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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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2018年、全仏準々決勝

驚きました、チェッキナート。

ジョコビッチも倒せば今大会一の旋風だ、などと気楽なことを書きましたが
まさかそれを現実のものにしてしまうとは。
色々な選手をチェックしてきましたが、まだこんな選手が眠っていたんですね。

試合の方も堂々たるもので、ピンチにも臆せず戦う姿は、
本当にグランドスラム実績がほぼゼロなのかと疑いたくなるほど見事なものでした。
ジョコビッチの調子に触れることもできるでしょう。全盛期でないのは事実ですが、
それでも全盛期でないなりに戦ってきている今のジョコビッチとしては
全力で戦って敗退したという感じです。
第2、第4セットを取れなかったのはジョコビッチらしくないというか、
勝ち癖が付いていない感じがありましたが、それも致し方ないでしょう。
チェッキナートが打ち勝った見事な試合だったと言えます。

チェッキナートは25歳、まさに当ブログで提唱する25歳ピーク説のど真ん中にいます。
10年前であれば「今がピーク」というところですが、
最近の傾向で言えば「ここからがピーク」と言っていいでしょう。

しかも、片手打ちバックハンドというのがいいです。
片手打ちでありながら史上最強の両手打ちバックハンドの選手を
真っ向の勝負で打ち破ったわけですから、そのプレーの衝撃度は高いです。
バブリンカやガスケはもうすでにお墨付きですが、最近はティエムやディミトロフを始め、
更に下の世代のシャポバロフなども豪快な片手打ちバックハンドを打ちます。
片手打ちの復権も本格的になってきたといえるでしょうか。

もう一つ行われたボトムハーフの準々決勝ではティエムがズベレフをストレートで下しました。
ボトムハーフの肝ともいうべき実に楽しみな一戦だったのですが
ズベレフが連戦の疲れからか足に負担を抱え、本来の力が出せないまま終わってしまいました。
これは残念でした。しかしこれも勝負のうちです。
長い試合を何度も戦わざるを得なかったズベレフは、今後もっと効率的な勝ち方を覚えなくてはいけません。

難敵を次々と撃破したティエムはいよいよ初のグランドスラム決勝をかけてチェッキナートと対戦します。
ティエムは現在24歳、9月で25歳になります。チェッキナートとは1歳違いですがどちらもピークと言える選手です。
好調の選手同士ということで興味は尽きないですが、何と言っても片手打ちバック同士というのがそそります。

全仏ベスト4で片手打ちバックの選手同士が対戦するというのは随分久しぶりのことです。
恐らく2002年のコスタvsコレチャ以来のことではないでしょうか。実に16年振りです。
その時ですら久しぶりの片手打ち同士の全仏ベスト4でした。
もう少し前を見てみてると、1992年のコルダvsルコント、1990年ゴメスvsムスターがありました。
しかし、これらはいずれも左利き同士、今では実にレアな左利き片手打ちバックハンド同士の全仏ベスト4という顔合わせでした。
右利き同士となると1989年のエドバーグvsベッカーにまでさかのぼらないといけません。
つまり、90年代には右利きの片手打ちバック同士の全仏ベスト4というのは一度もなかったわけです。
今度の対戦は、ここ30年で僅か3回目の実現ということになります、えらいことです。
90年代以降は本当に両手打ちがストローク界を席巻していたのだということが分かります。

そんな、めったにない打ち合いが見られるわけです。
両者、準々決勝の勢いのままであればいうことなしです。たまりません。
キャリアでは当然ティエムが上だし、攻撃力もティエムが上でしょうが
チェッキナートも長いラリーで打ち負けないタフさがありましたし、時折見せたドロップショットがまた見事でした。
ジョコビッチ戦で完全に調子を崩していた第3セットはミスばかりでほとんどポイントが取れませんでしたが
このセットでチェッキナートが記録したウィナーはほぼ全てドロップショットだったくらいです。
つまり、ティエムにはない緩急があるということで、長い打ち合いになればどういう展開になるかわからないというのがあります。
この試合、大いに楽しむことにしましょう。

トップハーフはこれから準々決勝が行われます。
ボトムハーフに比べて波乱も少なく、ほぼ順当に上位陣が勝ち上がってきました。
唯一、第11シードのシュワルツマンが第6シードのアンダーソンを下したのが上位シードの敗退です。
この試合は2セットを簡単に取られた後のシュワルツマンの大逆転勝利でした。
シュワルツマンは既に実績もある選手ですし、その試合展開の派手さも相まって
あまり大きな番狂わせという感じはしません。
シュワルツマンは次にナダルとの対戦となります。

デル・ポトロvsチリッチはトップハーフで言うティエムvsズベレフに相当する対戦といえるでしょう。
一時は見事なライバルとしてテニス界を牽引するのではないかと思われた両名です。
その後紆余曲折ありましたが、なんだかんだでトップ集団に定住する選手として存在感を放っています。
対戦成績は意外なほど差があり、デル・ポトロの10勝2敗で、クレーでの対戦も全てデル・ポトロが勝利していますが
ここ最近はグランドスラムでは何故か強いというポストバブリンカ状態を継続させているチリッチは
決してただ不利なだけという評価にはならないでしょう。


さてナダルですが、アンダーソン、デル・ポトロorチリッチ、ズベレフと来た方が戦いやすかったかもしれません。
いずれも強力な選手ですが、長身で強打とタイプが似ていますので、同じような対応で戦えるからです。
しかし、実際には残る3連戦、全て違うタイプの選手と戦わなくてはいけないことになります。
これは大変です。ナダルが人知を超えた破壊的に強い選手でない限り、極めて難しいことになるじゃないでしょうか。
おお、テニスの神はナダルに何という試練をお与えになるのか。



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  1. 2018/06/06(水) 16:24:22|
  2. 2018年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<2018年、全仏準々決勝ボトムハーフは雨天順延 | ホーム | 2018年、全仏4回戦>>

コメント

むしろナダルこそ人の形をした土の神かもしれませんので果たしてそれが試練になりえるかどうか・・・。
彼の相手の方が試練を受ける側かなと思ったり。
ナダルは準々決勝の勝利で通算900勝を成し遂げましたね。怪我なく順調に行けば再来年ぐらいに1000勝達成できるでしょうか。

変わってチェッキナートについてですがこないだハンガリーの250で初優勝を遂げましたし今まさに波に乗ってる選手ですね。
ティエムとは同じ片手でも球質が違ってるので面白い勝負を期待したいです。
そういえばこちらは更に予選勝者で両手バックハンドの選手ですが、21年前に25歳で突如全仏ベスト4を達成した
フィリップ・デブルフというベルギー人選手がいたというのを全仏公式のクエルテンの勝負の動画で知った覚えが。
この選手はその2年前にムスターを倒してツアー優勝してますが、それ以外は全仏ベスト4の翌年に
また全仏でベスト8をあげた後はそのまま下降して2001年には引退してます。
チェッキナートはこの人と違って更なる戦績を挙げるのかどうか・・・。芝は去年の錦織戦を見るように駄目らしいですが。
  1. URL |
  2. 2018/06/06(水) 17:44:43 |
  3. マルト #-
  4. [ 編集]

>マルト様

1997年のデブルフとクエルテンの試合はよく覚えています。
第1セットはデブルフが圧倒的でした。確か6-1だったと思います。
当時のクエルテンは、今回のズベレフと同じでフルセットの連続で勝ち上がっていまして
この時はさすがに力尽きたかと思ったものでしたが、そこからまさかの巻き返しとなりました。
この年、クエルテンが勝った選手にはムスター、カフェルニコフ、ブルゲラと3人の全仏チャンピオンの他
将来のクレー王者と期待されていたメドベデフもいました。
しかも初タイトルがグランドスラムだったということで大変話題になりました。

その陰で密かに熱戦を行っていたデブルフを忘れるわけにはいきませんね。
まあ正直言って、今回マルト様が名前を出すまで私もすっかり忘れておったわけですが・・・


  1. URL |
  2. 2018/06/06(水) 18:53:16 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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