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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2020年、全豪2回戦終了

昨日のボトムハーフに続いてトップハーフの2回戦が行われました。
混迷の気配が感じられたボトムハーフから一転して安定した展開となっています。

2回戦で敗退したトップハーフのシードは第26シードのバシラシビリだけです。
相手はベルダスコということで、大きな番狂わせではありません。
こういう時のベテランノーシードというのはやはり怖い存在ですね。
ランクを落としているので負けること自体は許されているうえに、
本来力はあるので好調であれば大物にも勝ててしまうという。

トップハーフでベテランノーシードといえばアンダーソンがいましたが
復調間もなくでの2戦連続のフルセットマッチはきつかったか、第29シードのテイラー・フリッツに敗退しています。

グルビスは勝ちました。全豪で初めての3回戦進出です。
これでなんと、全てのグランドスラムで3回戦に進出した選手の仲間入りを果たしたことになります。
現役で何人いるかまでは数えていませんが、少なくともラトビア選手としては史上初でしょう。
次はモンフィスとの対戦となります。この試合は観たいですね。

モンフィスはカルロビッチに勝って勝ち上がっています。
初戦、エース数が期待ほどでなかったカルロビッチですが、
モンフィス戦でも17本と「4-6 7-6 6-4 7-5」というスコアの割りには少ない方でした。
この両者は最初の対戦の時にカルロビッチのエース数が0だったのですが、これは初めてのことということで当時話題になりました。
その後全部で7回の対戦がありまして、カルロビッチが20本以上取っている試合もあるのですが
一番取った28本の時にははモンフィスも16本と対抗していたり、直近の試合では9本ずつとなっているなど
モンフィスは割りとカルロビッチのサーブを攻略しています。
ATPにエース数の記録はあるのですが、被エース数の記録はありません。
もしかしたらモンフィスはそもそも被エースの少ない選手なのかもしれません。
俊敏さ、跳躍力、反応速度など、あの身体能力を持つ選手ですからその可能性も高いように感じます。

因みにエース数が振るわなかったカルロビッチですが、さすがの数字を見せてくれたのが2ndサーブ速度です。
2試合の平均で約195km/h。最速じゃないです、平均です。
フェデラーもナダルもジョコビッチも1stサーブの平均で180km/h台です。
イズナーやラオニッチだと2ndの平均が180km/h前後となります。
カルロビッチの異様さがよくわかります。

比較的シード選手が勝ち上がっているトップハーフでは3回戦でシード同士の対戦が多く組まれます。
特に近いシードの対戦としては
・カチャノフvsキリオス
・バブリンカvsイズナー
・ゴファンvsルブレフ

などがあります。
いずれも実に楽しみな対戦です。


  1. 2020/01/24(金) 12:04:57|
  2. 2020年1月~3月
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2020年、全豪2回戦ボトムハーフ

2回戦はトップハーフも終わってから記事アップしようと思ったのですが
ボトムハーフだけでもボリュームがある気がしたので取り敢えず更新します。

フェデラーが調子いいです。困ります。
いや困らないんですけど。
でも今絶好調すぎて大丈夫なの、という。
いや、絶好調すぎるにこしたことはないんですけど。

しかしフェデラーってプレーが綺麗ですね。
フォームはしなやか、フットワークには無駄なし、タッチも繊細で妙技。
散々見てきておいていまさら何をという程度の感想でしかないかもしれませんが。

次の相手はミルマンです。忘れもせぬ全米での敗戦。
フェデラーはその生涯でトップ10未経験者にグランドスラム敗退を喫したのは6例しかありません。
しかもそのうち3人は若い頃ですから実質2人です。
2013年ウィンブルドンのスタコフスキー、2015年全仏のセッピ、そして2018年全米のミルマンです。
どれも敗戦の傾向は似ていて、フェデラーが決めきれずにもつれて、タイブレークで落とすという形です。
セットはいずれも1-3で最後はタイブレークです。この形になると危険ですね。
実は去年の全豪でチチパスに敗れた試合も全く同じような展開でした。
「格下にセットリードされた状態で4セット目のタイブレークに入るとフェデラーは危険」
とそう覚えておきましょう。
ミルマンとの対戦は、その時の1回だけがおかしかったのかと言えばそうでもなく、
勝った2回の対戦でも割と接戦になっています。
次は今のところ順調すぎるフェデラーの要注意ラウンドといえましょう。

初戦でショットの乱れも散見されたジョコビッチですが、早くもすぐに修正してくるんですね。
このジョコビッチなら少しは抵抗できるかと思ったのですが、伊藤は敢え無く完敗してしまいました。
ジョコビッチの次の相手は西岡です。ここは一矢報いてほしいところですが、
昨年のデ杯では「6-1 6-2」と退けられてしまっていますし、
一度修正してしまえばフェデラーよりも乱れることの少ない選手ですから、
中々難しい部分もあるかと思います。

初戦ではシード勢が安定しており、ある意味驚きではあったのですが、
早くも2回戦でバタバタとシードダウンが続いています。
まずベレッティーニ。トップ10選手の中で最初の敗退者となってしまいました。
初戦は完勝だったんですけどね。フルセットを戦っての敗戦でした。
勝ったのはサンドグレン。アメリカの中堅選手です。
ガタイはごついですが、意外と柔らかいショットも使うんですよね。
これといった強烈な武器を持っているのではなく、そつなく何でもこなすタイプで、
ブラッド・ギルバートとかトッド・マーティンといったいかにもなアメリカ中堅選手という感じです。
ベレッティーニはそのチェンジオブペースに勢いを外されてしまったかもしれません。
サンドグレンは次にクエリーと対戦します。こちらはご存じ別の意味でアメリカ的なパワー型の選手です。

第12シードのフォニーニは2戦連続ファイナルセットタイブレークという激戦を勝ち上がりました。
この調子で次もファイナルセットタイブレークを期待してしまってはいけないですね。

ハンガリーのフチョビッチがシャポバロフ、シナーと2戦連続で話題の選手を下しています。
カナ表記では文字揺れのある選手ですね。ここでは取り敢えずフチョビッチで行きます。
多くの選手がシャポバロフvsシナー、更にはその勝者のフェデラーとの対戦を望んでいたことでしょう。
こういうの、シナリオ通りにいかないのが勝負の世界なんですね。
せっかくなのでここはフチョビッチの今後の勝ち上がりに期待してみましょうか。
対戦相手はアメリカのトミー・ポールという若い22歳の選手です。
ポールはディミトロフをファイナルセットタイブレークで倒しての勝ち上がりです。
ほぼ知らない選手同士なだけに逆に気になりますね。注目したい一戦に上げておきます。

今大会、2回戦で最も簡単な勝ち上がりを見せたのがチチパスです。
もうなんということでしょう。氏の、コールシュライバー氏の恩赦!
いや別にチチパスは悪いことしてないですが。
氏はチチパスに戦わずして勝つことの喜びを祝福とともに与えたもうたのです。
氏の棄権を知った時は、えーって。えーって声が出ました。
若手とベテランの片手バック同士の打ち合い、観たかったテニスファンも実はいたんです。
チチパスは次に第32シードのラオニッチと対戦します。
ラオニッチはギリギリで最下位シードをもらったとはいえ、実質驚異のノーシードに近い存在になってます。
両者は初対戦です。これは楽しみ。チチパスにとっては最初の試練になります。

驚異のノーシードということで言えば、チリッチがいました。
第21シードのブノワ・ペールをファイナルセットタイブレークで下して勝ち上がりました。
今大会は激戦が多いですね。勝ったチリッチは次に第9シードのバウティスタ・アグーと対戦します。
過去はチリッチの4勝2敗ですが、バウティスタ・アグーが勝った2試合はいずれも全豪でした。
昨年はフルセットでバウティスタ・アグーが勝利しています。これまた注目の試合です。

第14シードのシュワルツマンと第24シードのラヨビッチはお互いにストレートで勝ち上がってきて次の3回戦で当たります。
今大会、シード選手同士が順調に勝ち上がって対戦するというのは非常に珍しいです。
好調シード同士の対決ということでこれも注目したい対戦です。

次、まだ3回戦なのに、ボトムハーフだけでこれだけ目が離せない試合ばかりというのも困ります。
いや、困らないですけど。


  1. 2020/01/23(木) 10:43:00|
  2. 2020年1月~3月
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2020年、全豪1回戦

1回戦が行われました。
シードは全32人ですが、実に29人が勝ち上がっています。こりゃ凄いですよ。
グランドスラムともなればシードの初戦敗退なんて当たり前ですが、これはかなりの安定感です。

ただ、負けた3人というのがちょっと問題です。
シャポバロフ、チョリッチ、オジェ・アリアシム。いずれも次代を担ってほしい若手です。
特に全豪はシーズン初めですから調整の余地はあるはずで、実力者ならば勝ち上がってほしいというのはあります。

敗退した最上位シードは第13シードのシャポバロフなので、
上位シード勢は、意外な手こずりを見せた例はあるものの、順当に勝ち上がったことになります。
上位8シードでは、ジョコビッチとメドベージェフが1セットを落として少し手間取ったものの
他の6人はストレート勝利で、中でもナダルとチチパスは失ゲーム5、フェデラーとベレッティーニは失ゲーム7と完勝でした。
この辺は様子見や相性などもあるでしょうし、まだ優勝の行方を占う要因にはならないかと思います。

年初のATPカップが不調だった第7シードのズベレフは、早期敗退癖もある選手なので一抹の不安を感じていました。
しかも相手はチェッキナートと中々の強敵です。
結果、ストレートで勝利しました。これには胸をなでおろしたファンも多いのではないでしょうか。
ズベレフは割と大変なドローに貼っていますからこの調子でいつものポカがないか気にしながら見ていきたいと思います。

ノーシードのベテラン勢も少し見ていきましょう。
私が前記事で御三家と呼んだネタ枠です。

まずはカルロビッチ。相手はポスピシルということで勝敗はまあもう決まったようなもので
後はどれだけサーブ記録とタイブレークを積み上げてくれるかという部分が注目だったのですが、
なんとストレート勝利!タイブレークは1セットだけ、しかもエース数はポスピシルの方が1本多いというおまけつき(13本と14本)。
なんともカルロビッチらしからぬ試合でした。こんなことでいいんですかね。

続いてグルビス。
今回数少ない初戦シードダウンの一つであるオジェ・アリアシム敗退を演出した選手となりました。イエーイ。
試合は4セットの激戦となりましたが見事に勝利しました。
STATSを見ると目を見張るのが2ndサーブのポイント獲得率で実に60%のも高確率です!!
この数字は初戦で完勝した上位シードであるナダル、チチパスと同等です。
しかしそれでなんで4セットの激戦になってるんですかね。ちょっと不思議ですがまあ久々の勝利ということで素直に喜びましょう。
グルビスが全豪1回戦を勝ちあがるのは2014年以来実に6年ぶりです。
という以前に、1回戦を勝ちあがったのはあと2009年があるのみで、そのどちらも2回戦で敗退していますからこれまで全豪では2勝しかしていなかったんです。
次勝てば自己最高記録ですがどうでしょうか。次の相手はベデネです。
実績で言えばグルビスの方が上なんでしょうが、現在のランクはベデネが上ですし、今回グルビスは予選上がりですから簡単でないと思います。
もっともベデネもこれまで7年連続で初戦敗退をしていまして今回初めて勝利をしたという選手です。

3人目、フィリップ・コールシュライバー。
若手選手に身をもって勝ちの喜びを教えてくれるのがいつもの氏ですが、
今回はその相手に2回戦のチチパスを選んだようです。
そのため初戦はストレートでしなやかに勝ち上がっておく必要があり、氏はそれをこともなげにやってくれました。
次のチチパス戦で、この前途有望な若者にどのような指導を入れてくるのでしょうか。

つまり、御三家はみんな勝ったんですね。これびっくりです。
氏はね、コールシュライバー氏に限っては、1回戦くらいは勝ちあがるというのはよくあることなんですが、他の2人も一緒に勝つなんて。

さて、御三家の中でも本来一番のネタを提供してくれなくてはいけない人材であるはずのカルロビッチですが
今回はサーブステータスが今一つ地味でした。
そこで他のビッグサーバーとの比較を見てみます。

1回戦のエース数と最速サーブ速度です。

・カルロビッチ 13本 221km/h
・イズナー 46本 218km/h
・オペルカ 35本 223km/h
・ラオニッチ 9本 224km/h

エース本数ではアメリカコンビが凄いですが、カルロビッチだけでなくラオニッチも意外な低さに驚きました。
もっとも、ストレート勝利のラオニッチとタイブレークをたんまり戦ったイズナーとではサーブの総数も違うのですが
それでもラオニッチの少なさは、これまでの傾向からすれば目立ちます。
カルロビッチもそうですが今回のラオニッチはネットダッシュが多く、サーブのみでは決めに行かないスタイルにしたのかもしれません。
サーブスピード自体はラオニッチが一番速いんですけどね。

参考までにここまでの催促サーブはこの中の誰でもなく、スペインのムナルと、イズナーと戦ったモンテイロとなっています。どちらも232km/h。
ただし、平均の速度は、前者は175km/h、後者が181km/hということで、200km/h前後を叩き出しているビッグサーバーと比べるととても低いです。
特にムナルはエースも2本しか取っておらず、あるいは誤検知データかもしれません。


御三家以外、ノーシードのベテランで気になるのはチリッチとアンダーソンです。
両者ともに勝利しましたが前者は快勝、後者はフルセットタイブレークの激戦でした。
アンダーソンの試合は少し観ましたが、ミスが多く探り探りという感じです。
パワーは相変わらずなので復調はしてきてくれていると思います。
今大会で本来の力通りの活躍ができるかというとわかりません。



  1. 2020/01/22(水) 12:32:20|
  2. 2020年1月~3月
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2020年、全豪開幕

災害問題などが渦巻く不安な空気の中の開幕となりました。
既に試合が行われていますがまずはドローから見ていかないといけませんね。

第1シードはナダルです。
ナダルの山は4回戦で当たる場所にカレーニョ・ブスタがいまして、ベスト16で当たる場所にはカチャノフやキリオスがいます。
ナダルにとってはこの辺りが最初の壁となる可能性があります。
今回は、どの選手にとっても様々な不確定要素が考えられますので勝ち上がっていくのは簡単ではないでと思いますが
ナダルとしては概ね悪くないドローを引いたのではないでしょうか。
この山には日本人選手では内山がいまして、初戦でスウェーデンのイマーと対戦します。
NextGENで名前を目にしてまだ覚えている方も多いでしょう。興味深い対戦となります。
今年は五輪年ですし、今回錦織が出ないというのもありますから日本選手には少しでも頑張ってほしいところです。

ナダルとベスト8で当たる場所には第8シードのティエムがいます。
ここは他のシード選手としてモンフィス、オジェ・アリアシム、フリッツがいますが
更にベテランのノーシードにも目が行きます。
カルロビッチ、グルビス、そして特にケビン・アンダーソンです。
まだ完全に復調していない可能性もありますが、実績からすれば驚異のノーシードとなりうるでしょう。

第4シードはメドベージェフです。ナダルと準決勝で対戦する山に入りました。
ここは反対側に第7シードのズベレフがいてかなりの盛り上がりを見せる山となります。
何せいきなりメドベージェフはティアフォーと、そしてズベレフはチェッキナートと当たるのです。
他のシード勢も、ツォンガ、イズナー、バブリンカ、ゴファン、
そして今年は出だしから2大会連続優勝と絶好調のルブレフまでが揃った最も濃い組み合わせの山となっています。
ここを抜け出してきたときは、その選手は対ナダルの驚異的な存在になり得ているかもしれません。
ここには杉田がいます。2回戦でルブレフと対戦する可能性があります。

ボトムハーフ行きましょう。
第3シードはフェデラーです。今回フェデラーはナダルでなくジョコビッチ側に入りました。
順当にいけば4回戦でディミトロフと当たり、準々決勝では第8シードのベレッティーニと当たります。
フォニーニやクエリーなど要注意の選手もいますが、ナダルと同様、ベスト8まではそう大きな壁はなさそうです。
シャポバロフとチョリッチもいたのですが、既に初戦で姿を消してしまいました。
どちらも良い選手なのにどうにも安定して勝つことができませんね。
チョリッチは相手がクエリーなのである程度やむを得ない部分もありますが、
まだベテランは若手の前に立ちはだかる存在ではあるのです。
ベテランと若手の対決ということで言えばフォニーニとオペルカの初戦も注目です。
また、NexGENの優勝者であるシナーがこの山に入っています。
本来であれば2回戦でシャポバロフと対戦するはずだったのですが、シャポバロフが敗退したために実現されませんでした。
仮にシナーがこのまま勝ち上がっていくと4回戦でフェデラーと対戦します。
大ベテランと新進気鋭の若者の対戦です。実現の可能性はどの程度でしょうか。

最後にボトムハーフの一番下、ジョコビッチの山です。
ジョコビッチの近くには2回戦で当たる場所に伊藤、3回戦では西岡と日本人選手がひしめき合っています。
頑張ってほしいところですが、まあディフェンディングチャンピオンとしては4回戦まではそれほど大きな問題はなさそうです。
しかし準々決勝まで行くと第7シードのチチパスと当たります。
チチパスは昨年一時期に低迷期があったものの、前回の全豪と年末の活躍は目を見張るものがありました。
まずはジョコビッチと当たるまで勝ち上がっていってくれないとと思われる選手です。
もっとも、バウティスタ・アグー、ラオニッチ、チリッチと同じ山に実力者が顔を揃えているので
簡単に勝ち上がるというわけにはいかないかもしれません。

全豪は年初の大会なので基本的に年末時点とランキングはほとんど変わりません。
すなわち年末時点の力関係がそのまま優勝予想に直結するということになります。
昨年の全豪及び年初のATPカップの結果もあり、やはり優勝候補筆頭はジョコビッチでしょう。
ナダルとフェデラーが続き、若きティエムと若き4人組がそれに続くという形となります。
ただ若手組は、乗ってるときは強いですが早期敗退がないかという心配はまだ付きまとっています。
特にズベレフ。
上位8シードが勝ち上がる展開にはならないんじゃないかとも思えます。

台風の目になりうる選手をリストアップするのも面白いでしょうか。
若手の名前を出したいですが、私個人としては、ベテラン組でふと調子を上げてくる選手のほうが
実現の可能性としては高いと思います。
何人か思い浮かべている選手はいますが、具体的な名前を出すのは控えておきましょう。
因みにカルロビッチ、コールシュライバー、グルビスの御三家は
もはや個人的にはエントリーしてくれるだけで嬉しいという
ただのひいき選手ですので台風の目にカウントしていません。

いずれにしろ、どんな展開になるか楽しみですね。



  1. 2020/01/20(月) 16:50:41|
  2. 2020年1月~3月
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2020年、ATPツアー開幕

皆さま、本年もよろしくお願いします。

ATカレンダーはいつものごとく年明け早々からスタートしております。
今年はATPカップで大々的に始まりました。

例年だと小規模な大会でポツポツとスタートし、
上位選手はエキシビジョンマッチを行って全豪への調整というのがお決まりのパターンでしたが
こう堂々と始まると、お、スタートした!という気になります。

去年スタイルが変わったばかりのデ杯が年末に開催され、
同じようなATPカップが時期を開けずに行われるということで
その存在意義を問うような意見も出ていましたし、
その矛先は秋口開催のレーバーカップにも飛び火して物議をかもしだしました。
デ杯は限定期間内で規模を大きくしたために
深夜になっても試合が終わらないなどということがあってまだ改善の余地がありそうですし
これからも新しい取り組みは進められていくのではないかと思うのですが
お祭り的な大会が複数行われるというのも悪くはない気がします。

確かに時期は近いですが、年末と年始ということである程度の切り替えは可能でしょう。
まあ選手としてはもう少し時期を離した方がいいというのもあるのかもしれませんが。
同じような大会が連続することへの批判というのであれば、
インディアンウェルズとマイアミが続くのもそのうち批判の対象になりうるでしょうか。
事実、全仏とウィンブルドンが近かったのは過去から問題視されていて
近年日程変更という形で対応されましたので、改善の一つになってくる可能性もなくはないです。

もう一つ、デ杯もATPカップも国別ということで他の大会と異なっています。
オリンピックも少しそうなのですが、これは選手個人の成績だけでなく
どの国に所属しているかでエントリーの基準が変わってきます。
その辺を問題視する意見もあるようです。
完全個人主義のテニス界にあって少し違った基準があるのもまた一味だと捉えられるかですね。

私の関心はこれら非正規の大会が公式データとして取り扱われるかという点につきます。
かつてのグランドスラムカップ、最近ではレーバーカップがそうですが、開催当初は公式データでなく
ある時点から公式に採用されるということが往々にしてあります。
そうなると、過去のデータが公式に編入されるわけで、昔の勝率が変わったりします。

そういうのを観察していくのも面白いのですが、ニュースにならずにひっそりと変更になったり
公式から外れる大会などというのがあったりすると混乱も極まってきます。
このあたりのデータについては話しだすともう大変に長くなってしまうので今は割愛しましょう。

いずれにしろ、今年もツアーを楽しんでいきたいと思います。

ATPカップも真っ最中ですが、驚いたのは日本の思わぬ初戦の快勝でした。
相手はウルグアイ。クエバス兄弟がいますが、基本的に実績があるのは兄の方だけです。
なんだかんだで日本優勢の声もありましたが、
まさか同じグループの優勝候補筆頭であるスペインが快勝したのと同じように勝つとは想像しませんでした。
エース錦織はもちろん怪我のため欠場しているわけです。

クエバス兄はナダルと同じ年齢のベテランで、さすがにナダルとは違って今もって全盛期とは言えない選手ですが
それでも実績は十分で、実のところ今回の当サイトのデータ集計で新しい選手に追加しようか迷った人物でした。

他にも、チチパスvsズベレフやデミノーvsシャポバロフなど見どころの試合も行われました。
この調子で楽しみな試合もどんどん出てくるはずです。
選手たちの真剣度もエキシビジョンより上でしょう。

日本がスペインに圧勝するさまを見届けなくてはいけませんね。


  1. 2020/01/06(月) 12:00:00|
  2. 2020年1月~3月
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2019年、データ更新

またも年末ぎりぎりとなりましたが、サイト本体のデータ更新を行いました。

レンドル最強説&フェデラー最強説

今回は集計してみて色々と特集したい事項もあるのですが、それは追々ブログの方で取り上げるとして
取り急ぎサイト本体の更新を完了させます。

今年はベルディフ、フェレール、バグダティス、アルマグロが引退を表明しています。
当サイトの収集データでも現役として扱うのは最後ということになります。
他にもドルゴポロフが引退に近い状態になっていて、もしかしたら次回から引退選手となるかもしれません。
一時復帰を示唆するなど正式な発表はされていないのではないかと思いますのでまだ不透明ですが。

代わって、新しい選手の追加も行いました。
メドベージェフ、チチパス、カチャノフ、ルブレフ、ベレッティーニ、プイユ
シュワルツマン、チョリッチ、デミノー、シャポバロフ
10人です。

ルブレフはトップ20にも入っていないしまだ早いかなとも思ったのですが、
ロシアの3人はセットで扱う部分がありデータの比較もしたくなるだろうということで入れました。
シャポバロフもまだ早いかもしれませんが完全に個人的な興味で入れました。

サイト本体では拾いきれなかったこれら選手の具体的な比較や
ベルディフとフェレールの比較などもやってみると面白いかもしれません。
機会があればブログ上で取り上げたいと思います。

まだ工事中の記事も完成させてないですし、やりたいこと、やらなきゃいけないことがあります。
少しずつこなしていければと思います。
まずはサイト更新をお楽しみください。
急ぎましたのでミスもあるかもしれません。
ご指摘やご意見などもどんどんいただければ幸いです。



  1. 2019/12/29(日) 15:52:00|
  2. サイト本体更新履歴
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2010年代の総括(追記あり!)(さらに追記あり!)

2019年シーズンが終わったわけですが、ATPのサイトに2010~2019の
いわゆる2010年代の総括が特集されています。

https://www.atptour.com/en/news/atp-tour-decade-in-review-overview

これによると2010年代最古の選手はジョコビッチ。ナダルが2番手ということになります。
まあ当然と言えば当然ですね。

グランドスラムは全40大会のうち、15がジョコビッチ、13がナダル、フェデラー5、マレー3、バブリンカ3、チリッチ1となります。

マスターズはジョコビッチは29、ナダルが20、フェデラー12、マレー10です。
バブリンカは1しかありません。ここについては3のズベレフが第5位の選手になります。

ATPファイナルはジョコビッチが4、フェデラーが2です。複数獲得者は2名だけ。マレーは1、ナダルは0です。

オリンピックは2度の開催があり、いずれもマレーが取りました。コーチのおかげです。

年末No.1はジョコビッチが5、ナダルが4、マレーが1です。フェデラーの最後の年末No.1は2009年なのでここには入ってきません。

という具合にオリンピックを除くすべての分野でジョコビッチが1位を獲得しました。

ジョコビッチは直接対決でも王者感を出していまして、対ナダル21-12、対フェデラー22-14、対マレー21-8となっています。
トータルで64勝34敗。これは凄いです。


テニス史では10年ごとに時代を区切ることが多いです。私もこの区切りをよく使います。
80年代はどういう時代、90年代はどうだったという風に。

2000年代から2010年代にかけては少し特殊で、3強とか4強というくくりでこの長期の時代が語られます。
ここはせっかくなので2000年代もみてみましょう。

グランドスラムは、15がフェデラー、6がナダル、アガシが3、サンプラス、クエルテン、サフィン、ヒューイットが2。

マスターズはフェデラーが16、ナダルが15、アガシが6、サフィンとジョコビッチが5、ロディック、フェレーロ、マレーが4。

ATPファイナルはフェデラーが4、ヒューイットが2、クエルテン、ナルバンディアン、ジョコビッチ、ダビデンコが1。

オリンピックは3度の開催で、カフェルニコフ、マスー、ナダルが1ずつ。

年末No.1はフェデラーが5、ヒューイットが2、クエルテン、ロディック、ナダルが1です。

予想通りフェデラーの時代といえます。2位がナダルというのがわかります。
敢えて年代を分けるとするならば、2000年代はフェデラー時代、2010年代はジョコビッチの時代ということになるでしょうか。
いずれも圧倒的な支配力ですが、2000年代のフェデラーと2010年代のジョコビッチではむしろジョコビッチの方が数字を稼いでいますし
対戦成績で言うとフェデラーは2000年代でナダルに7-13と負け越しているのもあり、
直接比較だとジョコビッチの支配の方が大きいということになります。
それでもフェデラーの方がキャリア全体でジョコビッチよりも上を行っているのは
2000年代のジョコビッチと2010年代のフェデラーの差ということになるでしょう。
息の長さでフェデラーが差を付けているということになります。

そして当然のことながら10年区切りのどちらでも2位に入っているナダルの存在もまた特異といえます。
テニス史を俯瞰し、10年区切りの2時代に渡って2位に入ってくる選手など果たして存在したのでしょうか。
一部、私の偏見も入るかもしれませんが、過去の年代ごとの1位と2位を見てみましょう。

《10年ごとの勢力図※》
1920年代 1位:チルデン 2位:コシェ 3位:ラコステ 4位:ジョンストン
1930年代 1位:バッジ 2位:ペリー 3位:バインズ 4位:ニュスライン
1940年代 1位:クレイマー 2位:リグス 3位:パーカー 4位:バッジ
1950年代 1位:ゴンザレス 2位:セッジマン 3位:クレイマー 4位:セグラ
1960年代 1位:レーバー 2位:ローズウォール 3位:ヒメノ 4位:エマーソン
1970年代 1位:コナーズ 2位:ボルグ 3位:ナスターゼ 4位:ビラス
1980年代 1位:レンドル 2位:マッケンロー 3位:ビランデル 4位:コナーズ
1990年代 1位:サンプラス 2位:アガシ 3位:ベッカー 4位:エドバーグ
2000年代 1位:フェデラー 2位:ナダル 3位:ヒューイット 4位:ロディック
2010年代 1位:ジョコビッチ 2位:ナダル 3位:フェデラー 4位:マレー

ということで、やはりナダルが唯一の選手といえそうです。

この中で疑問符が付くとすれば40年代と50年代でしょう。
40年代は大戦に阻まれた時代があり、他と同じような感覚で乗せるのは難しい部分があります。
また50年代はゴンザレスの1位は疑いなしですが2位候補が非常に多く、
例えば現在、4強以外で一番強い選手を上げるのに似た難しさがあります。

中には50年代の2位はクレイマーだという考え方もありえます。
そうなるとクレイマーは40年代の1位と50年代の2位ということでナダル以外にも達成できた例とすることが可能です。

ただ、クレイマーのトップとしての活躍は実質46年から53年までで、
先にも述べた通り40年代は時代区分として扱うのが難しく、大戦がなければ40年代前半のバッジやペリーの時代がもっと続いたかもしれませんし、
50年代も後半にはクレーマーは引退していたので時代を長く支配していたという評価は少し無理があるかもしれません。
もっとも、50年代前半のクレイマーの強さは抜群でしたので選手としての素晴らしさは言うまでもないわけですが
ここでのナダルと同じような評価という考えからは除外されることになるでしょう。

50年代の2位が混乱するおかげて、もう一人、可能性のある選手がでてきます。ローズウォールです。
60年代の2位については疑う余地はないでしょう。これに加え、50年代の2位の可能性も浮上します。
ただ個人的にローズウォールの50年代の活躍は、悪くはないものの2位とするには無理があると思います。
この時代の2位候補としては、セッジマン、クレイマー、ローズウォール、セグラ、トレイバート、ホード等の名前を上げることができます。
敢えてここで私が順位をつけるならば、セッジマン、クレイマー、セグラ、ホード、ローズウォール、トレイバートとなります。
やはりこの時代はゴンザレスの支配が圧倒的でした。

その意味で、同じように圧倒的な支配力を持つフェデラー、ジョコビッチの両時代に、
同じだけ長く2位でいるナダルの唯一性というのはやはり格別のものがあると言っていいでしょう。


※2019/12/23追記)
勢力図表を2位から4位までにしました。
この結果、2位に2度入っているナダルと同じように、
1位と3位に入っているフェデラーの特異性も評価することができるようになりました。

一応他にも、クレイマーが1位と3位、バッジが1位と4位に入っていますが
どちらも多くの意味で問題を抱える40年代にかかっていますので評価は難しいところです。

30年代の4位にはチルデンかフォン・クラムが、
60年代の3位や4位にはゴンザレスやホードが入るのではという考え方もあるでしょう。
90年代もクーリエ、チャン、イバニセビッチ、カフェルニコフ等がいます。
この辺り意見は分かれるところでしょうが、
全体的に長く優れた活躍した選手を評価したといえます。

※2019/12/25更に追記)
あとコナーズが70年代の1位と80年代の4位に入ってますね。こちらもさすがです。
何かとフェデラーの前に立ちはだかる記録保持者なだけあります。
またアガシは、2000年代だと5位になります。僅かに惜しい記録です。
グランドスラムなどのタイトルでは3位に入ってもおかしくない選手だったのですが
2000年代全体の活躍という点でランク入りを逃しました。



  1. 2019/12/19(木) 17:48:00|
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2019年、年末ですね

しばらく更新から遠ざかっていました。
テニスのオフシーズンはデータ更新の時期ですので鋭意頑張ってまいりますが
反面個人的な多忙感が出てきていて、ここは折り合いを付けないといけないですね。
今回も年内更新を目指します。

今年のツアーは少し時代が動いた感じがありました。全体的にとても面白かったと思います。
もちろん地盤は強固なのですがじわじわと流動してきつつあるというか
ガッチガチだった地面がだんだん柔らかくなってきている感じです。

今回は引退選手もいますし、同時に新しく追加すべき選手もいます。
当サイトで取り扱う現役選手の一覧の顔ぶれもどんどん変わっていくことでしょう。

近年、テニスのデータサイトはあちこちで運営されてきていて
何よりATPのページも次第に充実してきていますから、
テニスをデータ面から知ってもらいたいという私の当初の目的は
当サイトを経由しなくても実現できる状況になりつつあります。

もちろん各データには昔ながらの問題は抱えている部分はありますが、
細かい部分を頑強にああだこうだいうよりも
充実したデータがネット上に存在してるんだという事実が重要なのだと思います。

当サイトは個人運営ですからどうしても手動での更新になってしまいます。
公式のように大量のバックデータを保持している状態に比べればスピード感もデータ量も貧弱です。
選手のパフォーマンスを表形式にして毎度更新していくスタイルは
そろそろ終わりにしてもいいのかなという気持ちが頭をよぎっています。

データ自体は他のサイトに任せて、そこから出たものを分析していく方に力を注ぎたいというか
サイト本体の記事を増やしていきたいというのが強くなっているんですよね。

取り敢えず今回はいつもと同じ方式で更新しますが
今後のやり方についてはまた色々と考えていきたいと思います。

当サイト開設は2005年、来年で15年ですから、さすがに変化があっても良い頃合いですね。
まあ私のことですから大した変化もさせずに楽する方向に舵を切ろうとするかもしれません。
何か思うことがあればご意見などいただいて戒めていただけますと幸いです。

今度とも「レンドル最教説&フェデラー最教説(&ナダル最強説&ジョコビッチも最強&他にも過去に色々いっぱい最強選手がいて、それら優劣をつけるというより全員を愛でるサイト)」を引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


※ここへきて衝撃の新サブタイトル発表!しかし長いので普段は隠れております。
一般には引き続き「レンドル最教説」or「フェデラー最教説」or「レンドル最教説&フェデラー最教説」の呼称でどうぞよろしくお願いします。
 

  1. 2019/12/09(月) 13:54:31|
  2. 雑記
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2019年、ATPファイナルはチチパスが優勝

昨年のズベレフに続き若きチャンピオンの誕生となりました。試合の方は壮絶でした。
ハイライトでしかおっていませんが、ピンチの時の両者の戦いぶりなどフルマッチを観て確認したいところです。

試合後のチチパスとティエムがやたらと仲良く感じたのですが
3年前のファイナルの時にティエムがチチパスをヒッティングパートナーとして呼んだという経緯があったようです。
チチパスにとってティエムは兄貴のようなものなのかもしれません。

両者ともに本当に強靭な戦い方をしますね。
選手生命が伸びているのが昨今のテニス界ですが、この方法で果たして10年後も戦えるんでしょうか。
ナダルの例がありますから可能性はありますが、ナダルのみが本当に例外中の例外というだけかもしれませんし。
現在の代表的長寿選手であるフェデラーもジョコビッチもあんな強打の連続という戦い方はしていません。
もちろんビッグ3に対抗するために生まれてきた戦い方なのだというのはわかります。
これが今後のスタンダードになっていくのでしょう。
長寿を犠牲にしていくことにならないのか、はたまた、
プレーが成熟するまでに時間がかかるということもあるのではないかなど
テニス界の将来というものにも、また更に興味が出てきます。

今回のこの頂上決戦の大会で全勝した選手はいなかったことになります。
それほど力の差は接近してきているとも言えます。
年末のビッグ3に疲れが出てきていた時期だから、という注釈をつけることはできるかもしれませんが。

いずれにしろ、まずか優勝したチチパスをまずは褒めるべきでしょうし、
フェデラー、ジョコビッチを撃破して準優勝に至ったティエムも素晴らしかったです。
ただ、私としては怪我&不得手なコートで死闘を連続で制し、
最終的にNo.1の座を手にしたナダルを功労の選手として称えたいと思います。

これで、フェデラー、ジョコビッチ、ナダルがそれぞれ5年ずつ年度末No.1に君臨したことになります。
合計で15年です。途中マレーの1年を挟んでいますのでそれを入れて16年です。
因みに2003年のフェデラーは2位でしたが、年明けの全豪ですぐ1位になりましたので実質17年間トップというわけです。
ナダルも2年後、ジョコビッチも5年後にはこのトップの集団に加わります。凄いですね。
ジョコビッチの12年間だって充分おかしいです。


さて、いつものように最後にデ杯を経て年間の全記録が決定します。
今年からデ杯の仕組みが変わりましたので少し多めに試合が行われます。
トップ選手の何人かにもまだ少し勝率等に変動が発生します。

因みに参考までにここ16年の勝率1位を見てみましょう。
今年のナダルは現在のところまでです。カッコ内は2位と3位になります。
最後の※印は勝率1位とランキング1位が一致している年です。

2004年 フェデラー 92.5%(ロディック、ヒューイット)※
2005年 フェデラー 95.3%(ナダル、ロディック)※
2006年 フェデラー 94.9%(ナダル、リュビチッチ)※
2007年 フェデラー 88.3%(ナダル、ジョコビッチ)※
2008年 ナダル 88.2%(フェデラー、ジョコビッチ)※
2009年 マレー 85.7%(フェデラー、ナダル)
2010年 ナダル 87.7%(フェデラー、ジョコビッチ)※
2011年 ジョコビッチ 92.1%(フェデラー、ナダル)※
2012年 ナダル 87.5%(ジョコビッチ、フェデラー)
2013年 ナダル 91.5%(ジョコビッチ、マレー)※
2014年 ジョコビッチ 88.4%(フェデラー、ナダル※)
2015年 ジョコビッチ 93.2%(フェデラー、マレー)※
2016年 マレー 89.7%(ジョコビッチ、ラオニッチ)※
2017年 フェデラー 91.5%(ナダル、ジョコビッチ)
2018年 ナダル 91.8%(フェデラー、ジョコビッチ)
2019年 ナダル 88.1%(フェデラー、ジョコビッチ)※

年度末No.1と必ずしもイコールではないですが概ね一致しています。
トップの回数はナダルが一番多く6回。フェデラーが5回、ジョコビッチが3回、マレーが2回でした。
やはり勝率ではナダルなんですね。
マレーも2度トップになっているのは凄いです。
彼はビッグ4の中で唯一、ビッグ3全員と戦わなくてはいけない選手でしたからね。

ビッグ3が3位までを占めた回数は、9回。
ビッグ4が3位までを占めた回数は、12回。
ビッグ4が4位までを占めた回数は、意外と少なく、2009年と2011年の2回だけでした。

そして燦然と輝く、2016年の3位、ラオニッチ!
2016年はこの中で唯一フェデラーとナダルがトップ3に入ってない年でした。
記録の上でも十分に衝撃的な年だったといえます。(まあ、4位と5位なんですが)
しかしこの衝撃があったからこそ、翌年の両者の復活劇が更なる劇的なものになったということなのでしょう。

今年のチチパスは勝率にすると意外とだめで、6位、68.0%でしかありません。
ティエムが4位で73.44%、メドベージェフが73.42%でそれぞれ4位と5位でした。ズベレフなど、63.0%で16位です。

勝率で言えばビッグ3と若手との間にはまだまだ差があることが分かります。
勝率が80%に届かないとまだ強い選手とは言えないです。

これまで、80%に達しなかった選手が一人もいない年というのは2年だけありました。

1992年 クーリエ 79.3%(サンプラス、ベッカー)
2000年 サンプラス 76.4%(ヒューイット、クエルテン)

どちらも正に時代の移り変わりという時期です。
メンバーを見ると、サンプラスの前とサンプラスの後というのが分かります。
また、90年代にはサンプラスのみが80%を超えていたという年が3年もありました。
90年代は本当にサンプラスの時代だったんですね。
今回ビッグ3全員が5回ずつ年度末No.1で並んだわけですが、唯一それよりも上を言っているのがサンプラスの6回です。
仮にサンプラスがいなかったら90年代はどれほど大荒れの時代になっていたのでしょうか。


ここ16年の中でビッグ4以外に80%に達している選手は以下の通りです。

2004年 ロディック
2005年 ロディック
2005年 ヒューイット
2012年 フェレール
2011年 ソデルリング

ロディックとヒューイットは元No.1ですのでそう大きな驚きではないですが、
それ以外となるとあと2人だけ、2例だけしかなんです。これは凄いです。

2011年のソデルリングはこの年の7月に地元スウェーデンの大会でフェレールを下して優勝したのですが
その後、病気を発症しそのままツアーに戻れずに引退することになってしまいました。
それ故にこの年は試合数も少なかったというのは事実です。しかし年の途中までとはいえ充分に勝っていただけに本当に惜しいです。
結果としてキャリアを優勝で終わらせたということになっるのですが、これは私の知る限りあとサンプラスのみじゃないでしょうか。
奇しくもここで話題になった2名による偶然の大記録です。

そのソデルリングの最後の試合で敗れていたフェレールは、正真正銘、1年を戦っての80%達成者となりました。これは快挙でした。
ロディックとヒューイットの80%超えはナダルが出てきた時までですから、
ビッグ4の時代になってからビッグ4以外で唯一80%を記録した選手というわけです。

次は果たして誰が年間80%を超えることができるしょうか。
75%の壁ですら大きい今、結構大変なことだとは思いますが、来年以降の記録には大いに注目されます。


  1. 2019/11/20(水) 10:34:00|
  2. 2019年10月~12月
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2019年、ATPファイナルはティエムvsチチパスの決勝。(追記あり)

チチパスがフェデラーを、ティエムがズベレフをそれぞれストレートで下して決勝進出を決めました。
どちらが勝っても初めてのチャンピオンが生まれます。

チチパスはナダルとの激戦の翌日だったので体力は大丈夫かと思われましたが
まあ言っても3セットマッチですし、何より若い選手ですから何の問題もありませんでした。
フェデラーが優勢な時間帯もありましたが要所を締める見事な試合展開だったといえるでしょう。
スコアは「6-3 6-4」ですがスコア以上に長引いた試合でした。
今大会のチチパスの凄さはピンチを切り抜けるサーブです。
ナダル戦でも今回のフェデラー戦でもピンチを幾度も迎えましたがその都度見事なサーブを見せました。
ナダル戦は9本あったブレークポイントのうち7本を凌ぎ、フェデラー戦に至っては12本中11本を凌ぎました。

このピンチを切り抜ける安定感は絶対的な王者が持つものです。
私はかつてレンドルがピンチになると必ずサービスエースで切り抜ける姿を見てその凄みを感じ取りました。
その後同じような強さはサンプラスそして近年ではジョコビッチに感じました。
少なくともこの2試合でチチパスはその域に達した凄みを見せてくれたのです。

試合では決してフェデラーが圧倒されていたわけではありません。
特にチチパスのサービスゲームでは何度もプレッシャーをかけていました。
フェデラーのサービスゲームのポイント総数は54なのに対し、チチパスの方は89もありました。
交互に打つはずのサービスゲームで、こうもポイントに差が出るのは珍しいです。
しかも勝った方が多いというのは、いかにチチパスがピンチを迎え、そして切り抜けたのかを物語っています。
参考までにもう一つの準決勝ティエムvsズベレフ戦ではティエムが66、ズベレフが71でした。
数字は近く、そして勝った方が少ないです。

さてさて、決勝でチチパスと当たるのはティエムです。
準決勝では、復調したズベレフが好調なだけに熱戦の可能性が考えられましたがストレートでの決着となりました。
内容はチチパスと同じように決してティエムが終始圧倒していたわけではありません。
サービスゲームでポイントリードされるケースが何度かありましたがそこからの冷静なプレーが見事でした。
やはり要所を抑えた戦いができたということにでしょう。
ノッている選手にはそうした強さが備わっているものなんですね。

どちらも1位通過ですし、今一番強い選手が上がってきたということなのでしょう。
過去の対戦ではティエムの4勝2敗で、直近では北京の決勝でティエムが勝利しています。
初顔合わせは昨年ですが、昨年だけで実に5回も顔を合わせています。
既にお互いを知っている対戦ということになるでしょうから名勝負になることを期待しましょう。

どちらが勝っても初の優勝者になることは冒頭で述べましたが
去年、一昨年も初優勝者ですので3年連続で新チャンピオンが生まれることになります。
これは過去には2度例がありました。
1976年から、オランテス、コナーズ、マッケンロー、ボルグが連続で新王者に
1988年からはベッカー、エドバーグ、アガシ、サンプラスが新王者になっています。
どちらも4年連続ではありますが、メンバーを見ても新時代を迎える気配というものが感じられます。
気が早いですが今から来年の王者は誰だろうという思いも出てきます。

まずは決勝ですね。楽しみです。


・・・ううう、実は私、これから出張で、多分生で観戦できないんです。
皆さん私の代わりに目に焼き付けておいてください。


※追記です。
私にとってとても大事なことを書き忘れてました。
今回の決勝は片手打ちバックハンド同士の顔合わせとなりますが
こてれはもうずいぶんと久しぶりのことです。
以前の例を調べると、何とあの歴史的名勝負、
1996年のサンプラスvsベッカー以来ということでした。
さすがにフェデラーですらまだデビューする前です。
すいません、訂正です。コメント欄でご指摘いただきました(たかはし様ありがとうございます)
2006年のフェデラーvsブレークがありました。大変失礼いたしました。
10年も新しくなりました。が、それでも13年前。しかもフェデラー。

同時に、ベスト4に3人の片手打ちが残りましたが、これもまた久しぶりのことです。
こちらは1998年のコレチャ、モヤ、サンプラス、ヘンマン以来でした。
このうちモヤだけが両手打ちです。
近年ではフェデラーとバブリンカとか、フェデラーとディミトロフとかフェデラー+1という感じで
2人まではあったのですが3人が揃うことはありませんでした。



  1. 2019/11/17(日) 08:41:00|
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