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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2021年、ウィンブルドンはジョコビッチ

やっぱりジョコビッチでした。

サッカーでは時を同じくしてユーロとコパアメリカが行われましたが、
それぞれの得点王にC・ロナウドとメッシが入っているのと同様、
21世紀初頭からの選手が未だにトップを張っているというこの凄さ。
2番手集団が次々と世代交代を重ねているのも同じです。
スポーツ界全体で異様な時代だったということでしょうか。

さて、もうあえて触れるまでもないですが、グランドスラム優勝回数20回で3名が並びました。
しかもジョコビッチに関しては道半ば感もあってもう一つの加算が注目されます。

今年はオリンピックもありますからゴールデンスラムの達成となったら歴史上初ということになります。
女子では1988年にグラフが達成していましたが、男子では完全に初めてです。
年間グランドスラムもレーバーの1969年が最後、実に52年前のことです。
さすがに私は生まれてないですよ。グラフの時はもう生まれていたというかテニスもがっつり見ていましたが。

しかしジョコビッチもオリンピックへの参加は微妙かもしれないですね。
本人もウィンブルドン優勝後、参加の可能性は五分五分という言い方をしています。
単独のテニスツアーと比べて整備されていない部分も結構ありますから。
開催されるのならば来て欲しいですが、ここは不参加であっても仕方がないかもしれません。
仮にゴールデンスラムが達成されるとなったら、生きてるうちの再現はほぼないわけで
その目撃者となれる数少ない機会の一つでもあるわけなんですけど

今年のジョコビッチはそのグランドスラムでの強さが驚異的です。
数々の逆転勝ち、ピンチを切り抜ける集中力、挑戦者全てを打ち砕く王者の勝利。
こんなの見せられたらゴールデンスラム達成も致し方ないでしょうフェデラーファンだろうがナダルファンだろうが認めざるを得ません。
ただ、「グランドスラムでは」という注釈が入るのは事実です。

今年のジョコビッチは一時の最強時代に比べて全ての大会で他を圧倒しているわけではありません。
グランドスラム以外での勝率が高くないのは皆さんもご承知でしょう。
ジョコビッチに残された時間は多くなく、今年はもちろん最後のチャンスだと考えてよいと思います。
だからこそ、本当に重要な局面での異様な強さが際立ちます。
最強王者としての風格はこれまで以上に強くが感じられます。

ゴールデンスラム達成を考えてた場合、一番難しいのはオリンピックなんじゃないかとは思えます。
正直テニスではオリンピックはグランドスラムと比べてより小規模です。
今のジョコビッチは通常大会ではトップ10選手の一人ですから、全米を制するよりも難しいのではないかと感じられます。
準備期間も短いですし、ゴールデンスラムを狙いに行って取れなかったという状態で全米に挑むより
最初からグランドスラム記録に焦点を合わせたほうがより確実という考えた方もありそうに思えます。

まあ、ジョコビッチとしてはデ杯も全マスターズもATPファイナルもATPカップも
あらゆるちとるを獲得していて、唯一手にしていないのがオリンピックですから
記録面の絶対王者としては欲しいタイトルなんじゃないかとは思うんですけどね。
ナダル、マレーはシングルス、フェデラーはダブルス金がありますから
ビッグ4の中で唯一金メダルを取ってない選手ということにもなっています。
本人はどう決断を下すでしょうか。


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  1. 2021/07/13(火) 07:26:02|
  2. 2021年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<2021年東京オリンピックにジョコビッチは参加を表明 | ホーム | 2021年、ウィンブルドンはベスト4へ>>

コメント

ベレッティーニも頑張りましたが、第1セットを取るのにかなりのエネルギーを使ってしまった印象でしたね。

でも、全仏におけるティエムのような1つのサーフェスでの頼もしさを感じた大会でした。グラスの勝率も80%超えてるみたいですよ。今のところですがナダルより高いです。大体ロディックの生涯勝率と一緒くらいですね。

ジョコビッチは去年くらいから5セットの駆け引きというか経験の差で勝ってる印象ですね。決勝の相手が今年1度もビッグ4同士でないことも、ランク2位がメドベージェフで安定していることも確実に時代の変化を感じさせます。なんだかんだ全仏とウィンブルドンの頑張りでジョコビッチとのポイント差も詰めてるみたいですよ。

僕もオリンピックはジョコビッチでも難しいと感じています。3セットですし、東京にはスタッフ制限でテニスには重要なストリンガーを連れて行けないのが辛いみたいです。無観客開催ですし、体を休めて北米シリーズに行った方が良い気がします。
  1. URL |
  2. 2021/07/13(火) 11:43:36 |
  3. おスミ #-
  4. [ 編集]

ジョコビッチ、出足はどうなるかと思いましたが、やはり実力の差は明らかでしたね。ベレッティーニも頑張っていましたが、やはり過去の第2グループと呼ばれたデルポトロやチリッチ、ソダーリングなどの方が強かったなあ…という印象でしたし、特にあれだけのビッグサーブを持ちながらほとんど前に出ないためジョコビッチがブロックリターンで深く返してラリー戦に持ち込まれていてもったいないと感じました。

ところでさすがにそろそろこのサイトのタイトルに「ジョコビッチ最強説」が加わるのでは?と思っています笑
私はフェデラーファンですが、やはり記録の上ではダブルグランドスラムにダブルマスターズで1位在位週も更新されましたのでやはりジョコビッチ最強かなあと思っています。個人的には全盛期フェデラーの試合を見直しているとやはり絶対勝てない感やテニスの質の高さはフェデラーが上かなあとは思いますが、ジョコビッチは負けない感が凄いと思います。(勝てない感と負けない感っていうと結局同じこと言ってるとは自覚してますが笑)
やはりジョコビッチが記録を伸ばし続ける最大の要因は「下の世代にフェデラーにとってのジョコビッチがいつまでも出てこないこと」だと思いますので、今後も記録を伸ばし続ける気がします。ただよくジョコビッチフェデラーを比較する時に直接対戦成績をあげられますが、ここはむしろジョコビッチのマイナスポイントだと思います。何せ50回の対戦のうち31回はジョコビッチ覚醒後の2011年以降ですし、ジョコビッチ好調の2011年に5回、2014年も5回対戦して2014年は負け越してますし、全盛期2015年には8回も対戦して3回も負けています。(まあグランドスラムやツアーファイナル決勝といった大事な試合は全てジョコビッチだったのはさすがですが。)またフェデラー復活後の2017-2018年前半には対戦がありません。一方でフェデラー全盛期2004-2007年は6回しか対戦がなく、フェデラーの5-1です。(これはフェデラーとジョコビッチの年齢差から仕方ないですが。)

以上のことからジョコビッチは史上最強、フェデラーは全盛期史上最強ぐらいでいかがでしょうか?笑
  1. URL |
  2. 2021/07/13(火) 12:57:40 |
  3. Kosei #-
  4. [ 編集]

ジョコビッチのための大会でしたね。特にフリとかも気にしないですからね3人は。3人で60GS!単純計算で15年!まだ続きそうなのも怖いです。
メドベージェフ、チチパス、ベレッティーニ、(SFシャポバロフ)と被害者もしっかり満遍なくです。全米は順番的にはズベレフ?
ティエムかナダルが元気になるくらいしか期待薄です。
  1. URL |
  2. 2021/07/13(火) 20:11:52 |
  3. ぽーち #2TDfamfI
  4. [ 編集]

今大会はまさに盤石の優勝、というイメージでした。
ジョコも流石に昔の方が強いと思いますが、周りの選手の状態とジョコの経験・対応力・修正力なども加わって、今の方がより盤石に勝っている気がします。
ナダルやフェデラー、昔でしたらマレー、などと当たる気配もなく優勝したのがより一層それを強く感じさせてる気がしますね。Big4はやはり偉大。

全米はジョコ云々より、他の選手がいかに状態を上げて挑めるか、次第でしょうか。ジョコが去年みたいにアホな負け方しなければ 笑
去年はホントにがっかりさせてくれましたが、今年はホントに期待しています。
  1. URL |
  2. 2021/07/13(火) 21:57:03 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

フェデラーの生涯勝利数について

管理人様
お久しぶりです。

久々に来ました。データマニアの2Rです。

最近は私生活が多忙で全くテニスを見れていないのですが、結果は確認しています。

ビッグ3が衰えませんね(笑)
ティエムの全米一回だけではまだまだ世代交代とは言えませんね。
しかし、実力的にはもう引けを取らない若手が何人もいると思うのですが、この勝負どころでの強さは異常ですね。
対照的にサスペンデッドゲームを落としたメドベデフ。状況的に1ブレーク1キープで終わらせられる場面だったのでこういうところが、あと一歩で勝てない所以なのだろうなと感じております。

さて、本題です。
今回はタイトルの通りフェデラーの生涯勝利数についての話題です。
私自身フェデラーが1000勝を超えたあたりからは忙殺されて全く終えていなかったのですが、オリンピック欠場のニュースを見て、フェデラーはコナーズにあとどのくらい迫っているのだろうと気になり、久々にデータを確認しました。そうしたら1251勝!いつのまにそんなに勝ってたんですかロジャーさん!
そしてコナーズの記録も確かそのくらいだったはず、更新できるのでは!?と思い調べてみることに。

するとATPの数字は1274
あれ?めちゃめちゃ増えてません?1252とかそのへんでしたよね前は。
念の為ITFを確認しましたが、こちらはそもそも1155勝となっており、全くあてになりませんでした。

このあたり、正確な数字が定まらないのでメディアもなかなか触れることができないタブーの一つです。
ちなみに敗戦数の差は11なので、単純に比較するならばその差は119勝11敗。
実際にはATPかITFどちらかだけが公認している大会がいくつも存在するはずなのでここまで単純ではないですが、おそらく全盛期のいくつかの大会がITFでは公認されていないとうことでしょう。

このあたり本当なら自分で検証してから投稿するところなのですが、なかなかその余裕もなく、ひとまず話題として上げてみることにしました。
ちなみにレンドルの数字はITFの数字に負けが一つ多いくらいでほとんど変わりません(それでもまだ誤差はあるんですねぇ…)

このあたり、若手の研究班の登場に期待したいところです(笑)
さすがにこの規模だと、時間的にも体力的にもかなりきつくなってきました。
初投稿のときは高校生でしたが、あれからもう12年くらいは経ってます。
懐かしいですね。あの頃はまだジョコビッチが3位で1位はナダルという選手でした。

時が経つのは早いですね……………ん?
  1. URL |
  2. 2021/07/14(水) 08:18:24 |
  3. 2R #JsO8b3a.
  4. [ 編集]

皆様、コメントありがとうございます。

ジョコビッチの一人勝ちで終わった初夏のグランドスラムでした。
これからテニス界は真夏のハードシーズンに突入することになります。


>おスミ様

やはり今年の残りはメドベージェフがキーになりそうに思っています。
今は疑う余地のない2番手の選手ですし、ハードコートでは更に肉薄していると感じます。
グランドスラム以外ならジョコビッチと互角の選手じゃないでしょうか。


>Kosei様

あああ、ついにタイトルの話に言及されましたね。もうね、そりゃそうしなきゃダメって話ですよね。
そうなるとナダルも入れたいし、タイトルめちゃめちゃ長くなるなあ。
(こら誰だ!一人消せばいいじゃんとか思ってるやつ!!)


>ぽーち様

かつてのコートでありウィンブルドンの申し子と言われたベッカーのグランドスラム総数が6個。
ジョコビッチはウィンブルドンだけで6個。しかも一番多いグランドスラムではないという。もうめちゃくちゃです。
しかも30歳以降のタイトル数が、フェデラー4、ナダル6に比べてジョコビッチ8ですからね。ちょっとやばいです。


>ふぁぶ様

ハードコートはジョコビッチも最も得意とするコートなのでこのままの力関係が続くのではという見方もありますが、
他の選手もグラスよりはよく戦えますし何より準備期間もありますので
今回のように簡単にいかず対抗していってほしいものです。クレーでは結構他の選手も粘りましたしね。


>2R様

データ部分に触れていただいてありがとうございます。
整備されない度合いが何年も続くと確かに気合いが落ち込んでいくんですよね。
最近はコナーズは1274で定着しているみたいですが、コート別の集計とかになるとまだまだおかしかったり
ATPのサイト内でも合計勝利数と明細の勝利数合計が違っていたりと結構問題を抱えています。
しかし、2R様も最初に書き込んでいただいてからもう12年ですか。そりゃジョコビッチも3位から1位になりますわ。


  1. URL |
  2. 2021/07/14(水) 12:05:56 |
  3. Au-Saga #amJC5lD2
  4. [ 編集]

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