今週より年度初のマスターズであるマイアミが開催されます。
去年は開催されませんでしたので2年ぶりということになります。
本来はインディアンウェルズからの連続開催となるのですが
今年はインディアンウェルズはなくてマイアミが最初のマスターズとなっています。
案内ではインディアンウェルズは中止でなく延期ということなので日を変えて開催されることになるかもしれません。
さて、マイアミで第1シード予定だったジョコビッチは怪我のために棄権することになりました。
これにより今年はビッグ3抜きでの開催となります。ティエムも不参加です。
ということで、上位4シードは恐らく、メドベージェフ、チチパス、ズベレフ、ルブレフとなるでしょう。
これだけを見ると時代が変遷したかのように見えます。マイアミの上位4シードがこれだ、と言われればまあそうでしょう。
ためしに10年前、2011年のマイアミを見てみましょうか。
上位3シードは、ナダル、ジョコビッチ、フェデラー・・・
ほ、ほら、10年前は昔だなあ、今年名前も見ない選手たちですよ。はっは。
第4シードはソデルリングです。ここはようやく本当に時代を感じます。
年数の数え方を私が間違えているわけじゃないんですよ。ね、因みに第5シードはマレーでした。
更にもう10年遡ればさすがにどうだろうか。2001年。
上位4シードはクエルテン、サフィン、アガシ、サンプラス。おおお!見たかこれが20年前だ。
因みに優勝したアガシは準決勝でラフターを下していますが、そのラフターが準々決勝で戦ったのが、フェデラーです。
ん?なんか聞いたことある。よくある名前なのかな。
テニス界ではここ20年で頻繁に現れる名前だからきっとよくある名前なんでしょう。
そのフェデラーは24シードでした。シードなので当時は初戦免除で2回戦から登場しておりまして
そこではモロッコのエル・アノーイと対戦していました。
そしてそのエル・アノーイが1回戦で対戦したる相手の名前がこれ、メドベデフ!
おお!テニス界のよくある名前(こっちは紛れもなく本物!)
グランドスラム準優勝経験もあり、マスターズ優勝経験もあるテニス界のメドベデフと言えば知らぬ人はいないでしょう。
どちらのメドベデフも素晴らしい選手ですが(当サイトの表記はメドベージェフとメドベデフを使いわけていますが)
既に今のメドベージェフはかつてのメドベデフを超えているかもしれません。
さて、いずれにしても今年のマイアミでは恐らく初優勝者が生まれることになるでしょう。
マスターズ優勝自体、メドベージェフとズベレフこそ3回ずつやってますが、チチパスとルブレフはまだ経験がありません。
今年は一つ一つの大会で新しい名前の登場が目立ってくることになるかもしれません。
例えば、全豪で驚きの活躍を見せたカラツェフはドバイでも優勝しました。
これで今年は12勝2敗と驚きのジャンプアップを見せてくれています。
調子のよい選手がどう登場してくるかわからないものです。
反対に、20年前の大会にすら名前が出ていたフェデラーですが、
今大会が終わると、2年間プロテクトされていた優勝ポイント1000を失うことになります。
現在の保有ポイントのうち2019年ウィンブルドン準優勝(1200)に次ぐ大きな失効点です。
フェデラーはまだトップ10にいますが、そのほとんどが2019年のポイントなので
本来の計算であれば既にかなり前に下位に落ちていたことになります。
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- 2021/03/22(月) 17:49:43|
- 2021年1月~3月
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| コメント:6
「おおお!見たかこれが20年前だ。」が「翼よ!あれがパリの灯だ」 ぐらい強い言葉に聞こえました(笑)
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- 2021/03/25(木) 03:59:43 |
- フェレールのくわえタオル #-
- [ 編集]
>フェレールのくわえタオル様
他愛のない一文なのに名作と照らし合わせてもらえるとは大変恐縮です。
フェデラーの残したインパクトは大西洋横断に比肩するとでもいうべきなのでしょう。
- URL |
- 2021/03/25(木) 12:02:12 |
- Au-Saga #amJC5lD2
- [ 編集]
過渡期に入ってくるかもしれない、と言い続けてずいぶん経つ気もしますが、今度こそ過渡期に入ってくるのかもしれないですね。
20年前に活躍していたメンバーの後、ニューボール世代からフェデラーが抜きんでたように、
この後は今回の大会メンバーの中から誰かが抜きんでるのか混戦のまま進むのか。
それでもやっぱり何やかや、まだまだ世代交代は進み切らないのが本命ですかね。
- URL |
- 2021/03/25(木) 21:27:01 |
- ふぁぶ #-
- [ 編集]
>ふぁぶ様
時代は移り変わっていないようでいて、
実は
フェデラー第1覚醒期
ナダル第1覚醒期
ジョコビッチ第1覚醒期
フェデラー第2覚醒期
ナダル第2覚醒期
ジョコビッチ第2覚醒期
マレー覚醒仕掛かり期
フェデラー第3覚醒期
ナダル第3覚醒期
ジョコビッチ第3覚醒期
のように移り変わっていたわけですよね。
名前の再利用が著しいがために異様な感じになっているわけですが。
メドベージェフなんでしょうか。果たして次は。
- URL |
- 2021/03/29(月) 14:50:08 |
- Au-Saga #amJC5lD2
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フェデラー氏がランクがプロテクトされるのが批判されてますが、一回戦フェデラーとか引いたシードの気持ちを考えると少しはプロテクトされても良いのかなと思います。もっともフェデラー氏レベルになると試合してみたいという選手も増えるわけですが。
先日2017の全豪錦織フェデラー戦を観たんですが、2016全米からの流れで錦織も少なくともベスト4は狙える出来だったなぁと思い軽い事故だったと感じました。まぁSFのワウリンカ、FINALのナダルにとってもいきなり復帰した35歳が強すぎるという事故だったわけですが。
- URL |
- 2021/03/29(月) 20:42:37 |
- ぽーち #2TDfamfI
- [ 編集]
>ぽーち様
フェデラー、バブリンカ、マレー、デルポトロ当たりが復調してくると驚異のノーシードということになるわけです。
そういえばグランドスラムでシードを32から16にする案が出てましたがあれはどうなったんでしょうね。
近く採用されるのであれば、錦織やらチリッチやらラオニッチやらとんでもないノーシード勢が形成されることになります。
16位以内に入り切れていないシナーなどもうっかりメドベージェフと当たったりして気の毒ですし
個人的には32でいいと思ってしまうんですが。
- URL |
- 2021/03/31(水) 09:18:52 |
- Au-Saga #amJC5lD2
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