カナダから間を開けずにシンシナティが開催しています。
カナダでは欠場者も多かったですが、今回は多くの選手が出てきています。
欠場者はナダル、ツォンガ、アイズナー、アルマグロなどです。
ドローは56なので上位8シードが初戦を免除される形になります。
ウィンブルドンからオリンピックにかけてお祭り騒ぎだっただけに
まだ小休止のような雰囲気もないではないですが
実のところ全米ももうすぐでして、そんな呑気な状況ではありません。
選手にとっては今年最後のグランドスラムに向けて仕上げの大一番になります。
特にフェデラーとジョコビッチにとってはNo.1をかけた直接対決ということになります。
前哨戦とはいえ全米のドローに直結するのでこの結果は極めて重要です。
カギを握るのは第3シードのマレーになるでしょう。
そのマレーはジョコビッチ側に入りました。両者は今年4度の対戦をしていて2勝2敗です。
少し前までは実現しそうでしなかったのですが、今や最も熱い対戦の一つといえるでしょう。
ナダルのいない大会を盛り上げるためにも5度目の対決を実現させて欲しいところです。
フェデラー側の第4シードにはフェレールが入っています。
フェデラーにとって、フェレールはマレーよりも遥かに与し易いので、
ナダルの欠場も含めて少々楽なドローになったといえるでしょう。
フェレールとベスト8で当たる位置にはこのところ元気の無いベルディフが第5シードで入りました。
ベルディフは去年はベスト4でしたから、今の不調を引きずると全米のシードが下がってしまう恐れがあります。
このところフェレールといえばセットで語られる選手が二人おります。
まず一人目はデル・ポトロです。今大会では第6シードとなっておりベスト8でマレーと当たる位置にいます。
マレーとデル・ポトロというのも非常に面白そうなのですが、このところあまり実現のない対戦でもあります。
最後にあたったのは2009年のATPファイナルでした。
デル・ポトロもトップフォームに戻ってきてますからマレーとの対戦は見てみたいです。
もう一人、フェレールとセットの選手といえば錦織ですね。今回は第14シードです。
シードとはいえトップ8には入っていませんから一回戦を戦わなくてはなりません。
初戦の相手はグラノジェルスです。仮に順調に二回戦に進出しますと、
そこでは既に一回戦を勝ち上がったジェームス・ブレークが待っています。
錦織がトップ選手の仲間入りをしたきっかけになったともいうべき
ツアー初優勝の大会で決勝の相手がブレークでした。因縁の相手と言えます。
今の力関係では錦織が上でしょうが、このところのベテランは突如確変しますので油断は禁物です。
もちろんその前のグラノジェルスも気をつけなければいけない相手です。
カナダで準優勝だったガスケは、一気にランキングを8位上昇させているのですが
ドロー決定時にはまだランキングが下だったのでノーシードでの出場となります。
初戦はラオニッチとの対戦です。その後、第シモンとバグダティスの勝者、
そして更にその後は、仮に順調に勝ち上がってきているならばベルディフと
結構濃いドローが組まれています。せっかくランキングを上昇させたのですから
今大会でも続けていきたいところでしょう。ここでの結果は全米のドローに直結します。
さて、ガスケと初戦で戦うラオニッチですが、
先週の地元大会ではもう少し活躍してほしかったところでした。
今大会で、その悔しさをバネに結果を出してくれるでしょうか。
ラオニッチのような90年代生まれの若い選手には注目していきたいところですが
今大会で早速若手同士の対戦というのが行われました。
トミックvsハリソン。1992年生まれ同士の対戦です。結果は「6-4 7-6」でトミックでした。
今後はこれが早いラウンドではなくベスト8やベスト4といった場面で実現させて欲しいと願います。
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テーマ:テニス - ジャンル:スポーツ
- 2012/08/14(火) 10:20:40|
- 2012年7月~9月
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| コメント:2
フェデラーとの全米OPでの対決を見たかったので残念です。練習は再開しているとの情報もありましたが、やはり膝が完璧ではないようです。
もしかしたら全米OP以降のハードコートシーズンは膝の状況も考えると、残りのシーズン全休もありえるかもしれないですね・・・・
とにかくしっかり膝を治療してもらいたいです。
- URL |
- 2012/08/16(木) 09:40:45 |
- Black Prince #-
- [ 編集]
>Black Prince様
ナダルの欠場はとても残念です。
これまでも超人的なところを見せてはいましたがやはりだましだましという感じでした。
このままキャリア成績が下降していくなどということがないように
しっかりと治してまた元気なプレーを見せて欲しいです。
一人テニス界では異種格闘技のような別次元のプレースタイルを見せている選手ですから
こういう選手が元気でいてくれないとやはり寂しいものがあります。
- URL |
- 2012/08/16(木) 10:11:56 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
- [ 編集]