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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2011年、マイアミ、決勝はナダルvsジョコビッチ

さて、決勝の顔合わせが決まりました。
ナダルvsジョコビッチです。

インディアンウェルズとマイアミで
2戦連続同じ顔合わせの決勝というのは。、1995年以来、16年ぶりのことです。
その時はサンプラスがインディアンウェルズで勝ちアガシがマイアミで勝ちました。
振り返ってみればこの1995年という年は正にこの2人の年でした。
今年もその再現という形になるのでしょうか。

現在No.1はナダルですが、今年に関して言えば支配者はジョコビッチです。
もしもまたジョコビッチが勝てば、前半のハードコートシーズンで
フェデラーに3勝、ナダルに2勝と、考えられる最高の結果を残すことになります。

ナダルとしてはもちろん食い止めておきたいところでしょう。
まだランキングポイントに開きはありますが、
クレーシーズンでナダルはポイントを守りに入ることが決定してます。
ここで少しでも稼いでおきたいところです。

さて、両者の勝ち上がりである準決勝ですが、いずれも瞬殺でした。
フィッシュがジョコビッチに歯が立たなかったのは致し方ないにしても
為す術も無くナダルに敗れたフェデラーへの心配の声が大きくなるのは仕方ありません。

正直、ナダルがここまで楽に試合を運べるとは思いませんでした。
何もせずにラリーを続けていればポイントが取れていたのです。

かつてのナダルは徹底したフェデラー対策を行い、試合に挑んでいました。
バックへの執拗な攻撃もそうです。長いラリーに持ち込む組み立てもそうです。
しかし、この試合では特にそのような意思は感じませんでした。
どんなに対戦成績でリードしていようが
ナダルにとってフェデラーは常にチャレンジする対象だったはずなのです。
しかし、ナダルは普通のプレーをしていて、そして普通に勝っていました。
まさかこんな時代が来るとは。

ナダルというよりもフェデラーです。
フェデラーのプレーには、何かもの足りなさがありました。
ナダルに力で上回られたとかそういう事よりも
フェデラーのプレーの中途半端さのほうが気になったのは確かです。

今年から取り組んでいるネットへの積極的な仕掛けにしろ
少し前からナダル戦で見せだしたバックからの攻撃的なショットにしろ
引き出しが多いのはフェデラーの特徴でそれは結構なのですが
確実にポイントが獲得できるパターンが確立できていたわけではなく
その時々に応じてなんとなくこっちを使ってみようとか
そんな感じでプレーしているように思えてしまいました。
武器であるはずの多彩なプレーが単発になってしまっていたという印象です。

その弊害として、フォアの決定力の低下があげられます。
どんなにプレーにアレンジを加えようと、
ここだけは絶対のウィニングショットだったはずです。
しかし、あの目の覚めるようなフォアのウィナーが、
この試合果たしていくつあったでしょうか。
他の武器を獲得するために、最高のショットを手放すようなことがあってはなりません。

もっとも、フェデラーは今、プレーの改革中なのかもしれません。
確かに力そのものの低下も認めないわけにはいきませんが、
プレーというのはそう簡単には切り替えられないでしょう。
シーズン後半を視野に入れていると、そうとも考えられます。
そうであると期待したい、というか信じたいという気持ちを持って
今後のプレーに注目していきたいと思います。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ

  1. 2011/04/02(土) 22:45:43|
  2. 2011年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

29歳 から30歳 にかけて

しばらくぶりにコメントいたします。
フェデラーはあと4ヶ月で30歳ということを考えればすごく必死にがんばっていると思いますよ。
10年前の2001年は、サンプラスが30歳をむかえる今のフェデラーと同じ年齢でした。
2001シーズンのサンプラスは全豪オープンとウインブルドンで4回戦敗退。30歳になったこの年のサンプラスは、ついに年間通じて1度も優勝ができませんでした。その前の2000年ですと、サンプラスが優勝したのは2大会です。ウインブルドンとマイアミの2大会でした。

過去の王者の成績を例にして比べたらフェデラーがいかに29歳としてはがんばっているか分かると思います。クレーシーズンの成績を見てみたならことにフェデラーのオールラウンダーさが分かります。
1999年、2000年のサンプラスは、もはやクレー大会ではほとんど活躍を見せません。
1999年はローマとフレンチオープンで2回戦で敗退でした。
2000年はハンブルグで2回戦、フレンチオープンで1回戦敗退でした。
これ以外のクレーのトーナメントには出場していません。(ランキングポイントの付かない「World Team Cup」で調整していました)
それを考えたら、フェデラーはとてもストイックにたくさんの大会に出場していると思います。

ジョコビッチとナダルの決勝は見所が多いですね。
ナダルは、マイアミで2回の準優勝を経験していますがこの大会で優勝したことはありません。3度目の正直になるか。 日曜日は大きなチャンスがあると思います。

対するジョコビッチは、デビスカップ決勝から連勝中で、ついに26連勝を達成できるかが焦点ではないでしょうか。
もしもマイアミで優勝して春のハードコート全勝をやりとげると、今後は他選手たちがマークして「打倒ジョコビッチ」を狙ってきます。これまでとは比べものにならないほど対戦相手にしつこく研究されます。 そういった挑戦を受ける立場になって、クレーシーズンや芝、北米ハードコートシーズンをずーっと勝ち続けるのは非常に大変な仕事です。
フェデラーやナダルは、その挑戦を受ける立場のプレッシャーを撥ねのけて連勝し続けました。
ジョコビッチが同じような伝説的選手の仲間入りをするのかどうか興味深いです。
  1. URL |
  2. 2011/04/02(土) 23:31:17 |
  3. brown #2LG3h5II
  4. [ 編集]

ナダル/フェデラー

たまたま再放送がやっていたので、見ました。先日のジョコビッチ戦でもそうでしたが、全般的に集中力が欠けていると感じました。自分のサーブの30-30から、フレームショットと簡単なフォアのミスで第1セットを落としたりしていました。
すでに数多くの偉業をなしとげているフェデラーですので、先を読んでしまうというか、ある程度の大舞台でないとなかなかモチベーションの維持は難しくなっても不思議ではありません。寧ろこの日の完敗やジョコビッチ戦3連敗をまた起爆剤にして活躍、ということは十分あるとおもいます。
当該HPのほうのレンドルvsコナーズでも、例えばコナーズは1982年・83年のUSオープン前にはレンドルに惨敗していますが、USオープンでは見違えるプレーでレンドルを下していますし、1984年に至ってはダブルベーグルの屈辱をバネにウィンブルドン準決勝では勝っています(但し決勝ではマッケンローに惨敗)。まだまだ今後巻き返す余地は十分にあると思います。
今年フェデラーに、小生が勝手に期待する記録は、①全仏優勝によるダブル生涯グランドスラム(フェデラーはこれまで1回しか勝っていない関係上今後、全仏に勝てば勝つほど生涯グランドスラムの回数が増えます)②ランキング1位復帰による通算世界ランキング1位在籍週の単独トップ(現在は286週でサンプラスとタイ。1週でも復帰すれば、サンプラスを抜きます)③ウィンブルドン優勝による通算7度目の優勝(サンプラスとタイ記録)④USオープン優勝(通算6度目)による単独4位の優勝数(今は、コナーズ・サンプラスと並んで4位タイ)   でしょうか。
  1. URL |
  2. 2011/04/03(日) 00:43:49 |
  3. pixiyu #-
  4. [ 編集]

それでも期待

フェデラーが負けると、いつも力が抜けてしまいますが、
今回の負けは、いつも以上に辛かったです。
(ある意味、接戦じゃなかった分、ハラハラドキドキしなくて済んだともいえますが。)
ジョコビッチやナダルに全然歯が立たずに負けてしまうのを見るのはつらいです。
彼らに勝たずして、ランキング1位カムバックは難しいでしょうから。

ただ、よく考えてみると、インディアンウエルズもマイアミも
昨年よりはずっと良い成績なんですよね。だからポイントは上がっているんです。
昨年の今頃よりは、昨年の上海~今までの方が調子はずっといいと思うんです。
なので、今後の彼に、そしてアナコーンに期待します!

  1. URL |
  2. 2011/04/03(日) 21:28:37 |
  3. かめ #-
  4. [ 編集]

まだまだ行けるハズ!

フェデラーが29歳という年齢から限界説がささやかれて久しいですが、近年の選手を見ているとそんなことないのではと思います。

2008年のハースの復活や2004年のモヤの活躍、ヘンマンに至ってはベストキャリアの一年でした。

まあ彼らの場合、グランドスラムでベスト4にいけばしめたものという次元ですから、フェデラーとの比較は失礼かもしれないですがね(笑)

しかし数少ないフェデラーファンでない人間としては、フェデラーが気の抜けた敗戦が続けるのを見たくない。どうせなら、もう一度一花フェデラーにはもう一度一花咲かせて、2005年の全豪のような死闘を期待したいです。
  1. URL |
  2. 2011/04/04(月) 00:18:07 |
  3. マックスサフィン #-
  4. [ 編集]

ジョコビッチが春のハードシーズン完全制覇です!フェデラーの2005&2006のダブル優勝以来の快挙ですね。まだ気が早いですがフェデラーのハードコート56連勝(現時点ジョコビッチ26連勝)も視野に入ってきますね。連勝記録はモンテカルロ→セルビアOP→マドリードと優勝すればフェデラーの41連勝に並ぶかと思います。いやーそれにしてもジョコビッチ本当に強かった。メンタルが充実しているのでしょうね。

フェデラーはどんな大会でも優勝したら嬉しいですがウィンブルドンで7度目の優勝を達成されたら最高です!芝の王者復活を待ちたいですね。


  1. URL |
  2. 2011/04/04(月) 06:02:14 |
  3. F #-
  4. [ 編集]

ジョコビッチ無敗続く

こんにちは
ジョコビッチ強いですね。

自分はフェデラーに陰りが見えた頃からしか知らないのですが、全盛期のフェデラーといまのジョコビッチを比較するとどうでしょうか?

さてこれでジョコビッチはデビスカップから合わせて26連勝となりました。
また、ハードとしても26連勝です。
確かこちらのサイトでは25連勝以上から掲載していたかと思うので、そこに名を連ねることになるでしょう。

これからはクレーシーズンに入ります。
言うまでもなくいまのクレーの盟主はナダルです。
一時はクレーでもナダルに肉薄したジョコビッチが、今年どんな結果を残すのか注目ですね。
  1. URL |
  2. 2011/04/04(月) 12:34:00 |
  3. 2R #2mo2qD.Q
  4. [ 編集]

皆様コメントありがとうございます。

今年の四半期はジョコビッチが完全に制しました。
一シーズン制覇ということでいえば、これまで
フェデラーとナダルにも同じような記録はありますが
それ自体が歴史的なものでしたし、
ジョコビッチのそれもやはり変わらぬ見事な記録をということになります。

フェデラーの全盛期を思い起こせば、確かにナダルはいましたが、
正直、誰も敵わないという絶対的な存在感がありました。
一方のジョコビッチは、そのような選手を乗り越えてここまで来た、
ということなので、絶対的というよりは、強くなったんだなあ、
というこれまでの苦労を偲ぶ思いが若干強いです。

これまでのジョコビッチをよく知っていますから、
ある時緊張感がぷつりと切れて負けだすようになるのではないか
という一抹の不安もないではないですが
もちろんこれまでのジョコビッチであっては欲しくないわけで
クレーシーズンに入ってもナダルとの変わらぬ熱戦を期待したいところです。
  1. URL |
  2. 2011/04/04(月) 13:51:35 |
  3. Au-Saga #3/VKSDZ2
  4. [ 編集]

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