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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2019年、上海マスターズはメドベージェフが優勝

若き四天王(というにはまだ早いか?)によるベスト4対決となった上海マスターズ、
最後に制したのは最も勢いに乗るこの男、メドベージェフでした。

決勝の相手ズベレフは元々一歩先に抜けてた選手で、これまで一度も勝つことはできなかったのですが
今回はストレートで勝利を収めました。ランク差、勢いの差がそのまま出た形となります。


夏場から絶好調で全米前でも優勝候補に挙げられたメドベージェフですが
以前の試合を見ると安定せずに急に崩れたりする場面もあって
正直、全米の優勝候補とまではいかないだろうと思っていました。
しかし、決勝まで進んだ挙句にナダルを相手にフルセットの戦いを演じましたし、
その後なんだかんだで6大会連続決勝進出中と久々に負けない選手の登場を見た気がします。

以前危ういと思ったメンタルも、ピンチや重要な場面で果敢に攻撃をしかけますし、
しかもそれで絶大な効果を出していまして、いつの間に克服してしまったようにすら見えます。

今回、ベスト4に残ったは23歳くらいまでの選手はニュージェネレーションズと呼ばれています。
23歳といえば歴代の多くの王者達は既にNo.1に就任している年齢であるのですが
以前に比べて選手平均年齢が上がってきた今、23歳はまだ若い選手と分類していいのでしょう。

今回ベスト4に残った選手(メドベージェフ、ズベレフ、チチパス、ベレッティーニ)以外に、
現在のランク順でカチャノフ、オジェ・アリアシム、チョリッチ、デミノー、フリッツ、ルブレフ、ホルカシュ、
シャポバロフ、オペルカ、ガリン等がニュージェネレーションズに
該当するでしょうか。

ランクは下がってますが、ティアフォーやチョンなど若いながらも以前から名が知られている選手も当然入れていいでしょう。
24歳のキリオスはどうでしょう。ギリギリニュージェネレーションとは呼ばないかもしれません。
(区切りとしては1996年生まれ以下が対象となるでしょうか)

これら選手は次第に上位選手に勝つことができるようになっていますが、
特に
・ビッグ3に勝てるか
・グランドスラムでビッグ3に勝てるか
・グランドスラムを制覇できるか
という3つの巨大な壁を登らなくてはいけません。

ここから抜け出してくる選手がきっといるはずですし、まだ芽が出ていない選手が一気に出てくる可能性もあります。
以前はグランドスラムのみならず、マスターズですらビッグ4が支配していましたが
現在マスターズではもはや必ずしもそのような状況ではありません

以下は今年のマスター優勝者です。
・ティエム
・フェデラー
・フォニーニ
・ジョコビッチ
・ナダル
・ナダル
・メドベージェフ
・メドベージェフ

まあ、8大会中4つをビッグ3が制してしまっていますのでまだその存在はとても大きいですが結構混戦模様になってきています。
特にメドベージェフは一昨年のズベレフ以来の、年間複数マスターズ優勝(ビッグ4は当然除く)となっていてその存在感を見せつけています。

因みにそれ以前のマスターズ複数優勝は2007年のナルバンディアンでした(当然ビッグ4は除く)。
ナルバンディアンの優勝はその年の最後の2つのマスターズでした(当時はマドリードとパリ)。
当時、年間通じて大暴れしていたのがフェデラーとナダルですがこの両者が小休止に入った年末に
優勝をかっさらったようなイメージでもあります。しかし実際は違うんです。

この時のナルバンディアンの優勝は素晴らしく、マドリードでもパリでもフェデラーとナダルの両方を下しているのです。
特に圧巻はマドリーの方で、2回戦のベルディフから、デル・ポトロ、ナダル、ジョコビッチ、そしてフェデラーと
今見るとものすごい面子を下しての優勝でした。当時デル・ポトロはまだ50位台でしたがジョコビッチは既に3位だったので
トップ3を全員下しての優勝だったということになります。因みにナルバンディアン自身は25位でした。

続くパリでもアルマグロ、モヤ、フェデラー、フェレール、ガスケ、ナダルの順に下しました。
翌年にはランクもトップ10に返り咲いていますがまあ正直、ここがナルバンディアンの最後の華だったといえます。
しかし当時、ナルバンディアンは25歳。今の感覚で言うとまだまだこれからの選手ではあるんですけどね。
当時はまだ25歳ピーク説が非常に有効な時代だったと申せましょう。
それよりも、同世代のフェデラーがこの後更に12年以上活躍することになるとは誰が想像したでしょうか。

少し話がそれてしまいました。
さて、今回で6大会連続の決勝進出を果たしたのがメドベージェフです。

現役の記録を見てみましょう。

6大会連続 メドベージェフ
7大会連続 マレー
9大会連続 ナダル
17大会連続!! フェデラー、ジョコビッチ

ん~次元の違う記録を見せて付けている選手はいますが、
ビッグ4に食い込んだということではその意味は大きいのではないでしょうか。
この記録もまだ継続中ですしね。

因みにフェデラーにはこれ以外にも9大会連続が1つと7大会連続が1つあります。
ジョコビッチには7大会が1つ、ナダルにも7大会が1つ、マレーには6大会が1つあります。
まあ、やっぱりこの人たちは次元が違いますね。
今後少しでもニュージェネレーションズがこういった記録に食い込んできますように。


され歴代でいくと、これ以上の記録があります。
そう、当サイトと言えばこの人。

イワン・レンドル。実に18大会連続!!おめでとうございます。

その他の記録を見てみると
13大会 ビラス、ボルグ
11大会 マッケンロー
9大会 コナーズ(2回)、ナスターゼ
となります。

その他、メドベージェフと同じ6大会連続というのを記録しているのが
ゴッドフリート、ケント・カールソン、ムスターの3人で
それ以外に記録を残している人がいないというのが驚きです。

サンプラス、アガシ、ベッカー、エドバーグ等、いずれも達成していません。
こうしてみるとメドベージェフ、ビッグ4が無茶苦茶なだけで、十分にすごいことをやってのけてますね。
今の選手たちは良い記録を作っても大したことがない評価されてしまうので気の毒で仕方がないです。

最後に連続記録保持者であるレンドルの凄い記録をもう一つ。
18大会以外にも、8大会が1つ、7大会が2つ、そして6大会が3つ!!もあります。

凄い!!
やっぱりこの人凄い!!

しかも、18大会の決勝の内訳は15勝3敗(83.3%)です。
17大会を記録しているジョコビッチは13勝4敗(76.5%)、フェデラーは12勝5敗(70.6%)ですから率も抜きんでてます。


まあ、敢えてケチをつけようと思えば付けられなくもないんですけどね。
というのもレンドルの18大会にはグランドスラムが一つもない。
1981年の秋から1982年にかけて作られた記録であり、年末ファイナルはあるのですが
当時全豪には出場していなかったため、グランドスラムは含まれていないのです。

そこへ行くとフェデラーとジョコビッチはいずれもグランドスラム4大会を含んでおり
それぞれ3勝1敗とさすがにグランドスラム戦績ということではレンドルを上回るものを見せてくれています。
どちらも唯一の敗退は全仏で、フェデラーはナダル、ジョコビッチはバブリンカでした。

メドベージェフは6大会のうち優勝は3大会です。
最初にキリオスに敗退しました、その時のスコアは「6-7 6-7」です。
あと2つの敗退はいずれもナダルで、あの激戦となった全米を含みます。
こうしてみると数字以上に非常に頑張った記録ともいえるのです。

ビッグ3をニュージェネレーションズが超えてきたという印象で語られる今大会ですが
肝心のメドベージェフは実はビッグ3と対戦していませんでした。
ビッグ3との対戦は精神をすり減らすとの理屈で行けば、ズベレフとチチパスに大変なところを担ってもらい
メドベージェフは漁夫の利を得たと取れなくもないのです。
もちろんシンシナティでジョコビッチを下してそのまま優勝していますのでそのような安易な評価が該当するわけではないのですが
正に先述の、ビッグ3に勝つ、グランドスラムで勝つという大きな壁に今後真っ向勝負で挑んでほしいと思えるそんな選手になってくれています。



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  1. 2019/10/17(木) 12:25:50|
  2. 2019年10月~12月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
<<ATPツアーはいよいよ大詰め | ホーム | 2019年、上海マスターズはベスト4へ>>

コメント

ズべレフの前のマスターズ複数回優勝はツォンガではないですか?
  1. URL |
  2. 2019/10/17(木) 19:08:45 |
  3. たかはし #-
  4. [ 編集]

管理人さんの投稿に補足すると、マスターズ複数回優勝というのは通算ではなくて同じ年に複数優勝、つまりマスターズ年間9大会のうち2つ以上優勝したか?ということですね。

とすると、ツォンガは2回優勝してますが08年と14年なので、ナルバンディアンということで合ってますね。

さて、25歳ピーク説ですがビッグ4の活躍でおかしなことになっているだけで、自分は今後またこの25歳という年齢がピークの基準として戻るのではないかと思っています。具体的にはオーガーエイリアシメ(ここではオジェアリアシムですかね?)よりさらに若い世代、今のジュニアの選手たちくらいからまた戻ると予想しています。

いくらなんでも、ビッグ4級はもう今の四人がロッドレーバーとかもっと前のパンチョゴンザレスくらいに昔の伝説として語られるくらいになるまで出ないと思っています。ここからですよ、若手が本当の意味で当サイトのビッグ4、レンドル・コナーズ・ボルグ・マッケンローを目標にするのは。グランドスラムではサンプラスなのかな?

同時に全仏の後ウィンブルドンでは早期敗退とか、インドア大会だけやたらも強い選手とか、バブリンカよろしくグランドスラムで爆発する選手なんかもまた復活すると思います。
  1. URL |
  2. 2019/10/17(木) 21:29:33 |
  3. おスミ #-
  4. [ 編集]

すいません、記事をちゃんと読んでいなかったです。
  1. URL |
  2. 2019/10/18(金) 00:08:49 |
  3. たかはし #-
  4. [ 編集]

一人でBig3, Big4を2,3人倒さないといけなかった時代から、何人かで別々に倒せばよい時代になってきたのかもしれませんね。
寂しいことですが現在Big4が3になってしまっているように、GSでもBig3全員が出場しないケースも増えてくるでしょうし
そうなった時に残った2人を若手が別々に倒せば、というチャンスもあるかもしれません。

GSでBig3, Big4に対しては
デルポトロ、ワウリンカが一人の爆発力で突破し、
そして2014年USオープンでチリッチ・錦織が別々に倒して決勝進出して、ついに後者の時代に変わってきたのかとも少し思ったのですが
結局まだそうなりませんでした。
本当にそろそろ、ですかね。


それにしても連続決勝進出記録!
侮っておりました。大変申し訳ございません。
だってフェデラー・ジョコが17大会連続ですよ?こんなの超える人がいるなんて思わないですよ。。。笑
でも、いたんですね。まさにサイトのタイトルに偽りなし、です。
  1. URL |
  2. 2019/10/18(金) 00:51:30 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

SNSに出ていたATPの投稿を見て、フェデラーとジョコは17大会連続だと?!こんなの今後超える人いないだろう!と、連続記録について初めて認識したのですが、、、
さすがレンドル氏!!

しかも、その決勝の勝率が高いというのが記録をより華々しいものにしている感じがしますね。


現BIG3とニュージェネレーションズとの勢力図に関しては、「いよいよ世代交代の波が本格的になってきた!」と数年前ならば考えていましたが、なんかもういろいろBIG3に(良い意味で)裏切られてきたので、個人的には世代交代は、ニュージェネレーションズのさらに次の世代になっちゃうんじゃないかなーと思っています。
いや、ニュージェネレーションズには間違いなく期待してるんですけどね。

…39歳になる年に全仏もオリンピックも出場するなんておじさんがいると、なかなか若手も辛いですね笑
  1. URL |
  2. 2019/10/18(金) 12:12:46 |
  3. karo #0Zy3iHN.
  4. [ 編集]

ちなみにメドヴェージェフは最終戦ランクでフェデラーを抜きましたね。
  1. URL |
  2. 2019/10/18(金) 16:29:37 |
  3. nishi #-
  4. [ 編集]

18大会連続。。。それだけツアーを支配していたレンドルさん本当に凄いですね。2015ジョコ、2006フェデラーは確か年間ほとんど決勝に行っていたような。
私が今まで見てきた中で最も強かったのは2011ジョコだと思っていますが、それに比べるとメドベージェフは少し物足りないような気がします。それまで第3の男だった選手がフェデラー、ナダルを完全に打ち負かしたあの時の衝撃は忘れられません。
  1. URL |
  2. 2019/10/20(日) 00:43:39 |
  3. らら #-
  4. [ 編集]

今のメドベージェフは、2007のジョコビッチに近いものがあると思います
  1. URL |
  2. 2019/10/21(月) 08:13:16 |
  3. #-
  4. [ 編集]

フェデラーはその5敗のうちいくつがナダルなんでしょう?
連続決勝を止めたのはシンシナティのマレーですよね。
  1. URL |
  2. 2019/10/23(水) 12:58:18 |
  3. だー #-
  4. [ 編集]

皆さま、コメントありがとうございます。

返信遅くなってすいません。
質問等、いただいていた部分まとめて返させていただきます。

まず、レンドル18連続決勝への反応ありがとうございます。
他にもベーグル勝利数最多、のような記録を多く持っているレンドルならではの強靭な記録です。
そしてマニアック。普通のファンがその強さを感じることの難しいこのもどかしい感じ。

今年のメドベージェフを2007年のジョコビッチに例えるのは面白いですね。
当時のジョコビッチはマスターズ2つを含む5タイトルを獲得、ランクは16位スタートから3位にジャンプアップしました。
今年のメドベージェフはマスターズ2つを含む4タイトルを獲得していて、ランクは16位スタートから4位に来ています。
確かに近いものを感じます。そうなると来年全豪はいよいよメドベージェフが獲得ということになるでしょうか。

もっとも、当時のジョコビッチはグランドスラム全豪4回戦、全仏、全英ベスト4、全米準優勝で
負けた相手がフェデラー、ナダル、ナダル、フェデラーでした。
今年のメドベージェフは全豪4回戦、全仏1回戦、全英3回戦、全米準優勝ということで
グランドスラム成績では少し追いついていないところがあります。

まあ、両者の成績以前にジョコビッチがこれから出てくるぞ、というときに
既に壁として君臨していた2人の化け物の名前にどうしても目が行ってしまいますが。


もう一つ、質問いただいていたフェデラーの17連続の5敗のうち、ナダルに敗退した数ですが、実に4つです。
残る一つがナルバンディアンでした。
ファイナルの記録を止めたのはシンシナティのマレーです。こちら正解です。

参考までにジョコビッチの4敗はフェデラー、マレー、バブリンカ、フェデラーです。
記録を止めたのはドバイのフェリシアーノ・ロペスでした。

レンドルの3敗はノア、ビラス、ビラスとなっています。
レンドルはビラス戦、最初の3回は敗れたのですが、それ以降は実に8連勝していまして
その間セットもほとんど落とさない無双ぶりを発揮していました。
ところが、その後決勝で2敗してしまったわけです、どちらもフルセットの熱戦となりました。
この辺もレンドルっぽい感じです。

レンドルの記録を止めたのは全仏4回戦のビランデルでした。内容はもちろんフルセットです。
もうレンドルこういうところ!


  1. URL |
  2. 2019/10/30(水) 17:35:11 |
  3. Au-Saga #amJC5lD2
  4. [ 編集]

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