシードのチチパスは早期敗退を喫しました。
チチパスを破ったのはティアフォーで、そのまま決勝まで行きましたが今大会は予選からの出場でした。
ティアフォーは、チチパス撃破の後も、前週準優勝のシュワルツマン、続いて前週優勝のシナーと次々と大きな勝利を上げました。
元々はもちろん実力者なので結果に驚きはしないですが、ランクやシードは参考にならない傾向は垣間見えます。

もう一つのサンクトペテルブルクの大会でも、ルブレフとシャポバロフという上位2シードが早期敗退を喫し、
前週優勝のカラツェフまでもが初戦で姿を消しました。優勝したのはチリッチでした。今や大ベテラン。
チリッチは前週でも決勝に進出しています。結局安定した戦いを見せるのはベテランなんですかね。
まあどちらも小さな大会ですので、グランドスラム、マスターズクラスで大勝ちしてきていた
あの人たちとは少し違うものであるのは事実でしょうが。

さて、そしていよいよ今週からパリマスターズが開幕することになります。
全米以来、ジョコビッチが久々に登場します。
正直、ジョコビッチのコンディションも未知数で力関係は読めないですが、やはりこれまでの多くのシード勢の戦いを見ると、
ブランクのあるジョコビッチを優勝候補筆頭から引きずり下ろすほどの存在感を見せつけられてはいないと思います。
一応ズべレフやメドベージェフが候補なのでしょうが、むしろここ2~3週間で上手く戦えてなかった選手が勝つ可能性もあります。
出場メンバーはさすがマスターズで結構充実しています。
マレーも出ますので台風の目を探すのも面白いかもしれません。


  1. 2021/11/01(月) 17:23:32|
  2. 2021年10月~12月
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2021年、インディアンウェルズ終了

皆様お久しぶりです。記事アップできていませんでした。
ビッグ3がいないと気持ちも上がらないというわけでもないんですが
なんとも々と更新が滞ってしまっていました。すいません。
多忙を言い訳にしちゃいけないんですが。

まずはノリーのマスターズ初優勝を喜ばなくてはいけません。
去年までノータイトルでしたが、今年に入って2タイトル目、ランクも自己最高の16位まで上げました。
26歳ですし、決して新たな若い選手の登場ということではないですが、
10代が活躍できないトップテニス界にあってはまだまだこれからの年齢とも言えます。

もっとも、今回は準々決勝で優勝候補と目されていた3人が全滅しましたし
最終的に勝ったのがその3人を倒したどの選手でもなく、シードの山にいたノリーだったといえます。
せめて第4シードのルブレフがもう一つ勝ち上がって、ノリーがルブレフに勝っての優勝だったら話も少し違ったかもしれませんが。
それでもノリーはシュワルツマン、ディミトロフといった実力者に勝ってますし、
なによりトーナメントでは勝ち続けることが大事です。実際にシュワルツマン戦以降のノリー試合ぶりは見事でした。

今大会の結果を見ると、グランドスラムのみならずマスターズまでもひたすら支配し続けていた
ビッグ3時代というのは特殊だったというのがわかります。あれは異様過ぎでした。
その錯覚から全ての試合で勝たないとシード失格のように感じてしまいますが
むしろそれだけ勝つというのは難しいもので、
準々決勝まで勝ち上がった今回のトップ勢も頑張った方なのではないかと思えるのです。

しばらくはこのような混戦状態が続くのではないかと予想されます。
もっと乱戦になるとグランドスラムでも誰が勝つかわからない状態になってくるんですが
さすがにそこまで混乱はしないでいただきたいと感じます。

変則的なトーナメント編成もまだしばらくは続くのでしょうか。
インディアンウェルズが来年は通常の3月に戻されるとなると、優勝ポイントってどうなるんでしょう。
通常だったら純粋に52週の結果なので例えばノリーがまた優勝すれば2000ポイント持続することになります。
ただ、ここ最近の特例だとトーナメントごとに消し込まれていくことになり、
ノリーのポイントは半年しか持続されないことになってしまいます。



  1. 2021/10/19(火) 13:19:06|
  2. 2021年10月~12月
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