激しいトップハーフは予想通りの本命4人が勝ち上がり激突しました。
・ジョコビッチvsナダル
・ズベレフvsアルカラス
トップハーフなのに、現在最強の4人と言ってもいいくらいの陣容です。
前評判ではジョコビッチとアルカラスが優勢だったのではないでしょうか。
しかし結果はどちらもその逆となりました。
勝者はナダルとズベレフ、どちらの試合も4セットマッチでの決着でした。
フルセットにはならなかったものの競ったスコアの両試合でしたが
ナダルの方が4時間12分だったのに対し、ズベレフの方1時間短い3時間18分でした。
ラリーのテンポ感が明らかに違っていてそこはまた違う見応えがあったと思います。
しかし改めて準々決勝のレベルの試合ではなかったと思います。
非常に見慣れているはずのナダルvsジョコビッチの試合は今回もやっぱり凄かったです。
緩急の使い方の妙や、ウィニングショットの精度の見事さ。
ブレークやブレークバックが立て続けに起こるのも、
通常はレベルの低い試合の時に顕著にみられる現象なのですが、
この二人の場合は相手の上の上をいく精神力によってもたらされた結果
ということになるのでしょう。
アルカラスとズベレフは今年のマドリード決勝で戦っていてその時はアルカラスが完勝しました。
それもあってランクとは別にアルカラスを推す声は大きかったと思います。
良い試合でしたが最後は要所を締めたズベレフが上を行った結果となりました。
アルカラスは試合後レッスンを受けたという言い方をしてましたし
ズベレフも彼に勝てた今のうちにトーナメントも取っておかないとねという言い方をしていたのは印象的でした。
雑に要約してしまえば、慣れの問題ということで、
5セットマッチ、2週間のトーナメントにアルカラスがアジャストしてきたら勢力図も大きく変わるかもしれません。
とはいえ、ズベレフもメドベージェフが足踏みしている今、ジョコビッチに一番近い選手とえいますし
上を目指している状態であることに変わりないですから、まだ新しい選手に道を譲るわけにはいかないでしょう。
ナダルは連日の長時間試合となりましたのでそこがどう出るかですね。
エンジンが温まり切ったとみるか、疲労が蓄積されているとみるか。
いずれにしてもこれまた楽しみな準決勝と言えます。
ボトムハーフ側も楽しみです。
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- 2022/06/01(水) 12:02:04|
- 2022年4月~6月
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QFは20代vs10代、30代vs20代、前and前前前前前々王者vs前々、前前々、前前前々以下略王者の世代間対決でしたね。
私は今年のクレーシーズンは、ジョコビッチのスタミナに注目していたのですが、やはり3セット目あたりから落ちて来ていた様に感じました。ローマもここも全てストレートであるが故に万全と思われたのですが、セルビア大会で見せたスタミナ不足は補えなかった様に思います、GSやMSでナダル以外に未だにセット取れない状況もどうかと思いますが、疲労骨折やらで休んだ後にスタミナ切れないナダルもどうなってるんだと思いました。
シャポバロフに負けるナダルを見てますし、ベスト16と8の激戦は36歳にはキツイはずですからズベレフもボトムの選手達にも大きなチャンスだと思います。
- URL |
- 2022/06/01(水) 18:48:37 |
- ぽーち #2TDfamfI
- [ 編集]
>ぽーち様
前々、前前々、前前前々以下略王者は出だしから想定外に飛ばしてたのが意外でした。びっくりしました。
また、ご指摘のように前and前前前前前々王者はスタミナきれを起こしていたようにも見えました。
そんな状態でも試合を運んでしまうのがこの人でもあったのですがさすがに近年はこうなるときついですね。
特に今回はコンディションのよい宇宙人が相手だったのでやむなしでしょうか。
- URL |
- 2022/06/02(木) 14:40:00 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
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