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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

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フェデラーとナダルの時代にATP NEXT GEN Finalがあったら!

前記事のコメント欄で少し話題に出ておりましたフェデラーとナダルの時代にATP NEXT GEN Finalがあったら
ということで面白そうなので調べてみました。(tote様ありがとうございます。)


まずフェデラーですが、ウィンブルドンでサンプラスを下したセンセーショナルな年、2001年を取り上げてみます。
時にフェデラー20歳。

当時のランク上位から対象年齢の8名をピックアップします。
結果は以下の通り。数字は当時のランキングです。

01 ヒューイット
05 フェレーロ
11 サフィン
13 フェデラー
14 ロディック
30 ロブレド
34 ヴィンチゲラ
44 コリア

錚々たる面々です。ヴィンチゲラのみ今では無名ですが、他はテニスファンならば誰もが知っている名手ばかり。

ニューボールズと呼ばれていた若手選手たちが猛威をふるっていた時です。
この少し後には、ゴンザレス、ダビデンコ、ナルバンディアン、フェレール、ユーズニー、ロペス、ベルディフ、ベルダスコ
といった選手がトップ10やトップ20にランク入りしてきます。正に同世代群雄割拠といった様相です。

次に同じくナダル20歳の時を見てみましょう。2006年です。

02 ナダル
12 バグダティス
13 ベルディフ
16 ジョコビッチ
17 マレー
18 ガスケ
30 バブリンカ
32 アルマグロ

こちらも見事に後の有名選手だらけです。

両方の時代には5年の差があるものの、今と比べて隔絶の感があるのが、若手のランク上位者の存在です。
2001年の方ではヒューイットはNo.1だし、2006年のナダルは不動のNo.2でフェデラーとの2強時代を形成していました。
当時ネクストジェネレーションズファイナルがあったとしても上位の何人かの選手は不参加だったことになるでしょう。

一応今年もチチパスとシャポバロフが権利はあるもののスキップという形をとりました。
チチパスはファイナル進出者ですが、シャポバロフはそうではありません。
この大会は、ポイントと関係のない大会ということで、顔見せというか存在感アピールの場でもあるように思います。
既にある程度実績を残している選手であれば不参加となるのはやむを得ないでしょう。
例えば2001年であれば上位4~5人は欠場したのではないかと思えます。
こうなるとジュニアの大会とあまり変化がないものになってしまい、大会自体成立しなかったしれません。

もう少し若手に頑張ってほしいという運営側の思いから作り出された大会であることは疑いの余地もありません。
この10年ほどで新しい選手というのが本当に出てこれなくなっていたということなんでしょう。
つまりネクストジェネレーションズの大会を生み出したのはまぎれもなくフェデラーやナダルなのです。

フェデラーとナダルに対抗しうる新しいNo.1候補として、ジョコビッチとマレーが登場しこの2人は成功しましたが
フェデラーとナダルを駆逐したわけではなく、より強固な4強時代を形成することになりました。

これを崩す新しい存在というのが何人も登場し、そして撃沈していったのです。

デル・ポトロ、チリッチ、錦織、ラオニッチ、ゴファン、ディミトロフ、ティエム、キリオス・・・。
そして現在はズベレフ、メドベージェフ、チチパスらがその座を引き継いでいます。

デル・ポトロとチチパスの年齢差は10歳です。
これ、異例です。
だってフェデラーとの年齢差差じゃないですよ、フェデラーを駆逐するだろうかと期待された候補選手同士の差が10歳です。

10歳といえばテニス界では大きな差です。
例えば、サンプラスとフェデラー、レンドルとアガシ、ボルグとエドバーグなどが10歳差です。
旧世代側の息が長く、新世代も若くして出てきていないと対戦が実現しないようなそんな差です。
上記例でいえば、サンプラスは長かったですがフェデラーが早熟ではなかったので1度しか対戦は実現しませんでした。
レンドルとアガシは、長寿&早熟ということで何度か対戦が組まれました。
ボルグについてはエドバーグとの対戦はありません。デビューよりも前に引退してしまっています。

仮にチチパス達でもダメで、今、NEXT GENを戦っている中でも最年少のシナーがようやく次の時代を作る、
ということになると、フェデラーとは実に20歳差の世代交代ということになります。


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  1. 2019/11/08(金) 17:45:34|
  2. 過去の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<2019年、ATPファイナルRRは2戦目まで | ホーム | 昨日に引き続き、ATPファイナルです。>>

コメント

なんと!
同じ企画が公式でもやってました!

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191108-00000003-tennisd-spo

コメントでいただいた内容に反応しただけなのでまったく偶然なのですが、皆んな考えること同じなんですね。

でもフェデラーに言及している分、企画としてはこっちの方が頑張ってるぞ!
  1. URL |
  2. 2019/11/08(金) 18:29:38 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

感謝感激!

実際のランキングに則って、話題を「壮大に」広げていただき感謝感謝。お世辞抜きで本当に公式以上です!

引退したバグダティスと今ケガでランキングを落としているベルディヒは、ジョコビッチやマレーより上だったのですね。以前からベルディヒは生まれる時代を間違ったよなぁと思っていましたが、こうやって時系列に並べていただいたくと、ベルディヒだけじゃないですね、ビッグ4の被害者?は。

フェデラー20歳の方のランキングの方に今も現役のフェリシアーノ・ロペスやコールシュライバー氏が入っていないというのも意外でした。カルロビッチ大先生も。
  1. URL |
  2. 2019/11/09(土) 11:37:01 |
  3. tote #-
  4. [ 編集]

>tote様

ありがとうございます。
toto様がフェデラーとも明記してくれたおかげです。

ロペスやフェレールは晩成型のイメージがあったのですが、それでも20代前半には早くもランク20~30くらいには出てきていました。
ただ、当時はむしろギャンビルやブレークといったアメリカ選手の方がクローズアップされていたように思います。

バグダティスは全豪準優勝などで2006年がまぎれもなくベストイヤーでした。
今年まで現役だった選手ですが、翌2007年のウィンブルドンベスト8を最後に
グランドスラムでも4回戦まで行くのがやっとという状態が続きました。
同じく時代の被害者だったといえるかもしれません。

カルロビッチはグランドスラムデビューが衝撃でしたが、ランクに関しては長くさっぱりでしたからある程度やむを得ないかもしれません。
その意味でランクの割にプレーが評価されている度でいえば史上最高かもしれないです。




  1. URL |
  2. 2019/11/09(土) 19:41:55 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

朝方ふと目が覚めたのでスマホを見たら、デミノーが1セットダウン。そのまま起き出し寝ぼけ眼で観ましたが、シナー?シンネル?ジンナー?が打ちまくって圧倒。18歳のWCがやっちゃいました。ビックリ!
デミノーは粘り強く拾うところと、ポジション前で勝負しようとするところが好きなんですけど、2年連続して残念でした。

さて、今晩から本家本元ファイナルが始まります。シングル・ダブル両方あって困ります〜。みなさんも寝不足にお気をつけください。


  1. URL |
  2. 2019/11/10(日) 10:27:06 |
  3. tote #-
  4. [ 編集]

>tote様

いや~びっくりしましたね。まさかの最年少。
今年の調子でもこれまでの実績でも今回はデミノーが本命だったわけですが。
トーナメントでないとこういうことが起きるのが面白いところです。


  1. URL |
  2. 2019/11/10(日) 21:00:57 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

いつも楽しく拝見しております。

今年のファイナルは非常に面白いですね。
ティームに関して管理人さんがどのような考察をされるのか興味深いです。
  1. URL |
  2. 2019/11/13(水) 18:29:20 |
  3. しもん #-
  4. [ 編集]

>しもん様

ありがとうございます。
すいません。コメント確認させていただく前に記事をアップしてしまいました。
大した考察にもなっていないかもしれません。すいません。
ティエムはベスト4にも出ますからまだ試合が確認できますので
また試合確認して色々と書きたいことを書いてみたいと思います。

  1. URL |
  2. 2019/11/14(木) 16:15:48 |
  3. Au-Saga #amJC5lD2
  4. [ 編集]

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