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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2020年、全米1回戦

久々のグランドスラム1回戦が行われました。

オープン化後でグランドスラムが中止になったのは今年が初めてです。やはり不思議な感じがします。
休止期間中は、大会がないことに少し慣れていた部分もあったのですが、こうして始まると改めて久しぶりという気がします。

一応、カレンダー上は1986年の全豪が未開催なのですが、これは前年まで年末開催だった全豪を1月に移すための措置でした。
年末マスターズと全豪との日程入れ替えを行ったための日程のずれが原因ということで中止ではありません。

また、今回は多くのトップ選手が不参加となっていますが、
これは1970年代前半に大会運営と選手との間で諍いがあって多くの選手がボイコットした時以来とも言えます。
もっとも今回は人間関係の問題ではないので状況は全く違います。
そこまで事態は悪くないと捉えるべきか逆により悪いと捉えるべきか判断には窮しますが。


さて、全米です。1回戦が終了しました。
すでにいくつか2回戦も行われていますが取り敢えず現時点では1回戦を中心に見ていこうと思います。

トップシードのジョコビッチは、多少の違和感があったとのことですがスコア的には完勝で2回戦に駒を進めました。
因み2回戦も終わらせていまして相手はカイル・エドムンド、強敵でしたが4セットで退けています。
ここからのジョコビッチの調整の妙というのも見ものの一つです。

気になっていた選手の一人、シャポバロフはセバスチャン・コルダを相手に4セットでの勝利を収めました。
このまま順当に勝ち上がれば4回戦はゴファン、準々決勝はジョコビッチとなるのですが、
さすがにまだそこまで勝ち上がる選手にはなってないかな?期待値は相変わらず高いんですけどね。

シャポバロフの相手であるコルダがコルダの息子ということでしたが、血縁ということで言えばコリアも出ています。
あの有名なコリアの10歳下の弟ということです。28歳なので若手でもないですがキャリアはあまり多くないため知りませんでした。
コリは初戦を勝ち上がっています。2回戦でシュワルツマンとの同国対決が期待されたところでしたがシュワルツマンが敗退してしまいました。

シュワルツマンは第9シード、今大会初戦で敗退した最も上位のシード選手となっています。
いい選手なんですけどね。小柄な身体であのパワーショットを打ちますから瞬発力を犠牲に長丁場での戦いで苦戦するというのはあります。
今回の敗退もフルセットでした。
シュワルツマンは第1セットを失った試合での勝率が2割を切っています。
ここ1年での成績で見ても第1セットを失ってからの勝率では上位50位に入っていません。
本人のランクは13位ですからかなり勢いを重視した戦い方をしているというのが分かります。

第16シードのイズナーはスティーブ・ジョンソンにファイナルセットタイブレークの熱戦で敗退しました。
これだけ長く戦いましたからもちろん記録したエース数は今大会の第1位です。その数52本。
2位がズベレフで42本、3位がイズナーを下したジョンソンで35本ですが、この両者はどちらも2回戦まで戦っての数字ですから
イズナーのファイアー度がどれほど高いかわかると思います。

本来この手の話で話題をかっさらうはずの選手なのはカルロビッチですが、ガスケにストレートで敗退しエース数も20本でした。
オペルカはやはりゴファンにストレートで敗退し18本、ラオニッチはストレートで勝利したものの14本でした。
敗退した2選手はともかく、ラオニッチはスタイルを少し変えてきたんでしょうか。
サーブの速度は相変わらずなのですが、エースが少なく、代わりに1stサーブのポイント獲得率が異様に高いんですね。
かつてのシュティッヒのような、サーブスピードをエースを取るのではなく相手を崩すのに使うというそんなプレーになっていたのかもしれません。
試合自体観てみたくなりました

個人的に大いに注目していたカチャノフvsシナーは、シナーがまさかの2セット先取という思わぬ展開になりました。
しかしその後息切れしたか、「2-6 0-6」で追いつかれ、最終的にフルセットタイブレークでの決着となってカチャノフが勝利しました。
この試合はまだ観ていないのですがハイライトでもいいから後から是非チェックしたいところです。

ズベレフvsアンダーソンも注目の試合でした。4セットマッチの熱戦となりましたが最後はズベレフが勝利しました。
実績は充分のアンダーソンですが、怪我で117位にまでランクを落としていたので、よく頑張ったと思います。

その他、ティエム、メドベージェフ、チチパス、ベレッティーニ、ルブレフ、チリッチ、ディミトロフ等
ジョコビッチ以外の雑多にいる優勝候補や実績組の選手は概ね勝ち上がっています。

5人いた日本人選手は皆敗退してしまいました。まあ、今回はさすがに引きが悪かったですね。
中で一番取り上げられるべきが西岡で、マレーを相手に2セット先取するという大健闘を見せました。
スコアは西岡から見て「6-4 6-4 6-7 6-7 4-6」ですからその後疲れて逆転されたとかではなく、最後まで戦い抜いての結果でした。
惜しかったです。いや~、勝ってほしかったですね。どうせマレーなんてこんな激闘の後では敗退か棄権かでしょ。
次はオジェ・アリアシムですよ。ん・・・ま、試合は実に面白そうですけどね。せっかくだから疲れとかしっかり回復してほしいですけどね。



  1. 2020/09/03(木) 12:00:00|
  2. 2020年8月~12月
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2020年、再開後初マスターズ終了、そして間髪入れずに全米もスタート

再開後初のマスターズ大会は無事終了し、No.1ジョコビッチ見事な優勝を飾りました。
ダブルゴールデンマスターズなどと言われております。
マスターズ大会を全て2度以上優勝するというものです。
1度でも全て優勝している選手はジョコビッチ以外にいないので
もはやどの程度凄いのかよく分からないけどとにかく凄い記録を達成したことになります。

ジョコビッチは首に不安を抱えての勝ち上がりで決して万全ではなかったのですが
最後に勝ちを手繰り寄せるあの集中力は驚異でしかありません。
さすがに今回はラオニッチと思いましたけどね。ここまで来ると苦手意識みたいなものもあるんでしょうか。
ラオニッチはジョコビッチ戦、初対戦から11連敗となっています。

ジョコビッチは、現在のコンディションのままグランドスラムでの長丁場を戦えるか
という不安もありますが、実力は文句なしの第1位ですから優勝候補筆頭であることに疑いの余地はありません。

体力のある若者はもっと頑張ってくれないといけないですね。
全米にはナダルもフェデラーもバブリンカも出ないわけです。
皆、力があるのは認めますが何か今一つと感じさせてしまうのです。

今回のマスターズでも決勝に出てきたのは若手ではないラオニッチですし、
もう一人、準決勝でジョコビッチを追い詰めたのはベテランのバウティスタ・アグーでした。


さて、そうした中、本日開幕の全米はどのような展開になるでしょうか。
ジョコビッチが圧巻なのは致し方ないですが、他のベテラン勢が総じて強いというわけではありません。
前哨戦ではラオニッチとバウティスタ・アグーが良かったですが、
二人とも連続で大会を勝ち続けるタイプの選手ではないのが一抹の不安とも取れます。
チリッチやディミトロフといった実績組も出場しますが優勝候補というには少し弱いです。
第2シードのティエムに王者感を出してほしいところのですが現時点では少々心許ないものとなっています。
というように、ジョコビッチ以外の対抗馬が明言できないのが痛いところです。

若手はどうでしょうか。
ズベレフ、メドベージェフ、チチパス、ベレッティーニの期待値四天王の他、
ルブレフ、カチャノフ、といったそろそろ若手とも言えなくなってくる選手達にとっては今回は大きなチャンスです。
ここで抜け出ることができれば今後のキャリ形成には絶大な意味を持つと思えます。
それともまた期待値だけで終わってしまうことになってしまうのでしょうか。

いっそもっと若い世代を見た方が面白いかもしれません。
デミノー、オジェ・アリアシム、ティアフォー、ルード等。

私は個人的に、そのプレーにいつも魅せられて、そして結果にがっかりさせられるシャポバロフと
若手らしからぬ落ち着きのあるプレーを見せるヤニク・シナーに注目したいと思います。
シナーはセンスありますね。シャポバロフがベッカーならシナーはアガシという感じ。
ちょっと違うかな?サフィンとヒューイット?

シナーは初戦でいきなりカチャノフと対戦します。これは注目です。
流石に順当にいけばカチャノフでしょうが、熱戦になってくれないかと楽しみにしています。

シャポバロフはセバスチャン・コルダと対戦します。聞き覚えのある名前。
そう、あのチェコの元No.2、1999年全豪覇者ペトル・コルダの息子です。顔、似てます。
何と右利き(えー!)国籍はアメリカ(えー!あ、レンドルと一緒か。チェコ→アメリカ)

その他、気になる初戦の組み合わせとしては
・ズベレフvsアンダーソン
・ゴファンvsオペルカ
・ガスケvsカルロビッチ
・カレーニョ・ブスタvs内山
・ベレッティーニvs添田
・マレーvs西岡
といったところでしょうか。
錦織は出ないものの、日本選手は5人が出場します。
しかしそのうち3人が初戦で強敵と戦わなくてはいけないという試練。



  1. 2020/08/31(月) 12:00:00|
  2. 2020年8月~12月
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2020年夏、ATP再始動

さて、ATPではマスターズ大会が再開されました。

今回は、ニューヨークマスターズ?何て言うんですかね。
かなり特殊な開催となっていますし逐一情報を照らし合わせていかないとわからなくなる可能性もあります。
まあ見ている方も探り探りということでツアーの再開を見守っていくことにしましょう。

このような不確実な開催の中でも比較的選手は集まったと思います。
シード選手は以下の通りです。

01.ジョコビッチ
02.ティエム
03.メドベージェフ
04.チチパス
05.ズベレフ
06.ベレッティーニ
07.ゴファン
08.バウティスタ・アグー
09.シュワルツマン
10.ルブレフ
11.カチャノフ
12.シャポバロフ
13.ガリン
14.ディミトロフ
15.オジェ・アリアシム
16.イズナー

腐ってもマスターズ。この顔ぶれであれば大会としても全然悪くないです。

ノーシードではマレー、チリッチ、アンダーソン、ガスケ、クエリー、カレーニュ・ブスタ、デミノー、チョリッチ、オペルカ、ティアフォー等々
一時は全米ともども、北アメリカ選手だけのための大会になるのではないかとすら言われていましたが、なんのなんの、錚々たるメンバーが揃いました。
まあ選手が揃っているということは当然ながら心配事も常に継続的なものとして指摘できるということなわけですが。
大会や選手がどう折り合いをつけていくのかというのも注目のポイントとなってきます。

一部では、感染組は気兼ねなく大会に参加できるのだから気楽でいい、などと揶揄する声も上がっています。
そういいたくなる気持ちもわからなくもないですが、ここではそのような批判的な意見は差し控えないといけないですね。
再開後の大会はかなりの過密スケジュールとなっていますし、もしかしたら今後また問題が大きくなってしまうかもわかりません。
まずは再開した大会を一つ一つチェックすることに注力しましょう。

しかし、選手たちにとってブランクというのは大きいもののようです。
今大会、上述のシード16人のうち既に半数がベスト8を前に敗退しました。
ここ1~2年は上位シードでも比較的早期敗退するようになってきていたといえなくもないですが
満を持しての再開ということですから、ある程度上位選手には勝ってほしいと思ってしまうのです。
このまま今後の過密日程を迎えていくことになるとなおさら選手たちは勝ち続けるのが困難ということになっていく可能性があります。


最後にランキングについてです。通常52週保持される失効ポイントは、特別に22ヶ月保持されることになります。
具体的には2019年3月~2020年12月が特別期間ということですね。
これらの大会は、来年の同じ大会までポイント失効は行われないことになります。
期間中に同じ大会が重なることもありますが、その場合は、良い方の結果が優先されるとのことです。

今年に限っては、ポイントを稼ぐなら昨年出ていない大会や早期敗退した大会に出るのが良いということになります。
全米と全仏が近い日程で開催されますが、両方に出るのが困難という判断となった場合、
例えばジョコビッチならばベスト4の全仏よりも4回戦敗退だった全米に出たほうがいいことになりますし
全仏準優勝のティエムは初戦敗退だった全米に出た方が遥かにいいことになります。
両方優勝だったナダルはどちらに出てもポイント上は正直意味がありません。
ポイント失効はしない代わりに、いくら勝ってもポイントが加算されることはないわけです。
もちろん選手の大会エントリーはポイントだけが理由ではないですから、ナダルは全仏に出ることを選択しているようです。

このポイント保持のおかげで、基本的に年内のランクの変動はあまり多くないと捉えて良さそうです。
失効ポイントが少ないということは、ジョコビッチにとって非常に大きな意味を持ちます。
単純に1位争いということだけでなく、1位在位週のフェデラー越えという大記録がかかっているからです。
通常であれば今頃その時期を迎えてもおかしくなかったわけですが
改めて仕切り直しとなった今から換算すると、来年2月には世紀の一大更新がなされるかもしれません。


  1. 2020/08/25(火) 13:31:45|
  2. 2020年8月~12月
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クイズ「対No.1成績」の回答 

※当記事は前記事のクイズの答えとなります。







皆さま、コメント欄等でご回答いただきありがとうございます。
それでは正解を発表します。


第1問)対No.1の最高勝率の選手は誰か? → クライチェク 58.33%(7勝5敗)

第2問)対No.1で最も多く勝利している選手は誰か? → ナダル 20勝

第3問)対No.1で最も多く敗退している選手は誰か? → ベルディフ 30敗

第4問)対No.1の対戦を最も多く経験している選手は誰か? → マレー 41戦


たかはし様が全問正解でした。おめでとうございます!!


いや、ちょっと驚きました。私は2問目のナダルしか当たりませんでした。

1問目のクライチェクと3問目のベルディフを当ててる方多くいましたが、
これ有名なデータでしたかね。普通なかなか出てこなくないですか。


クライチェクは確かにサンプラスに勝ち越している数少ない選手ではありますが、それでも6勝4敗だし
同時代のNo.1経験者だと、対アガシは3勝4敗、クーリエに至っては1勝7敗と大きく負け越しています。
他にもベッカー(4-4)、エドバーグ(4-3)、ムスター(2-2)、リオス(0-2)、カフェルニコフ(4-5)、モヤ(0-2)等
90年代のNo.1相手にはせいぜい互角かむしろ少し負け越しているくらいなのです。
唯一ラフターには7勝2敗なのですが、ラフターの在位は1週だけですからカウントに影響を与えるものではないでしょう。
この「クライチェク」という回答は、やはりサンプラスに勝ち越しているというレアな成績の印象が大きいのではないかと思います。

クライチェクの勝利の内訳ですが、事実7勝のうち5勝がサンプラスからで、残りはエドバーグとクーリエから1つずつでした。
クーリエとは対戦成績1勝7敗ですが、そのたった1勝がクーリエNo.1の時だったわけですね。

クライチェクの敗退は5あります。クーリエ2、サンプラス2、アガシ1です。
結果としてほぼサンプラスとの対戦がそのまま結果に直結したことになります。
皆さんの印象はずばり合っていたということになります。凄いですね。

因みに私の予想はベッカーでした。この予想は決して悪くなかったです。ベッカーは3位でした。

1.クライチェク 58.33%(7-5)
2.ボルグ 57.89%(11-8)
3.ベッカー 52.78%(19-17)
4.ナダル 52.63%(20-18)

5割を超えているのはこの4人だけです。
もうね、No.1と対戦している人は無数にいると思うんですけど、勝ち越しているのはたった4人ですよ。これは凄い。

ボルグは19戦のうち17戦とそのほとんどがコナーズとの対戦です(9-8)。他にはナスターゼから2勝を上げていました。
ベッカーはレンドル戦が7勝7敗、サンプラス戦が4勝7敗と、両強者の間で果敢に戦っていたのが分かります。
対No.1勝利数「19」はナダルの「20」に次いで2位ですが、フェデラー、ジョコビッチとしか対戦していないナダルと違って、
マッケンロー、レンドル、ビランデル、エドバーグ、クーリエ、サンプラス、アガシと渡り合ってきた上でのこの成績は
ある意味歴史上屈指のNo.1キラーと言ってもいいのではないでしょうか。


2問目(勝利数)の順位は以下の通りとなります。10勝以上の選手をリストアップしています。

1.ナダル 20勝18敗
2.ベッカー 19勝17敗
3.ジョコビッチ 14勝17敗
 レンドル 14勝23敗
5.マレー 12勝29敗
6.ボルグ 11勝8敗
7.デル・ポトロ 10勝14敗
 フェデラー 10勝20敗
 アガシ 10勝25敗

ナダルはやはり凄いですね。この対戦数でしかも勝ち越しています。
相手はフェデラーとジョコビッチだけですから、この史上最強選手2人がNo.1の時に勝ち越しているというわけです。
まあ実際にはフェデラー戦が13勝6敗、ジョコビッチ戦が7勝12敗と、フェデラーから多く勝利を稼いだ結果というわけなのですが。

参考までにジョコビッチはフェデラー戦が3勝9敗、ナダル戦が10勝7敗、マレー戦が1勝1敗となっています。

現役ではデル・ポトロがフェデラーと同じ10勝を挙げているのが目をひきます。
内訳は、vsフェデラー4勝3敗、ナダル3勝6敗。ジョコビッチ3勝4敗、マレー0勝1敗となっています。


3問目は敗退数です。20敗以上を上げます。

1.ベルディフ 4勝30敗
2.コナーズ 4勝29敗
 マレー 12勝29敗
4.アガシ 10勝25敗
5.ゲルライティス 0勝24敗
6.レンドル 14勝23敗
7.フェレール 5勝22敗
8.バブリンカ 5勝21敗
 チャン 7勝21敗
10.ギルバート 0勝20敗
 フェデラー 10勝20敗

もうここですよね。こういうデータにこそ私は注目したい。

敗退数1位はベルディフでしたが、これを当てたのは凄いですね。
多くの敗退があるということはすなわちそれだけ本人も息が長いということだといえます。
因みに私の予想はアガシでした。

ベルディフの内訳は、フェデラー3勝7敗、ナダル0勝5敗、ジョコビッチ1勝17敗、マレー0勝1敗となっています。
鬼!ジョコビッチの鬼!フェデラー、ナダルまでだったらまだ常識的な範囲だったのに!!

しかし、ベルディフのみががことさらNo.1に蹂躙され続けてきたというわけではありません。
コナーズも僅か1つ敗退数が少ないだけでベルディフに近い成績というのは実に意外でした。

こう見ると、フェデラーやアガシの10勝というのはその息の長さを考えれば十分というべき成績で、
更に上の12勝を上げているマレーなどはもはや見事と言って差し支えない数字なのでしょう。
個人的にはマレーをネタにしたかったですがこれでは全くネタになりません。
むしろ称賛せねばならず、それほどNo.1から勝利を上げるのは難しいことだといえるわけです。

表の中で1勝もできていない選手が2名おります。ゲルライティスとギルバートです。
ゲルライティスはコナーズ0勝12敗、ボルグ0勝6敗、マッケンロー0勝6敗と時代を変えたベルディフともいうべき跳ね返され方をしています。
対No.1戦績で思わぬ低調な数字を見せたコナーズでしたが、自身No.1としてであれば多くの選手のやる気をことごとく打ち砕いていた存在であったことが分かります。

ブラッド・ギルバートはマッケンロー0勝6敗、レンドル0勝9敗、エドバーグ0勝4敗、クーリエ0勝1敗と
こちらも中々に綺麗なNo.1戦績を収めております。
ゲルライティスもギルバートもベルディフもそうなのですが。意外とベスト8やベスト4などでの対戦が多く、
しっかり勝ち上がっていたからこそのNo.1との対戦というわけで、敗退は多いものの十分に素晴らしい選手達だといえるでしょう。

この調子で7位のダビド・フェレールも取り上げたいところでしたが、残念ながら5勝もしちゃってますから。
これではただの息の長い優れたトップ選手であるとしか評価できません。


さて、対No.1勝利というのが思ったよりも難しいというのが分かりました。もう少し見てみましょう。

ヒューイット 0勝18敗
ビランデル 5勝17敗
カフェルニコフ 5勝17敗
ロディック 2勝16敗
ラフター 4勝11敗
サフィン 4勝10敗
モヤ 5勝10敗

歴代のNo.1経験者でも結構勝ってない例が多いです。
一部、露骨に特定の誰かにやられまくっているのが感じ取れる人もいますが、やはり全体的に難しいんですね。
ヒューイットはサフィン1敗、ナダル2敗、ジョコビッチ1敗、あとはフェデラーに14敗でした。
ロディックはアガシ2敗、クエルテン1敗、ナダル3敗、フェデラーが10敗です。(お、なんか少なく感じる)
因みにロディック2勝していてそのうち1つはフェデラーからです。もう一つはクエルテン。

こうしてみると、例えばマッケンローの9勝19敗とかエドバーグの9勝16敗などは
一見、もっと高くても良いのではと思えそうですが、その実、まったく見事な成績だといえるでしょう。
サンプラスの6勝7敗、クーリエの5勝9敗もそうです。

No.1経験者でない選手では、以下の選手達の成績が見事なものとして上がってきます。

マグヌス・ラーソン 5勝7敗
ビラス 4勝6敗
シュティッヒ 4勝6敗
ブルゲラ 4勝6敗
ルゼドゥスキー 4勝6敗

現役ではデル・ポトロの10勝14敗が圧巻です。何せあの4強を相手にしてきての成績ですから。
ティエムの4勝8敗というのもなかなかです。


さて、最後に4問目、対戦数の表です。30戦以上を上げています。

1.マレー 41戦
2.ナダル 38戦
3.レンドル 37戦
4.ベッカー 36戦
5.アガシ 35戦
6.ベルディフ 34戦
7.コナーズ 33戦
8.ジョコビッチ 31戦
9.フェデラー 30戦

マッケンローとチャンが28戦で次点となっています。

じっくり考えれば1位マレーというのは出てきたかもしれません。
対No.1試合数を稼ぐには、まずは本人の息の長さが必要で、同時に良く勝ち上がる必要もあります。
加えて、自身が長くNo.1に居過ぎてもとその分は引き算しなきゃいけないわけですから、
こう考えるとなるほどマレーの戴冠となるわけですね。惜しい。私の予想はナダルでした。

現在の4強が入ってきているのは納得ですが、それと同じ時代を生きているベルディフの存在が燦然と輝きますね。
そのほかのメンバーをごらんなさい。もはや歴史上の人物ですが、その中にあって一人異質の存在。素晴らしい。
今回のクイズはクライチェクの勝率1位にも驚かされましたが、最終的にはベルディフのためのものだったといえます。

対No.1クイズ、MVPはベルディフ!ということでおひらきとさせていただきます。
ありがとうございました。


  1. 2020/08/07(金) 17:04:21|
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2020年7月雑記、クイズもあります

皆様お元気ですか?

なかなか時間もとれず、気力も出ず、更新がほとんどできておりませんですいません。
過去の試合もちょくちょく観てて感想アップしたりしたいなとも思っているのですが
なんというか、よし!って感じにならなくて・・・

忘れられてないか心配でしたので、取り敢えずの記事アップとなります。
特に何のニュースもないんですが。

テニス関係で言えば、最近は2000年前後の過去試合をメインに観戦してまして、なかなか楽しんでます。
ヒューイットvsフェレーロとかサフィンvsフィリポーシスとかナダルvsコリアとか
どれも好勝負ですので余力があったら感想記事上げたいと思います。

あともっと古いところだとレンドルが負けたグランドスラムの試合も観てます。
そりゃ好きな選手ですから勝つ試合を観た方が爽快感はあるのですが
なんかこう巧くいかない感じが今の混沌とした情勢を示しているようで悶々とした気分を味わえます。
レンドルの過去試合は世界の縮図なのです。


さる知り合いにTwitter等、SNSをやればいいのではないかと言われました。
私の今のスタイルだと、書きたくなったらブログにグワーッと書くけど
考えがまとまらないと中々アップしないし何より記事を書くのに時間を要するので配信のリアルタイム性が薄れてます。
SNSならふとした思い付きを配信すればいいので、気楽に書ける時皆に無事も示せるというのです。
なるほどと思いましたが、まだ併用のイメージがわかないので迷ってます。
各SNSもアカウントはあるのですが配信は自分向けではないと思い、今ではもっぱら情報取集にのみ使っています。
まあ時代ということであればそのうちSNS開設というのもあるのかもしれません。


先日、姿見があったので久々にテニス選手のフォームの物真似をしました。非常に充実した時間が過ごせました、
自分で言うのもなんですが(自分で言うからか)結構うまいんですよ。
以前、ジョコビッチがベッカーの物真似などしてましたが、自分の方が似てるなと思いましたし。
ただ、どうにも再現できないのはキリオスとかモンフィスとかそもそも体つきの違う選手です。
似せてるつもりでも全然似てない。これは仕方ないですね。
あと今マスターしたいと思っているのはメドベージェフとシャポバロフです。


それほど書くこともないので最後にクイズでも出しましょうか。

対No.1クイズ~!!

対No.1クイズは、ランクNo.1の選手相手にしたときの成績をクイズにしたものです。
例えばナダルとジョコビッチが対戦して、その時のランクがナダル1位、ジョコビッチ2位だとしたら
ジョコビッチ側にのみ成績が加算されます。まさにその時点で相手がNo.1というときの成績ですね。
それでは参ります。


第1問)対No.1の最高勝率の選手は誰か?

第2問)対No.1で最も多く勝利している選手は誰か?

第3問)対No.1で最も多く敗退している選手は誰か?

第4問)対No.1の対戦を最も多く経験している選手は誰か?


以上4問です。
考えてみてください。

因みに私は正解1問だけでした。結構難しい。


  1. 2020/07/28(火) 13:57:53|
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2020年6月雑記

皆さま、ご無沙汰しております。

休止期間中は過去試合の観戦記でブログを埋め尽くしてやろうなどと思っておりましたが何もできず無為に時は過ぎ去っていきました。
テニスと向き合う格好の期間だったはずですが、残念ながらもテニスに使える時間がびっくりするほど少なかったです。
ううう、大変失礼しました。しかしまだあきらめないですよ。自粛傾向はもう少し続きそうですからね。

時期的に過去の観戦記もまだ続けていきたいとは思いますが
まずは心配なニュースとしてジョコビッチ主催のエキシビジョンの件があります。
結果論ですが時期尚早だったということになります。
賛否はあれど取り組み自体は理解できますし応援すべきものであったと思いますが
まあ結果が全てだとすれば悪手だったということになるわけです。

ディミトロフ、チョリッチ、トロイツキの他ジョコビッチ自身も感染したということで、
主催であるジョコビッチに対する非難の声も上がっています。
結果が出てから非難するのもどうなのかと思えなくもないですが、
非難している人たちは前から否定していたのかもしれないし、
大会の開催状況を見て、ガイドラインが甘かったんじゃないかという意見もあるようですから
ちょっとその辺何とも言えないところです。

しかしこれで心配なのが開催を予定している全米や全仏ということになります。
一転開催しないという方向に傾く可能性もあり、また議論を呼ぶのではないでしょうか。
実のところ私としては開催できるならしてもいいとは思いますがこの状況での開催には懐疑的です。
全米と全仏どちらかというのではなくどちらも中止でいい気すらしています。

全仏が日程を変えて9月に開催されると聞いたときには、正直やめてほしいと思ったし、
ウィンブルドンの中止を聞いた時にはほっとしたのでした。

グランドスラムの中止は戦時中以来ということになりますが戦時中に唯一開催されていた全米もトップ選手が集まらなかったし、
もちろん試合を観たいというのはあるのですが本当に落ち着いてからきちんとした条件での開催であってほしいと思います。
全米の開催を喜んでいるのはアメリカの選手だけだという意見もあるようですが同じことはどの国の大会でもいえるのだと思います。

さて、もう一つ心配なのは感染した選手の健康状態です。
感知してくれれば問題ないんどエスが、一時呼吸器に慢性的な疾患を抱えるとようになるというような情報も出ました。
この辺りの信憑性は全然わかりませんが、選手たちが後を引かないようであればと願います。

男子テニス界では2000年代後半より、テニス史上における恐るべき3強時代が到来していましたが
その終焉がどのような新しい勢力でなく、こうした社会的な現象であるということになればこれはまた実に寂しいものです。


  1. 2020/06/24(水) 14:49:50|
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昔の試合観戦 No.2 2001年全米、ヒューイットvsロディック

過去の試合第二弾はまたもロディックを取り上げます。しかも負け試合。

しかし勝ち負けでなく、当時最高の試合を見せてくれていたのがやっぱりロディックなんですよね。
2001年はヒューイットのベストイヤーですから勝てなかったのは仕方ないのですが
当時はロディックの評価もうなぎのぼりでした。

サーブが圧倒的なのは既に全てのファンが知っていましたがリターンの数値が高いというのも話題になっていました。
これは凄い選手が出てきたものだと。プレーも実に勢いがあって観ていて楽しい選手という感じでした。
正にその当時のノリにノった選手同士の対戦がこの全米の試合だったのです。

この年の年度末にNo.1に就任するヒューイットですが、大会当時は第4シードでした。ロディックは第18シード。
サンプラスが第10シードで、フェデラーは第13シドでした。正に混戦の時代でしたね。
参考までにトップ3シードはクエルテン、アガシ、サフィンです。

誰が勝つかの予想は当時非常に難しかったと思います。
もう信じられないかと思いますが、実は私、この時ヒューイットの優勝を予想してたんですよ。
当サイトが始まる実に4年も前のことですね。私でも予想が当たる時代があったんです。

大会は結構凄い展開になりました。フェデラーはアガシに敗れています。
そのアガシは準々決勝でサンプラスに敗れました。この時の試合は両者の多くの対戦の中でもベストマッチの一つです。
サンプラスは4回戦でラフター、準決勝ではサフィンと相当な難敵を下して決勝に勝ちあがりました。
決勝ではヒューイットに敗れるわけですが、そのヒューイットも
ハース、ロディック、カフェルニコフと実力者との連戦を潜り抜けての勝ち上がりでした。
誰が勝つかわからない時代ですから難敵がたくさんいるんですよね。
そしてこの大会屈指の名勝負がサンプラスvsアガシとそしてこのヒューイットvsロディック、
どちらも準々決勝で行われたわけです。

ヒューイットとロディックは全部で14回対戦していまして7勝7敗です。
生涯を通じてある意味ライバルと言っていいほど拮抗した戦績を残している両者ですので納得と思えるのですが
実は最初の7戦ではヒューイットが6勝1敗で、その後ロディックが6連勝するという具合に
両者の力関係は時代で意外なほど落差がありました。

さて、試合の方ですが、前回取り上げたサフィンvsロディックに劣らぬ壮絶な打ち合いが展開されます。
印象ではパワーのロディックと防御のヒューイットと思われるでしょうが、なんのなんの、
パワー差があるのはサーブだけで、ストローク戦では全く遜色ない素晴らしいショットをヒューイットも見せていました。
むしろ決めの一撃における鋭さではヒューイットの方が上と思えるほどで、これはこの年No.1になるというのも納得の好プレーでした。
しかし、それに食らいついて一歩も引かないロディックのプレーも見事なものです。
何だか後のマレーを思わせる部分が感じられました。
ショットレベルではジョコビッチやナダルの方が一つ上なんだろうけど、
頑張って喰らいついて好ゲームにしてしまうあの不思議なまでの必死さと言うんでしょうか。

ヒューイットもロディックも、目立ったショットの特徴としては、
上から叩きつけるタイプのものはあまり多くありませんでした。
今の多くの選手の方が高い打点で打ってるかなと思いました。
相手ショットもペースを利用したカウンターショットや
腰の高さ当たりボールに対するナチュラルトップスピンでの処理が目立ちました。
両者ともに芝のコートを得意としていましたがそれも納得という感じのプレースタイルといえます。
もしかしたら時代とともにボールのはね方にも変化があるのかもしれません。

いやしかし、ロディックもそうなんですが、ヒューイットって強かったんですね。
当時も観てはいたはずなのですが、今回改めて観てそのキレのあるプレーには驚かされました。

この試合は実に今から19年も前ということになります。
この両者のプレーなら今でも十分通じるとは思いました。
この後にティエムの試合を見たら、そのもの凄いショットパワーにちょっとびっくりしましたが
決して対抗できないものではないという気はします。

ヒューイットとロディックの試合では2009年ウィンブルドンもフルセットの凄い試合でした。
こちらでもよかったのですが、両者とも全盛期は過ぎていた頃ですからね。
やっぱり若い頃の方が両者らしいプレーになっているといえるでしょう。
まあこの2名に関しては全盛期が早すぎて、
全盛期を過ぎてからこそがキャリアの本番だったといえなくもないわけですが。


  1. 2020/05/15(金) 19:34:13|
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昔の試合観戦 2004年全豪、サフィンvsロディック

さてATPツアーも長い休止状態が続いています。
ブログも休止だなあと漠然と思ってましたが、
こういう時こそデータサイトとしての威力を発揮しなくてはいけなかったですよね。

少しずつでも記事の方アップしていこうと思ったわけであります。
本当は色々な角度からのデータ集計などができればいいのですが
ちょっとそれ向けのまとまった時間がとれないので、まずはいくつか過去の試合の感想などを。

最近、過去のテニスの試合の流し見などを結構してます。
そこで印象に残った試合の感想を上げていこうと思います。
まずはこれ。

〇2004年全豪準々決勝のサフィンvsロディック

当時ロディックは世界1位でしたがサフィンはランクを落としていて86位でした。
しかし元No.1で実力は折り紙付きということで試合前から大いに期待が集まっていたのを記憶しています。
当時生でも観ていた試合でしたが、今回改めて15年振りに再視聴したわけです。

両者は生涯で7回対戦していまして、ロディックの4勝、サフィンの3勝となっています。
同世代の元世界No.1同士ですからもっと対戦してていいと思えますが7回とは異様に少なく感じます。
まあ今の3強を基準に見てしまえばそこはやむを得ない部分もあるのでしょうね。
ただ、この2人の試合は数は少ないながらも内容は素晴らしいものが多く、
過去試合の閲覧としては非常におすすめの組み合わせといえます。

さて、では実際に2004の全豪の試合ですが、こちらはもう素晴らしい試合でした。
スコアは「2-6 6-3 7-5 6-7 6-4」でフルセットでのサフィンの勝利でした。
エースの数はサフィン19本、ロディック18本。2ndサーブのリターン側の取得率はともに44%、
トータルポイントは僅差ですが負けたロディックの方が上という数字の上からでも激しさが分かるものでした。

サーブも強いがリターンも強いという大型の両者の対決は、超攻撃型のショット一辺倒かと思いきや
良く動き、良く守り、フォアもバックも同程度のパフォーマンスを見せ、ネットにも出るという
観ててわくわくるするような展開が終始続くというものでした。

こういう、何でもできる超大型選手がこれからのテニス界を支配していくんだろうな
とは当時も観ていて思ったものです。
サーブはサンプラスよりも強く、リターンはアガシよりも強い(この評が正確かどうかはともかく当時の印象で)
という両者ですからそりゃテニス界を王座を勝ち取ると思いますよね。

まさか、それを超越した圧倒的選手が現れて、というかすぐそこにいて、
そこから15年経ってもまだ王座に近しいところに居座り続けるであろうなんてこの時には想像もしませんでした。
因みにジョコビッチはこの時まだデビューしたばかりの若者でした。

プレーを少し詳しく見ますと、15年も前とはいえ、両者のショットは素晴らしく、
威力も質も今でも十分に通じるのではないかと思わせるものでした。
サーブの威力もアンダーソンやキリオスなどと何の問題もなく張り合えるんじゃないかと思えます。
そんな中、敢えて違う点を上げるとすれば守備力になりますかね。
確かに両者ともによく動きカウンターショットも見事なものがあります。
当時としてはトップクラスの守備力を持つ選手だったと思うのですが、今のレベルは全体的に少し上なんじゃないかと思いました。
もちろんナダルやジョコビッチと比べるのは流石に気の毒ですが、
他にも例えばティエムやメドベージェフなど、超攻撃力を持ちながらハイレベルな守備ができる選手が今は多くいます。
当時でもヒューイットのフットワークやナルバンディアンのカウンターショットなど
今でも通じるワールドクラスの守備力を持つ選手はいましたが、
どちらかと言えば守備の人であり、攻守ともに最強という印象ではありませんでした。
結局、当時両方を兼ね備えていた唯一人の選手が頂点を極め、そして他を圧倒していったのはある意味当然のことかもしれません。
極論ですが15年時代を先取りしていたとすらいえるのではないでしょうか。

さて、この壮絶な試合を勝ち抜いたサフィンですが、この後の準決勝でもこれまた歴史的と言ってもいいような見事な試合をアガシと行います。
サフィンはその前にもジェームス・ブレーク、トッド・マーチンなどアメリカの名手を相手に壮絶な試合を連戦していました。
しかし、激戦をくぐりぬけ、圧倒的な精神力で決勝に向かうサフィンが頂点に立つであろう、と予測した人は意外にも多くなかったのでした。
私はこの時、ボトムハーフ側の試合をダイジェストでしか見ておらず、サフィンの凄い試合ばかりを目の当りにしていたので
これでサフィンが勝たないというシナリオはないだろうと思っていたのですが、
まあ世界のちゃんとしているテニスファンの視点というのは当時から流石なんですね。
海外メディアの論調では、凄い才能の選手が決勝に来たぞ、サフィンも頑張ったがここまでか、可哀そうに、くらいの勢いでした。
結果全くおっしゃる通りで、満身創痍のサフィンは決勝でテニス星人に哀れにも屠られてしまったのでした。

今振り返るとテニス星人側も、ヒューイット、ナルバンディアン、フェレーロという難敵を下して勝ち上がっていますから
その勝ち上がりは見事なものだったわけです。しかもヒューイットとナルバンディアンは当時苦手としていた相手で
それを克服しての勝ち上がりだったわけですからね。

さて、というわけで最後は別の選手の話になってしまいましたがサフィンとロディックの試合観戦の感想でした。
良い試合だったのですが非常に長い試合でもあります。
ネットにダイジェストが上がっていたと思うのでもしも気になる方はそちらご覧になってみてください。
過去の試合というのもまたいいものですね。


  1. 2020/05/13(水) 09:10:02|
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2020年3月、ATPツアーはしばらくお休み

すでに皆さんご存じかと思いますが、ツアーはしばらくの間休息に入ることが決定しました。
残念ですが致し方ありませんね。
取り敢えず6週間などといわれていますが、いつまでかは正直わかりません。

ランキングポイントは1週間ごとの変動であることは変わらないので
選手たちはしばらくの間、ポイントを失効していくだけの時期を迎えることになります。

これがこのまま全仏やウィンブルドンにまで影響が出るようだと
ジョコビッチやナダルの失効ポイントも非常に大きなものになります。
再開した時点でどのような状態になっているのか想像がつかないですが
逆にその時を心待ちにしているくらいの方が気持ち的にも健全かもしれないですね。

こういう時にこそ、当サイトでも過去のデータを洗うとか、
がっつりと新しい記事を上げるとかできればいいのですが
色々なあおりが来ていましてなかなか思うようにいかないというのは
個人的な事項とはいえ残念というか申し訳ないというかそんな気持ちがあるのですが
それでも、余裕があれば懲りずに記事のアップなどしていきたいと思います。

皆様におかれましても、この忍耐の時期、気を付けてお過ごし下さればと思います。


  1. 2020/03/17(火) 12:00:00|
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2020年、2月終了時点で1位争いは激戦

長らくブログを放っておく形となってしまいました。
例の世間を騒がせている諸問題の影響が大きいですね。テニス界にも様々な形で影響が出てきています。
暗い話ばかりではいけませんからここはひとつ純粋なテニス談義でいきましょう。

全豪後の一か月はある意味休眠時期といえます。しかし、今年の盛り上がりは決して悪くないです。
今年の2月を俯瞰してみますと、モンフィスとそしてNo.1争いが特に大きなニュースと言えるでしょう。
(あ、もう一つ、フェデラーの話題も大きいですがここは敢えてオミットします。)
2月は本来、若手や中堅が話題を持っていかないといけないんですが、結局はベテラン優位の力関係に変化がないという形になってしまいました。

モンフィスはモンペリエとロッテルダムで連続優勝を果たしました。
ロッテルダムは昨年も優勝しておりまして、同一大会連覇となります。
モンフィス自身、大会連覇も2週連続優勝もキャリアで初めてのことです。
1年で2タイトル取るのすら初めてということですから意外と言えば意外です。

記録を残すタイプの選手ではないですから言われてみればそうなのかあという感じですが、
これで10タイトル目というのも、予想外に少ないと感じてしまいました。
今年34歳、ずばりナダル&ジョコビッチ世代です。ここへ来て全盛期到来となるのででしょうか。
なんとなくダビド・フェレールを思わせます。

そして、No.1争いです。
ジョコビッチとナダルのポイント差は僅かで、それぞれ春先まで失効ポイントは多くないです。
僅かなポイント計算は発生しますが、純粋に出場トーナメントでの結果がそのままランク争いに直結する形といえます。
そのような状態の中、今月一つだけ出場した大会でどちらの選手も見事に優勝を果たしました。もうホント流石といった感じです。
お互いひと月休んで万全の状態で出場した大会ですから、そりゃ誰も勝てないですよね。

誰もセットすら取ることがほとんどできませんでした。
唯一、モンフィスがジョコビッチから1セットを取ることができました。
もうこれで完璧に、今年2月の人間ランク1位はモンフィスということになります。これは間違いなく言い切れます。

まあ、それでも若手は情けないとも言い切れないんです。
2月に開催された全12大会のうち、半分の6大会は23歳以下の若手が優勝しています。(ガリン×2、ルード、チチパス、オペルカ)
また中堅というべきエドムンドとヴェセリも優勝していまして、それぞれ25歳と26歳ですから、
比較的若めの選手が頑張っている形跡は十分に確認することができます。

ニュージェネレーションズに入れるかちょうど微妙な年齢(23歳、今年24歳。キリオスと同じ年齢)であるガリンは
モンフィスと同じくツアー250とツアー500の2つの大会優勝していまして、月間トップタイともいうべき結果を残しました。
ただ、最終週の地元大会で、勝ち上がった状態で途中リタイアとなってしまったため、
ジョコビッチに善戦したモンフィスに比べて僅かに2位評価になってしまっている状態です。
足の負傷のようで、詳細の状況が分かっていないですが、せっかく好調だったのでしっかり回復しての活躍を期待したいところです。

ガリンの負傷で勝ち上がったのはブラジルの Thiago Seyboth Wild という選手です。
(読みが分からない!ネットでは「チアゴ・セイボス ワイルド」「チアゴ・ザイボチ・ヴィウチ」などの表記がありますが、
 前者は英語読みのようなので後者で表記するのが正しいでしょうか。)
まだ19歳の選手です。決勝の相手は前々週の大会で優勝しているルードですから、
これを見ても若手は十分に頑張っていると評価していいと思います。

ただやはり、例えばマルセイユで優勝したチチパスが、そのままの勢いでドバイに行き
見事決勝まで進出したものの、そこでジョコビッチに完敗してしまう姿を見せられると
どうにも差が大きく感じてしまう部分があるのは致し方のないところです。

因みにデルレイビーチではアメリカの若手ビッグサーバー、オペルカが優勝しましたが、決勝の相手は西岡でした。
フルセットにもつれた良い勝負でしたが、最後はパワーにやられた感じでした。
デルレイビーチは錦織が2008年に最初にタイトルを取った大会で決勝の相手はジェームス・ブレークでした。
西岡もそれにあやかってと行きたいところでしたが残念ながら再現なりませんでした。

さてさて、そんな中で3月はいよいよインディアンウェルズとマイアミという大きなハードコート集大成の大会が行われます。
今年に入って負けなしの上、テニス史上ハードコート最強と言い切れるジョコビッチが何といっても中心選手となるでしょう。
昨年のジョコビッチはこの時期低調でしたので失うポイントはほとんどありません。
またナダルは、昨年のインディアンウェルズはベスト4でマイアミは欠場でした。
失効ポイントはジョコビッチよりも少し多いですがほぼ僅差という感じです。
普通に両大会での結果がそのままランクキングに直結すると考えて問題ないでしょう。

現時点でジョコビッチが半身リードした形となっているNo.1争いですが、
ジョコビッチがこのまま勝利し続けると、10月には遂にフェデラーを捉えて歴代最長のNo.1選手となります。
ここは不可侵の領域かと思っていたのですが、もうそんなところまで来ているんですね。
しかし、今やジョコビッチであればその資格は十分だし、可能性もまた十分だと思います。

どうなっていくか、楽しみです。


  1. 2020/03/02(月) 12:00:00|
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