3度目のフェデラーvsロディックの決勝になりました。
オープン化後では、
エドバーグvsベッカー、フェデラーvsナダルが3度の決勝を戦っていますが、
それに続く3つめの顔合わせということになります。
他の2例はいずれも3年連続ですが、今回は6年越での実現ということになりました。
過去の対戦はいわずもがなで、フェデラーの18勝2敗と大差がついています。
グランドスラムでの過去7回でもロディックが取ったセットの数は僅かの1です。
ロディックは過去4回グランドスラムの決勝に進出しており優勝は1回、
準優勝が3回ですが、敗れた3回はいずれもフェデラーとの対戦でした。
フェデラーはこれまでその歴史的、破壊的な強さで
他の多くの選手のキャリアとやる気を挫いてきましたが
ロディックこそはその最大の被害者であったことでしょう。
一度はこの壁を壊しておきたいところではないでしょうか。
ロディックの勝ち上がりは苦戦の連続であったといっていいと思います。
ストレート勝ちは4回戦のベルディフ戦だけでした。
ただし、準決勝のマレー戦は実力では伯仲であったとはいえ
勝っただけでもニュースであったといっていいと思います。
その意味でモチベーションは増しているかもしれません。
一方フェデラーはストレート勝ちでなかったのが1試合だけで、
ほぼ安定して勝利を収めてきています。
しかもここ3戦は、オールラウンドに何でもこなすハース、
ビッグサーブのカルロビッチ、早い展開での強打を持つソデルリングと
タイプの違う選手をことごとく撃破しています。
ロディックはこれら全ての要素を併せ持つ選手ですが、
それが逆にフェデラーの準備が万端であるかのように思わせてしまいます。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ
- 2009/07/04(土) 15:35:02|
- 2009年4~6月
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| コメント:3
なんという試合、最終セットは16-14!
彼らは、最終セットで合計30ゲームを闘った。
ということは、6-4、6-4、6-4(合計30ゲーム)という試合をもうひとつやったということにもなりますね!
アンディももう一歩のところでした、特に第4セットまでは。
ただ、第5セットの延長に入ってからは、ロジャーのほうが安定したいたように思えます(一時期、乱れましたが)。
テニスとは、力比べではない。相手の甘いボールも含めて、いかに相手にミスをさせるか、というボールゲームなのです。
だから、プレースメントが大事で、今日のロジャーのサーブは最高速度こそアンディに劣りましたが、デュースコートからのスライスサーブが、ほぼすべてエースになったように、ホントに勉強になりました。
未だにテニスで感動させてくれるロジャー、本当にありがとう。
そしてアンディ、よくやったぜ!
- URL |
- 2009/07/06(月) 03:08:28 |
- White City T.C. #OpjOh/wQ
- [ 編集]
Au-Sagaさん、こんばんは!
(いつもかってにコメントすいません・・)
そして、フェデラーウィンブルドン再制覇おめでとう!
また、負けてしまいましたが今回のアンディはすごかったですね。
過去2回の対戦から、フェデラーがストレートぐらいの勢いで勝つだろうとか思ってたのですが。。
ファイナルセットとタイブレークのセットこそ落としたものの、サーブ好調のフェデラーから2度のブレイク&
ビックサーブだけでなく今までにない粘り強いストロークなどなど、これほど強く気迫に満ちたロディックは見たことがありません。
負けてしまったときの悔しそうな表情(以前の準優勝時インタビューでビールが飲みたい、って言っておどけていた表情とはまったくちがう・・・)
まさにAu-Sagaさんがおっしゃるとおり、だれよりも今年こそはフェデラーという壁を乗り越えて優勝しいと思っていたのでしょうね。。
次の全米ではぜひ地元の声援をバックにがんばってほしいです!
(個人的に好きなハース&ヒューイットが今後もTop10に返り咲くことも願って!)
- URL |
- 2009/07/06(月) 03:23:38 |
- 山猫 #en8B3hfs
- [ 編集]
試合直後の書き込みありがとうございます。
正に興奮冷めやらぬといったところですよね。
私も試合直後に記事をアップしようと思いましたが
書きたいことが多すぎて、しかも眠くて朝に回してしまいました。
失礼しました。
>White City T.C.様
私もサーブ、ストロークの安定感はやはりフェデラーだったと思います。
ただ、最近のフェデラーは時々立て続けにミスをするので
ロディックとしてはそこが唯一のねらい目だったかもしれません。
ファイナルセットではそれが上手く行きませんでした。
ロディックも最後は少しばてましたかねえ。
気合いはずっと保っていたとは思いますが。
>山猫様
今大会は80年代前半生まれの
いわゆるニューボールズが健在であることが示されてとても嬉しく思いました。
ハースとヒューイットの活躍は本当に嬉しいプレゼントでしたね。
特にハースはもうベテランと言って良い選手ですが、
スタイル的にはまだまだこれからと感じさせました。
最高位2位の選手ですから、グランドスラム決勝に一度くらいは行って欲しいと感じます。
- URL |
- 2009/07/06(月) 10:53:33 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
- [ 編集]