fc2ブログ

 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2023、グラスシーズン開幕

先週は錦織のチャレンジャー復帰優勝という嬉しいニュースもありましたが
ATPのトップツアーではグラスシーズンが開幕しています。

まだ私はいくつかの試合をハイライトで追っている程度ですが
クレーとの違いなど観ていて面白いですね。
さすがに以前のように、同じ選手がストロークスタイルとサーブ&ボレーで
戦い方をがらりと切り替える、みたいなことはないですが
特にフットワークに違いがみられるのが印象的です。

近年のテニスは全力で動いてなんぼですが、クレーほどの地盤が安定しておらず、
スライディングもしにくいグラスコートでは、考えなしの全速力ではなく
小刻みなフットワークで無駄のない動きができる選手が効果的に戦えます。
トップ選手はさすがにショットも動きも良いですが
僅かな試合を観ただけではあるものの、ここまでで特に印象的だったのは
メドベージェフとフリッツでした。

メドベージェフはコートの後ろに陣取るのが本来のポジショニングで
グラスコートでその戦い方は有効ではないように思えるものの
持ち前のフラット系のショットが弾道の低いグラスとうまくマッチして
効果的に戦えているように思います。

このところ好調のフリッツはグラスシーズンに入っても良さをが持続させています。

フリッツの何でも高い次元でこなすプレースタイルは、
その反面これといった決定打がないという点で
かつてであれば器用貧乏と評価されたであろうと思われますが
選手間のレベル差がなくなっている近年ではむしろ完成度の高い選手といえ、動きもショットもグラスコートにフィットしているように感じました。
プレー成績を見ると必ずしもグラスを得意とする選手ではないのですが
少し気にしてチェックしてみたいと思います。

あと個人的にもう一人、気になる選手の名を上げさせていただきますが
やっぱりシャポバロフです。
ダイナミックなショット、ダイナミックなミス、
そして片手打ちなのにいまいち効果的でないスライスショット!
そう、これでした!
私のシャポバロフに対して感じていた何とも言えぬもやもや感は。
片手打ちは普通スライスが巧いだろうと。
しかしそうじゃない選手がいたっておかしくないわけですよね。

今グラスシーズン、観るべきポイントが一つ増えて嬉しい限りです。


スポンサーサイト



  1. 2023/06/21(水) 15:10:26|
  2. 2023年4月~6月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<頂いたご質問への回答 | ホーム | 2023年、全仏はジョコビッチ>>

コメント

初コメントから質問ですみません

はじめまして。 いつもデータ検証サイトを拝見させて頂いております。
グラスシーズン開幕とのことですが、検証サイトの方で「テニスはコートによって選手の勝率が変動する」とあり
大変興味深く感じました。
ところで、検証サイトを見ていて一つ疑問に思ったことがあります。
「ストローカーはクレーコートに強く、ネットプレーヤーはグラスコートに強い」とありますが、
ストローカーのアンディ・マレー選手はなぜグラスコートの勝率が一番高いのでしょうか?
守備力の高さが最も生きやすいクレーコートの勝率は、逆に三種類の中で最も低くなっています。
  1. URL |
  2. 2023/06/22(木) 04:47:08 |
  3. ネットプレーヤー応援隊長 #-
  4. [ 編集]

僭越ながら私見をコメントさせて頂きます。

マレーの強さは以下があると個人的に思います
1 ビックサーブ
2 球際やリターンの強さ
3 ロブの巧さ

1はよりサービスゲーム、2、3はリターンゲームで有利に働きます。

1、実は2ndサーブについては回転量も速さも難あり(よく叩かれる)ですが、芝の速さが覆い隠してくれます。笑

特に2、若干怪しいフォームながら? スライス対応やパスなど器用さを発揮してる印象です。


昔似たようなタイプでヒューイットがウィンブルドン取りましたが、ヒューイットにパワーとサービスを加えたのがマレーって感じですかね。
  1. URL |
  2. 2023/06/22(木) 11:58:13 |
  3. ATPウォッチャー #-
  4. [ 編集]

錦織君は復帰してくれた事自体が嬉しいのですがいきなり優勝は流石と言うか驚きです。
それと、テイラーフリッツは去年ウィンブルドンでナダル相手にホントにあと一息までいきましたしビッグサーブ持ちだしで、グラスはちょっと期待しちゃいます。

応援隊長さんのに私もコメントすると、今はそもそもネットプレーヤーが絶滅危惧種で、ストローカーの中での球質やスタイルの違いでクレー向き、グラス向きとなっているところもあると思います。
雑に言うとスピン系が得意であればクレーが得意、マレーの様に低めのフラットに近い弾道はグラスの方が有効、とか。

後は管理人さんの言う通り、グラスのフットワークにフィットできるかどうかも重要ですよね。
  1. URL |
  2. 2023/06/22(木) 14:12:28 |
  3. ふぁぶ #-
  4. [ 編集]

>ネットプレーヤー応援隊長様

ご質問いただきありがとうございます。
もうこういう質問は大好きなので回答させていただきます。

が、長文になってしまったのでコメント欄ではなく改めて記事に起こしました。
そちらをご参照いただければと思います。


>ATPウォッチャー様

ヒューイットとマレーの比較ですが、確かに両者ストロークの傾向は似ていますね。
自分から打っていくのはマレーの方が強いのでクレーでの戦績もヒューイットよりは上だったと言えそうです。
フットワークはマレーも悪くないですがさすがにここはヒューイットに軍配ですかね。

>ふぁぶ様

フリッツは本当にオールラウンドで良い選手になっていますね。
ただ、今回はマンナリノに負けてしまいました。
フォニーニと並んで現在屈指の曲者ですから、見事に術中にはまってしまった感がありました。


  1. URL |
  2. 2023/06/23(金) 19:40:58 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://ausaga.blog.fc2.com/tb.php/1410-b04dcf46
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Au-Saga

Author:Au-Saga

本体へのリンク

男子テニスデータ検証サイト
【レンドル最強説】

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

アクセスカウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

FC2カウンター