
こんな試合があるのですね。
長いウィンブルドン史、そしてテニス史の中でも
試合の展開、プレー内容、スコア、プレーレベルの高さ、
1勝の歴史的価値、そして1敗の歴史的価値
それら全てを総合してこれほどの高みに上った試合は
他にはないのではないでしょうか。
正に最高の試合だったと思います。
歴史が作られる瞬間に立ち会ったという信じられない思いが
試合終了数時間経った今でも色濃く残ります。

フェデラーは色々と記録が途切れました。
ウィンブルドン6連覇達成ならず、GS優勝数単独2位もお預けです。
また長年に渡って続けていたグラスコート連勝も65でストップとなりました。
フェデラーは1敗しただけでその時代の終焉が囁かれてしまうほどの選手ですが
良い方に考えれば、ナダルのクレー連勝を止めたのも
フェデラーなのでこれで貸し借りなしとなるだけであり、
また、GS連続準決勝進出の記録は継続中で、
しかもウィンブルドンの決勝でこれほどの試合をする選手が
もはやトップではないなどという性急な評価はありえないともいえるでしょう。
ただし、悪いほうに考えてしまうと、2人のクレーとグラスでは対戦数が違うし、
しかもクイーンズやハレで敗れたのならまだしもウィンブルドンですから、
やはりその敗戦の重みは計り知れないほど大きなものともいえます。
ただしフェデラーには精神力があります。
2セットダウンとなったときにはどうなることかと思いましたが
第3セット自分のサービスゲーム「0-40」からの挽回、
その後2度のタイブレークではいずれもチャンピオンシップポイントを
握られながらもそれを跳ね返してファイナルに突入と
常人には及びもつかないことをやってのけました。
今後、この敗戦をずるずる引きずることはきっとないでしょう。

因みにもしも今回2セットダウンからの逆転優勝を達成していたとしたら
それはあの1927年のコシェ以来のことだったとのことです。
この年のコシェは準々決勝、準決勝、決勝と3試合連続で
2セットダウンからの逆転勝ちを収めました。
特に準決勝のチルデン戦は第3セット「1-5」からの奇跡の逆転でした。
未だに語られる歴史的逆転劇です。
長いので記事を分割しました。
続きは
こちらをどうぞ。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ
- 2008/07/07(月) 13:32:32|
- 2008年4~6月
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こんにちは。
フェデラー敗れる・・・ですね。
新聞はナダル優勝でしょうか。
魂が震える試合でした。
ファンが一生覚えているから
とにかくフェデラー本人には試合について早く忘れて欲しいです。笑
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- 2008/07/07(月) 14:09:35 |
- サクラテツ #-
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