これはまた伏兵の大活躍となりました。
長く低迷していたアメリカテニス界の地元の選手ということで喜びもひとしおのようです。
本命不在の感が強かったボトムハーフからの勝ち上がりなのでラッキーボーイ的な面もあったでしょうが
少なくとも決勝で今年最強のナダルを下しての優勝ですからその価値は大きいといえます。
20位だったランキングは一気に7つ上がって自己最高の13位に上昇しました。
タイトルもこれまで1つだけだったのが2つ目でいきなりマスターズという快挙です。
1997年生まれの24歳、アメリカは現在トップ100に最多の選手を送り込んでいる国ですので
長らく待たれていたテニス王国復権もあるかもしれません。
まあもちろん1大会だけの結果でなく安定的に勝つ選手を輩出していかないと王国とは言えないわけですので
まだまだこれからといったところではあると思います。
ナダルは連勝を20でストップさせましたが、しかしここまでよく盛り上げてくれたと思います。
激戦をくぐり抜けての準優勝ということで最後は疲れが出たかもしれないですが見事な存在感を見せてくれました。
準決勝のアルカラス戦は新旧スペインの見事な戦いでした。
昨年は圧勝だったんですけどね、アルカラスの短期間での成長を思わせた印象的な試合です。
さて、ツアーは間髪入れずにマイアミに移ります。
巨大な大会である上に、ジョコビッチはもちろんのことナダルも出ませんので他の選手たちの力比べといった様相です。
メドベージェフ、ズべレフ、チチパスといった最上位勢が安定していない今、混戦を見ていくのは楽しみでもあります。
2010年代はグランドスラムを3人で、マスターズはマレーを加えた4人でほぼ全てを支配していました。
昨年、今年と相変わらずジョコビッチ、ナダルは強いですが、マスターズに関しては必ずしも支配しきってはいません。
特にインディアンウェルズとマイアミは、ここ数年でフリッツ以外にもノリー、ティエム、ホルカチ、イズナーと
マスターズ初制覇者が多く出ています。
今年はマイアミでもまた新たなチャンピオンが登場するのでしょうか。
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- 2022/03/22(火) 15:33:19|
- 2022年1月~3月
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| コメント:3
フリッツは昨年10月のインディアンウェルズもベスト4ですし、好調ルブレフも下してなのでインディアンウェルズの独特な環境で強さを見せるのかもしれませんね。昨年の全豪で手負いのジョコビッチに逆転を許した印象が強かったのですが、決勝は自身も怪我をしながら、最初の数ゲームでショートポイントを立て続けに取り、2セット目のナダルの追い上げも交わしてと、理想のプランですがこれがナダル相手にできないから勝てないわけで、手負いナダルとはいえ勝ち切ったことは今後の大きな自信にもなるのでは?と期待します。
ほとんどの若手トップ10プレーヤーの印象が薄いここまでのシーズンですからマイアミとクレーシーズンでの奮起を期待してます。十分休んだジョコビッチがクレーで活躍するような気もしないでもないですが…
- URL |
- 2022/03/22(火) 17:23:07 |
- ぽーち #2TDfamfI
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フリッツ君の地元優勝は素直に嬉しいですね。
幸運があったとは言え、幸運を掴むにはそのチャンスを生かそうとする選手たちの中を勝ち抜いていかないといけないですし、準決勝の激戦を制したからこそ決勝でチャンスが出てきたと思います。
Big4の超ハイレベルなプレーを軸に各マスターズ・GSが盛り上がっていた時期も当然面白かったのですが、若手が優勝含めて勝ち出して群雄割拠感の出てきた最近もやっぱり面白いです。
複数回優勝ももちろん嬉しいのでしょうけど、初優勝の感動はやっぱりいいですね。
そしてナダル。今シーズンは体は大丈夫なのかな?という感じでスタートしたのにそれを裏切る大活躍、本当に楽しませてもらいました。
数々の復活を見せてくれてますし本人も絶対に諦めないと思いますが、ゆっくり休んで是非全仏までにまた復活してほしいですね。
- URL |
- 2022/03/22(火) 18:57:34 |
- ふぁぶ #-
- [ 編集]
>ぽーち様
>ふぁぶ様
新顔の活躍も目立つようになってきています。
ナダルもジョコビッチも出れば相変わらず強いですが、出場大会が絞られるので
今後よりいっそう混戦模様になってくると思います。
メドベージェフやチチパスも調子がいいとは言えないですから
シナーやアルカラス辺りが目覚ましい試合を見せてくれると盛り上がるんですが。
- URL |
- 2022/04/01(金) 11:23:05 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
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