全米の初戦では概ね上位陣は順調であったと思います。
シード選手で敗退したのはクリザン、ガスケ、ゴファン、トミック、クエリー、コールシュライバーです
この中ではゴファンが今年調子が良かっただけに残念なです。
トップハーフは2回戦も行われていますが
そこではクエバス、ペール、そしてラオニッチが敗退しています。
ゴファンの敗退まではまだ残念だで済みましたが、さすがにラオニッチが負けるとは。
ここ何大会か、安定感の鬼であるジョコビッチの早期敗退がありましたが
トップ勢はほぼいつも勝つという、ここ10年ほどの常識は覆りつつあるのかもしれません。
もっとも、ここ10年に到達する以前は上位でもいつも勝たないのが当たり前でしたから
時代の波が緩やかに動き出しているということなのかもしれません。
ラオニッチに勝ったのは地元アメリカ期待の若手、ライアン・ハリソンでした。
まあ若手といっても現在基準でならば辛うじて若手というだけで
随分前からいますし、24歳ですし、ラオニッチとは1歳半しか違わないですし
言うほどニュースターの登場とわけではないんですが
ラオニッチはウィンブルドンファイナリストで上位シードですから
地元選手活躍欠乏症に陥ってたアメリカのテニスファンは大層盛り上がったことでしょう。
ハリソンは3回戦でバグダティスと対戦します。
バグダティスもシードのペールを下しています。
バグダティスはかつての全豪ファイナリストですから、
仮にハリソンがここでも勝てばグランドスラムファイナリストに連勝ということになります。
今大会でアメリカ選手が優勝などということはどう転んでもまずないでしょうから(言い切っていいのか??)
地元ファンが留飲を下げるにはこの位が限度かなというのが現状です。
ハリソンには頑張ってほしいですが、実はバグダティスにはそれ以上に頑張ってほしいです。
初戦で日本の西岡に勝ったケヴィン・アンダーソンは3回戦でツォンガと対戦します。
これは楽しみな一戦です。ツォンガもグランドスラムファイナリストですね。
そのうちどこかでハリソンに倒されるんでしょうか。
初戦が少し心配な勝ち上がりだったジョコビッチですが
2回戦では相手が棄権しましてラッキーな繰り上がりとなっています。
ナダルは1、2回戦共に快勝でした。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ
- 2016/09/01(木) 14:40:22|
- 2016年7月~9月
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英語に自信ないですが、カルロビッチがUSオープンにおける
1試合のサービスエース記録を塗り替えたとのことです。
5セットになったとはいえ、エースの数は61。
特に第2セットは22と、タイブレまでいったとはいえ、
ザックリ計算すると、1回のサービスゲームで3ポイントも
サービスエースになるような状態が1セット続いたわけです。
これではブレークのしようがないですよね。
テレビゲームでこんな相手が出てきたらゲームバランスが
おかしいとクレームが来るレベルではないかと思いますが、
現実にそんな選手が存在してしまうとは。
- URL |
- 2016/09/01(木) 15:00:57 |
- ラカン #KTFWzs4k
- [ 編集]
>ラカン様
ATPのニュースを私も読みました。
せっかくなのでエースの記録少し調べてみたいと思います。
それとゲームの話が出ましたのでくだらない私の思い出話にお付き合いください。
かつてワールドコートというPCエンジンのテニスゲームがありまして
そこにストーリーモードがあったんですが、そのラスボスが正に信じられない超絶サーブを打つ選手でした。
通常だと、力を弱めるアイテムを手に入れてから挑むことになるのですが敢えて強いまま挑むということもできました。
サーブは鬼のように速いので普通に構えているとまず取れないため、完全に左右を読んで飛びつくという感じになります。
サーブ以外は普通なんで返してしまえばなんとかなりますから
もう本当にカルロビッチと対戦している雰囲気だったんじゃないかなと思います。
ただ、ゲームですので、追いついてしまえば返せるという点で、
追いつくだけじゃなくしっかりラケットに当てて返さなきゃいけないという点では本物の選手の方が大変でしょうね。
この選手、自分で使えたら反則でしょうが、ストーリーのラスボスということで辛うじて存在がゆるされた部分があるかもしれません。サーブ以外は普通というのもありましたし。
このサーブを持った上でストロークでは両手にラケットを持ち、右手はフェデラーのフォア、左手はナダルのフォアだったらもうお話にならないクリア不可のゲームになるでしょう。
- URL |
- 2016/09/02(金) 09:18:23 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
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