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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2022年、コールシュライバー氏の引退

 Kohlschreiber-3a.jpg Kohlschreiber-4a.jpg Kohlschreiber-2a.jpg Kohlschreiber-1a.jpg

氏が引退しました。
当ブログではフェデラー以外に唯一「氏」を付けることを許された選手です。
一般にはもちろん地味な選手です。しかし当ブログにおいては非常に存在感のある選手でした。

【フィリップ・コールシュライバー】
ドイツ出身
1983年10月16日生まれ、38歳
身長は178cm、右利き、バックハンドは片手打ち
ランキング最高位16位
シングルス優勝8回、準優勝9回
グランドスラム最高成績:全豪4回戦、全仏4回戦、全英ベスト8、全米4回戦
生涯勝率:55.3% 478勝387敗
GS勝率:53.5% 77勝67敗
タイブレーク勝率:50.1% 195-194
5セットマッチ勝率:53.1% 17勝15敗
ハードコート勝率:53.8% 235勝202敗
クレーコード勝率:56.2% 178勝139敗
グラスコート勝率:60.0% 60勝40敗
インドアコート勝率:52.4% 89勝81敗

上背はなく、強烈な武器を持っていたわけではありませんが見ての通り非常に安定した選手だったことがわかります。
あらゆる数字が50~60%の中に納まっているのです。
グランドスラム最高成績もコート差が感じられない安定感があります。

ドイツというのはコート種別においては少し不思議な国です。
ちょうど現在行われているハンブルクの大会はクレーですが、ハレという有名なグラスコートの大会もあります。
そしてシュトゥットガルトやミュンヘンにはインドアのコートがあり、大きな大会が行われていた実績もありました。

古くは戦前のフォン・クラム、ニュスラインなどといった選手はクレーを得意としていた形跡があるます。
そしてオープン化後にトップ選手となったベッカーやシュティッヒはグラスを得意としました。
しかし、それぞれ逆のコートは苦手だったのかというとそうでもなく、どのコートでも一定の数字を残していたというのが特徴です。
この流れはその後に出てきた選手も変わりません。21世紀初頭のハース、キーファーもどのコートでも戦えるタイプの選手でした。

氏も、正にこの流れに乗った選手だったと言えます。
抜群の俊足というわけではありませんでしたが精力的に動き回る選手でした。
またベッカーのような強烈なショットがない代わりに、片手打ちの利点を生かした絶妙なタッチがありました。
粘り強いフットワークはクレーで生かされ、そして見事なタッチはグラスに生かされました。
当ブログでは若干ネタ気味に「氏」と呼称していた面もありましたが、
やはりそのプレーそのものが私は非常に好きだったのです。

以前に比べ、比較的選手寿命が伸びたと感じられるのがここ10年のテニス界ですが
その中にあっても39歳近くまで現役でいて、そして37歳までトップ100に入っていた
というのは見事というほかなく、非常に長きに渡りテニス界を盛り上げてくれた存在だといえます。
2001年プロ入りなので実に21年間現役生活をつづけたことになります。
現在、現役でこれ以上の選手としてフェデラー、カルロビッチは思い浮かびますが、
カルロビッチは今560位、フェデラーに至ってはランク外ですから、ある意味同等とは言えません。
引退時233位だったコールシュライバー氏に匹敵する選手となると
同じく2001年プロ入りした1歳年長のF・ロペス、
1歳年下ではあるものの同じく2001年プロ入りのベルダスコ、
1歳年下で2002年プロ入りのセッピ辺りが対象となるでしょうか。
いずれも縁の下でテニス界を盛り上げてくれた功労者たちです。
因みに氏との対戦成績は、対ロペス3勝4敗、対ベルダスコ7勝4敗、対セッピ7勝4敗です。
タイトル数で言えば、ロペス7、ベルダスコ7、セッピ3ですから8の氏が一番上です。
最高位はロペス12位、ベルダスコ7位、セッピ18位、氏が16位となっています。
こうしてみるとなかなか良いライバル関係を築いていたといえます。

さて、ドイツテニス界ですが今後はズベレフが引っ張っていくことになります。
彼は氏とはまたプレーイメージの随分違う選手ではありますが、氏が前任から引き継いだ、
あらゆる場面で安定した数字が残せるというような選手になってほしいと願います。

コールシュライバー氏の素晴らしいプレーは私の拙い思い出語りよりもこちらの動画を見ていただいたほうが良いでしょう。

ハイライト画像っていいですね。コールシュライバー氏がフェデラーレベルの名選手に見えます。
事実、魅力的な素晴らしい選手だったとわかっていただけると思います。


因みにコールシュライバーを当ブログでネタ的に扱い始めたことについて
一度質問を受けたことがあり、それについて回答しているというやり取りがありました。
参考までにどうぞ。
https://ausaga.blog.fc2.com/blog-entry-1094.html?sp&m2=res
当ブログに毒されな物好きなコールシュライバー氏ファンの方は是非覗いてあげてください。

改めて、コールシュライバー氏の多大なる功労に感謝したいと思います。
そしていつか、ドイツ新生選手のコーチとしてウィンブルドンの客席に座る姿を見ることを楽しみにしています。



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  1. 2022/07/24(日) 18:12:00|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
<<2022年、全米開幕 | ホーム | 2022年、ウィンブルドンはジョコビッチ優勝>>

コメント

意外と言ったら失礼ですが8回も優勝してるんですね。
トップ10に入らなかった選手で氏より優勝してる選手はいるんでしょうか。

個人的には何故かパワースマッシュ4のラインナップに氏が入っていたのが記憶にあります。ゲームで表すには難しい選手だったと思うのですが笑

バランスが良く、模範的な選手としてピックアップされていたのかもしれませんね。長い間お疲れ様でした。
  1. URL |
  2. 2022/07/24(日) 22:00:37 |
  3. オギーオズホーン #-
  4. [ 編集]

以前「コールシュライバー」ってどういう意味の名字なんだろうと思って調べたところ
「kohl」 はキャベツ。英語の「cole」にも通じます。サラダのコールスローのコールのことですね。
そして「schreiber」は書く人(もの)、作家のこと。
つまり「Kohlscreiber」は「キャベツのことを書く人」という意味になります。意味がまったくわかりません(笑)
キャベツの生態を調べたり 観察日記を書いてる人ってことなんでしょうかね。

そんな奥深いドイツ語の世界を学ばせてくれた氏に感謝を述べるとともに そのテニスキャリアに祝福の拍手を お送りします。
ダンケ フィリップ!
  1. URL |
  2. 2022/07/25(月) 00:30:48 |
  3. フェレールのくわえタオル #-
  4. [ 編集]

お疲れさまでした、といいたいです。
格上相手にも喰らいつきあわよくばアップセットを起こすコーリィ氏はATPツアーに欠かせない存在だったと思います。
  1. URL |
  2. 2022/07/25(月) 01:35:01 |
  3. #-
  4. [ 編集]

この記事、お待ちしておりました!
私もパワースマッシュ4での氏の登場には驚かされました。(好敵手セッピも登場しています)
フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー、デルポトロ、ロディック、モンフィス、ゴンザレス、ハース、セッピ、コールシュライバー
ですから中々の抜擢かと。
https://powersmash4.sega.jp/character/index.html
  1. URL |
  2. 2022/07/26(火) 14:44:40 |
  3. ピオリーヌ #-
  4. [ 編集]

皆さま、コールシュライバー氏への温かいお言葉ありがとうございます。

パワースマッシュの話が出るとは思いませんでした。
確かにすごい抜擢です。引退記事でライバルの一人と認定されたセッピが入っているのもいい。

パワースマッシュの選手選択は最初期から違和感がありましたね。
私はさすがに4まではやってないので氏が出ていることは知りませんでした。

しかし、パワースマッシュは1~4プラスアルファとシリーズがありますが、
何故かハースのみが皆勤賞なんですね。これは意外。

  1. URL |
  2. 2022/07/28(木) 11:54:22 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

氏の引退、残念ですね…
管理人さんの氏いじりは楽しみでしたし、
個人的にも氏のプレーと雰囲気はかなり好みでした。

氏の後継的な選手、目ぼしい人材がいないですよね~
同国片手打ちであれば、アルトマイヤーがランク的にもまぁ妥当性あると
思いますが、プレースタイルがだいぶ違いますしね
TOP100で見ると、あえて挙げるならムゼッティが近いように感じますが、
キャラ的に違いすぎますし笑

あと、シンシナティ始まりまして、豪華カード目白押しですが、
シャポディミがあります!

  1. URL |
  2. 2022/08/15(月) 12:46:05 |
  3. ST.VINCENT #-
  4. [ 編集]

>ST.VINCENT様

コメントありがとうございます。
氏の引退を惜しんでいただいて感謝です。
ブログも長く更新できておらずすいません。
カナダとシンシナティは連続で取り上げなくてはいけない大会なのに。
とかく今のテニス界は混戦となる傾向にあるので、ニューヒーロー
新たなる氏誕生の可能性も期待していけるやもしれません。


  1. URL |
  2. 2022/08/16(火) 16:58:44 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

夏の北米マスターズ2連戦が終わりましたね。奇しくも今回男子はどちらもノーシードの選手が優勝ということで、今年のテニス界の混沌ぶりを象徴するような大会になったなという印象です。女子もハレプの優勝はさておきシンシナティはノーシードの優勝だったみたいなのでこちらも混沌としてましたが。

やはり個人的にはかつて「次は確実にこの選手が来るよ!」と推しまくっていたチョリッチの優勝がとても印象的でした。昨年肩の負傷で離脱したとき、正直このままフェードアウトすることも頭をよぎっていて、ずいぶん残念な気持ちになりましたが、ついに1つ大きな形で花開きました。
もともとは安定感が売りの選手なので、このきっかけを大切に今度こそトップ10に入ってほしいです!
もちろん全米オープンも期待しています。
  1. URL |
  2. 2022/08/23(火) 05:27:09 |
  3. おスミ #-
  4. [ 編集]

>おスミ様

コメントありがとうございます。
おスミ様はかなり以前からチョリッチに注目されてましたね。
ナダルに勝っての怒涛の連勝なので、前週のカレーニョ・ブスタ以上に意味のある優勝かもしれません。
まあ近年は直前のマスターズで活躍してしまうとグランドスラムで早期敗退するという
変なお決まりもあったりしますからそうならないようにしてなってほしいですが。
いずれにしても男子ツアーはかなり混戦模様になっていて誰が勝つか予想できない状態です。
全米も大本命不在といったところでしょうか。


  1. URL |
  2. 2022/08/23(火) 11:06:28 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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