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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2022年、全米開幕

しばらく記事の更新が滞ってしまっておりました。大変失礼しました。

さて、いよいよ2022年最後のグランドスラムが開幕します。
直前の2つのマスターズでは優勝がカレーニョ・ブスタとチョリッチという
本命でない選手だったというだけでなく、カナダでは上位3シードが初戦敗退したり、
シンシナティでも今年のグランドスラムで負け知らずのナダルがやはり初戦敗退したりと
勝ち上がりを予想するのがより一層困難な状況となって全米開幕を迎えることになります。

大会の注目点を見ていきましょう。

本来、中心であるべきジョコビッチは全米も欠場となりました。
全豪も欠場、優勝したウィンブルドンがランキング対象外ということで
今年はNo.1争いからも大きく後退してしまっているのは致し方のないところです。
ズベレフも全仏で負った怪我がまだ癒えておらず今回は欠場となりました。

現在No.1のメドベージェフが現時点での本命と言えます。
直前の2つのマスターズでは優勝を逃していますが
本人も語っているように出場できなかったウィンブルドン期間を全米準備に当ててきたというように
調子をじわじわと上げてきていますし、何よりグランドスラムに照準を合わせることのできる選手なので
大会の優勝候補筆頭であることは間違いないでしょう。
ただ、激化しているNo.1争いという点で言うと、気に抜けない状況です。
ディフェンディングチャンピオンであるため今大会で優勝しないとポイントが下がってしまうからです。

続いてナダル。
実績と実力で言えば大本命と言えるのですが
怪我からの回復状態がまだ万全とはいえないようでその点大いに心配があります。
シンシナティではチョリッチに初戦敗退でした。もっともそのままチョリッチが優勝したので
それが事実上の決勝だったという捉え方ができなくもないのが救いでしょうか。
シンシナティでチョリッチがセットを失ったのはナダル戦だけでしたから。
ナダルはメドベージェフ同様、というかそれ以上に
グランドスラムへのフォーカス度合いは折り紙付きであるため
大会の本命であることは間違いありません。一番の敵は怪我ともいえます。

チチパス、アルカラス、ルードの3人は今大会の結果次第でNo.1就任の可能性があります。
メドベージェフ、ナダルの早期敗退などの条件も絡む必要があるため可能性は高いとは言えませんが
新しいNo.1誕生の可能性があるというところにまでポイント争いは激化しているというわけです。

これ以外に注目の選手となると、オジェ・アリアシム、キリオス、ホルカチ、ルブレフ、シナー辺りとなるでしょうか。
ノリーや、マスターズ制覇したカレーニョ・ブスタ、チョリッチも海外のオッズでは上位につけています。

地元アメリカで最上位にいるのは第10シードをもらったテイラー・フリッツです。
オペルカは欠場となってしまいましたが、アメリカ勢は今大会国別では最多の18人を送り込んでいます。
イズナーやクエリーのようなベテランから、前哨戦で話題を呼んだシェルトンの他
コルダ、ティアフォー、ソック、クレッシー、などなど顔ぶれ揃ってきていますので
一時の暗黒時代を払拭すべくこの中から台風の目となる選手が送り出される可能性も十分に期待できるでしょう。

組み合わせを見ていくと、
上位シードの中では第3シードのアルカラスが、シンシナティ優勝のチョリッチと3回戦で当たります。
シード選手としてここは最も嫌な組み合わせを引いたかもしれません。

初戦の注目試合として、まずは何といっても、キリオスvsコッキナキスでしょう。
今年の地元全豪を制したダブルス盟友同士がいきなり初戦でぶつかります。
意外なことにこの2人は過去に公式に対戦したことがなく、今回が初対決となります。

続いてカレーニョ・ブスタvsティエムでしょうか。
もっともティエムは長期の戦線離脱からまだまだ回復に苦しんでいるので
あくまでも一般論的にはカレーニョ・ブスタの勝利、
但し厄介な相手を引いてしまったくらいの感覚といえるかもしれません。




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  1. 2022/08/28(日) 10:51:03|
  2. 2022年7月~9月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

ここ最近全米はニューフェイスが出てますので、今年も期待したいですね。

全米って、ニューフェイスが生まれるイメージです。

00サフィン
01ヒューイット
03ロディック

12マレー(苦難の末)

20ティエム
21メドベージェフ

クセがなく、勢いが球に乗る高速ハードコート
終盤のベテラン勢のケガ?息切れ?

最近の女子だとラドゥカヌでしょうか。

アメリカンドリームを掴んでもらいたいですね。
  1. URL |
  2. 2022/08/29(月) 09:48:41 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

14チリッチ

もありました。
あーやっぱあの時。。
  1. URL |
  2. 2022/08/29(月) 12:39:34 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

>ATPウォッチャー様

2009年のデル・ポトロもありますね。
元々はグランドスラムの中でも平均的なコートなので一番強い選手が勝つ大会などと言われていましたが
近年は最も誰が勝つかわからない大会になってますね。
決して異端のコートというわけではないとの誰でも力を発揮することができ、もっとも調子のよい選手が勝つというこのなのかもしれません。




  1. URL |
  2. 2022/08/29(月) 15:48:21 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

いやー、またお祭りがはじまりますね。
本命はやはりナダル、メドベだと思いますが、それ以外の選手がどう盛り上げてくれるのか。
Big4全盛時代はその下のトップ8くらいも割と盤石に勝ち上がり、それはそれで楽しかったのですが、瞬間風速でもこの大会だけで暴れてくれる選手が出てくる事にも期待したいです。
ハードは多くの選手が得意なサーフェスですし、大会時に調子のいい選手が勝ちますよね。新しい選手を見る楽しみもでますし。
それと、氏が引退してしまいましたが、サー・アンディが数年前の引退宣言からまだ頑張っております。優勝争いには全く絡まないと思いますが、4R争いくらいで大会を少しだけ荒らしてくれると私としてはとても嬉しいのですが。
  1. URL |
  2. 2022/08/30(火) 03:01:03 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

連投すみません。
せっかくなのでUSオープンのTwitterに出てたデータ的な話を一つ紹介しますと、GSでBig4以外がNo1シードになるのは19年ぶりみたいです。
19年あれば、1年目に生まれた人がプロになれる年齢ですよね。Big4の長期政権にまた一つ記録が加わったという事ですか。というか途切れた、が一応正しいですかね。
  1. URL |
  2. 2022/08/30(火) 12:04:59 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

管理人様の活動に合わせ?私もしばしテニス観戦に身が入っていなかったので、年最期のGS注目していきたいと思います。
早速初日の波乱は、チチパスの敗戦ですか。ただ、以外に全米では4回戦が最高のようで得意な大会ではないようですね。
その他、ワウリンカ、ティエムの優勝経験者が負けてしまい残念です。マレーがシードに勝ったのはうれしいですね。
結局メドデベフーナダルの決勝になる予感はしますが、他の選手の躍進も期待したいところです、、、 んー推しメン(錦織、フェデラー、ワウリンカ)が存在しないGSはやはり淡泊になりますね。

そろそろ新たな推しを見つけねば、、、今回はキリオスにしておこうかなと思います
  1. URL |
  2. 2022/08/30(火) 17:22:24 |
  3. カムイ #JXoSs/ZU
  4. [ 編集]

>ふぁぶ様

コメントありがとうございます。なるほど、言われてみれば
全豪の時はまだ1位はジョコビッチで1シードエントリーが済んだ後の棄権だったのでメドベージェフは2位でしたし
全仏の時は普通にランクで2位になってましたし、ウィンブルドンは不出場でしたから、
メドベージェフが第1シードでグランドスラムにエントリーするのは初めてなんですね。それにしても19年ぶりとは凄いです。
ビッグ4全員が凄いというのはもちろんなんですが、4人で掛け持ちする前に5~6年ほどは
一人でその大役を担い続けていたフェデラーの存在は大きいと思います。
歴代のトップシードの数を調べようと思ったのですがちょっと見つけられませんでした。
でも多分フェデラーが一番多いのではないかと思います。いや、ここでも実はジョコビッチなのかなあ。

>カムイ様

今回はもうどうなるかわからない大会ですから1試合ごとの結果に展開があってとても面白いです。
で、推しですね。良い選手はいっぱいいるので探し甲斐はありますが、結果を求めるよりも
パフォーマンスに魅せられるという観点で見たほうが見合った選手が多いですし、精神衛生上もよろしい気がします。
キリオスなどはその典型ですね。私もシャポバロフをもっとそういう観点で見てあげないといけないんですよね。

  1. URL |
  2. 2022/09/03(土) 09:39:26 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

サー・アンディグランドスラム勝利数

>ふぁぶさん

サー・アンディ、ケガの後ものすごく苦しんでますが、全米で通算のグランドスラム勝利数が196になりました。
2017年時点ですでに188勝だったのですが、そこから1勝、0勝、1勝、2勝、そして今年4勝と大いに苦しみながらもじわじわ伸ばしてきています。

偉大な選手の一人なのであと4勝するまでは頑張ってほしいですが…

  1. URL |
  2. 2022/09/07(水) 12:35:25 |
  3. 2R #JsO8b3a.
  4. [ 編集]

>2Rさん
興味深い良いデータをありがとうございます!さすが人類最強!
200勝、是非達成してほしいですが来年の全豪でも2つくらい勝って、ウィンブルドンで達成!とかになるといいですね~。
全豪で達成してしまってもよいのですが、今大会を見ても若手達が強くなってきていますし厳しいかな 笑
引退までには絶対達成してほしいです。
  1. URL |
  2. 2022/09/08(木) 00:52:23 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

>2R様
>ふぁぶ様

コメントありがとうございます。
歴史的大王者しか達成できないはずのGS200勝ですが
まさかまさか彼がそんな目の前に迫っていましたか。
いや、つまりは彼も歴史的大王者級、ということなのです。
これは嬉しい限りで、是非とも達成してほしいところです。

  1. URL |
  2. 2022/09/11(日) 10:45:38 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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