芝生の前哨戦と言えばなんといってもクイーンズとハレになります。
ウィンブルドンを除けば一番大きな芝の大会というわけです。
クイーンズではベレッティーニが優勝しました。
先週から2週連続優勝で、芝生での2週連続優勝は結構珍しいのではないでしょうか。
最近ではジョコビッチは前哨戦には出ていませんでしたし、
フェデラーやマレーも前哨戦はハレとクイーンズにピンポイントで
連続週で出場していたイメージはないです。
ベレッティーニはウィンブルドファイナリストでもありますから、
今回も優勝候補のトップクラスという評価になるのではないでしょうか。
近年のグラスコートではジョコビッチの牙城が堅牢で、それを脅かす選手の存在がありませんでした。
クレーのナダルもそうですが、クレーの場合はナダルの異常な強さに隠れているだけであって
他にもクレーに強い選手というのは結構出てきていたのは事実です。
しかしグラスではそもそもグラス適性の高い選手というのは多くなかった印象です。
敢えて言うならキリオスやディミトロフだったでしょうか。シャポバロフとか。
いずれも悪くない選手ですがジョコビッチを脅かすまでには至らない印象です。
ベレッティーニはようやく可能性を感じさせてくれる選手ということで期待が高まります。
もっとも、2週も連続で優勝してしまった選手が果たして3週目に息切れしないだろうかという
穿った見方もできなくないというのはテニス界の常ではあります。
さてハレのほうですが、ホルカチがメドベージェフを下して優勝しました。
ここでも、この両者は意外やグラス適性を見せた戦い方をしてくれたと思います。
大会を通じてコートにフィットしていたように思えました。
ただ、ウィンブルドンは前哨戦に出ないことを選択する選手も多いので
この結果だけで大会の行方を占うのは難しい部分もあります。
今週は250の大会が2つ行われます。
ウィンブルドン前週ということになるわけですが、
意外にもメドベージェフ、チチパス、シナー、ノリーなど結構多くのトップ選手がエントリーしています。
この辺りの調整が吉と出るか凶と出るか。
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- 2022/06/20(月) 12:02:54|
- 2022年4月~6月
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| コメント:3
既に管理人様はご存知かも知れませんが、ドイツテニス界を長きに渡って支えたあの選手がウィンブルドンを最後に引退するようです。寂しい限りです。楽天オープンで来日した際にその姿を見れたのが懐かしく思い出されます。
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- 2022/06/21(火) 13:09:39 |
- ピオリーヌ #-
- [ 編集]
ベレッティーニはウィンブルドンで昨年準優勝ですし、今年も上位進出できればそれこそ数年通しての優勝候補、優勝実績も2度3度重ねる力がありそうですし楽しみですね!
ホルカチもそういえば前年ウィンブルドンベスト4でしたね。グラスは今後どちらかというとこうしたクレーでも強い選手というよりもスペシャリスト系がまた台頭しますかね。ジョコビッチも今年は未知数かと思いますので、楽しみですね。
- URL |
- 2022/06/21(火) 20:31:02 |
- おスミ #-
- [ 編集]
>ピオリーヌ様
おおお、なんと寂しいことでしょうか。
貴重な美しいバックハンド持ちがまた一人消えました。
当ブログとしても貴重な氏枠が50%になってしまうわけです。
初戦ジョコビッチかナダルと当たってくれないかな。勝ってほしいというよりも放送されてほしいですからね。
>おスミ様
コート別に得手不得手が明確になってきた場合、
グラスコート型は大会数が少なくポイント争いという面では直接的に不利な部分がありますが
代わりにクレー型では数か月にわたって多くのライバルとクレーシーズンで身体を酷使するというのがありますから
シーズン外のハードでのパフォーマンスへの影響というのもあるのではないかとも思えます。
- URL |
- 2022/06/22(水) 09:39:01 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
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