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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2019年、楽天オープンはジョコビッチが他を圧倒

さすがはNo.1。
その圧倒的な圧倒性で圧倒感を見せつけました。

今回は出場選手の面子を見ても、かなり安心感のある優勝候補だったわけですが
それでも怪我あけということで気になる部分があったのは事実です。
ただ、体に問題がなければこの結果は当然の帰結だったでしょう。
様子を見ながらも確実に取れるポイントを取っていった感じで、
無理なく堂々と王者であることを証明した形になります。

ジョコビッチのテニスは正確で安定していてショットの幅が広くて守備は鉄壁でと
知っていたことでしたがスキがなさすぎます。
フェデラーやナダルが誰にも真似できない特殊性を大いに感じさせるとは対照的に
ジョコビッチは全てのテニス選手の最終到達点なのではないかと思わせるほど完全体然としています。

フェデラーがフリーザ、ナダルがブウ、ジョコビッチがセル、かな。
違うかな。ちょっと忘れてください。

楽天オープンはトップ選手の欠場が相次ぎ、
結果としてジョコビッチの復帰戦として大変手頃な大会となったのは事実です。
しかし、同時に行われた北京の大会の方は中々に熱い実力拮抗の熱戦が行われました。

優勝したティエムはマレー、カチャノフ、チチパスとの連戦でしたし、
準優勝のチチパスもイズナー、ズベレフからの勝ち上がりでした。

北京では初戦から、ティエムvsガスケ、イズナーvsモンフィス、ルブレフvsディミトロフ、
クエリーvsバウティスタ・アグー、シュワルツマンvsベルダスコ、ズベレフvsティアフォーなどと
見どころの組み合わせが多く、大会としての盛り上がりは楽天よりも上だったかなと思います。

上海マスターズが設置されて以降、選手も北京から入った方が楽なんでしょうかね。
東京に来る選手は少ない傾向にあって寂しい限りです。

勢いに乗ったジョコビッチは上海でも優勝候補となりますです
年末に向けてのポイント争いでは2位のナダルが優勢という雰囲気だったのですが
ここへ来てナダルは手首の怪我で上海を欠場することになってしまいました。

上海を欠場してしまうと、それ以降はナダルとしては最も不得手とするインドアシーズンになりますし
ジョコビッチの好調がこのまま維持されるようなことがあれば
ナダル優位の年末ランク争いも評価は覆ってくる可能性があります。

年末はファイナルの出場権争いももちろん盛り上がってきますが。
1位争いが激しいというのもまた熱いものがあります。
惜しむらくは怪我による混戦の気配があるということで
最後には好調の頂上決戦が観られるなどすれば嬉しいものです。


  1. 2019/10/07(月) 12:00:00|
  2. 2019年10月~12月
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レジェンド選手たちの共演(追記あり)

Youtubeに上がっていた動画が面白かったので取り上げてみます。

40分以上の長い動画である上に日本語字幕はないので、観てくださいとは言いませんが
個人的にとても面白かったので内容をかいつまんで紹介したいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=nuoAknS29pA

タイトルは「US Open 2019 Legends Videocast with Lendl, Becker, McEnroe, Wilander

2019年全米開催に合わせてニューヨークでかつてのレジェンドたちが集まって会話をしています。
レンドル、ベッカー、マッケンロー、ビランデルの4人です。

ビランデルが司会進行でレンドルがゲストで招かれているという形になっています。
レンドルへの質問が多いですが、皆、思い思いに今のテニスや過去の思い出について語っています。

過去の話では冷戦時代のことやお互いの対戦の思い出などにも触れていて興味は尽きないのですが、
特に印象的だったのはレンドルが全米のナイトセッションが好きではなかったと語ったことでした。
滅法強かった印象があるのですがそう感じていたとは意外です。

さて、会話の中でも今のテニスと自分たちのテニスを比較した内容は興味深いものでした。
いくつかピックアップしてみます。

まず、レンドルに対して自分のプレーを今の選手に当てはめると誰になるかという質問が出ました。
レンドルが答えを濁していると、
今は全員が君みたいにプレーしてるんだから皆答えを知りたがっているよとマッケンローがけしかけ、
ビランデルがジョコビッチとナダルを混ぜた感じではないか、という提案を出しました。
それを受けてレンドルは、しいて言うならジョコビッチ、
ジョコビッチをよりアグレッシブにした感じ、という回答をしました。

ここで注意としては、おそらくレンドルとジョコビッチ、両選手のプレー動画を直接比較した場合、
ジョコビッチの方がアグレッシブにプレーしていると感じるのではないかと思います。
しかし、これは時代が違うということを念頭に置かないといけません。
ほとんど強打することがなかった時代に強打の概念を持ち込んだレンドルはまぎれもなく当時最高にアグレッシブな選手であり
誰もが強打に依存している現代にあって、守備や技巧で応対できるジョコビッチは最もアグレッシブな選手ではありません。

この部分は実はレンドルが動画の少し後ろの方でも述べています。
ベッカーから出た質問で、今の3強時代を自分たちの時代と比べてどうかという部分で
レンドルの回答は、どうしても直接比較するのは難しい、敢えてするならば、
同じ時代の中でのプレー比較や業績による比較になるだろう、ということを述べていました。

さて、自分のプレーを今の選手に当てはめると誰か、という質問はベッカーにも及びます。
ベッカーも答えに窮します。同じスタイルの選手が皆無という時代ですからレンドル以上に難しい質問です。
ビランデルはチチパスを提案しています。ダイビングボレーを見せたり思い切りの良さに共通点を感じるということです。
次にレンドルの提案は、キリオスじゃないの、というものでした。
これは結構ありかもしれないですね。もちろんキャリア実績は全然違いますが
スタイルで言えば、パワーと技術を併せ持った才能型という部分で共通しています。

ベッカーはこの提案を受けてメンタル部分は似ていると回答しました。
もちろん謙遜でしょう。さすがにそれはないだろとレンドルは否定していました。
キリオスメンタルだったらベッカーはあれほど勝てなかったはずです。

続いて、ビランデルからサーブについての話題が出ました。
今の選手はパワーがはあるが、サーブが昔ほど効果的であるか疑問に思う、
ベッカーもレンドルも非常に優れたサーブを持っていたが、これについてどう感じるかというものです。
レンドルは現在の素晴らしいサーバーとして、フェデラーの名前を上げました。
カルロビッチやイズナーではなく真っ先にフェデラーでした。また他の全員もこれに同意したのは印象的です。
サーブの良さはスピードだけではなく総合力であることを述べ、
隣にいたマッケンローのサーブの優秀性を指摘し、彼も今もって優れたサーバーであるということを語っていました。

続いてビランデルはレンドルがコーチとしても成功していることを指摘し、
マレー、ズベレフを指導した経験を踏まえ、若手がビッグ3についていけていない理由は何かと質問を投げかけました。
ベッカーも、チチパスを例にとり、全豪ではフェデラーを下したものの全米では初戦敗退したことを指摘しました。
このようなことが起こっている現状、ビッグ3がいなくなっても勝ち続ける選手がいないのではないかということです。

レンドルの回答は、メンタル面も考えられるとしながらも直接の明言を避け、
しかしもう少し様子を見てあげたいと言っていました。
彼らは20代前半であり、今の33歳が我々の頃の27歳であるから、まだまだこれからだというのです。
この年齢の考え方についてはそこにいた全員が同意していました。
かつての27歳が33歳ということは、およそ5~6歳上振れさせるということになります。
昔は30歳で引退が普通でしたが今でいえば35歳ということになるでしょうか。
この感覚は面白いと感じました。現代の年齢分布をそのように修正しながら見てもいいかもしれません

もう一つ、ベッカーから出された話題で、
今の若い選手はショットパワーはあるがプレーの構築ができていないという指摘がありました。
レンドルも、今の選手はストロークに非常に多くの回転をかけているため、
ショートボールの良さはあるのだが、球に深さがないという点を指摘しました。
今一番深い球を打っている選手は誰かというと、おそらくジョコビッチになる。一番リターンの深い選手も、ジョコビッチ。
世界一のリターンを持つ選手、そして世界一の選手といえば、いずれも答えはジョコビッチ。
このように深さというのは非常に多くの物をもたらすのだ指摘しました。
現役時代に球の深さで試合を支配していたレンドルの意見ということで非常に重みがあります。

ナダルが分かりやすいです。全米決勝を観ていても、
明らかに押されている場面と押している場面とがありましたが、両方の場面で球の深さが露骨に違いました。
完全に好不調のバロメーターになっているのです。
これは昔からナダルの癖というか特徴ではありました。
そして、この件に関してはメドベージェフのプレーも気になりました。
というのも、決勝でのメドベージェフは想像以上に深く球を打っていたのです。
以前のプレーとしっかり見比べていないのではっきりしたことは言えませんが
メドベージェフ躍進のカギはこの辺りにあるのかもしれません。
だとしたらレンドルの指摘は鋭いですね。ズベレフはその点上手くいかなかったのかな。

動画の方は他にもレンドルとマッケンローの直接対決の話や
ベッカーがウィンブルドンで初優勝したときの話など思い出話も多く出て盛り上がっていました。

とても楽しく拝見しました。選手同士というのがいいですね。
TV局が作ったインタビューとかだと取って付けた内容になって妙に違和感があるんですが
気兼ねなく言いたいことを楽しく言っている雰囲気が見てて実に嬉しくなりました。
またこういう動画が上がってくれるといいなあ。


---以下追記---


続編がありました!!

https://www.youtube.com/watch?v=Ub-9ZL7xhaM

日を変えて再度収録しているようです。内容は思い出話の方の比重が大きく、
前回の解説的な趣に比べて楽しい雑談という感じです。

2/2と書いてあるので一応今回の動画はこれにて完結なのでしょうが
とても良かったのでまた是非機会があればやってほしいです。




[レジェンド選手たちの共演(追記あり)]の続きを読む
  1. 2019/09/10(火) 11:28:00|
  2. 雑記
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2019年、全米はナダルが制覇

素晴らしい決勝でした。
普通は王者が2セット取ったらそのままの名gレで行くものですが、
そこから追いついてフルセットにもつれ、
ファイナルセットでも2ブレークの後に一つ返して接戦にするなど中々に劇的な展開でした。

この大舞台でのメドベージェフの精神的な強さ、そしてマレーを彷彿とさせる抜群の守備力、
他の多くの若き挑戦者とは一味違うというイメージを植え付けてくれました。
間違いなく今一番勢いのある選手です。
調子が良いというだけでなく底力も確実にあるということがわかります。
大会を通じて見事な勝ち上がりでした。

今大会ビッグ3には勝ってないのですが、前哨戦ではジョコビッチに勝利していますし
カナダで完敗だったナダルを相手に、最後まで追い詰めるところまで行けたというのは大きな収穫でしょう。
結果だけを見ると若い挑戦者を王者が退けた形になりますが、もう差は僅かということろでした。

2017年以降、ビッグ3が立て続けにグランドスラムで復活劇を見せましたが、それ以降、
優勝した選手がお互いの対戦以外でこうも苦しめられたというのは本当に少ないです。
あってもデル・ポトロ、バブリンカ、錦織といったキャリア組が相手の時でした。
その意味でも今回のメドベージェフの活躍は強く印象に残るものでした。

そしてナダル。もちろん今大会優勝候補だったわけですけど、
ジョコビッチ、フェデラーが相次いで姿を消す中確実に勝利を重ねていきました。
他の選手も割りとナダルと打ち合えるところまでは来てるんですけど勝負どころの強さで差があったと感じます。
メドベージェフでのみ苦戦したのはメドベージェフの精神的な充実の故ではなかったでしょうか。

しかしナダルはこれでGS19個目のタイトル。30代で5個というのは単独史上最多となりました。
ローズウォール、フェデラー、ジョコビッチが4個でこれに続いています。

ランキング争いもわからなくなってきました。
ジョコビッチとナダルは大会前まで3740離れていました。これはかなりの差です。
今大会の成績だけで逆転できるものではありません。
しかし、ジョコビッチは年末に至るまで今大会の2000、上海優勝の1000、パリ準優勝の600、
ATPファイナル準優勝の1000と失うポイントが4600もあります。一方のナダルは、今大会の720のみです。
そこにジョコビッチは今大会の結果として180、ナダルは2000が足されます。
ナダルのポイントはあとは足されていくだけですが、ジョコビッチは失ポイントとも戦わなくてはいけないのです。
今大会のジョコビッチの敗退の理由が怪我ということもあり、残りシーズンのパフォーマンスは気になります。

メドベージェフはランキング4位に上がります。
近年、ビッグ3に次ぐ選手のポジションは何人かが務めていますがその座はまだ定まりが悪いです。
メドベージェフは果たしてここに定着する選手になるでしょうか。


  1. 2019/09/09(月) 13:02:02|
  2. 2019年7月~9月
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2019年、全米ベスト4

ベスト4が出揃いました。

・メドベージェフvsディミトロフ
・ナダルvsベレッティーニ

準々決勝の4試合は全て20代と30代の対戦という形となりましたが、20代から見て3勝1敗という結果になりました。
ここ数年は30代に圧倒的に支配されていた時代でしたが少し様変わりしてきているということでしょうか。
30代の選手ではナダルだけがシュワルツマンを退けて勝ち残っています。
ディミトロフは28歳と決して若いわけではなくむしろキャリアも十分で復活組という印象ですから
世代交代的な印象が強いわけではありません。
それでも、少し前だったら4人全員が30代でもおかしくない状態でしたので
やはり新しい動きが出てきていると捉えて問題はないのではないかと思います。

ディミトロフとベレッティーニはフルセットでそれぞれフェデラー、モンフィスを下しました。
どちらの試合も見応えのある激戦でした。
突然ふと集中を欠いたようなプレーをしたように見えたフェデラーの負け方は残念でしたが
最後まで喰らい付いたディミトロフの頑張りが奏功したということになるでしょうか。

ベレッティーニvsモンフィス戦に関しては最後の最後までもつれにもつれた大激戦でした。
敗退してしまったモンフィスですが今大会はとても面白い試合を見せてくれました。
まあこの人はいつも面白いのですが、ベテランになったいまでも魅せるプレーをしてくれるというのは嬉しいものです。

ベレッティーニは次にナダルと対戦します。もう思い切っていくしかないでしょう。
ナダルの勝ち上がりは安定していますが、ビッグ3のうち2人が敗退してますから3人目がないとも言い切れないですしね。
敢えて言うならば、ナダルは残った選手のうちベレッティーニが一番やりやすいかもしれないです。
しかしそこはもう、ベレッティーニとしては勢いで向かっていくしかないでしょう。

メドベージェフは大会前の勢いがどこまで通じるかと思っていましたが結局ここまで来ました。
重要なポイントでの集中力が凄く、ここぞというときの仕掛けの大胆さは健在です。
それだけにそれを落とした時の悔しがり方の苛烈さもある意味当然というところなのでしょう。
その辺の気持ちの入れ方は、どんどん強くなっていった頃のジョコビッチに通じるものがあると感じました。

メドベージェフは次にディミトロフとの対戦となります。
どちらも今現在においてオーソドックスからは外れたプレースタイルで戦う選手です。
これは大いに注目したい一戦です。面白い試合になってほしいです。

さて、今年はこれまで全てのグランドスラムでビッグ3同士の対戦が実施されていましたが、
ジョコビッチもフェデラーも敗退したため今大会でのビッグ3同士の対戦は実現しないことになりました。
最強トップ選手同士の対戦を観たかったという気持ちも当然あるのですが、
今回は少し新しい雰囲気が感じられ、これはこれで面白いのではないかと感じます。
昨年の全米もビッグ3同士の対戦はありませんでしたが、ベスト4のメンバーがジョコビッチ、ナダル、デル・ポトロ、錦織でしたから
新しさという感じは全くありませんでした。

20代の3名がナダルにどう挑んでいくかという図式になってきます。
ナダル以外の選手は勝てばいずれもグランドスラム初の決勝進出になります。

仮に決勝進出者が両方とも初めてということになると、
2014年全米のチリッチvs錦織以来5年ぶり出来事になります。(あれからもう5年か・・・)
その前となると、なんと2004年全仏のガウディオvsコリアまで、更に10年もさかのぼらなくてはいけません。


  1. 2019/09/05(木) 14:49:50|
  2. 2019年7月~9月
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2019年、全米ベスト8出揃う

ベスト8は以下の顔合わせとなりました。

・メドベージェフvsバブリンカ
・フェデラーvsディミトロフ
・モンフィスvsベレッティーニ
・ナダルvsシュワルツマン

ジョコビッチが怪我の状態が良くなかったようでバブリンカに途中棄権での敗退となってしまったのは残念でした。
ハイライト映像しか確認できてないですが、バブリンカは良いショットを打っていたと思いますし、
ジョコビッチもこれで肩を怪我しているの、疑いたくなるほどの高純度のショットを見せてくれていました。
ベストコンディションでの打ち合いであればさぞ見事な試合になったのではないでしょうか。
いかな超人といえども怪我は付き物ですし復帰してからグランドスラムで勝ちまくっていましたから
ここで一つ休息ということでリフレッシュしてまたプレーをしてくれればと思います。

若い選手で残っているのはメドベージェフとそしてベレッティーニ。
メドベージェフは既に前哨戦でも好調でした。そのままの勢いで勝ち上がるのかという思いもあったのですが
私の外しまくりの予想などなんのその、前評判通りの勢いで勝ち上がっています。
ベレッティーニに関してはこれはもう想像を超えた勝ち残りと言っていいでしょう。年齢はメドベージェフと同じ23歳。
今年は2つタイトルを取っていまして、シュワルツマン、ズベレフ、キリオス、バウティスタ・アグーなどにも勝利しています。
あと何といっても今年はカチャノフと3度戦っていていずれも勝利しています。
上り調子の選手であることは間違いないですが、まさかここで勝ち残ってくるとは思いませんでした。
次は魅せるテニスの権化、ベテラン、モンフィスとの対戦です。楽しみです。
この山はティエムが早期敗退し、誰が出てくるかわからないという混戦のドローでした。
その中で2番目に上位のシードを守って勝ち上がったモンフィスは見事な貫録と評価して差し支えないのではないでしょうか。

1、2回戦の不安定な状態が嘘のように4回戦を快勝で勝ち上がってきたフェデラーですが次に対戦するのはディミトロフとなります。
過去はフェデラーの7勝0敗でディミトロフはまだ買ったことがありません。
タイプが似ているということもありフェデラーとしては与し易い部分があるのでしょうか
ただ、ディミトロフは今大会は絶好調で、当然ながら手強い相手となりますので注意は必要です。

ナダルも勝ち上がっています。4回戦の相手がチリッチということで、今大会初めて一つセットを落としましたが
それでも今時点では他のどの選手よりも危なげなく勝ち上がっている選手となっています。
次はシュワルツマンとの対戦です。シュワルツマンはズベレフを下して勝ち上がりました。
過去の対戦成績はこれもナダルの7勝0敗と大きく差を付けてはいるのですが、
シュワルツマンの勢いのあるストロークがナダルを圧倒する場面も過去には幾度もありました。
ディミトロフ同様あわよくばの展開を考えることの可能な対戦ですので注目して観てみたいと思います。


  1. 2019/09/03(火) 14:47:09|
  2. 2019年7月~9月
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2019年、全米第1週終了

あれ、あれあれ~優勝すると思ってた。今回錦織優勝すると思ってた。
フェデラー、ジョコビッチ、ナダルを倒しての栄冠か、悪くないねと思ってた。

デミノーは若く今後期待の良い選手ですからあり得ないことではなかったわけですけど
錦織ミスが多かったです。多すぎました。あれでは勝てないでしょう。
これでは仕方ありません。実力が伯仲していれば良いコンディションの選手が勝つわけですから。
若手とベテランの差が縮まる中で錦織も追いつかれる側へと回っています。

それに比べてビッグ3は何なんでしょう。
ナダルはチョンとの一戦、少し手こずるかもという気もあったのですが寄せ付けずに完勝しました。
最初の2戦で少し調子を落としていたフェデラーも3~4回戦を驚くべき快勝で勝ち上がりました。
4回戦はゴファンでした。これまでで最も実績のある実力者でしたが4ゲームしか取らせない無慈悲な圧勝でした。

ジョコビッチも不安を抱えていた肩の痛みはほとんどなかったというコメント通り3回戦を快勝で勝ち上がりました。
現時点ではまだまだ行われていないですが、もう間もなく行われる4回戦ではバブリンカと対戦します。
こちら、過去19-5と大幅リードであるものの、グランドスラムでは2-3とベッカーvsエドバーグ状態を示していまして
注目の一戦といえますが、現在の状態でジョコビッチの優位は変わらないのではないでしょうか。
もちろん油断は禁物で良い試合にになることを期待したいところではあります。

特に面白かった試合があります。モンフィスvsシャポバロフです。
初めてテニスを見る人にどんな試合がいいですかと言われたらこういう試合を見てもらいたいです。
今何かと話題になりがちなベテランvs若手ですし、何よりワクワクするショットの応酬で最後まで楽しく観戦しました。
動きの躍動感、何より試合全体の楽しさにおいて今のところ今大会のベストマッチです。

さて、名前の出てきたデミノー、チョン、シャポバロフのように3回戦までは比較的若い選手も勝ち残りました。
シード勢ではメドベージェフ、ズベレフ、ルブレフがいますし、個人的に注目の選手であったポーランドのマイクシャク、
コメント欄で注目選手として紹介していただいたオーストラリアのポピリン、カザフスタンのブブリク等々。
錦織に勝ったデミノーも次の4回戦でディミトロフに敗退してしまいましたので
残っているのはシードの3人のみということになっていますが、今後の楽しも増えてきていると感じます。
※すいません、ルブレフはノーシードでした。大変失礼しました。
長く虐げられていた若手選手たちですが、まだ相変わらずビッグ3には及ばなくても
トップ10には十分対応できる存在になりつつあります。既に何人かはトップ10ですしね。

観ていて想像以上に良かったよかったのがルブレフでした。
キリオス戦は才能のキリオス全開という感じではあったのですがそのパワーや技術に
圧倒されることなく確実に打ち返す力強さ、そしてショットの安定感を感じました。
この辺りは同郷のカチャノフ、メドベージェフを上回るかもしれません。ロシア三羽烏は今後も目が離せないですね。


  1. 2019/09/02(月) 09:04:00|
  2. 2019年7月~9月
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2019年、全米2回戦

2回戦は1回戦ほど荒れた感じはありませんでした。
敗退した一番上のシードは第12シードのチョリッチですが、試合前の棄権による不戦敗でした。
チョリッチは少し注目していた選手なだけに残念です。
このままいけば錦織と当たる可能性があったのですが、これで錦織の山は錦織以外シード勢がいなくなりました。

但し、勝ち残っているのがデミノーにディミトロフとノーシードでも気の抜けない相手ではあります。
そしてもう一人、この山ではポーランドのマイクシャクが勝ち上がっています。
マイクシャクは今大会、第21シードのラオニッチが開幕直前に棄権したために急遽代わりの出場が決定した選手です。
次にディミトロフと対戦するのですがそこで勝利すれば錦織の対戦相手になる可能性があります。
マイクシャクは今年の全豪で錦織と戦っていてフルセットまで追い詰めたのでご記憶の方も多いでしょう。
これがなかなか面白い選手です。ビッグサーブというのでも生粋のネットプレーヤーという感じでもないのですが、
結構ネットに出てきますし、ストロークも良い粘りのプレーを見せてきます。
若い選手で第1週から全力で戦ってくると思われますので、ディミトロフとしても錦織としても要注意になりうる選手といえます。


ビッグ3の具合ですが、今の時点ではナダルが一番よく、次いでジョコビッチ、フェデラーの順となるでしょう。
フェデラーは2戦とも第1セットを取られてからの逆転勝ちでした、
ジョコビッチはセットを失っておりませんが、2回戦は少し手こずった印象です。
それでも両者ともここから調整してくるのはお手の物ですから特段心配というほどではないと思います。

それに比べるとナダルは初戦を快勝したあと2回戦はコッキナキスの棄権で戦わずして3回戦に駒を進めています。
非常に楽に勝ち上がっているといえます。
次の相手、チョン・ヒョンは2回戦をベルダスコとのフルセットタイブレークというものすごい内容で勝ち上がってきました。
1回戦でもフルセットを戦っていまして体が温まり切っている状態となっています。
上位の選手が序盤のあまり試合をこなしていない状態で、激戦を勝ち抜いてきた選手と戦うと思わぬ苦戦を強いられることもあります。
よもやナダルに油断はないと思いますが、あまりに楽に勝ち上がっている状態ということで逆に次の試合は気になってきます。

第6シードのズベレフは勝ちましたが初戦に続き2回戦でもフルセットとなっています。
この人は本当に5セットが多いです。好きなんですかね。
若い選手だからまだ体力的には大丈夫なんでしょうけど、このキャリアで19回目の5セットマッチというのは非常に多いです。
例えば9歳年上のデル・ポトロは17回、15歳年上のロブレドが22回ですからその多さはよくわかると思います。

現役最多はフェデラーで49回です。これはさすがに多いですがフェデラーは試合数も多いです。
これまで483試合がベストオブ5セットマッチということで、5セットでのフルセット率は10%ほどとなっているわけです。
一方でズベレフは生涯54試合で19回ですから、実に35%となります。非常に高いフルセット率だということが分かります。

参考までに主要選手の5セットマッチのフルセット率を上げると以下のようになります。

ジョコビッチ 11.2%
ナダル 9.5%
マレー 13.1%
バブリンカ 21.5%
錦織 18.6%
デル・ポトロ 11.2%
ロブレド 12.4%
セッピ 28.2%

大体10%~20%というところでしょうか。
フルセットと言えばセッピということで率はセッピが一番高いのですがズベレフはそれを大きく超えています。


  1. 2019/08/30(金) 13:19:25|
  2. 2019年7月~9月
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2019年、全米1回戦

1回戦が終了しました。
ビッグ3はさすがに順当に勝ち上がりましたがシード選手の敗退もいくつか出ています。
トップハーフの方が厳しいドローのように思えるのですが
初戦でのシード敗退はボトムハーフの方が多いです。

トップハーフでは第11シードのフォニーニがオペルカとの注目の一戦に挑み敗退しました。
これがトップハーフでの一番大きなシードダウンです。続いて第19シードのペラが敗退しましたが、
相手はカレーニョ・ブスタですので番狂わせという感じはしません。
その他のシード選手は全て勝ち上がっています。ノーシードの西岡も勝ち上がりました。
トップハーフが盛り上がってくるのはまだこの後ということでしょうか。


一方でボトムハーフは、第4シードのティエム、第8シードのチチパス、第9シードのカチャノフ、
第10シードのバウティスタ・アグーといった大きなシードダウンがありました。

チチパスはちょっと調子を落としていた上にルブレフとの注目の一戦でしたのでまあ落としてもやむなしという対戦でしたが
それ以外は落としてはいけなかったのではないでしょうか。

注目カードとして、第18シードのオジェ・アリアシムとシャポバロフの対戦がありました。
昨年に引き続きカナダ若手同士の全米初戦対決でしたが、昨年と同じくシャポバロフが勝利を収めています。

第6シードのズベレフはフルセットで勝利しています。
ズベレフはグランドスラムで手こずることが多く、非常に多くのフルセットマッチを戦っています。
実力はあるのに何とも危なっかしい選手であります。この人はこのままこういう感じでいくのかな。

ツォンガとベルディフは、かつて上位シードが他の選手を圧する存在であった時代に
ビッグ4に次ぐ選手として長く君臨していましたが、今回は残念ながら初戦で姿を消しました。
さすがにこの世代の選手たちがまだトップフォームでいられるというのは難しいのかもしれません。

引退を表明しているティプサレビッチは勝ち上がれば同郷対決が期待できたのですが
残念ながら初戦で敗退してしまいました。
ティプサレビッチもツォンガやベルディフと同じ世代の選手です。いわゆるフェデラーとナダルの中間世代に当たります。

ベテラン選手がじわじわと勝てなくなってきている様子ですが、
この世代の選手が皆無になってしまったかと言えばそうではなく、
シードで出場しているイズナーとベルダスコやノーシードのシモンはまだ勝ち残っています。
因みに勝ち上がっている最年長選手はもちろんフェデラーで、次はフェリシアーノ・ロペスになります。
エントリーでの最年長は当然カルロビッチですが、こちらは残念ながら途中棄権で敗退してしまいました。


  1. 2019/08/28(水) 18:29:17|
  2. 2019年7月~9月
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2019年、全米ドロー

さて、いよいよ全米ドロー表が発表されました。
いつものように8等分して見ていきましょう。

まずはトップハーフのジョコビッチの山です。
ジョコビッチの近くでは2回戦で対戦する場所にクエリーがおり、そして3回戦の場所にはティプサレビッチがいます。
ティプサレビッチはこのほど引退を表明しました。
最後のグランドスラムとなる今大会では、1つ勝つとラヨビッチと、そしてもう1つ勝つとジョコビッチと
それぞれ同郷対決が実現する可能性があります。やや厳しい状況ですが、その可能性に注目してみたいと思います。
そしてジョコビッチと4回戦で当たる場所のシード選手はバブリンカです。
今のジョコビッチであればよもや不覚はないと思いますが、
クエリーと共にかつてグランドスラムで土を付けられている選手なだけに警戒は必要です。

ジョコビッチとベスト8で当たる山には第5シードのメドベージェフが入りました。
前哨戦の成績から、今大会での活躍に期待を寄せる声も大きいです。今回ジョコビッチとしては珍しく良くないドローを引いたと思います。
しかし、メドベージェフはどうでしょうか。数年前のズベレフの例もありますし、
前哨戦が良いからと言ってすぐにグランドスラムの優勝候補に上げてよいのかと言われると微妙です。
グランドスラムでの実績もまだあまりないですから、個人的に今回はどこまでやれるのか観てみたいというような位置づけとしています。
ちょうど2008年のデル・ポトロのようなイメージです。
因みにデル・ポトロはその翌年には優勝しました。メドベージェフは果たしてズベレフになるのかデル・ポトロになるのか・・・
この山の他の注目選手としてはなんといっても西岡がいますし、第11シードのフォニーニとオペルカの対戦は今大会初戦の随一の好カードと言えるでしょう。

トップハーフ、第3シードの山ですがここにはフェデラーが入りました。
今大会のドローでジョコビッチの引きが悪いと感じたのにはこれも理由としてあります。
今年はこれまで3つ全てのグランドスラムで、ナダルとフェデラーが同じ準決勝の山に入っていました。
今回ジョコビッチは始めて準決勝でのビッグ3対決を引いたことになります。
フェデラーは初戦でナガルと対戦します・・・えー!一瞬びっくりしました。インドの190位の"Sumit Nagal"です。
因みにジョコビッチの初戦はスペインの"Carballes Baena"。こちらも"Carreno Busta"と瞬間見間違えますね。
フェデラーと4回戦で当たる位置にはゴファンがいます。フェデラーにとって最初の手ごわい選手はここになるでしょうか。
私としては3回戦でのコールシュライバー戦の実現を期待したいところではありますが。

さて、フェデラーとベスト8で当たる山は第7シード錦織の山となります。
錦織はビッグ3以外とのグランドスラム成績実に21連勝中ですからとにかくまずはフェデラー戦まで行ってほしいです。
ただ、この山も結構頑丈で、錦織の近くにはエルベールやデミノーがいますし、
反対側には第12シードのチョリッチの他、ディミトロフ、ソック、セッピなど良い選手が揃っています。
中でもチョリッチはこのところ大きな勝利こそないものの安定してポイントを上げていまして自身最高位の12位にまで来ています。
要注意だと思います。


ボトムハーフ、まずは第8シード、チチパスの山です。
ここは第10シードのバウティスタ・アグーの他、ガスケ、キリオスなどが入っています。
中でも初戦のチチパスvsルブレフ戦は最注目の一戦と言えるでしょう。
年初に非常に調子のよかったチチパスはその関係で上位シードをもらっていますが、グラスシーズン以降は少し調子が落ちています。
特に前哨戦のマスターズは2連続で初戦敗退でした。対戦相手のルブレフがフェデラーを下して名前を上げたのとは対照的です。
先のメドベージェフのところで述べた通り、だからといって前哨戦通りの結果になるとは言えないわけですので
ここは若手選手同士のガチンコの打ち合いに期待したいと思います。

この反対側は第4シード、ティエムの山です。
この山には第13シードのモンフィスがいますが、正直、ここは8つの山の中で一番地味な選手層になっている気がします。
ティエムは良い山を引いたといえるのではないでしょうか。もちろん裏を返せば、だからこそ取りこぼしてはいけないわけですが。
この山で一番の注目は初戦で実現するオジェ・アリアシムvsシャポバロフの若手カナダ対決となるでしょう。
未来を気にするならば大いに注目の一戦ですが、だからと言ってこの両者が他の上位シードまで脅かすかというと中々そこまでは期待しにくい面もあります。

続いて第6シード、ズベレフの山です。
こう言っちゃなんですが、ズベレフは随分しぶとく上位シードにいますね。
あるタイミングからランキングも急降下するかと思いきや意外とそうでもないです。
やはり昨年末のファイナル制覇が非常に大きいのですが、
それ以外にもマスターズでベスト8などが結構あったりしてこまめにポイントを貯め込んでいるんですね。
一時のビッグ4にとって代わるのではないかという過大な期待からすれば物足り面はありますが、
上位シード選手としてはそこそこの戦いをしているのだということになります。最初の期待が大きすぎましたから可哀そうな面もありますかね。
ズベレフは順当に勝ち上がるとペール、カチャノフ、シュワルツマン、ツォンガなどと当たる可能性があります。

ドロー表の一番下にいるはもちろん第2シード、ナダルです。
この山には他もシード選手としてイズナー、チリッチ、ベルダスコがいます。
いずれも実力者ではあるのですが勝手知ったるベテラン選手で占められているということもあり
ナダルとしては比較的良いドローを引いたといえます。
今年のグランドスラムのドロー運ではずっとジョコビッチが優勢だったのですが
今大会に関してはナダルの方がまさったといえるのではないでしょうか。


  1. 2019/08/26(月) 17:28:19|
  2. 2019年7月~9月
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マスターズ成績(2019年シンシナティ終了まで)

全米のドローが発表されました。
いよいよ今年最後のグランドスラムが始まるわけですが、
その前に、マスターズ成績がATPサイトに載っていましたので転用の上少し更新して紹介します。
マスターズシリーズは1990年に開始されたシリーズです。
グランドスラムに次ぐ大きな大会として開催されているのはご承知の通り。

《マスターズ成績:トップ10 150勝以上》

タイトル 勝利-敗戦 名前

01. 35 381-079 ナダル
02. 28 379-107 フェデラー
03. 33 348-078 ジョコビッチ
04. 14 212-081 マレー
05. 17 209-073 アガシ
06. 01 191-117 ベルディフ
07. 11 190-070 サンプラス
08. 01 189-122 フェレール
09. 05 157-070 ロディック
10. 01 151-105 バブリンカ

勝率で並び替えると以下になります

01. 82.83% ナダル
02. 81.69% ジョコビッチ
03. 77.98% フェデラー
04. 74.11% アガシ
05. 73.08% サンプラス
06. 72.35% マレー
07. 69.16% ロディック
08. 62.01% ベルディフ
09. 60.77% フェレール
10. 58.98% バブリンカ

ナダルはタイトル数、勝利数、勝率で3冠となっています。
ナダルの出場は全てがトップ選手の出場義務が発生した2000年以降ですからこの数字はこれは相当やばいです。
こうも見事な数字が出せているのはグランドスラム成績と比べてクレーコートの大会が3つもあるというのが大きいでしょうか。

もちろん全マスターズ大会を唯一完全制覇しているジョコビッチもナダルに肉薄した成績をみせています。
勝率とタイトル数でナダルに次ぐ2位、勝利数ではフェデラーに次いで3位となっています。

因みに、ここにリストアップされた選手は全員、マスターズ勝率が、生涯勝率よりもGS勝率よりも低くなっています。
マスターズはグランドスラムに比べドロー数が少ないので1敗で下がる勝率の数字が大きくなります。
しかも上位シードは初戦免除ということもありますから尚更その影響は大きいです。
また、先述の2000年以降のトップ選手の出場義務もありますから、勝率が低くなるのは必然といったところです。
フェデラーが80%を切っているというのがその難しさを大いに物語っているといえます。
こうして考えるとマスターズで勝つというのは最も難しいことのなのかもしれません。

もう少し過去の選手、例えばコナーズ、ボルグ、マッケンロー、レンドルの旧4強も
現在のマスターズに相当する大会には出場していましたので類似した数字を出すことが可能です。
実際にこの4名は非常に高い数字を記録していて、4名まとめてナダルとジョコビッチの間の勝率に入っています。
さすがの成績といえますが、これまで何度も述べている通り
トップ選手の出場義務がない時代でしたから、現在の4強に比べれば出場大会数も多くなく、
決勝に進出したとしてもトップ選手同士が常に戦っていたわけでもありませんでした。
ボルグについては4人の中でも勝率トップ(ナダルに次ぐ歴代2位)なのですが勝利数については150勝に到達していません。

その意味で、ナダルやジョコビッチの数字の価値は恐ろしく高く、もはや異常とさえ言っていいでしょう。

グランドスラムでは長く3強による支配が続いていますが
マスターズについてもほぼ同様で、まずは他の選手はここから切り崩していかなければならないわけです。


現役選手でグランドスラムを取っておらずにマスターズを制した選手は以下のメンバーになります。
ここから新たなグランドスラマーが登場するでしょうか。

ベルディフ(2005年パリ)
ロブレド(2006年ハンブルグ)
ツォンガ(2008年パリ、2014年カナダ)
ズベレフ(2017年ローマ、2017年カナダ、2018年マドリード)
ディミトロフ(2017年シンシナティ)
ソック(2017年パリ)
イズナー(2018年マイアミ)
カチャノフ(2018年パリ
ティエム(2019年インディアンウェルズ)
フォニーニ(2019年モンテカルロ)
メドベージェフ(2019年シンシナティ)

ベルディフに関しては14年前ですね。
もはや新たなグランドスラム覇者を探せという意図とはかけ離れた存在ではありますが、その息の長さに驚嘆します。
因みに4強以外のグランドスラマーである、バブリンカ、デル・ポトロ、チリッチはいずれもマスターズを1つずつ取っています。
ただし、3者ともマスターズよりもグランドスラム獲得の方が先でした。
グランドスラムを取るのに必ずしもマスターズ優勝が必要はないということです。
ただ結果論として、グランドスラムを取ってマスターズを取っていない選手はいないわけで、
やはりマスターズ制覇経験というのは新たなグランドスラマー探訪の一つの指針とみていいのではないでしょうか。


  1. 2019/08/23(金) 15:02:00|
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