昨日のボトムハーフに続いてトップハーフの2回戦が行われました。
混迷の気配が感じられたボトムハーフから一転して安定した展開となっています。
2回戦で敗退したトップハーフのシードは第26シードのバシラシビリだけです。
相手はベルダスコということで、大きな番狂わせではありません。
こういう時のベテランノーシードというのはやはり怖い存在ですね。
ランクを落としているので負けること自体は許されているうえに、
本来力はあるので好調であれば大物にも勝ててしまうという。
トップハーフでベテランノーシードといえばアンダーソンがいましたが
復調間もなくでの2戦連続のフルセットマッチはきつかったか、第29シードのテイラー・フリッツに敗退しています。
グルビスは勝ちました。全豪で初めての3回戦進出です。
これでなんと、全てのグランドスラムで3回戦に進出した選手の仲間入りを果たしたことになります。
現役で何人いるかまでは数えていませんが、少なくともラトビア選手としては史上初でしょう。
次はモンフィスとの対戦となります。この試合は観たいですね。
モンフィスはカルロビッチに勝って勝ち上がっています。
初戦、エース数が期待ほどでなかったカルロビッチですが、
モンフィス戦でも17本と「4-6 7-6 6-4 7-5」というスコアの割りには少ない方でした。
この両者は最初の対戦の時にカルロビッチのエース数が0だったのですが、これは初めてのことということで当時話題になりました。
その後全部で7回の対戦がありまして、カルロビッチが20本以上取っている試合もあるのですが
一番取った28本の時にははモンフィスも16本と対抗していたり、直近の試合では9本ずつとなっているなど
モンフィスは割りとカルロビッチのサーブを攻略しています。
ATPにエース数の記録はあるのですが、被エース数の記録はありません。
もしかしたらモンフィスはそもそも被エースの少ない選手なのかもしれません。
俊敏さ、跳躍力、反応速度など、あの身体能力を持つ選手ですからその可能性も高いように感じます。
因みにエース数が振るわなかったカルロビッチですが、さすがの数字を見せてくれたのが2ndサーブ速度です。
2試合の平均で約195km/h。最速じゃないです、平均です。
フェデラーもナダルもジョコビッチも1stサーブの平均で180km/h台です。
イズナーやラオニッチだと2ndの平均が180km/h前後となります。
カルロビッチの異様さがよくわかります。
比較的シード選手が勝ち上がっているトップハーフでは3回戦でシード同士の対戦が多く組まれます。
特に近いシードの対戦としては
・カチャノフvsキリオス
・バブリンカvsイズナー
・ゴファンvsルブレフ
などがあります。
いずれも実に楽しみな対戦です。
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- 2020/01/24(金) 12:04:57|
- 2020年1月~3月
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こんにちは
全豪盛り上がって参りましたね。今回はポストBIG3と思われていたネクジェネが、元ポストBIG3に敗れていくというまた予想外の展開となりました。スーパーTBも多くてなかなか他の事に手がつきません。
また平均年齢高めのQFにキラリとネクストジェネレーションの選手が光りますね、セットも1つも落とさない盤石な勝ち上がりですよ。トップとボトムのQF熱がだいぶ差がある感じもしますが楽しみです。
- URL |
- 2020/01/27(月) 21:30:04 |
- ぽーち #2TDfamfI
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>ぽーち様
コメントありがとうございます。
差が縮まっているといわれていたものの、やっぱりグランドスラムとなるとビッグ3が頭一つ抜けてるんですね。
今大会に関していえば、今のところビッグ3に一番近い選手と言えばミルマンということになります。
ベスト8でラオニッチやティエムがどう戦うか注目ですね。
- URL |
- 2020/01/28(火) 12:28:38 |
- Au-Saga #amJC5lD2
- [ 編集]