メドベージェフがズベレフを下し、生涯3つ目のマスターズタイトルを獲得しました。
これまで1勝5敗と苦手にしていた相手でしたが、
メドベージェフがトップ10圏内にランクを上げた昨年以降では2勝1敗と逆に勝ち越しています。
両者は1歳差ですからこれからもライバル関係として名勝負を演じてくれることでしょう。
メドベージェフのマスターズ3タイトルというのは、ズベレフと同数で、4強を除けば現役最多となります。
これは結構凄いことで、驚くべきことにティエムはもちろん、バブリンカもデル・ポトロもチリッチも
4強以外の現役グランドスラマーはマスターズを1つしか取っていないのです。
唯一現役ではツォンガが2つを獲得していて数少ない複数マスターズ保持者となっていますが
それを考えると両者の3タイトルというのは凄いものがあります。
ATPのサイトではロシア選手のパリでの活躍を取り上げています。
2000年以降、タイトル保持者が多く、それも偶数年に集中しています。
2000 サフィン
2002 サフィン
2004 サフィン
2006 ダビデンコ
2018 カチャノフ
2020 メドベージェフ
ダビデンコとカチャノフの間がぽっかりと空いてますけどね。
パリ大会は1986年から開催されていますが、ロシアの6タイトルというのは国別でみるとアメリカと並んで最多となります。
アメリカはアガシとサンプラスが2つずつ、黎明期の名誉っと、そして2017年のジャック・ソックです。
因みに次点は5タイトルでセルビアでした。選手の内訳・・・は必要ないですね。一人ですし。
ATPファイナルの出場者も決定しました。最後の1席は順当にシュワルツマンとなっています。
ルブレフ、シュワルツマンの2名が初出場です。未知数ですが面白い存在と言えます。
クレー適性の強い選手も多いですが、チチパスは去年の優勝者、ティエムは準優勝者ですので
決してインドアハードで戦えないというわけではありません。
強いていうならナダルがランクに比して適性が悪いといえそうです。
ロンドンのファイナルの前に今週は小さなブルガリア、ソフィアでの大会もあります。
最終に向けてあまり注目度の高くない大会ではありますが、
トップ3シードがシャポバロフ、オジェ・アリアシム、デミノーとなっており、他にシナーの名前もあるので
さながら、中止となったNextGENに代わる大会の様相も呈しています。
チリッチ、ガスケといったベテランも出てきます。意外や注目に値する大会とも言えますね。
ファイナルまでの1週間も休止というのではなく普通に楽しめそうです。
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- 2020/11/09(月) 12:06:40|
- 2019年7月~9月
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シナーは今シーズンはもう出ないと思っていたんですが、思ったより怪我がひどくなくてよかったです。あとは悪化しないことを祈るのみですね!
メドベージェフはここにきての優勝は大きいですね!プレースタイルの割には波が大きいというイメージですが、やはりここ1番の勝負強さは持っているな、という印象です。
- URL |
- 2020/11/09(月) 22:26:19 |
- おスミ #-
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シナーは今シーズンはもう出ないと思っていたんですが、思ったより怪我がひどくなくてよかったです。あとは悪化しないことを祈るのみですね!
メドベージェフはここにきての優勝は大きいですね!プレースタイルの割には波が大きいというイメージですが、やはりここ1番の勝負強さは持っているな、という印象です。
- URL |
- 2020/11/09(月) 22:26:38 |
- おスミ #-
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>おスミ様
メドベージェフはATPファイナルのような大会だと大暴れをするか簡単に敗退するかという感じでしょうか。
今年の顔合わせは予想できない部分もあり結構楽しみです。
シナーはジョコビッチも将来No.1の可能性を言及してましたし、嫌でも期待値が高まりますね。
バックハンドの速度が評判ですが、フォームは思い切り振り切る感じじゃないんですよね。
省エネで効果的なショットが出せるという点で伸びしろもあるのではないかと思えます。
怪我は全てを台無しにしますので、そこは悪化せずに行ってほしいところです。
- URL |
- 2020/11/11(水) 09:17:19 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
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