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 レンドル最強説&フェデラー最強説blog

【レンドル最強説】の雑記部分をブログ化しました。右のリンクから本体へも是非どうぞ。

2019年、ATPファイナルRRは2戦目まで

本当は1日ごとに更新したかったのですがすいません。
RR2戦目まで終了しています。

グループAA

チチパス 2勝0敗
ナダル 1勝1敗
ズベレフ 1勝1敗
メドベージェフ 0勝2敗


グループBB

ティエム 2勝0敗
ジョコビッチ 1勝1敗
フェデラー 1勝1敗
ベレッティーニ 0勝2敗


まずは先に行われているグループBBの方から。

こちらはティエムですね。
フェデラー、ジョコビッチを相手に2連勝するとは思いませんでした。

もちろん実績は十分、パワーもスピードもあって守備力も文句なし
ハードコートでも戦えるということで、あわよくばどちらか一人はとの見方はあり得たでしょうが
まさか激戦を制しての2連勝とは恐れ入りました。

ジョコビッチ戦はフルセットタイブレークとまぎれもない激戦でして、フェデラー戦もストレートは言え、
スコアは競っていましたし内容も実力者同士のぶつかり合いにふさわしいものでした。
まあフェデラーが肝心の時に出すミスが気がかりだったくらいでしょうか。

格上相手に競った試合で勝てるというのは本当に力がついてきた証拠です。
対ジョコビッチは全仏に続いて2連勝となりましたがいずれも熱戦でしたので自信になったでしょう。

ティエムのウィナーの数は非常に多く、パワーでジョコビッチを圧倒していたということになります。半面ミスも非常に多かったです。
精密機械のようなジョコビッチが相手ですからティエムとしてはこの戦い方でいくしかなかったと思います。
それでも、このような戦い方は波が激しくなりますから、随所に結構な危なげもありました。
ファイナルセット、試合のかかったサービスゲームをミスの連続で簡単に落とした時には
最終的にはやっぱりジョコビッチが試合を持っていくのかなと思いました。
その私の予想は見事に外れ、行方の分からぬシーソーゲームは最後にティエムのものとなりました。
ジョコビッチはこういう試合を絶対に落とさないという印象があるのですが落としたのは少々意外でした。
純粋に試合としてはとても面白かったと思います。
トップ選手がいきなり全力で戦いますからそりゃこういう試合も生まれます。これこそがファイナルの醍醐味ですね。

このグループではティエムがベスト4進出を決め、ベレッティーニは落選となりました。
もう1枠はジョコビッチとフェデラーの勝者が手にするということになります。
順当にいけばジョコビッチ優勢なのだと思いますがどうでしょうか。この試合は見たいですね~。
何時にやるんだろう。


グループAAの方ですが、こちらはチチパスがベスト4進出を決めました。
もう1枠を残る3人で争います。恐らく2敗のメドベージェフにもまだチャンスはあると思います。
組み合わせはチチパスvsナダル、ズベレフvsメドベージェフです。

こちらのグループは本当に混戦模様で誰が勝つかわからない状態でした。
その中で見事に1セットも落とさずに2連勝を飾ったチチパスは大したものです。
混戦とはいえ、敢えて言うならナダルはもちろん、前回王者のズベレフ、ビッグ3に次ぐ4位のメドベージェフに比べ
チチパスが一番下と捉えれるケースはあったと思います。ティエムと同じでいい意味で周りを裏切った例と言えるかもしれません。

今大会全出場選手中で最も本調子でないのがナダルであることは疑いもないです。初戦はらしくないミスの連発で完敗でした。
それでも第2戦ではファイナルセット「1-5」からの大逆転という離れ業をやってのけました。
正直、1か月前のメドベージェフだったら簡単に試合は決められていたでしょう。
こういう僅かな差で辛うじて試合をものにして行く薄氷のナダルに凄みを感じますが、同時に痛々しさも覚えてしまいます。

ナダルは毎度毎度驚かせてくれる選手ですが、今回はさすがに厳しいと思っています。
但し、わずかな過去例からのデータ提示をさせていただければナダルは準優勝になる可能性を秘めているのです。
今回ナダルは怪我上がりで今大会にエントリーしてきました。
過去にチャンピオンが怪我のため直前の大会を欠場してファイナルにエントリーした例があります。
1988年のレンドルと2005年のフェデラーです。どちらも何か月かのブランクを経てのエントリーでした。
そして大会史上に残る見事な決勝を戦い、準優勝になっているのです。
ナダルにはその例に追随する条件が揃っています。果たしてどうなるでしょうか。
ん~やっぱり厳しいかなあ。

因みにもしもナダルがベスト4に進出したとして、ティエムが対戦相手となる能性があります。
ティエムはフェデラー、ジョコビッチを下していますが、ここでナダルも下すと
実にビッグ3全員から勝利を上げることになるのです。
流石に春の例ではないでしょうが、かつてマレーとかロディックとかくらいしか例がないことなのではないでしょうか。

もう少しいうと、ティエムが準決勝でナダルを下してビッグ3に勝利、
で、チチパスに負けて準優勝などということになった場合、
ビッグ3全員に勝利した挙句に優勝しないというとんでもないことが起こります。
これは流石に史上初めてのことなんじゃないでしょうか。



  1. 2019/11/14(木) 16:12:00|
  2. 2019年10月~12月
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フェデラーとナダルの時代にATP NEXT GEN Finalがあったら!

前記事のコメント欄で少し話題に出ておりましたフェデラーとナダルの時代にATP NEXT GEN Finalがあったら
ということで面白そうなので調べてみました。(tote様ありがとうございます。)


まずフェデラーですが、ウィンブルドンでサンプラスを下したセンセーショナルな年、2001年を取り上げてみます。
時にフェデラー20歳。

当時のランク上位から対象年齢の8名をピックアップします。
結果は以下の通り。数字は当時のランキングです。

01 ヒューイット
05 フェレーロ
11 サフィン
13 フェデラー
14 ロディック
30 ロブレド
34 ヴィンチゲラ
44 コリア

錚々たる面々です。ヴィンチゲラのみ今では無名ですが、他はテニスファンならば誰もが知っている名手ばかり。

ニューボールズと呼ばれていた若手選手たちが猛威をふるっていた時です。
この少し後には、ゴンザレス、ダビデンコ、ナルバンディアン、フェレール、ユーズニー、ロペス、ベルディフ、ベルダスコ
といった選手がトップ10やトップ20にランク入りしてきます。正に同世代群雄割拠といった様相です。

次に同じくナダル20歳の時を見てみましょう。2006年です。

02 ナダル
12 バグダティス
13 ベルディフ
16 ジョコビッチ
17 マレー
18 ガスケ
30 バブリンカ
32 アルマグロ

こちらも見事に後の有名選手だらけです。

両方の時代には5年の差があるものの、今と比べて隔絶の感があるのが、若手のランク上位者の存在です。
2001年の方ではヒューイットはNo.1だし、2006年のナダルは不動のNo.2でフェデラーとの2強時代を形成していました。
当時ネクストジェネレーションズファイナルがあったとしても上位の何人かの選手は不参加だったことになるでしょう。

一応今年もチチパスとシャポバロフが権利はあるもののスキップという形をとりました。
チチパスはファイナル進出者ですが、シャポバロフはそうではありません。
この大会は、ポイントと関係のない大会ということで、顔見せというか存在感アピールの場でもあるように思います。
既にある程度実績を残している選手であれば不参加となるのはやむを得ないでしょう。
例えば2001年であれば上位4~5人は欠場したのではないかと思えます。
こうなるとジュニアの大会とあまり変化がないものになってしまい、大会自体成立しなかったしれません。

もう少し若手に頑張ってほしいという運営側の思いから作り出された大会であることは疑いの余地もありません。
この10年ほどで新しい選手というのが本当に出てこれなくなっていたということなんでしょう。
つまりネクストジェネレーションズの大会を生み出したのはまぎれもなくフェデラーやナダルなのです。

フェデラーとナダルに対抗しうる新しいNo.1候補として、ジョコビッチとマレーが登場しこの2人は成功しましたが
フェデラーとナダルを駆逐したわけではなく、より強固な4強時代を形成することになりました。

これを崩す新しい存在というのが何人も登場し、そして撃沈していったのです。

デル・ポトロ、チリッチ、錦織、ラオニッチ、ゴファン、ディミトロフ、ティエム、キリオス・・・。
そして現在はズベレフ、メドベージェフ、チチパスらがその座を引き継いでいます。

デル・ポトロとチチパスの年齢差は10歳です。
これ、異例です。
だってフェデラーとの年齢差差じゃないですよ、フェデラーを駆逐するだろうかと期待された候補選手同士の差が10歳です。

10歳といえばテニス界では大きな差です。
例えば、サンプラスとフェデラー、レンドルとアガシ、ボルグとエドバーグなどが10歳差です。
旧世代側の息が長く、新世代も若くして出てきていないと対戦が実現しないようなそんな差です。
上記例でいえば、サンプラスは長かったですがフェデラーが早熟ではなかったので1度しか対戦は実現しませんでした。
レンドルとアガシは、長寿&早熟ということで何度か対戦が組まれました。
ボルグについてはエドバーグとの対戦はありません。デビューよりも前に引退してしまっています。

仮にチチパス達でもダメで、今、NEXT GENを戦っている中でも最年少のシナーがようやく次の時代を作る、
ということになると、フェデラーとは実に20歳差の世代交代ということになります。


  1. 2019/11/08(金) 17:45:34|
  2. 過去の記録
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昨日に引き続き、ATPファイナルです。

記事アップの直後、本当に直後に組み合わせが発表されました。

今回のグループはアンドレ・アガシとビヨン・ボルグですね。
AAとBBということでしょうか。

グループ:アンドレ・アガシ
 [1]ナダル
 [4]メドベージェフ
 [6]チチパス
 [7]ズベレフ

グループ:ビヨン・ボルグ
 [2]ジョコビッチ
 [3]フェデラー
 [5]ティエム
 [8]ベレッティーニ


まずはグループAAの方。
ナダルは出場できるということです。
ナダルから見て組み合わせ的にこれは一応吉なんでしょうか。
過去の対戦でいうと、チチパスに1度敗れたことがあるだけでトータル11勝1敗と大きく勝ち越しています。
ただ、勢いのある若い選手ばかりですから過去の対戦成績はあまり当てになりません。
しかも、何度も言いますがコート適正的にもコンディション的にもこの中でナダルが一番悪いともいえます。
キャリアを通じて年末はナダルの季節ではありません。
今年で15年連続という驚異のファイナル進出権獲得という離れ業をやってのけていますが、
過去出場たのはそのうち8大会のみでしかも2017年は1試合だけを行って棄権しています。
ナダルは全勝の可能性もあれば全敗の可能性すらあるというのが正直なところです。

ナダル以外の3人の争いは純粋に非常に面白いです。
キャリア実績ではズベレフ、今年の実績ではメドベージェフですが、3者の実力は伯仲といえます。
過去の対戦成績では、ズベレフ(4-1)メドベージェフ、メドベージェフ(5-0)チチパス、
チチパス(3-1)ズベレフと三つ巴になっています。


グループBBの方。
注目のフェデラーはこちらに入りました。2強+2というグループになったといえるでしょう。

ベレッティーニは若き4傑の一人ですが、中でも一番の遅咲きでキャリア自体は少なく
今回も最後の最後、パリでモンフィスが敗退したことによるエントリーとなりました。
未知数とも言えますが百戦錬磨の選手たちの中にあって台風の目になるとは考えにくい部分もあります。
またティエムもキャリアの多さで言えばニュージェネレーションズとは差を付けていますが
本来クレーの選手であり、決してインドア適性が高いとは言えません。
ナダルであればまだしも、ジョコビッチ、フェデラー相手ということでは苦戦を強いられる可能性が高いです。

そう考えると、フェデラーを引いたとはいえ、
ナダルよりもジョコビッチの方が良い組み合わせになったといえるかもしれません。
考えてみれば、ジョコビッチは2015年を最後に4年間フェデラーに負けていないので
今年2敗を喫しているメドベージェフよりも相手としては良いともいえるのです。



最後に、今開催しているネクストジェネレーションズのファイナルですが
本当でしたらこっちの話題で盛り上がらなくちゃいけないですよね。
残念ながらまだ選手たちの試合を見ることができていなくて、
ハイライト映像でも何とか全員のプレーを見たいと思っております。
青田買いじゃないですが、未来の選手たちのプレースタイルを今から把握しておくのも悪くないですし。

もしかしたら今のニュージェネレーションズもまだビッグ3を駆逐するまで行かないかもしれません。
そうなると、正にその下のネクストジェネレーションズ達が時代を作っていることになるわけですから。


  1. 2019/11/07(木) 12:00:12|
  2. 2019年10月~12月
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ATPツアーはいよいよ大詰め

ブログの方、ちょっと更新をさぼってしましました。失礼しました。

ATPツアーはいよいよ最終戦を残すのみとなります。

ポイントの上では1位争いが激戦となっていますが、
正直のところ気力と体力の充実したトップ2の激突が観たかったところです。

現時点で1位のナダルですが怪我が発生しており、ファイナル出場も危ぶまれている状況です。

両者のポイント差は僅かの640です。
ATPファイナルのポイントは少し複雑ですが、RRで1勝ごとに200ポイント、
ベスト4で勝利すると400ポイント、決勝勝利で500ポイントとなっています。

ジョコビッチが全勝で優勝した場合、ナダルは決勝にまで進出しなければいけません。
しかもRRで同等以上の成績を残した上でです。
ジョコビッチ側から見れば、640ポイント以上は絶対に取らないといけません。
RRで全勝しても600ですので、準決勝で勝つ必要があります。すなわち決勝進出が条件です。

まとめましょう。

ジョコビッチが準決勝までで敗退 → ナダルが1位
ジョコビッチが決勝進出 → ナダルがRRで2勝すればナダルが1位
ジョコビッチが優勝 → ナダルが決勝に行けばナダルが1位

優勝でも全勝の場合とRRで1敗か2敗してという場合があります。
こうなるとポイント計算が複雑になりますが、概ねナダルの勝利数が
ジョコビッチより一つ少ないまでであればナダルが1位と考えてほぼ問題ないでしょう。

しかし現状、ナダルは怪我で、ジョコビッチはパリを絶好調で制しているという状態です。
コート適正も踏まえてジョコビッチ優勢とみていいように思えますが如何でしょうか。

それにしてもナダルの最大の敵は怪我というのはいつものことです。
その中でも結果を残してきているのは凄いですが、
今回も最後にきて力尽きてしまうということになるのでしょうか。

もちろん怪我に次ぐ2番目の敵がジョコビッチであることは疑いありません。
ナダルはこのところクレーでしかジョコビッチに勝てていません。
最後にハードで勝利したのは2013年の全米です。
それ以来、対戦成績も4勝13敗で、間には7連敗を含んでいます。
この7連敗の間、ナダルはジョコビッチから1セットも取れませんでした。

今年のナダルはアカプルコでベスト16というのがありますがそれ以外の全ての大会でベスト4に進出しています。
勝率も全選手中最高でNo.1にふさわしい選手なのですが
怪我のためにマスターズを3大会も欠場しているのが大きく響いています。
どれか一つでも出ていれば今時点で年末1位の座は確定していたでしょう。

もちろん肉薄しているジョコビッチも凄く、
タイトル数はぐGS2、マスターズ2まではナダルと同じですが、
東京でも勝っているのでナダルよりも一つ多い状態となっています。
但し、全米4回戦での棄権を始め、マスターズではベスト8が2つ、ベスト16が1つ、ベスト32が1つと
ナダルに比べると少し波があります。

まあそれでも、現時点のコンディションに加え、全豪での完勝も考えると
直接対決が実現してもジョコビッチ勝利の可能性が遥かに大きいのだろうなと思わせます。
結局No.1にふさわしいのはジョコビッチなのかもしれません。


さて、今年のATPファイナルは、規格外のビッグ3は置いておいて、残りの5人が皆20代の選手となりました。
しかもそのうち4人がニュージェネレーションです。
メドベージェフ、チチパス、ズベレフ、ベレッティーニ
奇しくも上海マスターズでベスト4に残った4人が揃い踏みを果たしたことになります。
ティエムだけが中堅というべき存在ですが、それでも若い選手がここまで揃うのは久々ではないでしょうか。

出場8人の年間成績を見てみましょう。
数字はタイトル数(勝利-敗戦)です。

・ナダル 4タイトル(51-6)
・ジョコビッチ 5タイトル(53-9)
・フェデラー 4タイトル(51-8)
・メドベージェフ 4タイトル(59-18)
・ティエム 5タイトル(46-17)
・チチパス 2タイトル(50-24)
・ズベレフ 1タイトル(42-23)
・ベレッティーニ 2タイトル(42-21)

思ったほど差が無い印象です。全員の勝利数がさほど変わらないのが分かります。
ただし敗戦数がトップ3は全然違います。ここが3者の強さの肝というところでしょう。

グループ分けはまだ発表されていませんが、ナダルは果たして出場できるのか、
そしてもしもナダルが出てきた場合、フェデラーはどちらの組に入るのかは重要なポイントとなります。


  1. 2019/11/06(水) 19:19:46|
  2. 2019年10月~12月
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2019年、上海マスターズはメドベージェフが優勝

若き四天王(というにはまだ早いか?)によるベスト4対決となった上海マスターズ、
最後に制したのは最も勢いに乗るこの男、メドベージェフでした。

決勝の相手ズベレフは元々一歩先に抜けてた選手で、これまで一度も勝つことはできなかったのですが
今回はストレートで勝利を収めました。ランク差、勢いの差がそのまま出た形となります。


夏場から絶好調で全米前でも優勝候補に挙げられたメドベージェフですが
以前の試合を見ると安定せずに急に崩れたりする場面もあって
正直、全米の優勝候補とまではいかないだろうと思っていました。
しかし、決勝まで進んだ挙句にナダルを相手にフルセットの戦いを演じましたし、
その後なんだかんだで6大会連続決勝進出中と久々に負けない選手の登場を見た気がします。

以前危ういと思ったメンタルも、ピンチや重要な場面で果敢に攻撃をしかけますし、
しかもそれで絶大な効果を出していまして、いつの間に克服してしまったようにすら見えます。

今回、ベスト4に残ったは23歳くらいまでの選手はニュージェネレーションズと呼ばれています。
23歳といえば歴代の多くの王者達は既にNo.1に就任している年齢であるのですが
以前に比べて選手平均年齢が上がってきた今、23歳はまだ若い選手と分類していいのでしょう。

今回ベスト4に残った選手(メドベージェフ、ズベレフ、チチパス、ベレッティーニ)以外に、
現在のランク順でカチャノフ、オジェ・アリアシム、チョリッチ、デミノー、フリッツ、ルブレフ、ホルカシュ、
シャポバロフ、オペルカ、ガリン等がニュージェネレーションズに
該当するでしょうか。

ランクは下がってますが、ティアフォーやチョンなど若いながらも以前から名が知られている選手も当然入れていいでしょう。
24歳のキリオスはどうでしょう。ギリギリニュージェネレーションとは呼ばないかもしれません。
(区切りとしては1996年生まれ以下が対象となるでしょうか)

これら選手は次第に上位選手に勝つことができるようになっていますが、
特に
・ビッグ3に勝てるか
・グランドスラムでビッグ3に勝てるか
・グランドスラムを制覇できるか
という3つの巨大な壁を登らなくてはいけません。

ここから抜け出してくる選手がきっといるはずですし、まだ芽が出ていない選手が一気に出てくる可能性もあります。
以前はグランドスラムのみならず、マスターズですらビッグ4が支配していましたが
現在マスターズではもはや必ずしもそのような状況ではありません

以下は今年のマスター優勝者です。
・ティエム
・フェデラー
・フォニーニ
・ジョコビッチ
・ナダル
・ナダル
・メドベージェフ
・メドベージェフ

まあ、8大会中4つをビッグ3が制してしまっていますのでまだその存在はとても大きいですが結構混戦模様になってきています。
特にメドベージェフは一昨年のズベレフ以来の、年間複数マスターズ優勝(ビッグ4は当然除く)となっていてその存在感を見せつけています。

因みにそれ以前のマスターズ複数優勝は2007年のナルバンディアンでした(当然ビッグ4は除く)。
ナルバンディアンの優勝はその年の最後の2つのマスターズでした(当時はマドリードとパリ)。
当時、年間通じて大暴れしていたのがフェデラーとナダルですがこの両者が小休止に入った年末に
優勝をかっさらったようなイメージでもあります。しかし実際は違うんです。

この時のナルバンディアンの優勝は素晴らしく、マドリードでもパリでもフェデラーとナダルの両方を下しているのです。
特に圧巻はマドリーの方で、2回戦のベルディフから、デル・ポトロ、ナダル、ジョコビッチ、そしてフェデラーと
今見るとものすごい面子を下しての優勝でした。当時デル・ポトロはまだ50位台でしたがジョコビッチは既に3位だったので
トップ3を全員下しての優勝だったということになります。因みにナルバンディアン自身は25位でした。

続くパリでもアルマグロ、モヤ、フェデラー、フェレール、ガスケ、ナダルの順に下しました。
翌年にはランクもトップ10に返り咲いていますがまあ正直、ここがナルバンディアンの最後の華だったといえます。
しかし当時、ナルバンディアンは25歳。今の感覚で言うとまだまだこれからの選手ではあるんですけどね。
当時はまだ25歳ピーク説が非常に有効な時代だったと申せましょう。
それよりも、同世代のフェデラーがこの後更に12年以上活躍することになるとは誰が想像したでしょうか。

少し話がそれてしまいました。
さて、今回で6大会連続の決勝進出を果たしたのがメドベージェフです。

現役の記録を見てみましょう。

6大会連続 メドベージェフ
7大会連続 マレー
9大会連続 ナダル
17大会連続!! フェデラー、ジョコビッチ

ん~次元の違う記録を見せて付けている選手はいますが、
ビッグ4に食い込んだということではその意味は大きいのではないでしょうか。
この記録もまだ継続中ですしね。

因みにフェデラーにはこれ以外にも9大会連続が1つと7大会連続が1つあります。
ジョコビッチには7大会が1つ、ナダルにも7大会が1つ、マレーには6大会が1つあります。
まあ、やっぱりこの人たちは次元が違いますね。
今後少しでもニュージェネレーションズがこういった記録に食い込んできますように。


され歴代でいくと、これ以上の記録があります。
そう、当サイトと言えばこの人。

イワン・レンドル。実に18大会連続!!おめでとうございます。

その他の記録を見てみると
13大会 ビラス、ボルグ
11大会 マッケンロー
9大会 コナーズ(2回)、ナスターゼ
となります。

その他、メドベージェフと同じ6大会連続というのを記録しているのが
ゴッドフリート、ケント・カールソン、ムスターの3人で
それ以外に記録を残している人がいないというのが驚きです。

サンプラス、アガシ、ベッカー、エドバーグ等、いずれも達成していません。
こうしてみるとメドベージェフ、ビッグ4が無茶苦茶なだけで、十分にすごいことをやってのけてますね。
今の選手たちは良い記録を作っても大したことがない評価されてしまうので気の毒で仕方がないです。

最後に連続記録保持者であるレンドルの凄い記録をもう一つ。
18大会以外にも、8大会が1つ、7大会が2つ、そして6大会が3つ!!もあります。

凄い!!
やっぱりこの人凄い!!

しかも、18大会の決勝の内訳は15勝3敗(83.3%)です。
17大会を記録しているジョコビッチは13勝4敗(76.5%)、フェデラーは12勝5敗(70.6%)ですから率も抜きんでてます。


まあ、敢えてケチをつけようと思えば付けられなくもないんですけどね。
というのもレンドルの18大会にはグランドスラムが一つもない。
1981年の秋から1982年にかけて作られた記録であり、年末ファイナルはあるのですが
当時全豪には出場していなかったため、グランドスラムは含まれていないのです。

そこへ行くとフェデラーとジョコビッチはいずれもグランドスラム4大会を含んでおり
それぞれ3勝1敗とさすがにグランドスラム戦績ということではレンドルを上回るものを見せてくれています。
どちらも唯一の敗退は全仏で、フェデラーはナダル、ジョコビッチはバブリンカでした。

メドベージェフは6大会のうち優勝は3大会です。
最初にキリオスに敗退しました、その時のスコアは「6-7 6-7」です。
あと2つの敗退はいずれもナダルで、あの激戦となった全米を含みます。
こうしてみると数字以上に非常に頑張った記録ともいえるのです。

ビッグ3をニュージェネレーションズが超えてきたという印象で語られる今大会ですが
肝心のメドベージェフは実はビッグ3と対戦していませんでした。
ビッグ3との対戦は精神をすり減らすとの理屈で行けば、ズベレフとチチパスに大変なところを担ってもらい
メドベージェフは漁夫の利を得たと取れなくもないのです。
もちろんシンシナティでジョコビッチを下してそのまま優勝していますのでそのような安易な評価が該当するわけではないのですが
正に先述の、ビッグ3に勝つ、グランドスラムで勝つという大きな壁に今後真っ向勝負で挑んでほしいと思えるそんな選手になってくれています。



  1. 2019/10/17(木) 12:25:50|
  2. 2019年10月~12月
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2019年、上海マスターズはベスト4へ

今回の上海マスターズは若いベスト4が揃ったことが話題になっています。

・メドベージェフvsチチパス
・ズベレフvsベレッティーニ

メドベージェフとベレッティーニが23歳、チチパスとズベレフは21歳です。
この若さの選手がマスターズでベスト4を占めるのは1999年のハンブルク以来実に20年ぶりとのことです。
並みにその時のメンバーはリオス、サバレタ、モヤ、ラペンティでした。

久々の若い選手達というだけでなく、今回はチチパスとズベレフが、ジョコビッチ、フェデラー
という巨頭2名を直接倒してのベスト4進出ということで衝撃度も強くなっています。

若い選手の台頭は随分前から期待されていたものでしたが、
活躍するにしても断片的でありテニス史上の巨大な存在を脅かすには至りませんでした。

今もってまだ脅かしているとまでは言えないのかもしれませんが、
それでも若い選手たちの中でも確実に強い選手が明確になってきています。

今回のチチパスvsジョコビッチもズベレフvsフェデラーもフルセットの接戦でした。
集中した中で打ち負けなかったというのは非常に大きかったのではないでしょうか。
まともな打ち合いで打ち負けないケースが増えているのは実力差が縮まっている証拠です。

ベスト4に残っている4人の中では、ベレッティーニがキャリアが一番少ない選手でしたが、
今年は2タイトルを取り(グラスとクレー!)、全米のベスト4で一気にランクを上昇させました。
現在自己最高の13位ですが大会終了後には間違いなく更に上に来るでしょう。
準々決勝ではティエムを下しました。ティエムはビッグ3に次ぐ地位の選手ですから
これも大型勝利だったといっていいと思います。

上位と当たる機会の少なかったベレッティーニはビッグ3との戦績がほとんどありませんが
その他の3人はなかなか有効に戦っています。

ジョコビッチに勝利したチチパスはこれでジョコビッチ戦を2勝1敗としましたし、
今年の全豪で2連覇中のフェデラーを下したのは記憶に新しいです。
ズベレフはフェデラーとの対戦成績を4勝3敗としまして、ジョコビッチにも2勝3敗と健闘しています。
メドベージェフはフェデラーからの勝利はありませんが対ジョコビッチは2勝3敗でこのところ2連勝しています。

皆、現在の最強選手であるジョコビッチと互角に近い戦いができているのは凄いです。
ジョコビッチは完璧な選手ですから、勝つには
総合力で負けずに、更に試合中にも好調を維持し続けないといけません。
立派に戦えているのはどの選手も世界のトップクラスであることを証明しています。
ただし、グランドスラムではまだ誰もジョコビッチに勝利できていない点は指摘しておく必要があるでしょう。

こうして見てみると、将来有望な若手の最大の壁はナダルであることがわかります。
ジョコビッチ、フェデラーとは互角に渡り合う力を備えている彼らですがナダルにはほとんど勝てていないのです。


いずれにしろ、今回ナダルは出てきていません。
この若手中心となったレースを誰が制するのか、
今後の勢力図を占う上でも大きな意味があるでしょう。
長くズベレフが若手をリードしてきていましたが、今年の勢いではメドベージェフが先頭に居ます。
ただし、そこに大きな差はありません。
西麓図がどう固まっていくのか、はたまたどの選手も今だけの勢いで終わってしまうのか
今大会だけでなく年度末までの争いや来年以降の争いも楽しみになってきます。


  1. 2019/10/12(土) 10:10:00|
  2. 2019年10月~12月
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2019年、楽天オープンはジョコビッチが他を圧倒

さすがはNo.1。
その圧倒的な圧倒性で圧倒感を見せつけました。

今回は出場選手の面子を見ても、かなり安心感のある優勝候補だったわけですが
それでも怪我あけということで気になる部分があったのは事実です。
ただ、体に問題がなければこの結果は当然の帰結だったでしょう。
様子を見ながらも確実に取れるポイントを取っていった感じで、
無理なく堂々と王者であることを証明した形になります。

ジョコビッチのテニスは正確で安定していてショットの幅が広くて守備は鉄壁でと
知っていたことでしたがスキがなさすぎます。
フェデラーやナダルが誰にも真似できない特殊性を大いに感じさせるとは対照的に
ジョコビッチは全てのテニス選手の最終到達点なのではないかと思わせるほど完全体然としています。

フェデラーがフリーザ、ナダルがブウ、ジョコビッチがセル、かな。
違うかな。ちょっと忘れてください。

楽天オープンはトップ選手の欠場が相次ぎ、
結果としてジョコビッチの復帰戦として大変手頃な大会となったのは事実です。
しかし、同時に行われた北京の大会の方は中々に熱い実力拮抗の熱戦が行われました。

優勝したティエムはマレー、カチャノフ、チチパスとの連戦でしたし、
準優勝のチチパスもイズナー、ズベレフからの勝ち上がりでした。

北京では初戦から、ティエムvsガスケ、イズナーvsモンフィス、ルブレフvsディミトロフ、
クエリーvsバウティスタ・アグー、シュワルツマンvsベルダスコ、ズベレフvsティアフォーなどと
見どころの組み合わせが多く、大会としての盛り上がりは楽天よりも上だったかなと思います。

上海マスターズが設置されて以降、選手も北京から入った方が楽なんでしょうかね。
東京に来る選手は少ない傾向にあって寂しい限りです。

勢いに乗ったジョコビッチは上海でも優勝候補となりますです
年末に向けてのポイント争いでは2位のナダルが優勢という雰囲気だったのですが
ここへ来てナダルは手首の怪我で上海を欠場することになってしまいました。

上海を欠場してしまうと、それ以降はナダルとしては最も不得手とするインドアシーズンになりますし
ジョコビッチの好調がこのまま維持されるようなことがあれば
ナダル優位の年末ランク争いも評価は覆ってくる可能性があります。

年末はファイナルの出場権争いももちろん盛り上がってきますが。
1位争いが激しいというのもまた熱いものがあります。
惜しむらくは怪我による混戦の気配があるということで
最後には好調の頂上決戦が観られるなどすれば嬉しいものです。


  1. 2019/10/07(月) 12:00:00|
  2. 2019年10月~12月
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レジェンド選手たちの共演(追記あり)

Youtubeに上がっていた動画が面白かったので取り上げてみます。

40分以上の長い動画である上に日本語字幕はないので、観てくださいとは言いませんが
個人的にとても面白かったので内容をかいつまんで紹介したいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=nuoAknS29pA

タイトルは「US Open 2019 Legends Videocast with Lendl, Becker, McEnroe, Wilander

2019年全米開催に合わせてニューヨークでかつてのレジェンドたちが集まって会話をしています。
レンドル、ベッカー、マッケンロー、ビランデルの4人です。

ビランデルが司会進行でレンドルがゲストで招かれているという形になっています。
レンドルへの質問が多いですが、皆、思い思いに今のテニスや過去の思い出について語っています。

過去の話では冷戦時代のことやお互いの対戦の思い出などにも触れていて興味は尽きないのですが、
特に印象的だったのはレンドルが全米のナイトセッションが好きではなかったと語ったことでした。
滅法強かった印象があるのですがそう感じていたとは意外です。

さて、会話の中でも今のテニスと自分たちのテニスを比較した内容は興味深いものでした。
いくつかピックアップしてみます。

まず、レンドルに対して自分のプレーを今の選手に当てはめると誰になるかという質問が出ました。
レンドルが答えを濁していると、
今は全員が君みたいにプレーしてるんだから皆答えを知りたがっているよとマッケンローがけしかけ、
ビランデルがジョコビッチとナダルを混ぜた感じではないか、という提案を出しました。
それを受けてレンドルは、しいて言うならジョコビッチ、
ジョコビッチをよりアグレッシブにした感じ、という回答をしました。

ここで注意としては、おそらくレンドルとジョコビッチ、両選手のプレー動画を直接比較した場合、
ジョコビッチの方がアグレッシブにプレーしていると感じるのではないかと思います。
しかし、これは時代が違うということを念頭に置かないといけません。
ほとんど強打することがなかった時代に強打の概念を持ち込んだレンドルはまぎれもなく当時最高にアグレッシブな選手であり
誰もが強打に依存している現代にあって、守備や技巧で応対できるジョコビッチは最もアグレッシブな選手ではありません。

この部分は実はレンドルが動画の少し後ろの方でも述べています。
ベッカーから出た質問で、今の3強時代を自分たちの時代と比べてどうかという部分で
レンドルの回答は、どうしても直接比較するのは難しい、敢えてするならば、
同じ時代の中でのプレー比較や業績による比較になるだろう、ということを述べていました。

さて、自分のプレーを今の選手に当てはめると誰か、という質問はベッカーにも及びます。
ベッカーも答えに窮します。同じスタイルの選手が皆無という時代ですからレンドル以上に難しい質問です。
ビランデルはチチパスを提案しています。ダイビングボレーを見せたり思い切りの良さに共通点を感じるということです。
次にレンドルの提案は、キリオスじゃないの、というものでした。
これは結構ありかもしれないですね。もちろんキャリア実績は全然違いますが
スタイルで言えば、パワーと技術を併せ持った才能型という部分で共通しています。

ベッカーはこの提案を受けてメンタル部分は似ていると回答しました。
もちろん謙遜でしょう。さすがにそれはないだろとレンドルは否定していました。
キリオスメンタルだったらベッカーはあれほど勝てなかったはずです。

続いて、ビランデルからサーブについての話題が出ました。
今の選手はパワーがはあるが、サーブが昔ほど効果的であるか疑問に思う、
ベッカーもレンドルも非常に優れたサーブを持っていたが、これについてどう感じるかというものです。
レンドルは現在の素晴らしいサーバーとして、フェデラーの名前を上げました。
カルロビッチやイズナーではなく真っ先にフェデラーでした。また他の全員もこれに同意したのは印象的です。
サーブの良さはスピードだけではなく総合力であることを述べ、
隣にいたマッケンローのサーブの優秀性を指摘し、彼も今もって優れたサーバーであるということを語っていました。

続いてビランデルはレンドルがコーチとしても成功していることを指摘し、
マレー、ズベレフを指導した経験を踏まえ、若手がビッグ3についていけていない理由は何かと質問を投げかけました。
ベッカーも、チチパスを例にとり、全豪ではフェデラーを下したものの全米では初戦敗退したことを指摘しました。
このようなことが起こっている現状、ビッグ3がいなくなっても勝ち続ける選手がいないのではないかということです。

レンドルの回答は、メンタル面も考えられるとしながらも直接の明言を避け、
しかしもう少し様子を見てあげたいと言っていました。
彼らは20代前半であり、今の33歳が我々の頃の27歳であるから、まだまだこれからだというのです。
この年齢の考え方についてはそこにいた全員が同意していました。
かつての27歳が33歳ということは、およそ5~6歳上振れさせるということになります。
昔は30歳で引退が普通でしたが今でいえば35歳ということになるでしょうか。
この感覚は面白いと感じました。現代の年齢分布をそのように修正しながら見てもいいかもしれません

もう一つ、ベッカーから出された話題で、
今の若い選手はショットパワーはあるがプレーの構築ができていないという指摘がありました。
レンドルも、今の選手はストロークに非常に多くの回転をかけているため、
ショートボールの良さはあるのだが、球に深さがないという点を指摘しました。
今一番深い球を打っている選手は誰かというと、おそらくジョコビッチになる。一番リターンの深い選手も、ジョコビッチ。
世界一のリターンを持つ選手、そして世界一の選手といえば、いずれも答えはジョコビッチ。
このように深さというのは非常に多くの物をもたらすのだ指摘しました。
現役時代に球の深さで試合を支配していたレンドルの意見ということで非常に重みがあります。

ナダルが分かりやすいです。全米決勝を観ていても、
明らかに押されている場面と押している場面とがありましたが、両方の場面で球の深さが露骨に違いました。
完全に好不調のバロメーターになっているのです。
これは昔からナダルの癖というか特徴ではありました。
そして、この件に関してはメドベージェフのプレーも気になりました。
というのも、決勝でのメドベージェフは想像以上に深く球を打っていたのです。
以前のプレーとしっかり見比べていないのではっきりしたことは言えませんが
メドベージェフ躍進のカギはこの辺りにあるのかもしれません。
だとしたらレンドルの指摘は鋭いですね。ズベレフはその点上手くいかなかったのかな。

動画の方は他にもレンドルとマッケンローの直接対決の話や
ベッカーがウィンブルドンで初優勝したときの話など思い出話も多く出て盛り上がっていました。

とても楽しく拝見しました。選手同士というのがいいですね。
TV局が作ったインタビューとかだと取って付けた内容になって妙に違和感があるんですが
気兼ねなく言いたいことを楽しく言っている雰囲気が見てて実に嬉しくなりました。
またこういう動画が上がってくれるといいなあ。


---以下追記---


続編がありました!!

https://www.youtube.com/watch?v=Ub-9ZL7xhaM

日を変えて再度収録しているようです。内容は思い出話の方の比重が大きく、
前回の解説的な趣に比べて楽しい雑談という感じです。

2/2と書いてあるので一応今回の動画はこれにて完結なのでしょうが
とても良かったのでまた是非機会があればやってほしいです。




[レジェンド選手たちの共演(追記あり)]の続きを読む
  1. 2019/09/10(火) 11:28:00|
  2. 雑記
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2019年、全米はナダルが制覇

素晴らしい決勝でした。
普通は王者が2セット取ったらそのままの名gレで行くものですが、
そこから追いついてフルセットにもつれ、
ファイナルセットでも2ブレークの後に一つ返して接戦にするなど中々に劇的な展開でした。

この大舞台でのメドベージェフの精神的な強さ、そしてマレーを彷彿とさせる抜群の守備力、
他の多くの若き挑戦者とは一味違うというイメージを植え付けてくれました。
間違いなく今一番勢いのある選手です。
調子が良いというだけでなく底力も確実にあるということがわかります。
大会を通じて見事な勝ち上がりでした。

今大会ビッグ3には勝ってないのですが、前哨戦ではジョコビッチに勝利していますし
カナダで完敗だったナダルを相手に、最後まで追い詰めるところまで行けたというのは大きな収穫でしょう。
結果だけを見ると若い挑戦者を王者が退けた形になりますが、もう差は僅かということろでした。

2017年以降、ビッグ3が立て続けにグランドスラムで復活劇を見せましたが、それ以降、
優勝した選手がお互いの対戦以外でこうも苦しめられたというのは本当に少ないです。
あってもデル・ポトロ、バブリンカ、錦織といったキャリア組が相手の時でした。
その意味でも今回のメドベージェフの活躍は強く印象に残るものでした。

そしてナダル。もちろん今大会優勝候補だったわけですけど、
ジョコビッチ、フェデラーが相次いで姿を消す中確実に勝利を重ねていきました。
他の選手も割りとナダルと打ち合えるところまでは来てるんですけど勝負どころの強さで差があったと感じます。
メドベージェフでのみ苦戦したのはメドベージェフの精神的な充実の故ではなかったでしょうか。

しかしナダルはこれでGS19個目のタイトル。30代で5個というのは単独史上最多となりました。
ローズウォール、フェデラー、ジョコビッチが4個でこれに続いています。

ランキング争いもわからなくなってきました。
ジョコビッチとナダルは大会前まで3740離れていました。これはかなりの差です。
今大会の成績だけで逆転できるものではありません。
しかし、ジョコビッチは年末に至るまで今大会の2000、上海優勝の1000、パリ準優勝の600、
ATPファイナル準優勝の1000と失うポイントが4600もあります。一方のナダルは、今大会の720のみです。
そこにジョコビッチは今大会の結果として180、ナダルは2000が足されます。
ナダルのポイントはあとは足されていくだけですが、ジョコビッチは失ポイントとも戦わなくてはいけないのです。
今大会のジョコビッチの敗退の理由が怪我ということもあり、残りシーズンのパフォーマンスは気になります。

メドベージェフはランキング4位に上がります。
近年、ビッグ3に次ぐ選手のポジションは何人かが務めていますがその座はまだ定まりが悪いです。
メドベージェフは果たしてここに定着する選手になるでしょうか。


  1. 2019/09/09(月) 13:02:02|
  2. 2019年7月~9月
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2019年、全米ベスト4

ベスト4が出揃いました。

・メドベージェフvsディミトロフ
・ナダルvsベレッティーニ

準々決勝の4試合は全て20代と30代の対戦という形となりましたが、20代から見て3勝1敗という結果になりました。
ここ数年は30代に圧倒的に支配されていた時代でしたが少し様変わりしてきているということでしょうか。
30代の選手ではナダルだけがシュワルツマンを退けて勝ち残っています。
ディミトロフは28歳と決して若いわけではなくむしろキャリアも十分で復活組という印象ですから
世代交代的な印象が強いわけではありません。
それでも、少し前だったら4人全員が30代でもおかしくない状態でしたので
やはり新しい動きが出てきていると捉えて問題はないのではないかと思います。

ディミトロフとベレッティーニはフルセットでそれぞれフェデラー、モンフィスを下しました。
どちらの試合も見応えのある激戦でした。
突然ふと集中を欠いたようなプレーをしたように見えたフェデラーの負け方は残念でしたが
最後まで喰らい付いたディミトロフの頑張りが奏功したということになるでしょうか。

ベレッティーニvsモンフィス戦に関しては最後の最後までもつれにもつれた大激戦でした。
敗退してしまったモンフィスですが今大会はとても面白い試合を見せてくれました。
まあこの人はいつも面白いのですが、ベテランになったいまでも魅せるプレーをしてくれるというのは嬉しいものです。

ベレッティーニは次にナダルと対戦します。もう思い切っていくしかないでしょう。
ナダルの勝ち上がりは安定していますが、ビッグ3のうち2人が敗退してますから3人目がないとも言い切れないですしね。
敢えて言うならば、ナダルは残った選手のうちベレッティーニが一番やりやすいかもしれないです。
しかしそこはもう、ベレッティーニとしては勢いで向かっていくしかないでしょう。

メドベージェフは大会前の勢いがどこまで通じるかと思っていましたが結局ここまで来ました。
重要なポイントでの集中力が凄く、ここぞというときの仕掛けの大胆さは健在です。
それだけにそれを落とした時の悔しがり方の苛烈さもある意味当然というところなのでしょう。
その辺の気持ちの入れ方は、どんどん強くなっていった頃のジョコビッチに通じるものがあると感じました。

メドベージェフは次にディミトロフとの対戦となります。
どちらも今現在においてオーソドックスからは外れたプレースタイルで戦う選手です。
これは大いに注目したい一戦です。面白い試合になってほしいです。

さて、今年はこれまで全てのグランドスラムでビッグ3同士の対戦が実施されていましたが、
ジョコビッチもフェデラーも敗退したため今大会でのビッグ3同士の対戦は実現しないことになりました。
最強トップ選手同士の対戦を観たかったという気持ちも当然あるのですが、
今回は少し新しい雰囲気が感じられ、これはこれで面白いのではないかと感じます。
昨年の全米もビッグ3同士の対戦はありませんでしたが、ベスト4のメンバーがジョコビッチ、ナダル、デル・ポトロ、錦織でしたから
新しさという感じは全くありませんでした。

20代の3名がナダルにどう挑んでいくかという図式になってきます。
ナダル以外の選手は勝てばいずれもグランドスラム初の決勝進出になります。

仮に決勝進出者が両方とも初めてということになると、
2014年全米のチリッチvs錦織以来5年ぶり出来事になります。(あれからもう5年か・・・)
その前となると、なんと2004年全仏のガウディオvsコリアまで、更に10年もさかのぼらなくてはいけません。


  1. 2019/09/05(木) 14:49:50|
  2. 2019年7月~9月
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