fc2ブログ

 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2022年、インディアンウェルズはフリッツの優勝

これはまた伏兵の大活躍となりました。
長く低迷していたアメリカテニス界の地元の選手ということで喜びもひとしおのようです。
本命不在の感が強かったボトムハーフからの勝ち上がりなのでラッキーボーイ的な面もあったでしょうが
少なくとも決勝で今年最強のナダルを下しての優勝ですからその価値は大きいといえます。

20位だったランキングは一気に7つ上がって自己最高の13位に上昇しました。
タイトルもこれまで1つだけだったのが2つ目でいきなりマスターズという快挙です。
1997年生まれの24歳、アメリカは現在トップ100に最多の選手を送り込んでいる国ですので
長らく待たれていたテニス王国復権もあるかもしれません。

まあもちろん1大会だけの結果でなく安定的に勝つ選手を輩出していかないと王国とは言えないわけですので
まだまだこれからといったところではあると思います。

ナダルは連勝を20でストップさせましたが、しかしここまでよく盛り上げてくれたと思います。
激戦をくぐり抜けての準優勝ということで最後は疲れが出たかもしれないですが見事な存在感を見せてくれました。
準決勝のアルカラス戦は新旧スペインの見事な戦いでした。
昨年は圧勝だったんですけどね、アルカラスの短期間での成長を思わせた印象的な試合です。

さて、ツアーは間髪入れずにマイアミに移ります。
巨大な大会である上に、ジョコビッチはもちろんのことナダルも出ませんので他の選手たちの力比べといった様相です。
メドベージェフ、ズべレフ、チチパスといった最上位勢が安定していない今、混戦を見ていくのは楽しみでもあります。

2010年代はグランドスラムを3人で、マスターズはマレーを加えた4人でほぼ全てを支配していました。
昨年、今年と相変わらずジョコビッチ、ナダルは強いですが、マスターズに関しては必ずしも支配しきってはいません。
特にインディアンウェルズとマイアミは、ここ数年でフリッツ以外にもノリー、ティエム、ホルカチ、イズナーと
マスターズ初制覇者が多く出ています。
今年はマイアミでもまた新たなチャンピオンが登場するのでしょうか。


  1. 2022/03/22(火) 15:33:19|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

2022年、インディアンウェルズ、ベスト8

トップハーフはベスト4まで進みました。

ナダルvsアルカラス

これは多くのテニスファンの興味を引く戦いではないでしょうか。
今のアルカラスの勢いは凄まじいです。若くしてプレーの完成度は高く、
攻撃力、守備力、諦めない姿勢、どれをとっても一級品です。
ナダルの方はなんだかんだで連勝を記録しているのは凄いですが苦戦も多い印象です。
特にキリオスはナダル戦前にシナーの棄権で体力を温存したのもありますし
ダブルスで今年は乗っているというのもあってやるんじゃないかと思えました。
実際に試合の方もあと一歩というところまでナダルを追いつめています。
強烈な若き挑戦者の勢いを次々に受けて次はアルカラスということで
この試合には注目が集まります。

ボトムハーフの方はベスト8の2試合が控えています。
・ケツマノビッチvsフリッツ
・ルブレフvsディミトロフ

この中ではルブレフが唯一本命系ですがそれ以外は実力があるのはわかるものの
予想通りの勝ち上がりではないといえましょう。

ケツマノビッチとフリッツはどちらも結構すさまじい試合を勝ち上がってきています。
特にともに4回戦となるベレッティーニ戦とデミノー戦は見応えがありました。

ルブレフに挑むディミトロフはジョコビッチの不参加により、
急遽第33シードをもらっての出場で、ドローの場所もジョコビッチの位置に入っていて
ここまで1セットも落とさず勝ち上がっています。
ルブレフとは過去2勝2敗で、これも注目に値する試合と言えそうです。


  1. 2022/03/18(金) 16:58:02|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

2022年、インディアンウェルズ

今年初のマスターズ、インディアンウェルズが開幕しています。

大会の方は4回戦にまで進んでいます。
ご存じインディアンウェルズはドロー96の大きな大会で
シード勢が初戦免除されているのはありますが、ドロー表の大きさで言えばグランドスラムと同等です。
メドベージェフがNo.1に就任して初の大会、ナダルの連勝は果たして、など気になるポイントも多い大会となっております。

グランドスラムで言えば第1週が終わったところまで来ていますがすでに大荒れの大会となっています。
第1シードのメドベージェフ、第3シードのズべレフ、第5シードのチチパスが軒並み敗退しています。
因みに第2シード予定であったジョコビッチも入国の許可が出ずに不参加になっていますから
今、上位5シードでの残っているのは第4シードのナダルのみとなっています。
そのナダルも2022年の連勝を継続していますが、それでも万全の勝ち上がりではありません。
しばらくは上位勢の不安定な時期は続くのではないでしょうか。

ロシア勢はメドベージェフをはじめ、カラツェフもカチャノフも敗退しています。
ルブレフは残っているものの現在の状況を考えると成績だけを云々できない部分もあり
これで選手を評価してしまうのは気の毒かもしれません。

ナダルと同じ1986年生まれのモンフィスがその新王者メドベージェフを下す金星を上げました。
ナダルと並びベテラン代表といったところです。
因みに今大会最ベテランは名ナダルでもモンフィスでもありません。
そう、誰あろうフィリップ・コールシュライバー氏でありました。(過去形)

モンフィスは次にその期待の若手の筆頭格ともいうべきアルカラスと対戦します。
今のアルカラスは非常に危険な相手といえるでしょうからモンフィスも気が抜けません。
ナダルの連勝に続いて、アルカラスも全豪でベレッティーニに敗退したのみで今年まだ僅かの1敗なのです。

その他今年調子のいい選手としては、
ルブレフ、オジェ・アリアシム、バウティスタ・アグー、シナーなどがいます。
このうちオジェ・アリアシムは残念ながら初戦敗退、バウティスタ・アグーはアルカラスに敗退しました。
ここまで調子が良くても大きな大会でも続けて結果が出せるとは限らないわけです。
先述の通りルブレフは勝ち上がってますし、シナーも残っています。
ベレッティーニもいますので、上位シード何人かがいなくても大会を盛り上げてくれる人は多いです。



  1. 2022/03/15(火) 14:02:40|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2022年、2月最終週のツアー

先週は3つの大会が行われました。
ツアー500のドバイとアカプルコ、ツアー250のサンティアゴです。

意外な盛り上がりを見せた前週以上に大いに動きのあった週となりました。
長期に見れば歴史上非常に重要な週ともいえます。
1位在位最長を誇っていたジョコビッチが王座から陥落することとなりました。
代わりに1位に浮上したのはメドベージェフです。

歴代最長に終止符を打ったということで大きな意味を持つ週と言えるかもしれません。
まだジョコビッチが1位に返り咲く可能性もあるでしょうが、
2004年1月にフェデラーが1位になって以降、18年ぶりにビッグ4以外の1位が生まれたことになります。

それにしても18年間て凄いですね。当時アルカラスなんか生まれたてです。

ジョコビッチはフェデラー、ナダルの後ということもあり、
数字が示すほどには評価されていない部分もあるように思えます。
しかしその大いなるコレクションの中でも特に燦然と輝く記録の一つである歴代最長の1位在位週は
途中半年のブランクを経ていますから実際の時間で言えば更に長いことになり
その偉大さは改めて認めざるを得ないでしょう。

しかし、陥落の直接の要因が全豪への不参加、それもテニスと無関係の理由で
というのはその絶大なキャリアに少々陰りを持たせた部分だと指摘することもできます。
結局、ジョコビッチはドバイの準々決勝でベセリに敗退したことでランク1位を明け渡すことになりました。

メドベージェフはしかし、ただ口を開けていたらランク1位が転がり込んできたわけではありません。
ここまで十分な実績を重ねていて、その強さも申し分なく、ある意味時間の問題だったともいえます。
ただ、ランク1位が確定した後に、全豪に引き続いてナダルに敗退し、
そのナダルが今年無敗の連勝街道を突っ走っている部分を見ると、
ビッグ4から絶対王者の座が移り変わったかといわれればまだもう少しという回答になるかと思います。


この週だけを見れば、なんといっても左利き選手の活躍が目につきました。
今年無敗のナダルやジョコビッチを下したベセリが代表ですが、それ以外にも各大会で左利きが猛威を振るっています。
アカプルコではナダルが優勝、ノリーが準優勝でした。
ドバイではベセリとシャポバロフがベスト4を戦いました。
サンティアゴでは共に敗退となりましたが準決勝に進出したタビロとラモス・ビノラスが左利きでした。
なんと、3大会のベスト4進出者12名のうち実に半分の6名が左利きという結果でした。
トッププロは全体の10%ほどが左利きと言われておりますのでかなりの高確率といえます。

この中でハイライトを上げるとすれば、「6-7 7-6 7-6」という激戦であったベセリvsシャポバロフでしょう。
また、ナダルvsノリーも結構な充実の内容だったと思います。スコアは「6-4 6-4」でしたが、スコアから受ける印象以上の接戦でした。

左利きばかりを取り上げてしまいましたがこの週の右利きのMVPは2週連続優勝のルブレフということになりましょう。
決勝では今週の時の人であるベセリを下して優勝しました。



  1. 2022/03/01(火) 18:18:09|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

2022年、2月第2週大会

先週は4大会が行われましたが、前記事でも述べたように小さな大会の集合とはいえかなり楽しめました。
なんだかんだで試合数が多かったからでしょうか。

純粋に試合として面白いものもありました。
私が直接見た中ではバウティスタ・アグーvsカチャノフとルブレフvsガスケがよかったです。どちらもフルセットの攻防でした。
前者は力の拮抗した実力者同士が好調でぶつかるとこうなるという良い例で、非常に見どころの多い打ち合いとなりました。
いざというときに飛び出す攻めの強打、その威力や狙いの凄まじさもさることながら、
緩急の使い方やネットに出るタイミングなど、ツボを心得た選手同士の戦いなので見せ場の多い試合でした。
後者は、こう言っては何ですがまさかガスケがあそこまで粘るとは思えぬという展開で
かつて存分に見せてくれていたオールラウンド性能や両手打ちに負けない片手バックの威力を改めて思い出させてくれました。
トップ選手となって久しいルブレフですが、まさかのこのガスケのパフォーマンスにはびっくりだったでしょう。
時にベテランはこうして突如火を噴くのでノーマークにしておくわけにはいきません。

大会ごとに見ていきますと。まずは唯一のツアー500であるリオ・でジャネイロの大会。今回はアルカラスが猛威を振るいました。
倒した相手もムナール、デルボニス、ベレッティーニ、フォニーニ、シュワルツマンとかなりの顔ぶれです。
思い切りのよさと抜群のフットワークでナダル2世などといわれますが、同じ頃のナダルよりショット威力は上じゃないでしょうか。
また、ドロップショットは最近多くの選手が多用する傾向にありますが、アルカラスはフォアのドロップショットが特に巧いです。
全豪で善戦しながらも倒せなかったベレッティーニを下したことで成長の印象も与えてくれています。
今年のクレーシーズンはアルカラスのシーズンになるかもしれず、今から楽しみです。

ドーハではバウティスタ・アグーが優勝しました。先に述べた準決勝のカチャノフ戦は見ものでしたが、
それ以外は、マレーに「6-1 6-0」、ダビドビッチ・フォキナに「6-1 6-1」、
決勝ではバシラシビリに「6-3 6-4」と猛烈な強さを見せつけての優勝でした。
バシラシビリも好調で、随所に良いプレーを見せての勝ち上がりでしたしあ、こんな良いプレーするんだ、
と見るべき箇所も多く作ってくれてはいたのですが、さすがに今回はバウティスタ・アグーの大会だったようです。
因みにバウティスタ・アグーと熱戦を見せてくれたカチャノフですが、その前のチリッチ戦も良かったです。
チリッチは最後までカチャノフを追い詰め、あわやというところまで行きました。
ガスケといい、思わぬベテランの伏兵ぶりを見せてくれたことになります。
まあチリッチはこのところ好調でしたので「思わぬ」ではなかったかもしれません。

マルセイユは、前週のツアー500大会であるロッテルダムから選手がスライドしてきた感じなので
出場選手は比較的豪華で、前週との対比も面白いところです。
決勝ではルブレフがオジェ・アリアシムを下して優勝しました。
前週は準決勝で対戦し、その時はオジェ・アリアシムが勝っていたのでリベンジ成功ということになります。
オジェ・アリアシムも2週連続決勝ということでかなり良い状態であることがわかります。
既にトップ10プレイヤーの仲間入りを果たしており、自己ベストの9位にまで来ていますが、ここから更に上げてくることも予想されます
そして大会で一番見せ場を作ったのは予選上がりのサフィウリンでしょう。
初戦、2回戦ともに「6-7 6-4 7-6」という凄いスコアで勝ち上がったのちに、準々決勝ではトップシードのチチパスを下しました。
準決勝ではオジェ・アリアシムに敗退しましたがスコアは「6-7 6-7」とかなり競ったもので、存在感を見せつけました。

デルレイビーチではトップシードのノリーが優勝しました。
4大会あったうちでトップシードが優勝したのはこの大会のみでした。
決勝の相手はオペルカでこちらは第2シードでした。

それにしてもデータマニアとしては気になるのがオペルカです。
前週の大会終了時点で「タイブレーク数/試合数の率」を算出しましたが、そこで実に97%という数字を叩き出していました。
そして今回、4試合を戦い、初戦でタイブレーク2つ、次の試合で1つを行った後、準決勝では圧巻の「7-6 6-7 7-6」、
そして決勝でも「6-7 6-7」と順調にタイブレークを重ね、大会後には遂に率を99%にまで上げてきました。
イズナー、カルロビッチに次ぐ100%超えももう間もなくです。
ビッグサーバーで上背がある選手というのは、それを活かすためにネットプレーを積極的に取り上げる
というのがテニス界の常識のように思われていましたが、オペルカに関してはあまり当てはまらないです。
イズナーやラオニッチもクラシカルなビッグサーバーを基準に考えるとストロークをしっかりやる選手ですが、
オペルカは更にネットへの執着はない気がします。
むしろベースラインからのストロークパワーで相手を圧倒するスタイルといえます。


  1. 2022/02/21(月) 17:19:40|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

2022年、2月第2週のツアー

2月第2週のツアーは、実に4大会が行われています。

1月31日スタートの週は1月最後の週と分類されているため、今週は実質2月の第3週目であるといえます。
いずれにしろ、1月の全豪と3月のインディアンウェルズの間は例年小休止の印象があるのですが
今年のツアーは見ていて地味に面白いです。

というのも、トップ20前後の選手たちの力関係が縮まっており比較的混戦模様となっているため、
消化試合感が少ないというのと、そこそこの選手がエントリーしているからだと思われます。

今週の4大会は、
・ツアー500 リオデジャネイロ(上位4シード:ベレッティーニ、ルード、シュワルツマン、カレーニョ・ブスタ)
・ツアー250 ドーハ(上位シード:シャポバロフ、バウティスタ・アグー、バシラシビリ、チリッチ)
・ツアー250 マルセイユ(上位シード:チチパス、ルブレフ、オジェ・アリアシム、カラツェフ)
・ツアー250 デルレイビーチ(上位シード:ノリー、オペルカ、ディミトロフ、ポール)
となっています。

小休止にしてはなかなかの面子じゃないですか。
特にマルセイユは先週のロッテルダムのメンバーがそのままスライドしてきた印象です。
今年は、2月のツアーに出ると決めた選手は、1大会だけでなくいくつにも出る積極的なエントリーが多いようです。

来週はツアー500の大会が2つあり、メドベージェフ、ズべレフ、ナダル等のエントリーも発表されています。
そしてその次はもうインディアンウェルズですから、休みなく盛り上がっていく感じです。



  1. 2022/02/17(木) 13:25:28|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2022年、2月第1週のATPツアー

2月第1週目当たる今週は、3つの大会が行われました。

ツアー500のロッテルダム、インドアハード
ツアー250のダラス、インドアハード
ツアー250のブエノスアイレス、クレー

順番に見ていきましょう。

《ロッテルダム》
まずは今週最も大きい大会であったロッテルダム。
チチパスが第1シード、前回王者ルブレフが第2シードで、また、ノーシードでマレーが出場しました。
マレーは初戦で難敵バブリクと対戦しこれを退けました。
バブリクは前週のモンペリエで決勝でズベレフを下して優勝していたので調子は良い状態でした。
その後マレーはオジェ・アリアシムとの対戦に敗れましたが、上向いてきているようで何よりです。
まだトップコンディションとは言えませんが大会によっては台風の目になり得る存在になりつつあります。
ウィンブルドン初戦でシード選手がマレーと当たったらそりゃ嫌ですよね。

大会は、オジェ・アリアシムがチチパスを下して優勝しました。※2022/2/15修正
同じカナダ期待の星でありながら、予選上がりの20歳の選手に惨め敗退した某選手とは格段の差があります。
もっとも、この予選上がりの20歳の選手、チェコのレヘチカという選手ですが、
これは今大会でもっとも話題をさらった新星となりました。
最終的に準決勝まで勝ち上がりチチパスから第1セットを取るまで行きました。
こうして新しい選手が次々と出てくるので、元新しい選手もうかうかしてられないです。

※何を勘違いしたのか、最初チチパスの優勝と書いてアップしてました。大変失礼しました。


《ダラス》
続いてダラス。かつて錦織が得意とし、3連覇を果たしたことのある大会です。
前回王者はオペルカでした。その他にもケビン・アンダーソン、ラオニッチ、ロディック、
フィリポーシス、ルゼドゥスキーなど、歴代優勝者にサーバーが多いのが特徴の大会です。

優勝は第2シードのオペルカでこれで2連覇となりました。
そして触れねばならないのはその勝ち上がりのスコアです。
オペルカは初戦を「7-6 7-6」、準々決勝こそ「6-3 6-4」だったものの、
準決勝が「7-6 7-6」、そして決勝も「7-6 7-6」とタイブレークの嵐で優勝しました。
ビッグサーバーの真骨頂ともいうべき内容ですが、セットを一つも失っていないのは凄いです。

中でも圧巻は準決勝のイズナー戦で、第2セットのタイブレークスコアは「24-22」でした。
これは1991年にATPがスコア詳細を付けるようになってからのタイブレーク最多の記録ということです。
オペルカとイズナーはこれでオペルカの4勝1敗となりましたが、これまでのスコアがヤバいです。
1.イズナー勝利 6-7 6-4 6-2
2.オペルカ勝利 7-6 7-6 6-7 7-6
3.オペルカ勝利 6-7 7-6 7-6
4.オペルカ勝利 7-6 6-7 7-6
5.オペルカ勝利 7-6 7-6

初戦以外全てのセットがタイブレークとなっています。イズナーが勝利したのも初戦でした。
両者のタイブレーク勝負も9勝4敗でオペルカがリードしています。
イズナーはタイブレーク勝率の高い選手で勝率60%を越えてますが、オペルカには分が悪いです。
オペルカの方はタイブレーク勝率52%とそんなに高くはないのですが、何故かイズナーには強いようです。

そしてまたもこの手の記録にイズナーが関わることになりました。
イズナーは今大会2回戦でも、因縁のケビン・アンダーソンを相手に「7-6 6-7 7-6」という試合を戦っていました。
前回対戦の2018年ウィンブルドンでは最後「26-24」で敗退しましたが、今回は雪辱を果たしています。
因みにこの両者も13度の対戦のうち、全タイブレークという試合が3試合あります。

イズナーはタイブレークの非常に多い選手で有名です。
試合数よりもタイブレーク数の方が多い選手というのはほとんどいません。
単純に、タイブレーク数/試合数で算出した数字を出しますと、イズナーは実に驚異の119%!となります。
そしてオペルカもそれに肉把握しています。実に97%。あともう少しで100に達します。
よっぽどのビッグサーバーでも、例えばラオニッチ69%、アンダーソン66%といった辺りが普通です。
他に主要な選手ではチチパス50%、ズベレフ45%、メドベージェフ37%で、まあこの辺りが一般でしょう。
錦織36%、ジョコビッチ36%、ナダル33%と2010年代の王道ストローカーは低めです。
皆さん気になるレジェンド、カルロビッチの数字ですが、意外や112%とイズナーの方が上でした。


《ブエノスアイレス》
ルードがシュワルツマンを下して優勝しました。
シュワルツマンは前回優勝、ルードはその前の優勝だったので
近年はこの2人で大会を支配していることになります。

しかし今回、最も大きな話題となったのはデル・ポトロの最後の試合ということでしょう。
本人は可能性としてまだ大会に出る場合もあることを示唆していますが、
一旦は地元大会で一区切りということで、ほぼ引退試合の扱いとなりました。
デル・ポトロは怪我さえなければビッグ4の勢力図も少し違っていたかもしれないと思わせる選手でした。
各世代で多くの対抗馬が現れた中で、もっともビッグ4に近づいた選手だったのではないでしょうか。


  1. 2022/02/14(月) 15:03:00|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

2022年全豪優勝、ナダルの記録

ナダルは今回の優勝で21回目のグランドスラムタイトルを獲得しました。
これはもちろん歴代最多となります。
大会前まではフェデラー、ジョコビッチと並んでいたわけですが優勝数で単独首位となりました。
そして、決勝勝率もこの2人よりも高いという数字が出ています。

フェデラーとジョコビッチは優勝20回で準優勝が11回あります。
ナダルは優勝21回で準優勝は8回です。
決勝進出の回数が少ないということもできますが決勝勝率はナダルが一番なのです。

フェデラーとジョコビッチはそのキャリアにおいてほぼ休みなくグランドスラムに出場していましたが
ナダルはたびたび欠場があったというのもあります。グランドスラム出場数は3人で一番少ないです。
フェデラーがダントツで多い81大会というのは理解できますが、
キャリアでは後にデビューしたジョコビッチが66大会であるのに対してナダルは63大会となっています。

今回ナダルは2009年以来13年ぶりに全豪で優勝を獲得しました。
13年ぶりというこの数字、もちろんオープン化後では最長の優勝ブランクとなります。
これを破る記録が出るとしたら今年の全米でフェデラーが優勝するしかないです。

一応オープン化前では、更に上をいくローズウォールの記録があります。
1955年に全豪に優勝した後、次に優勝したのは1971年でした。その間、実に16年!
しかし、途中プロ入りしたために大会に出ていなかったという状況があります。
勝負ごとに「たられば」はご法度とよく言われますが、どう考えてもローズウォールであれば
途中絶対に全豪で一回は優勝していたでしょうね。

ナダルは全豪で2回目の優勝を果たしたわけですが、準優勝は4回あります。
これは、オープン化後ではマレーの5回に次いで多い記録でした(オープン化までだとブロムウィッチも5回あります)。
準優勝が全部で8回のナダルですからその半分が全豪というわけです。
因みにビッグ3では、フェデラーには全仏とウィンブルドンで4回の準優勝があり
ジョコビッチにも全仏で4回と全米で6回もの準優勝があります。
あまり準優勝に着目しないですが、3強は準優勝でも(言い換えれば決勝進出でも)多く記録を作っているわけです。


さて、今回決勝で2セットダウンからの逆転勝ちを収めたナダルですが、
前回の記事でも取り上げた通り、ナダル自身初めてのことでした。
3強全体でもジョコビッチに1回あるのみで61回中僅か2回という珍しい記録だったのです。
もっともそれほどビッグ3が強くて、2セットダウンになることすら少なかったということではあるのでしょう。
(2セットダウンからの逆転勝ちが最も多い選手はフェデラーなので、
「グランドスラム決勝では」という但し書きをしておくのが正解かもしれませんが)

オープン化後ではグランドスラム決勝で2セットダウンからの逆転優勝というのは7例目となります。
・2022 全豪 ナダルvsメドベージェフ
・2021 全仏 ジョコビッチvsチチパス
・2020 全米 ティエムvsズベレフ
・2004 全仏 ガウディオvsコリア
・1999 全仏 アガシvsメドベデフ
・1984 全仏 レンドルvsマッケンロー
・1974 全仏 ボルグvオランテス

かなりのレアケースということがわかります。全豪では初めてのケースでした。
そして驚くべきことにそんなレアケースがここ3年毎年行われているということです。
更にそれ以前の4例は全て全仏でしたので、
ここ3年の逆転決勝の異様さというのは更に特筆されるものだといるでしょう。
今回達成されてしまったメドベージェフですが、1999年にも名前がありますね。2例とは珍しい。
まもちろん別人です。当ブログでは便宜上表記を変えていますが、スペルは一緒です(Medvedev)。
ウィンブルドンではまだ達成がありません。今年から来年の決勝はもしかしたらもしかしますかね。

因みにオープン化前であれば更に18例あって、中にはウィンブルドンの記録もあります。
ビル・チルデンは3回で最多の達成、ロッド・レーバーも2回達成してます。
複数回の例はこの2人だけです。さすがどちらも歴史に名を残す選手です。
やられた方ではジョンストンがチルデンに2回やられています。これが唯一の複数回経験者です。
また、ロイ・エマーソンがレーバーにやられた後にストールを相手に達成しているので
やったほうとやられた方を両方経験した唯一の選手となっています。


さて、ビッグ3がグランドスラム決勝で強いのはわかりましたが、
ストレートでの敗退というのも確認してみました。
・フェデラーが1回(2008年全仏vsナダル)
・ナダル1回(2019年全豪vsジョコビッチ)
・ジョコビッチ4回(2007年全米vsフェデラー、2013年全英vsマレー、2020年全仏vsナダル、2021年全米vsメドベージェフ)
となりました。この中ではジョコビッチが少し多いですが、それでも破格の少なさです。
やはり改めてグランドスラム決勝でのこの3人のヤバさというものが伺えます。

こうなると皆さん知りたくなる情報ありますね。
そう、アンディ・マレーです。調べました。
マレーは4回※(2008年全米vsフェデラー、2010年全豪vsフェデラー、2011年全豪vsジョコビッチ、2016年全豪vsジョコビッチ)でした。
うわお、意外と少ない。マレーは準優勝の数はナダルと同じ8回ですから、十分頑張っているといえます。
※修正しました。3回ではなく4回でした。Euphausia様ありがとうございます。

マレーはグランドスラムすべて準優勝を経験していますが、これって結構いないんです。
フェデラーは達成していますが、ジョコビッチは全豪、ナダルは全仏で経験してないですから。
あれ、もしかするとかなり少ない記録なのかな。

調べました。
グランドスラム全てで準優勝経験達成者は
・マレー
・フェデラー
・レンドル
オープン化後ではこの3人だけでした。

オープン化前でも、レーバー、ローズウォール、ジャック・クロフォードの3人しかいません。
全部で6人。ちょっとナダルから外れてしまいましたがこれは凄い記録と言えます。
生涯グランドスラマーより少ないわけですから。
まあ中には生涯スラマーも兼任しているヤバい名前が二つほど見えますがね。



  1. 2022/02/01(火) 18:02:00|
  2. 過去の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12

2022年、全豪決勝

期待に違わぬものすごい試合になりました。
物凄いどころじゃないヤバい試合でした。まだこんな試合が観られるとは。

スコアは「2-6 6-7 6-4 6-4 7-5」。
ナダルが2セットダウンからの大逆転でメドベージェフを下しました。
1つのポイントが長いので試合の方も時間がかかりまして、実に5時間24分を要しました。
これまでの全豪最長試合は2012年決勝のジョコビッチvsナダルで5時間53分でしたが、
恐らくそれに次ぐ長さとなります。

試合展開は正に壮絶というべきもので、トータルポイントは
189ポイントと182ポイントでメドベージェフの方が多かったです。

特にナダルから見てとんでもなく苦労した試合だったと言えるでしょう。
出だしはよいショットも出て悪くなかったですが、あれよあれよと第1セットを簡単に失います。
第2セットは先にブレークするものの追い付かれてタイブレークを取られます。
接戦とはなりましたが、要所を締めるあたりメドベージェフ貫禄の試合とすら思わせる展開で、
さすがにナダルの神通力もここまでかとまで思わせました。
第3セットは「0-40」でブレークポイントを握られる大変苦しい展開にまで追い詰められました。
この万事休すの状態から逆転するバイタリティがまだナダルにはあったのです。
相手はメドベージェフ。3強メンバーではないですがいまやそれに比肩しうる最強と呼べる選手です。
第3、第4セットを接戦でものにしたのちに第5セットも息を持つかせぬ展開となりました。
先にブレークしたのはナダルで、サービングフォーチャンピオンシップを迎えます。
しかししかし、そこで猛烈な抵抗を見せたのがメドベージェフで、なんと土壇場でブレークバック。
最終的には更にもう一回ブレークしたナダルが試合を決めましたが、
こんなどっちが勝つかわからない展開、もう本当に息をのむというやつでした。
両選手に多大なる感謝を。

両者攻守共にすさまじいものを持つ選手ですが、どちらかと言えば鉄壁の守備ありきの選手というイメージかと思います。
しかし、この試合のナダルはかなり攻撃的だったと思います。もう前のようにひたすら拾うという試合はできないでしょう。
チャンスとなるや果敢に攻めていく姿勢は一貫していました。特に印象的だったのは深さを使ったプレーです。
ナダルは元々深い球を中心に組み立てるのが得意ではなく、スピン量で相手を後ろに追いやります。
近年はそれを上から叩くやり方でナダル攻略がなされてきました。まさにメドベージェフはそれに適性のある選手です。
ナダルはそれを封じ込める方法として一つはスライス、そしてもう一つが浅い球を使っていました。
浅い球はドロップショットだけではなく、鋭いアングルショットとそしてストレート方向への強打も含みます。
これは効果的だったと思います。しかしそれでもメドベージェフは攻守の切り替えがうまく、よく走るので
食らいついて、時には逆襲のショットを浴びせかけていました。
ショットの展開はナダルの方が多彩で、それ故に難しいプレーをしていたと思います。
エラーの数がナダルの方に多かったのがそれを物語っています。

あの、後ろに下がるメドベージェフを何故誰も縦に揺さぶれないんだろうと感じていましたが、
今大会ではナダルが一番それをやっていたと思います、
ベースラインからのプレーでネットプレイヤーであるクレッシーよりもそれができていたのはさすがです。
もっともこの試合でもドロップショットが多かったのものありますが、両者ともにネットには結構出ていたと思います。

さて、ナダルはなんとこれで21回目のグランドスラムとなりました。男子シングルスでは前人未踏の数字。
昨年時点では、ジョコビッチならばかろうじて達成できるものの、フェデラーとナダルのものではないと考えられていました。
ナダルのこの不屈の精神はいったい何なのでしょうか。どこまで我々を驚かせればいいのか。
昨年ジョコビッチが達成したダブルグランドスラムも達成したことになります。

また、ナダルがグランドスラム決勝で2セットダウンから逆転勝ちしたのは初めてのことです。
ナダルに限らず3強は合わせてこれまで60の優勝があったわけですが、
決勝で2セットダウンから逆転勝ちというのは昨年全仏のジョコビッチvsチチパスが唯一のものでした。

試合終わりの興奮冷めやらぬ状態で色々なデータが出せてなくて申し訳ないですが
まずは大変楽しい2週間でした。


  1. 2022/01/31(月) 00:01:38|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12

2022年、全豪決勝はメドベージェフvsナダル

今年の全豪も遂に決勝です。

ナダルはベレッティーニ、メドベージェフはチチパスと
いずれも難敵を相手に4セットを戦い、最後に見事退けての勝ち上がりとなりました。
この4人はほぼ実力伯仲でしたが、決定的な場面で差が出たという感じです。
今の時点で最強の2名が勝ち上がったとみて間違いないでしょう。

過去の対戦成績はナダルの3勝1敗ですが、今回はメドベージェフ有利の声が多いようです。

メドベージェフは4回目のグランドスラム決勝進出です。
2019年全米ではナダル、2020年全豪でジョコビッチと2強に連続敗退した後に
2021年全米でジョコビッチに勝利している状態です。ここでナダルに勝つと、
見事決勝でこの両者に立て続けてのリベンジを達成することができます。
ここで決めれば、王者の座を遂に奪還かという位置にまで上り詰めることが可能です。

実際に、2003年ウィンブルドンでフェデラーが優勝して以降、
グランドスラムでは2大会連続で4強以外が優勝したということがありませんでした。
実に19年!!、19年もの間です!!
そんな歴史の幕を下ろすことができるのか、メドベージェフの決勝のパフォーマンスに注目です。

そしてナダル。その圧倒的な実績は誰もが認めながらも、戦前の評判はそこまで高くありませんでした。
昨年は後半をまるっと欠場しましたし、年末にはコロナにかかって一時は全豪出場も大丈夫なのかという状態でした。
年初の大会で優勝して一気に優勝候補のトップ5圏内に入ってきましたが
大会規模も出場選手もそれほどでもなかったというものあって、未知数の部分はあったと思います。
過去の、幾度も逆境を跳ね返してきたその実績を考慮しての評価という面もあったのではないでしょうか。
まあ今思えば、決勝の相手クレッシーが全豪でもここまで暴れるとは予想外だったわけで、実のところ小さな大会とはいえ見事の優勝だったのかもしれませんが。

ナダルの全豪決勝は実に6回目となります。これは見事です。
ただ優勝は1回のみで、実に4回も決勝で敗退しています。
今回も試合前の評判ではメドベージェフの方が3倍くらい高い評価をもらっていますし、
暑さとの戦いとなる大会コンディションもベテランには不利でしょう。
それでも、ナダルに頑張ってほしい声も多いのではないかと思います。
持ち前の不屈さで試合も盛り上げてほしいです。


  1. 2022/01/29(土) 09:51:18|
  2. 2022年1月~3月
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
前のページ 次のページ

プロフィール

Au-Saga

Author:Au-Saga

本体へのリンク

男子テニスデータ検証サイト
【レンドル最強説】
【更新履歴】
【ATP】

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

アクセスカウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

FC2カウンター