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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

雑記、ジョコビッチ vs フェデラー vs ナダル 62 vs 5 vs 0

ネットに面白い数字が載ってたので軽く紹介です。

ジョコビッチ vs フェデラー vs ナダル
62 vs 5 vs 0

順番にそれぞれを表す数字なのですが、果たして何の数でしょうか?


答えはコメント欄で


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  1. 2024/02/24(土) 18:20:00|
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頂いたご質問への回答その2

前回質問への回答という形で記事を上げさせていただきましたが、
それについて追加のご質問をいただきました。
ありがとうございます!

管理人様、およびコメント欄で回答してくださった皆様、丁寧なご回答ありがとうございます。
なるほど、「ここ20年でネットプレーヤーがトップレベルから消えた」ことによって
「ストローカーVSネットプレーヤー」という構図から
「クレーが得意なストローカーVSグラスが得意なストローカー」に変わった。
そして、マレーは後者のタイプである、と。
これはテニス観戦素人の自分からは出てこない発想でした。

ところで、回答文の中でひとつ気になった箇所があります。
それは、「(トップレベルからネットプレーヤーが消えた)理由は、コートの変化、ラケットの変化、ボールの変化、そしてプレイヤーの変化など様々に言われますが、‥‥」の部分です。

以前、どこかで見た事があるのですが、「ラケットの進歩によって、昔は相手コートに返すのがやっとだったのでボレーで簡単に処理されていたリターンもそこそこ強い打球が打てるようになり、サーバー側の有利が減少した。」と書いてあって、「これっておかしくない?」と思いました。
確かにラケットが進歩すれば良いリターンが打ちやすくなるでしょうが、相手も同じ様なラケットを使っているのだから、当然相手も良いサーブを打ってくるわけですよね。
ましてや、ラケットに当てることすらできない高速サーブを打たれたら、こちらはラケットの進歩の恩恵すら受けられないことになり、むしろ「ラケットの進歩はサーバー側に有利に働いているのではないか」と思いました。

「ラケットの変化はサーバー側に有利だけど、ボール、コート、主流のプレースタイルの変化はリターナー側に有利だから、これらの変化は総合的にはリターナー側に有利」と言うならまだ分かりますが、「ラケットの変化それ自体がリターナー側に有利」と言われてもどうも納得できません。これは一体どういう理屈なんでしょうか?

追加の質問になってしまいますが、以前から疑問に思っていたので質問させて頂きました。


以上が追加のご質問です。

回答の中で、グラスコートでストローカー有利となった背景の一つとして「ラケットの進化」を上げましたが、
ラケットの進化はサーブ側にも有利になっているはずで、ストローカー有利の要因にはなってないのではないかということになるかと思います。

もっともなご意見である上に、更にはとても鋭いご指摘とも言えます。
ご自身で「テニス観戦素人」と言われてますが、とてもそうとは思えない見識です。

頑張って回答させていただきます。
細かく分析していくと色々と複雑になってきますのでここではある程度分類を明確にしておきたいと思います。
サーブ&ボレー vs リターン&ストローク という図式で話をしていきます。

まずご指摘の通り、ラケットの進化はストローク側だけでなくサーブ側にも有利に働いているのは間違いありません。
カルロビッチ、イズナー、ラオニッチ、オペルカといった近年の超強力サーバーは
かつて存在したビッグサーバーとは次元の違うサーブパフォーマンスを見せています。
これらの選手はラケットの進化を最大限サーブに活かした選手と言っていいと思います。
その一方でストローク側も大きくパフォーマンスを上げており、
事実上この20年間で芝生のコートを支配しているのは完全にストローカーとなっています。

実際のところラケットの進化がストローク側にもたらした効果は大きく、
簡単に結論を言ってしまうと、ラケットの進化がサーブ&ボレー側にもたらした効果を
ラケットの進化がリターン&ストローク側にもたらした効果が上回った結果だと考えています。

ラケットの進化と一言で言っても、専門的には複雑な内容がおそらく沢山あって
素材とか、形状とか、ガットと、かもうあらゆる要素が関係しているのだと思います。
さすがに細かすぎるとよくわからないので、ざっくり、ものすごくざっくりですが、
私の思うラケットの進化を上げると、以下の2点に集約されるかと思います。

・パワーの向上
・精度の向上

まずパワーですが、軽量化によって単純に振り回しやすくなったというにとどまらず
素材の発達などでより強い力が加えられるようになりました。

サーブとリターンを比較しますと、もちろん両方に影響がありますが、
ことパワーに限ればサーブ側への効果の方が高いと思います。
テニスでは、サーブはリターンよりも遥かに強いショットですので
単純なパワー向上ということであればサーブへの恩恵の方が高いのは間違いありません。
サーブとリターンを比べると効果は「サーブ>リターン」となります。

一方で、ボレーとストロークの比較になると、話は逆転します。
ボレーはそもそも強くボールを打つショットではないためパワー向上の恩恵はそこまで高くなく
それに対するストローク側は、より強いパスが打てるようになるため対ボレーのショットが有効になります。
つまり「ボレー<ストローク」となるわけです。

パワーの面だけ見ても、サーブは有利になっていても、
ボレーは有利になってないというのが伺えると思います。

続いて精度の向上です。
こちらはスイートスポットが拡大したり、軽量化や素材の変化で取り回しがきくようになったことで
古いラケットではきちんと真ん中に当てなければミスショットになっていたところが
進化したラケットでは正確な球として打つことができるようになったという効果になります。

この効果はサーブにおいても一定の恩恵はあるでしょうが、
そもそもサーブは自分から打ち始めるものであり、ミスが多く出る前提のショットではないため、
パワーでの効果に比べれば、遠くの球に飛びついたり、打ちにくい体制で返球したり
といったことが必要になるリターンでの効果に比べれば薄いように思います。
すなわち精度向上の効果は「サーブ<リターン」と考えられます。

サーブに比べると、精度の向上がボレーにもたらす恩恵は大きいと思います。
ボレーでは、遠くの球に飛びついたり、返球しにくい体制で対応するということが多く発生します。
しかし、それはストローク側での効果の高さと恩恵の大きさは同じくらいだといえますので、
ここでは「ボレー=ストローク」と考えられます。

まとめますと、ラケットの進化という観点においては
サーブにもたらした効果はあるものの、ボレーにもたらした効果が大きくないという理由から
サーブ&ボレーヤーが消滅してしまってた、と言っていいのではないかと思います。


簡単な結論は以上なのですが、少し追加でトピックを取り上げさせていただきます。
それは「回転数の向上」です。
ラケットの進化が及ぼした効果の中にこの回転数の向上というのもあります。
先ほどリストアップした「パワーの向上」と「精度の向上」の副次的な効果と言えるのですが
すなわちラケットが取り回しやすくなるとボールに多くの回転がかけられるようになります。

テニスにおいて回転というのは重要です、
同じスピードの球でも多くの回転がかかっているボールはより重くなります。
ボールの威力というのはスピード+回転と言えるわけで
回転がかけられるというのは「パワーの向上」に直結していると言えます。

また、ボールに多彩な回転がかけられると、
直線的なボールに比べてより広範囲に球が打てるようになります。
より打てる範囲が広くなるということはミスが減ることにもつながりますので
「精度の向上」にもつながってくる部分と言って良いかと思います。

以前イギリスのどこかの記事でも
今回と同じようにサーブ&ボレーがいなくなった理由という特集をやっていたのですが
その時にはシンプルに結論を回転数が向上したから、としていました。
これも主にサーブとリターンの比較ではなく、ストロークとボレーの比較という焦点で語られていて、
近年の回転の多いパスに対しては、ボレーは押し込まれてしまい、
以前のようなコントロールショットができなくなってしまっているというのと、
回転をかけることでストローク側の打てる範囲が広がったため
ボレーヤーがコートをカバーしきれなくなっているとされていました。

以上が、私が思う、ラケットの進化が及ぼしたサーブ&ボレーヤー減少の理由となります。
またしても長々とした文章で恐縮ですが少しでも参考にしていただければ幸いです。


  1. 2023/06/28(水) 12:08:35|
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頂いたご質問への回答

前記事のコメント欄でネットプレーヤー応援隊長様よりご質問いただきました。

はじめまして。 いつもデータ検証サイトを拝見させて頂いております。
グラスシーズン開幕とのことですが、検証サイトの方で「テニスはコートによって選手の勝率が変動する」とあり
大変興味深く感じました。
ところで、検証サイトを見ていて一つ疑問に思ったことがあります。
「ストローカーはクレーコートに強く、ネットプレーヤーはグラスコートに強い」とありますが、
ストローカーのアンディ・マレー選手はなぜグラスコートの勝率が一番高いのでしょうか?
守備力の高さが最も生きやすいクレーコートの勝率は、逆に三種類の中で最も低くなっています。

ありがとうございます。

コメント欄で返信しようと思ったのですが、私の悪い癖で
案の定、長文回答になってしまったので改めて記事を起こさせていただきました。
長い回答で恐縮ですがご確認いただけると幸いです。

※回答内容についてはあくまでも私見である点はご了承ください。

回答内容としてはまず
「ストローカーはクレーコートに強く、ネットプレーヤーはグラスコートに強い」の部分
そして
「アンディ・マレー選手はなぜグラスコートの勝率が一番高いのでしょうか?」の部分となります。

まず前者です。
「ストローカーはクレーコートに強く、ネットプレーヤーはグラスコートに強い」

当サイトではテニスの歴史を俯瞰していますので、その広い時代範囲の判断としてはこれは事実です。
ネットプレーヤーがテニス史に明確に登場したのは1930年代で、
その後1990年代に至るまで約70年に渡りテニス界を支配してきました。
特にグラスコートでは無類の強さを発揮してきたと言えます。

但し2000年代に入ってネットプレイヤーは少なくなり、現在ではほとんどいなくなってしまいました。
つまり、ここ20年でいえば「ネットプレーヤーはグラスコートに強い」は正しくなく
もっと正確にいえば、ネットプレーヤーはトッププレイヤーから姿を消している、ということになります。

理由は、コートの変化、ラケットの変化、ボールの変化、そしてプレイヤーの変化
など様々に言われますが、その全てが該当します。

90年代の男子プロテニス界はビッグサーブのみで試合が決まってしまうことが多く、
試合がつまらなくなったと言われました。
そこで、テニス界が改革したのがまずはコートの変化とボールの変化でした。
特にそのつまらないという傾向が顕著であったグラスコートではボールが良く跳ねるようにしました。
それによって、グラスコートでもストロークの効果が高まり、選手はそのスタイルでも戦うようになります。
そうなると、次はそれに合わせたラケットも開発されるようになります。
選手達は最終的に、現在のグラスコートではストロークで戦う方が効果的であるという結論を出したことになります。

順序としてはラケットの改革の方が先だという説もあるのですが、
私は個人的にはボールとコートの方が先と見たほうが自然じゃないかと思っています。

当サイトでも、正確には
「(2000年に入るまでは)ストローカーはクレーコートに強く、ネットプレーヤーはグラスコートに強かった」
と書き改めなくてはいけませんね。ここは修正機会があったら対応したいと思います。

そういうわけで、今ではほぼ全ての選手がストロークスタイルでグラスコートでも戦ってます。
コート差は以前ほどは大きくなくなっていると言えるわけです。
80年代には、ノア(クレー:75% グラス:45%)や、キャッシュ(クレー:40% グラス:73%)のように
トップ10選手であっても極端にコート別の勝率が違う選手がいましたが
さすがに今はそこまで違うことはありません。

それでも、クレーとグラスとでは戦い方が違うので
同じストロークスタイルでもやはり得手不得手は生じてきます。

そこで後者の回答の
「アンディ・マレー選手はなぜグラスコートの勝率が一番高いのでしょうか?」になります。

まずクレーはバウンドがゆっくりであり、しかも高く跳ねるので、ラリーが長く続きます。
体力があってミスせずに打ち続けられる選手が強い傾向にあります。

テニスは生きた球を打ち返しますので、来た球のペースを利用して合わせえるように返球する方法がありますが
クレーではそれはあまり有効ではありません。自分からしっかり打っていける選手が強いのです。
その意味で、マレーはこの合わせるショットが得意の選手です。
フットワークもあって自分から打っていくショットも強いのである程度はクレーでも戦えますが
やはり一番の持ち味であるカウンターを活かしたショットというのがクレーでは活きにくいというのがあります。

一方でグラスコートではボールは低くはずみますので、
クレーのように自分から強打していくスタイルが通じにくいです。
足元に来た球を巧く合わせるように打つスタイルの方が効果的です。
ロブやドロップショット、スライスショットなどの小技も重要になってきます。
マレーは正にこれらが得意ですからグラスで特に効果的に戦えているのだと思います。
もちろん、サーブやボレーの総合力も高いというのも要因として上げられるでしょう。
特にサーブの効果はグラスの方がクレーよりも高くなります。

もう一つ、フットワークも上げられます。
クレーは全速力で走ることができるコートですが
グラスでは小刻みなフットワークが必要となります。
以前のサーブ&ボレーが主流の時はさほど重要ではなかった要件ですが
グラスでストロークスタイルで戦うようになった今ではグラスコートのフットワークというのは重要です。
マレーは一見どたどた走っているようにも見えますが、グラスコートに適した足の動きを見せています。
グラスコートでの効果的なパフォーマンスの一因だと言えます。

すいません、サイト内で触れていることや他のコメントを返信してくれた方と同じ内容のものもありますが
一応、私の方からのいただいたご質問への回答となります。
他に不明点や疑問点等ございましたら遠慮なくご連絡ください。
長文失礼しました。


※実はコメント欄ではATPウォッチャー様とふぁぶ様が
このご質問にいち早く回答して下さっており、内容も概ね同じでして、
むしろそちらのコンパクトな回答をみていただくのでよかったんじゃなどと思えたりもしています。



  1. 2023/06/23(金) 19:44:24|
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2022年、皆さま良いお年を

年の瀬ギリギリになっての更新申し訳ありません。
プライベートで凄くバタバタしてまして、一切ブログに手を付けることができませんでした。
本当は今年一年をデータで振り返ってとかサイト本体の方の見直しとかいろいろやりたいことがあったんですが、何とも上手くいかないものですね。

今年は本当に更新頻度は低くて自分としても納得いかない1年だったので来年はもう少し更新できるといいなと思っています。

年の瀬と言っても、2023年のツアーはもう始まってしまっているんですけどね。
まあここは日本のカレンダー方式でご容赦いただくということで、2023年度もどうぞよろしくお願いいたします。


  1. 2022/12/31(土) 19:33:54|
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テニス発祥記念館in横浜 訪問

前回、当ブログ初の現地レポートを記事アップさせていただいたところですが、
立て続けに今回も現地レポート第2弾を上げさせていただきます。

今回はテニス発祥記念館。
横浜は日本のテニス発祥の地とのことで、記念館が立っております。
先日近くを通ることがあって立ち寄ったのでいくらか写真などアップいたします。
(厳密に訪問は少し前のことだったのですがアップまで時間がかかりましたその点はご容赦を)

場所は横浜の山手公園の中になります。元町の近くです。
散歩がてら行くには程よい場所です。
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画像は前回の楽天オープンが大きかったので(調整すればいいんですが)
今回はサムネイルにしてみました。詳細はクリックで大きしてご確認ください。

建物の外観。
この辺は歴史的な古い洋館が多いですが、そうした歴史的建造物という感じではないです。
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入口
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入ると古いラケットや公園全景の模型などが見えます。
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ビルなどにもよく入ってますが、こういう鳥瞰模型好きなんです。
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ラケットの歴史を一望。まあ、さすがに今となっては打ちにくそう。
ティエムやアルカラスがひっぱたいたらラケットがへし折れるでしょう。
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まだ初期の頃はスポーツというよりも高尚な遊戯のような感じだったんでしょう。
それにしても、もう少し動きやすい恰好の方が良いとは思うのですが。
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ちょっとした資料的な掲示もあります。
コートの歴史、ラケット、ボールのレギュレーションなど。ちょっと見入っちゃいますね。
まあ内容はマニアックなので大量に撮った写真のうち一部だけをここでは掲載。
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ざまざまなボールの展示もありました。
スラセンジャーの白いボール。
箱の蓋にはケン・ローズウォールのサイン入り!
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こちらはお馴染みの黄色いボール。
ウィンブルドンで正式に黄色が採用されたのは1986年ですから意外と歴史が浅いです。
右端に松岡修造の顔が。(当ブログ現地レポートシリーズ2回連続の登場。現在最多記録保持者!)
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お、古いラケットさわれるって!
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著者近影。咄嗟に構えるとやっぱりバックハンドになるのです。
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今回は、横浜山手公園のテニス発祥館でした。
そんなに時間も取らないですし、お近くにお寄りの際にはどうぞ。
他愛もない記事アップでしたがたまにはこういうのも。



  1. 2022/10/21(金) 18:00:00|
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2022年、コールシュライバー氏の引退

 Kohlschreiber-3a.jpg Kohlschreiber-4a.jpg Kohlschreiber-2a.jpg Kohlschreiber-1a.jpg

氏が引退しました。
当ブログではフェデラー以外に唯一「氏」を付けることを許された選手です。
一般にはもちろん地味な選手です。しかし当ブログにおいては非常に存在感のある選手でした。

【フィリップ・コールシュライバー】
ドイツ出身
1983年10月16日生まれ、38歳
身長は178cm、右利き、バックハンドは片手打ち
ランキング最高位16位
シングルス優勝8回、準優勝9回
グランドスラム最高成績:全豪4回戦、全仏4回戦、全英ベスト8、全米4回戦
生涯勝率:55.3% 478勝387敗
GS勝率:53.5% 77勝67敗
タイブレーク勝率:50.1% 195-194
5セットマッチ勝率:53.1% 17勝15敗
ハードコート勝率:53.8% 235勝202敗
クレーコード勝率:56.2% 178勝139敗
グラスコート勝率:60.0% 60勝40敗
インドアコート勝率:52.4% 89勝81敗

上背はなく、強烈な武器を持っていたわけではありませんが見ての通り非常に安定した選手だったことがわかります。
あらゆる数字が50~60%の中に納まっているのです。
グランドスラム最高成績もコート差が感じられない安定感があります。

ドイツというのはコート種別においては少し不思議な国です。
ちょうど現在行われているハンブルクの大会はクレーですが、ハレという有名なグラスコートの大会もあります。
そしてシュトゥットガルトやミュンヘンにはインドアのコートがあり、大きな大会が行われていた実績もありました。

古くは戦前のフォン・クラム、ニュスラインなどといった選手はクレーを得意としていた形跡があるます。
そしてオープン化後にトップ選手となったベッカーやシュティッヒはグラスを得意としました。
しかし、それぞれ逆のコートは苦手だったのかというとそうでもなく、どのコートでも一定の数字を残していたというのが特徴です。
この流れはその後に出てきた選手も変わりません。21世紀初頭のハース、キーファーもどのコートでも戦えるタイプの選手でした。

氏も、正にこの流れに乗った選手だったと言えます。
抜群の俊足というわけではありませんでしたが精力的に動き回る選手でした。
またベッカーのような強烈なショットがない代わりに、片手打ちの利点を生かした絶妙なタッチがありました。
粘り強いフットワークはクレーで生かされ、そして見事なタッチはグラスに生かされました。
当ブログでは若干ネタ気味に「氏」と呼称していた面もありましたが、
やはりそのプレーそのものが私は非常に好きだったのです。

以前に比べ、比較的選手寿命が伸びたと感じられるのがここ10年のテニス界ですが
その中にあっても39歳近くまで現役でいて、そして37歳までトップ100に入っていた
というのは見事というほかなく、非常に長きに渡りテニス界を盛り上げてくれた存在だといえます。
2001年プロ入りなので実に21年間現役生活をつづけたことになります。
現在、現役でこれ以上の選手としてフェデラー、カルロビッチは思い浮かびますが、
カルロビッチは今560位、フェデラーに至ってはランク外ですから、ある意味同等とは言えません。
引退時233位だったコールシュライバー氏に匹敵する選手となると
同じく2001年プロ入りした1歳年長のF・ロペス、
1歳年下ではあるものの同じく2001年プロ入りのベルダスコ、
1歳年下で2002年プロ入りのセッピ辺りが対象となるでしょうか。
いずれも縁の下でテニス界を盛り上げてくれた功労者たちです。
因みに氏との対戦成績は、対ロペス3勝4敗、対ベルダスコ7勝4敗、対セッピ7勝4敗です。
タイトル数で言えば、ロペス7、ベルダスコ7、セッピ3ですから8の氏が一番上です。
最高位はロペス12位、ベルダスコ7位、セッピ18位、氏が16位となっています。
こうしてみるとなかなか良いライバル関係を築いていたといえます。

さて、ドイツテニス界ですが今後はズベレフが引っ張っていくことになります。
彼は氏とはまたプレーイメージの随分違う選手ではありますが、氏が前任から引き継いだ、
あらゆる場面で安定した数字が残せるというような選手になってほしいと願います。

コールシュライバー氏の素晴らしいプレーは私の拙い思い出語りよりもこちらの動画を見ていただいたほうが良いでしょう。

ハイライト画像っていいですね。コールシュライバー氏がフェデラーレベルの名選手に見えます。
事実、魅力的な素晴らしい選手だったとわかっていただけると思います。


因みにコールシュライバーを当ブログでネタ的に扱い始めたことについて
一度質問を受けたことがあり、それについて回答しているというやり取りがありました。
参考までにどうぞ。
https://ausaga.blog.fc2.com/blog-entry-1094.html?sp&m2=res
当ブログに毒されな物好きなコールシュライバー氏ファンの方は是非覗いてあげてください。

改めて、コールシュライバー氏の多大なる功労に感謝したいと思います。
そしていつか、ドイツ新生選手のコーチとしてウィンブルドンの客席に座る姿を見ることを楽しみにしています。



  1. 2022/07/24(日) 18:12:00|
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2021年東京オリンピックにジョコビッチは参加を表明

さて、ATPで今一番気になることといえばジョコビッチのゴールデンスラムですが、
疑問視されていたオリンピックについてはジョコビッチが改めて参加を表明しました。

コンディション面、大会特有の制限、今期のGSでの特異的な強さなど、
様々な観点から必ずしも出場が得策ではないという意見もありましたが、
フェデラー、ナダル、ティエム、ベレッティーニ、シャポバロフ、キリオス等々、
多くの有力な選手たちが続々と棄権を表明してきていますから
むしろ参加するのはありなんじゃないかとも思えるようになっていました。

もちろんメドベージェフ、チチパス、ズべレフあたりが出るので簡単とは言えないでますが。
それでも当然ながら優勝は十分ありだと思えます。

ジョコビッチに勝つのは至難の業ですが、もしも達成すれば大きな名前を残すことになります。
ただのジョコビッチからの1勝ではなく、ゴールデンスラムの素子ですからね。
錦織をはじめ日本人選手も出ますし、あと、例えばコールシュライバーも出ます。
ここでまさかのことをやってのけて、彼さえいなければと後々まで言われ続ける選手になるとよいだろうになあ。


  1. 2021/07/20(火) 16:41:25|
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2021年、クレーシーズン

今年のクレーシーズンが始まってますね。
ジョコビッチの調子が上がってないとか、チチパスが好調とか興味も尽きない状態です。
もちろんナダル、ルブレフ、カラツェフ、シナーといったところも注目されます。

私個人ですが、実は首を痛めて腕が上がらなくなるという不覚を喫しておりまして
しばらくは書き込みもままならぬ状態でした。最近更新が停滞していて申し訳ないです。
いや皆さん本当にお身体にはお気を付けください。

混戦模様なので、だれが勝つか読めない部分もありますが、上位はみな良い選手なので、
どの試合もショットパワーと守備力が堪能できるとても面白いものとなっています。
バルセロナ決勝のナダルvsチチパス、ベオグラード決勝のベレッティーニvsカラツェフはどちらも凄かったです。

一時期、クレーコートでもパワーの比重が大きいように思いましたが、今は守備力のある選手が増えています。
10年前であればナダルとジョコビッチだけが備えていたあの突出した守備力は今では多くの選手も持っています。
それだけに1ポイントのにかかるスタミナも多くなりますし、試合時間も長くなります。
この中で戦っていくのだから選手たちがコンディションを維持していくのも大変だろうと思えます。
30年前ではクレーコーターはだれが勝つかわからない状態でしたがもしかしたらそれに近くなる可能性も懸念しています。
ふと考えると、不調と言われているものの、今体力を使い切ってないジョコビッチが
結局は全仏に照準を合わせてくるのではないかと思えたりもします。
優勝、準優勝とこのまま勢いがあると思わせているチチパスが全仏では早期敗退などということがないといいですが。
一時期のズベレフがそうでした。直前のマスターズが絶好調でなぜかグランドスラム早期敗退という。
この辺の選手たちの戦い方を見ていくのも面白さの一つです。



  1. 2021/04/27(火) 09:27:23|
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2021年3月、メドベージェフがランク2位に

ATPツアーは進んでいます。
中々テニスを見る時間と、あと今ちょっと体力がなくて記事の更新もなかなかできていなくてすいません。
大会の方も細かく追えていない状況です。インディアンウェルズとマイアミで取り戻さないといけませんね。

メドベージェフが2位になったというニュースが入りました。
4強以外の2位は2005年のヒューイット以来ということです。
えーと、2005年て当サイトが始まった時分ですよ。
いやーその間我々はずっと4強と共に過ごしてきたんですね。
因みに私は最後のNo.2はロディックだと思ってましたがヒューイットだったんですね。
改めて確認してみたら、2004年から2005年にかけてのヒューイットの活躍は目覚ましく、
第2全盛期とも呼ぶべき復活状態でした。
2004年は全仏、全英ベスト8、全米準優勝、2005年全豪準優勝、全英ベスト4、
タイトルもこの間に感4~5個獲得しています。
当時そのような印象がなかったのは、
今日のジョコビッチ以上に他者を圧倒的にねじ伏せていた、2021年に御年40歳になるバケモノのせいでしょう。
当時のヒューイットはロディックと2位を争っていまして、
ロディックの最後の2位は2005年1月、ヒューイットの最後は2005年7月という僅差での戦いでした。
この両者はキャリアを通じてライバル関係にあったと言っていいのですが、ここでもその接近した関係が現れています。
そして2005年といえば、初めて全仏を制した新しいバケモノが登場しまして、
その7月以来、他者の付け入る隙は微塵もなくなってしまうわけです。

この長い歴史に待ったをかけ、新しい世界を覗かせてくれたメドベージェフには感謝しないといけません。
グランドスラム獲得数ではマレーと同数であるバブリンカでもなし得なかった偉業なのですから。
もちろん2位で歴史を動かしたなどと評価したくはないわけで、
ここからメドベージェフたちの時代が築かれていくことを願うばかりです。

とはいえ、まだジョコビッチの1強が不変であること、マレーもフェデラーもナダルも実力で追いやられたというよりは
怪我によるランク後退であることを考えれば、4強時代というのは一種異様な時間軸を持っているのだといえます。
その終焉も劇的なものとして迎えられたわけではありません。
メドベージェフもズベレフもチチパスも、もっと言えばデル・ポトロや錦織だって
4強と互角に戦えている瞬間はあったわけで、他の選手が全然歯が立たなかったわけではないのですが
俯瞰してみた場合にどうしてこうも差があると感じられてしまうのでしょうか。

さすがに、ネット上のジョーク動画にある、2040年ウィンブルドンのフェデラーや
2050年全仏のナダルの優勝インタビュー的なことになることはないでしょうが
最早現状ですら、ああした動画が作られるのも至極当然といったところなのでしょう。



  1. 2021/03/15(月) 12:30:13|
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2021シーズン始動

2021年ATPカレンダーが発表されています。
変則的なシーズンとなった2020年でしたが今年もそれは変わらず
通常とは大会規模や場所を変更しての開催となっています。

昨年の再開時点で決定したポイント計算も改めて再設定することになるようで
通常の状態に戻るにはまだしばらくかかりそうです。

今年最初のATP大会は明日1/7(木)から開催されます。
テニスのトーナメントは月~日が基本ですので、少し変則的になっています。
翌週からは普通に月~日に戻されるようです。

今年は全豪の開催が2月に後ろ倒しされています。
その前週にATPカップが開催され、ジョコビッチやナダルなどの出場も予定されているのですが、
全豪との連続週での開催に疑問の声も一部で上がっています。

3月のインディアンウェルズとマイアミは一時、合同開催のような話も出ていたようですが
現在のカレンダーでは普通に両大会とも開催の表示となっています。
この辺りは日々変更が行われていくでしょうからこまめにチェックする必要がありそうです。


選手のプレーについて、ネットにリターン位置の変化についての記事がありました。

ATPファイナルズの選手のここ3年でのリターン位置を調査したところ、
年々リターン位置が後ろに下がってきているというものです。

2018年のフェデラーはほぼベースラインの真上でリターンしていたのですが
2020年は一番後ろにポジション取りしていたメドベージェフは実にベースラインよりも5mも後ろであったということです。
ナダルのポジションが後ろであったのは元々有名でしたが、近年は多くの選手が後ろに取っているようです。

選手はもちろんただ後ろに下がっているだけでなくリターン率も向上しているということで
ベースライン後方でのリターンは今後のスタンダードになっていきそうです。

これを生み出している要因はいくつかありそうですが、大きくは以下3点かなと思います。
・全体的にサーブが速くなっている
・ボールが以前よりも跳ねる
・サーバーのネットダッシュが減っている

付け加えるならリターンショットの速度と精度が上がっているというのもあるでしょう。

データ中で面白かったのは、メドベージェフとナダルはセカンドサーブの方がポジションを後ろに取っているというものでした。
速度の落ちるセカンドサーブの方がより前で叩けるような気もしますが、
多くの選手はセカンドサーブで回転をかけるので、高くバウンドしますから
寄り後方からの方が一番ボールをひっ叩けるということなんでしょう。
両者のリターン録を考えればこれも戦略としtて正しいということになります。

実はこのセカンドサーブでポジションを後ろに取るという方法はレンドルがよく採用していました。
リターンショットを文字通りひっ叩くというのを最初にやった選手です。
今になってレンドルの戦略は再び息を吹き返してきたわけですね。

リターンポジションについては流行りがあるように思います。
オープン化後、最初にリターンで他を圧倒したのはコナーズですが、
コナーズのリターンはライジングと強打の融合で時にはベースライン内側からの勢いのあるショットを繰り出していました。
ボルグ、レンドルはより後方に位置していましたが、叩くことに特化したレンドルは更に後方だったといえます。
アガシ、クーリエの出現でライジングショットが見直され、再びポジションは前になります。
ビッグサーバーが台頭していた時代ですのでコナーズの頃よりも返球率は低かったでしょう。
しかし、ひとたび返球できたのならば確実にリターンで仕留めてやろうというショットを繰り出していました。な
その後、時代は変わってフェデラー、ナルバンディアン、ダビデンコ、ジョコビッチはといったリターンの名手が登場しますが
いずれも前気味のポジションを取っており、クエルテン、ナダルといった例外はあったものの
リターン位置は基本的に前ということで流行の変化が途絶えたかに見えました。
しかし、ここへ来てまた後方位置に変化しているということになります。
こうなるとナダルがいつの時代の人なのか微妙によくわかりませんが、
少なくとも今、時代がナダルに追いついてきたのだと言ってももいいかもしれません。



  1. 2021/01/06(水) 12:00:00|
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